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大屋地爵士のJAZZYな生活

2019年 07月 14日 ( 1 )

ボサノバはお好き?(8) ~ 人生のBGMとして聴いてきた ~

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 「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」が、6日、リオデジャネイロの自宅で死去してからほぼ1週間がたった。この間、新聞の投書欄や文化面への寄稿も見受けられ、その喪失の波紋が大きく広がっていると感じてる。
   

 「ジョアン・ジルベルト」。1931年、ブラジル北東部バイーア州に生まれ、10歳までそこで育つ。父にもらったギターに夢中になり、学校をやめ、リオ・デ・ジャネイロに出て、音楽で生きる決心をするが、まったく売れず、マリファナ中毒になり、友人の家を転々とする苦悩の日々が続く。やがて姉の家に居候生活を始め、一日中バスルームに閉じこもりギターを弾きながら歌を歌い続ける。そんな壮絶な生活の中からサンバのリズムをガット・ギターだけで表現する、「バチーダ」とよばれる独特の奏法を編み出す。その後、ジョアンと出会った「A.C.ジョビン」は、その声とギターに惚れこみ、ジョビンと「ヴィニシウス・ジ・モラレス/Vinicius de Moraes」の手になるボサノヴァの源流とも言われる名曲、「想いあふれて/Chega de Saudade」の録音に参加する。まさに、ボサノヴァ胎動の年、1957年7月のことであった。(再録)
     

 ボサノバ好きの私もこのブログで、「ボサノバはお好き?(1)~(7)」や「和製ボッサはもう懐メロか?(前・後・続)」などのタイトルで記事を書いたこともある。ジャズに限らず、ボサノバも人生のBGMとしてずっと聴いてきたが、特に人生が凝縮されているようなこの歌、「Pra Machucar meu Coração(私の心を傷つけるために)/プラ・マシュカール・メウ・コラソン」を、彼をトリビュートする歌として、「ボサノバはお好き?(8) ~ 人生のBGMとして聴いてきた ~」としてアップするとともに、また、「60歳過ぎたら聴きたい歌」としてもあげておきたい。
    

【 Pra Machucar meu Coração(私の心を傷つけるために) 】  by Ary Barroso
    

「♪ Tá fazendo um ano e meio, amor もう1年半にもなるんだね
  Que o nosso lar desmoronou    僕たちの家庭が壊れてから 
  Meu sabiá, meu violão       僕のウグイス 僕のギター
  E uma cruel desilusão       そしてひどい絶望感
  Foi tudo que ficou         残ったのは それだけ
  Ficou                たったそれだけが残った
  Prá machucar meu coração     私の心を傷つけるために
   

  Quem sabe, não foi bem melhor assim 別れて良かったかなんて誰にもわからない
  Melhor prá você e melhor prá mim  君にとっても 僕にとってもね
  O mundo é uma escola         人生は 学校のようなもの
  Onde a gente precisa aprender    みんなそこで学んでいくんだ
  A ciência de viver prá não sofrer   苦しまないで生きていく方法を   ♪」
                    (翻訳アプリなどで適当に翻訳)
   

 1994年、サンパウロで行われたソロ・ライブの映像と、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」との名盤「Getz/Gilberto」(1964) から。


「João Gilberto - Pra Machucar Meu Coração - São Paulo - 1994」

         
    
     
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 ゲッツ/ジルベルト/Getz/Gilberto
 スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト/Stan Getz & João Gilberto
 ユニバーサル ミュージック




          
「Para Machuchar Meu Coracao - Stan Getz & João Gilberto & Antonio Carlos Jobim」

          
   
    
   
   


by knakano0311 | 2019-07-14 14:43 | サウダージ