大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:地域の中で・・・( 409 )

路傍の花、樹々の鳥(333) ~ 塀に沿って咲く ~

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 塀に沿って季節の花が咲いている。「ノギク(野菊)」、「サザンカ(山茶花)」、「バラ(薔薇)」。蔦系の紅葉も美しい。「花の壁」なら、「Flowerwall」、「壁の花」なら「Wallflower」。「Wallflower(壁の花)」というのは、パーティーなどで社交の輪に加わらずに壁際でひとりじっとしている女性、もともとは、舞踏会で、踊りに誘われず壁際に立っている女性をいった言葉と記憶している。

 ということで今宵の曲は、「ウォ-ルフラワー/Wallflower(壁の花)」。「ボブ・ディラン/Bob Dylan」によって、1971年に作られ、録音された曲だという。「ダイアナ・クラール/Diana Krall」のアルバム、「Wallflower」(2015)のアルバム・タイトル曲。

 実は「壁の花(wallflower)」という花が実際にあるんですね。黄色やオレンジの香りのよい花で、「ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)」という和名をもつアブラナ科の多年草だという。

【 Wallflower 】   by Bob Dylan

「♪ Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won't you dance with me?            僕と踊りませんか
  I'm sad and lonely too              僕も一人だから
  Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won't you dance with me?             僕と踊りませんか
  I'm fallin' in love with you             あなたに恋してしまったから

  Just like you I'm wonderin'            何をしてるんだろうと
         what I'm doin' here                不思議に思ってるね
  Just like you I'm wonderin'            何が始まるんだろうと
         what's goin' on                  不思議に思ってるね

  Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won't you dance with me?              僕と踊りませんか
  The night will soon be gone            だって夜は短いから

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 アルバム・バージョンと弾き語りバージョンがアップされているようですが、弾き語りバージョンで ・・・。

 WALLFLOWER

 DIANA KRALL / VERVE



「Diana Krall - Wallflower (Session Off TV) 」

          
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by knakano0311 | 2018-11-25 10:29 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(332) ~ 孤高に咲くこの花が好き ~

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 日課のウォーキング。この季節、団地では、「サザンカ(山茶花)」、「ノギク(野菊)」、「バラ(薔薇)」などを見かけることが多いが、目立つのが「コウテイ・ダリヤ(皇帝ダリヤ)」。年々見かけることが多くなってきている。木ではないのに高さは3mを優に超え、周りの木より抜きん出て高く育つ存在感。大輪。名の由来のように優雅さの中にも清廉さがあり、孤高の気高さが感じられるためか人気がたかいようだ。

 私は外来の園芸種にあまり興味はないのだが、この「皇帝ダリヤ」には目を奪われてしまう。高さも低く、数株で群れて栽培されているのもあるが、私は、すっくと高く一本立ちで、孤高に咲くこの花が好きである。

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 今宵のピアノ、「スティーブ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」。1956年アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ、6歳からクラシック・ピアノを始めたが、バークリー音楽院卒業後の1978年、22歳の時、結婚を機に1978年に夫人の故郷スウェーデンに移り住み、ストックホルムの王立アカデミーに入学して、自身のジャズ・カルテットやピアノ・ソロの活動を積極的に展開。その後はずっとスウェーデンでポップス、ジャズ、クラシカルと幅広いジャンルにわたり活動している。

 また女性ヴォーカリストたちとのデュエット作品にも力を入れ、このブログでも紹介した、ノルウェーの生んだ伝説的名歌手、「ラドカ・トネフ/RadkaToneff」のピアノ伴奏を務めた「フェアリー・テイルズ/Fairy Tales (おとぎ話)」(1982年)はジャズ・ピアニストとしての彼の名を高めた。

 ジャズやポピュラー・ミュージックのソング・ライターとして注目を集めていたドブロゴスは1980年代に入ってからは、クラシックの声楽作品にも力を入れ始め、彼の最初の「ミサ曲(Mass 1998)」は高い評価を得て、現在では20ヶ国を超える国々で演奏されているという。

 そんな彼のソロ・アルバム、「エボニー・ムーン/Ebony Moon」(2006)から、「Glade / The Trees」。「glade」とは、「低湿地、林間の空き地、凍らずに残った場所」という意味だが、そんな場所にある木々が、孤高の美メロとともに浮かんでくるような演奏。

 エボニー・ムーン

 スティーブ・ドブロゴス / BLUE GLEAM



「Glade / The Trees - Steve Dobrogosz」

          
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by knakano0311 | 2018-11-20 14:58 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(331) ~ ウォーキング・コース、秋の実いろいろ ~

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 買い物の足を紅葉が綺麗な公園まで延ばしてみる。この公園、葉の紅葉ばかりでなく、いろいろな実が楽しめ、またそれらが採れるので、木工細工の材料集めにも重宝している公園でもある。「フウ(楓)」、「スギ(杉)」、「ドングリ」、「松ボックリ」などは子供が工作で最も喜ぶ実である。

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 公園から「ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨)」の紅葉とユーモラスな白い実を楽しみながら、猪名川の渓に沿って歩く。「シャリンバイ(車輪梅)? 」の暗紫色、「ハナミズキ(花水木)」
「モチノキ(黐の木)」の実の赤、「クスノキ(樟、楠)」の実の黒と色とりどり。

 さて今宵の曲は、「オータム・ノクターン/Autumn Nocturne」。この美しいバラード、失恋の歌で、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」や「カッサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」の歌唱がありますが、演奏で聴くのも味がある。そこで演奏は、泣きのサックス、「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」。アルバムは、「ノクターン・アンド・セレナーデ/Nocturnes And Serenades」(2006)から。

Nocturnes & Serenades

Scott Hamilton / Concord Records



「Autumn Nocturne - Scott Hamilton」

          
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by knakano0311 | 2018-11-19 11:21 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(330) ~ 紅葉の多田神社へ、ひときわ目立つのは大きな銀杏の樹 ~

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 清和源氏発祥の地、紅葉の「多田神社」へと「ノギク(野菊)」、「サザンカ(山茶花)」、
「コウテイダリヤ(皇帝ダリヤ)」などが楽しめる道を歩く。我が家から25分くらいでしょうか、ちょっと汗ばむくらいのちょうどいい距離。由緒ある神社で、地域の紅葉の名所とあって、静謐な境内には、七五三詣で、我々と同じように紅葉を楽しむ人がちらほら。まだ十分に紅葉していない樹もあるが、苔の緑との対比が鮮やか。

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 その中でも、大きな「イチョウ(銀杏)」の黄色がひときわ目立つ。「水戸黄門」お手植えとか ・・・。

 さて、今宵の歌は、「Tall Trees in Georgia(ジョージアの大きな木)」 。「バフィ・セント=マリー/Buffy Sainte-Marie」の1968年の作品で、「I'm Gonna Be A Country Girl Again」というアルバムに収録されているという。

 この「バフィ・セント=マリー」というシンガー・ソングライター、映画「愛と青春の旅だち(原題:An Officer and a Gentleman)」の主題歌、「ジョー・コッカー/'Joe' Cocker」と「ジェニファー・ウォーンズ/Jennifer Warnes」のデュエットで大ヒットした「Up Where We Belong(愛と青春の旅だち)」を作ったことや、映画「いちご白書(原題:The Strawberry Statement 」の挿入歌、「サークルゲーム/The Circle Game」を歌ったことで知られている。

【 Tall Trees in Georgia 】   by Buffy Sainte-Marie

「♪ Tall trees in Georgia,   ジョージアの高い木の林
   They grow so high    大きく育ったその木の影は
   They shade me so     わたしをすっぽりと覆うくらい
   And sadly walking     苦労して低木の茂みを抜けて   
   Through the thicket I go  やっとたどり着いたものだ  

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   When I was younger      私が若かった頃
   The boys all came around   たくさんの少年たちがわたしを取り囲んだ
   But now I’m older          しかし、大人になった今
   And they’ve all settled down  彼らは皆結婚して身を固めてしまった
   Control your mind my girl     もういい加減に覚悟しなさいよ   
   And give your heart to one     一人の男に絞りなさい
   For if you love all men         多くの男にうつつを抜かしても
   You’ll be surely left with none    結局、誰とも続かないよ

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」


 「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌唱で。1996年1月3日、ワシントンDCにある老舗のジャズクラブ、亡くなる10ヵ月前となる1996年の1月3日に行った、ワシントンDCにあるジャズ・クラブ「Blues Alley」でのライブ、ファンにとっては歴史的とも言える最後の絶唱をすべて収録した追悼盤、「Nightbird」(2015)から。

 エヴァは8歳の頃、この歌が収録されている「バフィ・セント=マリー」のアルバムに夢中だったようで、ライブの中でも「幼い頃よく聴いていた曲」と紹介している。

Nightbird

Eva Cassidy / Imports




「Eva Cassidy - Tall Trees in Georgia」


          
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by knakano0311 | 2018-11-18 22:51 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(229) ~ 常緑樹なのに?? ~

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 時々行く伊丹の大型ショッピングモール。所用のついでに買い物と昼食のため寄ってみた。日課のウォーキングはこの近辺でと周辺を歩くことに。前を流れる川沿いの公園の紅葉が見事。その中で、紅葉がひときわ目立つ木には、いくつも実がなっている。青い葉をみると「ソヨゴ」によく似ているが ・・・。「ソヨゴ」は、「冬青」とも書くように、冬でも美しい濃い緑の葉が魅力の常緑樹のはず。確信はないが、もし「ソヨゴ」だったら、枯れているわけでもないのに、こんなに紅葉しているのを見るのは初めて。何の木か分からないというのが正直なところ。ウォーキングを続けて猪名川べりを歩く。轟音で顔を上げると、伊丹空港から飛立ったジェット機が雲の中に消えていった。

 今宵の曲、「イブニング・イン・ザ・パーク/Evening in the Park」。「ケニー・ドリュー・トリオ/Kenny Drew Trio」のアルバム、「Impressions/パリ北駅着、印象」(1988)から。

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 私にとって、「ケニー・ドリュー/Kenny Drew」は、アメリカ出身のジャズ・ピアニストであるが、「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」と並んで、ヨーロッパ・ジャズ・ピアノへの鳥羽口を開いてくれたアーティストである。ジャズ・プロデューサーの「木全 信(きまた・まこと)」氏がプロデュースした水彩画風のジャケット、メロディを重視し、優しいタッチの演奏は、アメリカン・ジャズには感じられなかった新鮮さを感じ、美メロが好きな軟弱なJAZZファンである私は、夢中になって行ったような気がする。

「ケニー・ドリュー」は、ハード・バップ・ピアニストの一人で、ニューヨーク出身であるが、アメリカを出て、ヨーロッパに活動の場所を移したジャズ・ミュージシャンのひとり。「バド・パウエル」、「デクスター・ゴードン」、「デューク・ジョーダン」、「マル・ウォルドロン」などもそうである。1961年にフランスに移住、64年からはデンマーク、コペンハーゲンで「ニールス・ペデルセン/Niels Pedersen」らとトリオを結成し、活動の本拠地にした。黒人ジャズメンにとって、人種差別のあるアメリカより、自由な空気が流れ、活気あふれるヨーロッパのジャズ・シーンの方が、はるかに居心地がよかったのであろう。

 今風に言えば、ヨーロピアン・スムース・ジャズ・ピアノというところか・・・・。しかし、単なる心地よさだけではない、ヨーロッパを感じさせる透明感のある演奏が人気を呼んだのであろう。

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パリ北駅着、印象/Impressions
ケニー・ドリュー・トリオ
エムアンドアイカンパニー




「Kenny Drew Trio / Evening in the Park」


           
   


     
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by knakano0311 | 2018-11-15 13:48 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

わが街の紅葉が好き

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 公園、ウォーキングの道筋、多田神社、遊びの山 ・・・、今いたるところで紅葉が美しいわが街。

 秋の歌。今宵は、「Autumn In New York(ニューヨークの秋)」。「そこで生まれて育ったわけでなないが、NYは私を受け容れてくれる。やっぱり大好き この街が一番」。そんな想いにあふれた曲。

 作詞・作曲は、「ヴァーノン・デューク/Vernon Duke」。ロシア貴族の御曹司だったが、ロシア革命を逃れ、合衆国に家族で亡命、ガーシュインの勧めでポピュラー音楽の世界に入ったという。そんな彼が、1934年、ミュージカル・ショー、「Thumbs Up!」のために作曲した曲の中の1曲で、13年後、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」のレコーディングによりヒットした。

【 Autumn in New York(ニューヨークの秋) 】  by Vernon Duke

「♪ Autumn in New York         ニューヨークの秋
   Why does it seem so inviting    どうしてこんなに魅力的なんだ
   Autumn in New York        ニューヨークの秋
   It spells the thrill of first-nighting  まるで初日の幕が開くようにワクワクする

   Glittering crowds and shimmering clouds きらびやかな人びと、キラキラ光る雲
   In canyons of steel          摩天楼の谷間に漂うそれらを見ると
   They're making me feel - I'm home  ああ、我が家に帰ってきたんだと実感する

   ・・・・・・・・・・・・・・・・

   Lovers that bless the dark      夜の闇に感謝し     
   On benches in Central Park     セントラルパークのベンチに座る恋人たち
   It's autumn in New York       それこそがニューヨークの秋
   It's good to live it again        やっぱりこの街が一番 ♪」

 随分昔に、ニューヨークを訪れたとき、ちょうど「ニューヨーク・シティ・マラソン」に出くわしたことがある。もう数時間以上前に先頭はゴールインしたが、摩天楼に明かりが灯る夕暮れ近くなっても、タイムなどはまったく関係なく、ゴールの「セントラルパーク」に笑顔で帰ってくる多くのランナーたち。そんな光景を見て、この人たちは、この街を走ることが本当に好きなんだと感じたことを思い出した。

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 さて、「ニューヨークの秋」。歌う歌姫は、「キャロリン・レンハート/Carolyn Leonhart」。1971年、ニューヨーク生まれのジャズ・ボーカリスト。父は、ベーシストとして名高い「ジェイ・レンハート/Jay Leonhart」。音楽一家に育ったため、早くからその音楽的才能の開花を期待されていたという。高校で音楽教育を受け、ゴスペル・コーラス・グループで歌い、ジャズへの傾倒を深めていった。やがて、「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet(MJQ)」の「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」に見出され、2002年、日本のレコード会社、「キングレコード」から自信名義のアルバム、「Autumn in New York」でデビューを果たした。

 ニューヨークの秋

 キャロリン・レンハート、 デヴィッド・マシューズ・トリオ キングレコード



「Carolyn Lenhart - Autumn in New York」

          

 「歌モノを奏でたらこの人」と定評のあるのが、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」。彼のトリオでの演奏を。アルバムは、「Live at Village Vanguard」(2007)から。

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Live at the Village Vanguard
ビル・チャーラップ/Bill Charlap Trio
Blue Note Records



「Autumn In New York - Bill Charlap Trio」

          
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by knakano0311 | 2018-11-14 14:10 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

あちらこちらで文化祭やイベントが ・・・

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 11月3日は文化の日。週末、我々の地域でも、あちらこちらで地域の文化祭やイベントが行われている。我が団地では、2日間にわたって、「グリーンフェスタ」。お隣り、猪名川町では、「いながわまつり」。森林ボランティアの活動フィールド近辺では、「黒川里山まつり」。午前中、買い物がてらちょっと会場の自治会館を覗いてみたが、絵画、書道、写真、盆栽、手芸、菊作りなど、多方面の趣味の分野で、住民の力作が多く展示され、訪れる人も多く、活気にあふれていた。この文化祭、高齢化、マンネリ化など多くの問題も抱えているが、趣味が高齢者の仲間作りに繋がり、展示のイベントが人集めに繋がり、地域の交流の場になればいい。

 「taste」には、「味、味質、風味、一口、味見、ちょっとした経験、気味」といった意味の他に、「し好、趣味、審美眼、センス」という意味もある。そこで、今宵の曲、「蜜の味/A Taste Of Honey」。「リック・マーロウ /Ric Marlow」作詞、「ボビー・スコット/Bobby Scott」作曲で、1960年に上演された同名のブロードウェイ・ミュージカルのために作られたという。

【 A Taste Of Honey 】  by Ric Marlow , Bobby Scott

「♪ Cold winds may blow   冷たい風が
  Over icy seas        厳寒の海を渡って吹いてきたら
  I'll take with me      君を温暖の地に
  The warmth         連れて行こう

  A taste of honey      蜜の味
  A taste much sweeter   その味は
  Than wine         ワインより甘い

  ・・・・・・・・・・・・・・    

  I will return        きっと
  I will return        きっと
  I'll come back       帰ってくるよ
  For the honey       あの蜜の味と
  And you          君のために  ♪」

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 多くのミュージシャンがカバーし、「ビートルズ/The Beatles」もこの曲を取り上げているが、なんといっても、1965年、「ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス/Herb Alpert & The Tijuana Brass」のカバーが大ヒットとなり、同年のグラミー賞最優秀レコード賞を獲得した。

 今宵は、スピリチュアル・ヴォイスで、独自のR&B/ブルースの世界を創り上げている歌手、私ご贔屓の「リズ・ライト/Liz Wright」の歌唱から。「カサンドラ・ウイルソン/Cassandra Wilson」の後継者なんてささやきもあるようだが ・・・。

 1980年、米南部、ジョージア州生まれ。父は教会の牧師で、音楽監督を務め、母はオルガン奏者だったという。その影響で、幼少よりゴスペルに親しんできたため、彼女の音楽の原風景はゴスペルにあるという。ハイ・スクール時代は聖歌隊に参加、やがてブルース、ジャズに開眼する。アルバム、「ソルト/Salt」(2003)でデビュー。しかし寡作である。デビュー18年にしてわずか6作を数えるのみである。しかし、ゴスペルで培った深みと憂いのあるこの独特のスピリチュアルな世界観、ただものではない。もっともっと評価されていい歌手。

 「A Taste Of Honey」は、2ndアルバム、「ドリーミング・ワイド・アウェイク/Dreaming Wide Awake」(2005)に収録されている。本作ではオリジナル曲を始め様々なジャンルの音楽が取り上げられており、スピリチュアルな個性にくわえ、その奥にある暖かさも前面にでてきている。

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Dreaming Wide Awake
リズ・ライト/Lizz Wright
Verve Forecast



「Lizz Wright - A Taste of Honey」
 
          


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 そして、「パトリシア・バーバー/Patricia Barber」。彼女もジャズ、ロック、POPSの壁を易々と乗り越え、独自の世界をつくるアーティストの一人。1955年シカゴ生まれ。今もシカゴを中心に音楽活動を続けているという。ジャズ・ピアニストで、シンガーで作曲家、しかもバンド・リーダーという多彩な才能の持ち主。そんな「パトリシア・バーバー」を含む、ピュアな美しい声の持ち主の歌姫5人のコンピ・アルバム、「Five Songbirds: A Reference Collection of Female Voices」(2004)から。はるか遠くから聞こえてくるような、えもいわれぬ静けさとエキゾシズムに満ちた歌唱。オリジナルのCDは「Cafe Blue」(1994)。

 Five Songbirds: A Reference Collection of Female Voices  

 Various / Fim



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Cafe Blue
パトリシア・バーバー/Patricia Barber
Premonition Records



「Patricia Barber - A Taste Of Honey」

          
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by knakano0311 | 2018-11-04 17:42 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(228) ~ 延喜式内神社へと続く小道を歩く ~

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 延喜式内神社へと続く小道を歩く。私が住んでいる団地が開発されるまえからの地道らしく、並行はしているが、国道からすこし離れているので、一体どこの山の中かと思われるような道である。

 「延喜式神名帳」に、『摂津国川辺郡 多太神社』とある式内社、「多太(たぶと)神社」。正式には、「ただ」であるが、近くにある清和源氏の祖、「源満仲(920頃~997)」が創建した「多田(ただ)神社(970創建)」と呼称が同じため、地元では「たぶと」と呼んで区別している。祭神は、「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」、「大鷦鷯尊(オオサザキノミコト=仁徳天皇)、「伊弉諾尊(イザナギノミコト)」、伊弉冉尊(イザナミノミコト)」の四神というが詳細は分からないという。享保年間(1716~1736年)のころ、この社を「平野明神」と呼んでいたが、調査で、延喜式内社の「多太社」であることが判り、元文元年(1736年)に、寺社奉行「大岡越前守」によって古い社の由緒を失わないようにと社名を正し、「多太社」と刻んだ社号標石が建てられた。この標石は、今でも残っていて、市指定文化財となっている。

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 野仏。切通し。竹林。傍らの薮には、「ムカゴ(むかご・零余子・珠芽)」。「ムカゴ」は、「ナガイモ(長芋)」や自然薯などのヤマノイモ属の蔓になる肉芽の事で、秋になると「ヤマノイモ(山の芋)」の蔓の葉の付け根辺りに沢山付く。私はこれが大好物。採って、茹でて、今宵の食卓に。

 さて、今宵のピアノ。デンマークを拠点に活躍している新鋭ピアニスト、「サン・ビービー(ソレン・ベベ/Søren Bebe」率いる 「サン・ビービー・トリオ(ソレン・ベベ・トリオ)/Søren Bebe Trio」。曲は、「The Path to Somewhere」、アルバム、「Home」(2016)から。静謐、光と影、仄暗さ、硬質、清冽、優しさ、 ・・・、いろいろな印象で語られる北欧ジャズ・ピアノ。そんな言葉の系譜に連なるアーティスト。

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 2004年にデンマークの「Royal Academy Of Music」を卒業、2006年から「アンダース・モーゲンセン/Anders Mogensen(drums)」、「ニールス・ライド/Niels Ryde(electric Bass)とトリオを結成。「ア・ソング・フォー・ユー/A Song For You」(2012年1月録音)で日本デビュー。「Home」 (2016)。前作からは、ベーシストが、エレクトリック・ベースの「ニールス・ライド」から、ウッド・ベースの「カスパー・タゲル/Kasper Tagel」に変わっている。確かに、エレキベースよりウッドの方がビービーのピアノとは響きあう印象である。ECMレーベルでも知られているオスロの「レインボウ・スタジオ/Rainbow Studio」で録音された本作アルバムは、全曲ビービーの作曲で、彼自身が最高のアルバムと称しているという。

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Home (feat. Søren Bebe, Anders Mogensen, Kasper Tagel)
Søren Bebe Trio/サン・ビービー・トリオ
From Out Here Music



「The Path to Somewhere ー Søren Bebe Trio」

          
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by knakano0311 | 2018-10-23 09:47 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(227) ~ 団地を抜けた小道では ~

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 いつもとウォーキングのコースを変えて、団地を出て、延喜式にも記載されているという古い神社、「多太神社」の脇を通る古い道をゆく。団地とはがらっと雰囲気が変わり、タイムスリップしたような古い古道の面影が残されている。そして路傍には雑草も交えて色とりどりの花が ・・・。「セイダカアワダチソウ(背高泡立草)」、「ガーベラ」でしょうか。

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 ハロウィンも近づいたようで ・・・。

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 7月にはいつも楽しませてくれる「ハンゲショウ(半夏生)」の場所には、「ホトトギス(杜鵑草)」が一面に。我が家にも咲くが、これだけ一面に群生するのも珍しい。

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 お地蔵さんとハロウィンが同居する小道。このお地蔵さんには、いつも花が絶えない。8月には「地蔵盆」も行われており、地域に根付いている素朴な信仰心が窺われる。

 さて、今宵の曲、「So Many Stars」。あの「セルジオ・メンデス/Sérgio Mendes」の1967年のボッサで、「マリリン・バーグマン&アラン・バーグマン/Marilyn Bergman & Alan Bergman」夫妻が英語詩をつけたもの。

【 So Many Stars 】  by Sérgio Mendes, Marilyn Bergman, Alan Bergman

「♪ The dawn is filled with dreams       夢いっぱいの夜明け
  So many dreams which one is mine    きっと私のもあるはず
  One must be right for me         きっとその一つは私の夢

  Which dream of all the dreams      この夢の中のどれだろうか
  When there's a dream for every star   ひとつひとつの星に夢が宿るのは何時
  And there are oh so many stars      こんなにもいっぱいの星が輝く 
  So many stars               いっぱいの星が

  The wind is filled with songs        歌いっぱいの風
  So many songs which one is mine     きっと私のもあるはず
  One must be right for me         きっとその一つは私の歌

  Which song of all the songs        この歌の中のどれだろうか 
  When there's a song for every star     ひとつひとつの星に歌が芽生えるのは何時 
  And there are oh so many stars,       こんなにもいっぱいの星が輝く
  so many stars               いっぱいの星が

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 3人の歌姫の競演。まずは、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」の可憐な歌唱から。アルバムは、「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた/If the Moon Turns Green... 」(2007)。

 ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた

 ダイアナ・パントン / MUZAK/fab.



「Diana Panton - So Many Stars」

          

 「ジェーン・モンハイト/Jane Monheit」。アルバム、「サレンダー/Surrender」(2007)から。

 Surrender

 Jane Monheit / Concord Music Group



「Jane Monheit & Sergio Mendes - So Many Stars」

          

 最後は、「ナタリー・コール/Natalie Cole」のアルバム、「Ask a Woman Who Knows」(2002)。動画は、アルバムリリース後、ロンドンで行われたライブ・パフォーマンスの模様を収録した同タイトルのDVD(2003)から。

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Ask a Woman Who Knows
ナタリー・コール/Natalie Cole
ユニバーサル ミュージック クラシック



「Natalie Cole - So Many Stars」

          
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by knakano0311 | 2018-10-19 09:42 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(226) ~ 青、白、赤、秋の風景 ~

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 樹々の鳥ではないが、頭上を轟音を轟かせて 自衛隊ヘリの編隊が飛んでいく。伊丹にある「中部方面隊創隊58周年記念行事(兵庫県伊丹駐屯地)」に向かうための編隊飛行のようだ。もう風物詩といってもいい毎年の年中行事である。そして、季節ですね、真っ白な「シュウメイギク(秋明菊)」、大量の真っ赤な実をつけた「ピラカンサス(サンザシ属の植物の総称で、日本では、タチバナモドキ/橘擬、トキワサンザシ/常盤山樝子などが栽植されている)」。

 今宵の曲、「アーヴィング・バーリン/Irving Berlin」の「青空/Blue Skies」。ボーカルは、ちょっと前の記事(参照拙ブログ 「天高く」)で歌詞とともに取り上げました。今回は、ピアノ演奏で。

 最初は、「北欧の貴公子」と呼ばれるスウェーデンのジャズ・ピアニスト、「ヤン・ラングレン/Jan Lundgren」。アルバムは、「シャレード/Charade 」(2002)から。

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シャレード/Charade
ヤン・ラングレン・トリオ/Jan Lundgren Trio
エムアンドアイカンパニー/M&I



「Jan Lundgren Trio - Blue Skies」

          

 歌ものを弾かせたらこの人と定評がある「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」。欧州ジャズとはまた違った雰囲気の「Blue Skies」が楽しめる。アルバムは、「夜のブルース/Blue in the Night」(2003)から。

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夜のブルース(紙ジャケット仕様) /Blue in the Night
ニューヨーク・トリオ/New York Trio
ヴィーナス・レコード



「New York Trio - Blue Skies」

          
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by knakano0311 | 2018-10-16 15:22 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)