大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:地域の中で・・・( 389 )

路傍の花、樹々の鳥(219) ~ 炎天の花 咲き始める ~

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 ご近所の家の塀に伸びた蔓。その一本だけに「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の真っ赤な花が咲いた。炎天の花。梅雨明けも間近いのだろうか。

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 最近、ブログ友の方から紹介され、即、私がはまってしまった女性ジャズ・シンガーがいる。「リン・スタンリー/Lyn Stanley」。

 ブルージーで、ジャジー、ノスタルジックなその声だけでなく、この「ノウゼンカズラ」のように、容姿も艶やかで、私のようなシニアのジャズ・ファンにとっては、「よっ! これぞ女性ジャズ・シンガー、女性ジャズ・ボーカル」と声をかけたくなるくらい。彼女は、アナログ・レコード、SA-CD、CD、ハイレゾ・ダウンロードなど、多様な音楽メディアのそれぞれの特徴を最大に引き出し、その音質、ミュージシャン、アレンジ、選曲などで世界中の熱狂的オーディオファンを魅了し、今、世界のオーディオシーンで最も人気を集めている歌手だという。

 「リン・スタンリー」。ワシントン州タコマの生まれ。ブルガリアからの移民だった祖父はオペラ歌手、父親はジャズピアニストという音楽一家に育ったという。歌手としては、遅咲きで、最初は社交ダンサーとして、タイトルにも輝き、世界的に有名な存在だったという。

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 アルバム・デビューは、5年前の2013年。きっかけは、2010年にジャズ・ピアニスト、「ポール・スミス/Paul Smith」と、その妻のシンガーでボーカル・コーチ 、「アネット・ウォーレン/Annette Warren」によって見いだされたことだった。そのデビュー作、「Lost in Romance」は、話題を呼び、世界的な成功を収めたという。

 その彼女の第3作「Interludes」(2015)、第5作「The Moonlight Sessions Volume Two」(2017)と2枚のアルバムを聴き、若い頃、「アン・バートン/Ann Burton」に魅せられて、ジャズ・ボーカルを聴き始めた頃のあの興奮を久しぶりに思い出していた。

 ほとんどがいわゆるスタンダード。この心地よさはなんだろう。しばらく、家でも車でも耳を離せなくなりそうだ。

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Interludes
Lyn Stanley
CD Baby



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The Moonlight Sessions, Vol. Two
SACD
Lyn Stanley
CD Baby



 2枚のアルバムからはYOUTUBEにアップされていないので、2015年ファンクラブの招きで来日し、プライベート・イベントを行った時のハイライト動画をアップしておきます。

「Jazz Vocalist Lyn Stanley LIVE in Tokyo Japan」

          

 すっかりはまってしまった私は、早くも、アルバム、第2作「Potions」を発注。到着が楽しみとなっている。その「Potions」から3曲を。

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Potions
Lyn Stanley
CD Baby



「Lyn Stanley - Cry Me a River」

          

「Lyn Stanley - Lullaby of Birdland」

          

「Lyn Stanley - Fly Me To The Moon」

          
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by knakano0311 | 2018-06-20 11:21 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(218) ~ 梅雨空の花 ~

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 「梅雨」。「梅の雨」と呼ぶのは、「梅の実」のなる頃に梅雨入りするからだという。梅雨の時期までに散ってしまうことから、「墜栗花(ついりばな、ついり)」と呼ばれるのは、「栗の花」。そして、ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、垂直に伸びた花茎の下から上に咲いていき、梅雨明けと共に花の時期が終わるというは、「タチアオイ(立葵)」。そんなことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名で呼ばれているという。

 今宵の曲、「花のワルツ/Valse Des Fleurs」。ロシアの作曲家、「チャイコフスキー/Tchaikovsky」によるバレエ音楽、「くるみ割り人形/The Nutcraker」の中の1曲。演奏は、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」。クラシックの曲をジャズにアレンジし、スウィンギーな演奏で聴かせてくれるアルバム、「幻想のアダージョ/Adagio」(2000)から。

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幻想のアダージョ
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ
マーク・バン・ローン/フランス・ホーバン/ロイ・ダッカス
エムアンドアイカンパニー



「European Jazz Trio ー Valse Des Fleurs (Tchaikovsky)/花のワルツ」

          

 そして、梅雨ということで、もう一曲は、「ショパン/Chopin」の「雨だれ/Raindrop」。「天空のソナタ/Sonata」(2004)から。

 天空のソナタ

 ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / エム アンド アイ カンパニー



「European Jazz Trio - Raindrop (Chopin)」


          
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by knakano0311 | 2018-06-11 12:19 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(217) ~ 初夏の路傍で ~

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 ウォーキングする団地の道も初夏の色が濃くなってきた。街路樹の根元には、「マツバギク(松葉菊)」。色付きを加速しだした公園フェンス沿いの「アジサイ(紫陽花)」。「近畿地方も梅雨入りした」と報じられている。

 さて今宵の歌は、「浜田真理子」。「花笠道中~ Walking After Midnight」から始めましょうか。「♪ これこれ 石の地蔵さん 西へ行くのは こっちかえ ・・・ ♪」で始まる「花笠道中」は、作詞・作曲「米山正夫」による、「美空ひばり」の歌。「Walking After Midnight」は、かなり古い歌で、もともと女性カントリー歌手の「パッツィ・クライン/Patsy Cline」の1957年のヒット曲。飛行機事故に遭い、30才の若さで亡くなっているが、いまでも多くのアーティストにカバーされている。

【 Walkin' After Midnight 】  by Alan Block / Alan W. Block / Don Hecht

「♪ I go out walkin' after midnight      真夜中に歩く
  Out in the moonlight             月の光を浴びて
  Just like we used to do, I'm always walkin'  かって二人でしたように
  After midnight, searchin' for you        真夜中に歩く あなたを探して

  I walk for miles along the highway     ハイウェイ沿いに何マイルも歩く
  Well, that's just my way           それが私のやり方みたい
  Of sayin' I love you, I'm always walkin'    あなたを愛していると口に出す代わりに
  After midnight, searchin' for you       真夜中に歩く あなたを探して

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 ライブ・アルバム、「mariko live ~こころうた~2003.11.21 at GLORIA CHAPEL」(2004)から。歌謡曲とカントリー ・・・、異色の組み合わせだが、違和感は全くない。

Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON

浜田真理子インディペンデントレーベル



「花笠道中~Walking after midnight-浜田真理子」

         

 梅雨入り。さすれば「花散らしの雨」も。 彼女は「セリフからメロディーがついて、だんだん語りになって歌になっていくグラデーションを、やってみようと思ったの。」と語っている。アルバム、「But Beautiful」(2013)から。ライブでの定番曲をピアノ弾き語りでまとめるという、今までのアルバムの作り方を変えて、書き下ろし曲を中心に、「大友良英」らのサポートを受けながら、共につくりあげたという新しい「浜田真理子の世界」。
  

But Beautiful

浜田真理子 / 美音堂



「花散らしの雨-浜田真理子」

         
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by knakano0311 | 2018-06-07 17:32 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(216) ~ 梅雨入りを前にして ~

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 九州地方は梅雨入りしたと報じられている。色づき始めた「アジサイ(紫陽花)」の奥のほの暗い中に、「ウノハナ(卯の花)」と呼ばれる、「ウツギ(空木)」が満開。森林ボランティアをしている公園の山に自生する「ヤマグリ(山栗)」は、もうすっかり花が落ちてしまったが、里の栗の花ははまだ満開。栗の花は、梅雨の時期までに散ってしまうことから、「墜栗花(ついりばな、あるいは、ついり)」と呼ばれる。「ついり」とは、「梅雨入り」のことだという。

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 この時期、あちこちで見かけるのが、よく似た二つの花。上の写真の方が、雄しべが長いので、「ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)」ではないかと思うが、赤い実が、実に可愛らしい。下の写真が「キンシバイ(金糸梅)」でしょう。

 今宵の曲、ブルースのスタンダード・ナンバー、「Come Rain or Come Shine」、「降っても晴れても」という邦題が付いている。1946年のミュージカル、「セントルイス・ウーマン/St.Louis Woman」のために書かれた、「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」作曲、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞の曲。

【 Come Rain or Come Shine 】  by Harold Arlen , Johnny Mercer

「♪ I'm gonna love you like nobody's loved you,  君のことを愛している、他の誰よりも
  Come rain or come shine.            雨が降ろうと、晴れようと
  High as a mountain and deep as a river,    山のように高く、川のように深く愛してる
  Come rain or come shine.            雨が降ろうと、晴れようと

  Well I guess when you met me         たしか最初に会った頃は
  That it was just one of those things,      そんな風には思っていなかったと思う
  But don't you ever bet me,           今は違うんだ、どうして信じてくれない
  'Cause I'm gonna be true if you let me.     本当なんだ 信じてくれ

  You're gonna love me like nobody's loved me,  君のことを愛している、他の誰よりも
  Come rain or come shine.            雨が降ろうと、晴れようと
  Happy together, unhappy together,       幸せな時でも不幸な時でもふたり一緒
  Won't that be fine?                それって素敵じゃないか?

  Day may be cloudy or sunny,          晴れの日も曇りの日もあるだろう
  We're either in or we're out of the money.    お金があるときもないときもね
  I'm with you always.               でも君と一緒
  I'm with you rain or shine.            雨でも晴れでも君と一緒だよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 久しぶりに男性ボーカルの雄、「21世紀のフランク・シナトラ」と評され、世界的にも活躍する­イケメン・ジャズシンガー、「マット・ダスク/Matt Dusk」。1978年、カナダ・オンタリオ州トロント生まれ。女性も男性もカナダはボーカル王国ですね。アルバムは、80人編成ものオーケストラを従えて、「チェット・ベイカー」の代表­曲を大人の魅力でで歌い上げたアルバムで、没後25周年、チェットへのトリビュート・アルバムでもある、「My Funny Valentine: the Chet Baker Songbook」(2013)。

MY FUNNY VALENTINE-THE CHET BAKER SONGBOOK-

マット・ダスク / Rambling Records


  

「Matt Dusk - Come Rain or Come Shine」


          

 ジャズ・ピアノのレジェンド、「ビル・エバンス/Bill Evans」。トリオ演奏は、伝説的名盤、「Portrait in Jazz」(1960)から。パーソネルは、「ビル・エヴァンス(ピアノ)」、「スコット・ラファロ(ベース)/Scott LaFaro」、「ポール・モチアン(ドラム)/Paul Motian」。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック



「Bill Evans Trio - Come Rain Or Come Shine」

          

 やはり、ブルースでも聴きたくなりますね。ロック・レジェンド、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」とブルースのレジェンド、「B.B.キング/B.B. King」のコラボ・アルバム、2000年のグラミー賞最優秀トラディショナル。ブルース・アルバムに輝いた「Riding with the King」(2000)から。

ライディング・ウィズ・ザ・キング

B.B.キング&エリック・クラプトン / ワーナーミュージック・ジャパン



「B B King & Eric Clapton - Come Rain Or Come Shine」

          
    
     
      
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by knakano0311 | 2018-05-29 16:38 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(215) ~ 梅雨の気配 ~

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 梅雨の気配。蒸し暑く、すこし梅雨っぽい天気が続いている。梅雨がなくても困るのだが、爽やかな天気を満喫したあとのこの気候はやや不快。しかし曇り空に映える「ショウブ(菖蒲)」の鮮やかさ。「ホトトギス(杜鵑)」の鳴き声が聞こえたように思えた。

 「ほととぎす 待てど来鳴かず菖蒲草 玉に貫く日を いまだ遠みか」
                        (『万葉集』巻八・大伴家持)


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 そして、 卯月(旧暦4月)に 咲くことから、別名、「ウノハナ(卯の花)」と呼ばれる「ウツギ(空木)」の白の鮮やかさ。唱歌「夏は来ぬ」を思い出す。

 「♪ 卯の花の 匂う垣根に 
         時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて 
                   忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ ♪」  
                       (作詞:佐々木信綱、作曲:小山作之助)



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 今宵は、夭折のディーヴァ、そのチャーミングな歌声と美貌に参ってしまう男性諸氏も多いという美人女性歌手、「べヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」が歌う夏の歌。たった6枚のLPを残して、1960年、28歳の若さで、寝たばこが原因のホテル火災で焼死したとされてきた悲劇の女性歌手。ジャケでお分かりのように「金髪、白人、美人」、かっての女性ジャズ・シンガーの人気の条件をすべて備えている。

 「ビヴァリー・ケニー」は、1932年ニュージャージー州生まれ。シンガーを志したのは、1950年頃だという。「アニタ・オデイ/Anita O'Day」、「クリス・コナー/Chris Connor」や「ジューン・クリスティ/June Christy」、「ジュリー・ロンドン/Julie London」らより少し遅れて登場した歌手。しかし、私が彼女を知ったのは、そのずっと後、日本で彼女の復刻盤が出始めたころである。その端正な美貌と、ちょっと舌足らずの甘い声に魅かれてファンとなった。死因も死亡年月日も永らく分らなかったらしいが、1960年4月13日の夜、離婚した両親それぞれと、彼女のマネージャーに遺書を残し、許容量以上の睡眠薬と酒を服用して死の床についたという。そんなことを知った上で聴くと、歌の景色も違って見えてくる。

 彼女の歌う夏の歌、まずは、「サマー・ロマンス/A Summer Romance」。 アルバムは、「Sings for Playboys」(1957)から。

【 A Summer Romance 】  by Raymond Taylor, Lester Judson

「♪ A summer romance         あのひと夏の恋
  Hasn't a ghost of a chance, I know  幻などではなかったわ
  But a summer romance        でもあの恋は
  Should have a chance to grow     実らなかったの

  September's nearly over        もうすぐ九月も終わる
  The winter will be here        そして冬がやってくる
  There won't be time         今年はもう時間が残されていないわ
  To live and laugh           生きて、笑い
  And love again this year        再び愛し合うための時間が

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

シングス・フォー・プレイボーイズ

ビヴァリー・ケニー / ユニバーサル ミュージック



「Beverly Kenney - A Summer Romance」

          

 2曲目は、夏を迎える定番曲ですね。「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。1946年の、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」のヒット曲。「トニー・タンブレロ/Tony Tamburello」のピアノとのデュオで、彼女の初々しさが際立っているアルバム、「二人でお茶を/原題;Snuggled On Your Shoulder」(1954)から。

【 The Things We Did Last Summer 】 
      作詞: サミー・カーン/Sammy Cahn 作曲: ジューリー・スタイン/Jule Styne

「♪ The boat rides we would take,   二人で乗ったボート
    the moonlight on the lake    月が輝く湖だったね
  The way we danced         踊りながら歩いた道
    and hummed our fav’rite song  お気に入りの歌を口ずさんだね
  The things we did last summer    去年の夏のふたりの出来事
    I’ll remember all winter long     冬のあいだもずっと思い出すよ

  The midway and the fun,       楽しかった遊園地での出来事
    the kewpie dolls we won      君はキューピー人形をとったね
  The bell I rang to prove        ベルの音量が
    that I was strong          僕の腕力の強さを証明したし
  The things we did last summer     去年の夏のふたりの出来事
    I’ll remember all winter long     冬のあいだもずっと思い出すよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
 

二人でお茶を+1(紙ジャケット仕様)

ビヴァリー・ケニー / BounDEE by SSNW



「Beverly Kenney - The Things We Did Last Summer」

          
   


     
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by knakano0311 | 2018-05-20 16:56 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

会えなかったが ・・・

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 私のご近所、大阪府能勢町に、国の天然記念物に指定され、幹回り14m、高さ30m、推定樹齢千年以上という「大ケヤキ」がある。「野間の大けやき」と呼ばれ、大阪府下では一番、全国でも4番目の巨木だそうである。一本の木として立っている「ケヤキ(欅)」としては日本一だという。鎌倉時代には、もうこの地の神社のご神木とされていたらしいから、相当な古木であることに間違いない。

 その「大ケヤキ」が若葉に包まれる、この時期、「フクロウ(梟)」と「アオバズク(青葉木菟)」が営巣して、子育てをするために、この巨木を訪れることでも有名である。まず、最初に、「フクロウ」が子育てをし、雛が巣立ってから、その巣に「アオバズク」が入り、子育てをする。「フクロウ」の雛が巣立つまで、「アオバズク」は、追い出すこともなく、じっと見守って待っているという。毎年同じ洞に巣を作るので、いわば、「ホーム・シェアリング」、いや、「ネスト・シェアリング」というところか。

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 というわけで、久しぶりに「フクロウ」、「アオバズク」のツー・ショットが見られるかと、会いに行ってきた。巨木の下には多くのファンが、カメラをかまえて陣取っているが、私が行った時間帯は、どうも両者ともお出かけのようで、残念ながら、会うことはできなかった。「フクロウ」は真っ白な雛が孵っているいるという。「アオバズク」の子育ては6月中まで続くから、また来てみよう。写真は、ここで何年か前に撮った子育て中の「アオバズク」である。

 もう一部の田んぼには、水が張られ、田植えが済んでいた。きっと昔から、この近くの農民は、「フクロウ」や「アオバズク」の生態と農作業を同期させていたのでしょう。鮮やかな新緑が田に映る里の風景が拡がっていた。

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 わがクラブのシンボルマークでもある「フクロウ」。「松居慶子/Keiko Matsui 」の曲に、「Lake Of The White Owl」という曲がある。今宵はそれを ・・・。

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 「松居 慶子」は、日本のジャズ・ミュージシャンでピアニスト・キーボーディスト。1961年、東京生まれというから、結構なお年であるが、写真からはそれを感じない。5歳の頃からピアノを弾き始め、18歳で「ヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズ」とアーティスト契約を結んだ。1987年に発表した自主制作アルバム、「水滴」が「ロサンゼルス・タイムズ」や音楽専門誌で絶賛され、アメリカの「スムース・ジャズ」界で中心的存在となる。以来、南カリフォルニアを本拠地にライブ活動を続けている。2001年、アルバム、「DEEP BLUE」が、日本人初の全米ビルボードのコンテンポラリー・ジャズ・チャートで1位になったことも記憶に残っている。

 あまり聴くこともなかったし、日本よりむしろアメリカで人気があるという印象だが、これぞスムース・ジャズというようなサウンドである。しかし、一貫して自然をテーマにし、単に美しいメロディーというだけではなく、ウィンダムヒルの音楽を思わせるところが、人気の秘密かも知れない。アルバム、「White Owl」(2003)から。

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White Owl
Keiko Matsui/松居慶子
Narada



「Keiko Matsui — Lake Of The White Owl」

          

 フルアルバムはコチラ。
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by knakano0311 | 2018-05-15 18:08 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

連休も終わって

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 連休も終わって街は元通りの生活を取り戻している。小学3年生くらいでしょうか、新学期も始まってから1ヶ月ちかく経ち、新しいクラスや学年にも慣れ、社会見学で地域の消防署を訪れているようだ。今月から、兵庫県の中学2年生は社会体験をする「トライやるウィーク」が始まり、山の公園にも来るので、そのうちの1日は「森林ボランティア体験」として、我々が指導をすることになっている。

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 さて、今宵の歌は、スタンダードから、「Teach Me Tonight(邦題:今夜教えて)」。歌姫は、「アレクシス・コール/Alexis Cole」。アルバムは、「Close Your Eyes」(2013)。

 「My heart belongs to daddy(私の心はパパのもの)」と同じ系統の歌で、ちょっと意味深でやばくて、色っぽい曲なので、お色気たっぷりに歌われることが多いようです。作詞「サミー・カーン/Sammy Cahn」と作曲「ジーン・ド・ポール/Gene De Paul」による1953年の作品。

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 そんな歌が収録されているこのアルバム、なんせリリース元は、「ヴィーナス・レコード」ですから、期待通りのグラビア風ジャケット。「ジョン・ディ・マルチーノ/John Di Martino」のピアノ・トリオをバックに、ベタベタしない上品なお色気を漂わせながら、これまた期待通りに歌います。

 しかし、1976年、ニューヨーク生まれの彼女、音楽一家に育ち、高度な音楽教育も受けたが、なんと「ウエスト・ポイント米陸軍士官学校/United States Military Academy at West Point」出で、階級は 「Staff Sergeant (2 等軍曹)」という軍隊の経験があることも、びっくりです。

【 Teach Me Tonight 】  by Sammy Cahn / Gene De Paul

「♪ Did you say I got a lot to learn?     「もっとたくさん学ばないとね」と言ったわね
  Well don't think I'm trying not to learn?   学ぶ気がないなんて思わないでね
  Since this is the perfect spot to learn,    学ぶには今ここがパーフェクトな場所だから
  Teach me tonight.              今夜教えてネ

  Starting with the ABC of it         まずはABCから始めて
  Right down to the XYZ of it         最後のXYZまで徹底的にネ
  Help me solve the mystery of it,      謎が解けるまで
  Teach me tonight              今夜教えてネ

  The sky is blackbord high above you    空が黒板のように広がっているわ
  If a shooting star goes by,         もし流れ星が流れたら
  I'll use that star to write "I love you"     その流れ星で、「I love you」と
  A thousand times across the sky      1000回も空に書くわ

  One thing isn't very clear my love     でも、まだはっきりしないことが一つあるの
  Should the teacher stand so near my love 先生、そんなに近づいてきちゃっていいの?
  Graduation's almost here my love      卒業はもう間近かしら
  Teach me tonight.              今夜教えてネ           ♪
   
 やはり、ヤバイですね、これは ・・・。

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クローズ・ユア・アイズ
アレクシス・コール
ヴィーナスレコード




「Teach Me Tonight - Alexis Cole」


          
    


     
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by knakano0311 | 2018-05-10 17:31 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(214) ~ 生垣の王道は躑躅 ~

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 生垣の王道、人気No1は、やはり「ツツジ(躑躅)」なのでしょうか。ウォーキングの道筋には、いろとりどりの躑躅が豪華絢爛に咲き誇っている。

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 ジャズ・ボーカルの王道もスタンダードということで、今宵のアルバムは、誰もが知っているスタンダード・ラヴ・ソング集。歌うディーヴァは、クールでエレガントな歌声と絶妙のピアノ・プレイで弾き語る「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。女性ヴォーカル王国、カナダにあって、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」と並び、人気、実力を兼ね備え、カナダを代表するシンガー&ピアニスト。「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」が絶賛し、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」が惚れ込んだいう彼女が、20曲のスタンダード・ラヴ・ソングを弾き語るのは、「ディス・イズ・キャロル - ラヴ・ソング20/This is CAROL Love Song 20」。録音は、2016年8月、ロサンゼルス。

 「キャロル・ウェルスマン」。1960年、カナダのトロント生まれ。祖父はトロント・シンフォニー・オーケストラの創設者、母はピアノの教師、父はサックスやクラリネットを吹くという音楽一家に育つ。高校時代にクラシック・ピアノ、ダブル・ベース、ヴァイオリンを勉強するが、その後ジャズに興味を持ち、1980年にボストンの「バークレー音楽院」へ入りピアノを専攻、ジャズの道へ踏み出した。

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 20曲のうち、6曲にゲストとしてデュオ参加しているのは、サウダージ感溢れるまろやかな歌声とギターで魅了するブラジリアン・シンガー&ギタリストは、このブログでも何回か取り上げたことがある「ポリーニョ・ガルシア/paulinho garcia」。

 1948年、ブラジル生まれ。9歳の頃から地元のラジオで歌う。10代の頃は、ドラムを叩き、後にベースに転向、ベース奏者、アレンジャー、作曲家としてブラジルで活躍。その後、1979年に渡米、アメリカのシカゴで活躍していたバンドでベース奏者として1991年までプレイ。1991年からギターを主楽器として自己のバンド「Jazzmineiro」を結成、1996年に発表したCDは、アメリカの新聞や音楽誌で高い評価を得たという。

 近年はポーランドのシンガー、「グラジーナ・アウグスチク/Grazyna Auguscik」と世界中をツアーしている。グラジーナとの共演アルバム、「ふたりのボサノヴァ~ビートルズ・ノヴァ/The Beatles Nova」、ソロ・アルバム「ひとり~プレイズ・スタンダード/Beautiful Love」がある。(参照拙ブログ、「母の日の花届く」 「秋桜一輪、初秋のボッサ」 など)

 「Love Song 20」。このアルバムは、きっとシニアの洋楽、POPS好き、JAZZ好きの方なら、ほとんどご存知で懐かしい曲ばかりが収録されていると思う。懐かしさが凝縮され、なにか自分の洋楽、POPSの歴史を振り返るような思いすら感じる。

【収録曲】
1. Skylark
2. いそしぎ/The Shadow Of Your Smile
3. 哀しみのクラウン/Send In The Crowns
4. スマイル/Smile
5. It Had To Be You
6. シェルブールの雨傘/I Will Wait For You
7. やさしき伴侶を/Someone to Watch Over Me
8. Teach Me Tonight
9. 枯葉/Autumn Leaves
10. Corcovado
11. Danny Boy
12. 遥かなる影/Close To You
13. イパネマの娘/The Girl From Ipanema
14. ベサメ・ムーチョ/Besame Mucho
15. 魅せられて/Bewitched
16. 黒いオルフェ/Maha De Carnaval
17. ジャニー・ギター/Johnny Guitar
18. My Foolish Heart
19. ある恋の物語/Hisoria De Un Amor
20. My Funny Valentine

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ディス・イズ・キャロル - ラヴ・ソング20/This is CAROL Love Song 20
キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
MUZAK,INC.



 YOUTUBEにアップされていませんので、別のピアノ・ソロ・アルバム、「For You」からですが ・・・。

「Carol Welsman - Skylark」

          


「Carol Welsman - Close To You」


          
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by knakano0311 | 2018-05-09 09:57 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(213) ~ 花づくりの王道 ~

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 育てるのが大変らしいが、花の女王は「バラ(薔薇)」だという。この時期、ウォーキンをしていると、「薔薇屋敷」と呼んでもいいような丹精込めた薔薇が咲く家を見かける。絢爛な形といい、香りといい、艶やかな色といい、まさに花作りの王道にふさわしい。

 ジャズの王道といえば、スタンダードでしょうか。そして、ピアノ・トリオ。この黄金週間、イタリアの美メロピアニスト、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」がスタンダードに魂を込めた最新作2作に聞き惚れていた。いずれもこだわりでは定評のある日本の2レ-ベルからのリリースである。パーソネルは、いずれも最近の鉄板トリオ、「Alessandro Galati – piano」、「ガブリエル・エヴァンジェリスタ/Gabriele Evangelista – bass」、「ステファーノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino – drums」。

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 「アレッサンドロ・ガラティ」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。ずっと聴き続けているが、独特の詩情と哀愁を持ち、これほど内省的で微妙な感情を表現できるピアニストとして稀有の存在である。

 まずは、「OUTER GOLD, INNER LORD. 」。前作、「Cold Sand」と同じ、「澤野工房」からのリリース。オリジナルであることに徹してきたガラティに、敢えて全曲スタンダード・ナンバーという「枷(かせ)」をはめたという。全編よく知られた曲ばかりであるが、今まで聴いたものとは全くイメージが違う。ガラティ流の美学が全編に込められている。ガラティが生み出した新しき「スタンダード・ソング・ブック」。

【 収録曲 】
01. Alone Together
02. Blue Monk
03. Caravan
04. Falling in Love with Love
05. Django
06. Sunny
07. Garota de Ipanema
08. How Deep Is the Ocean

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OUTER GOLD, INNER LORD.
アレッサンドロ・ガラティ・トリオ/Alessandro Galati Trio
澤野工房



「Alessandro Galati Trio ー CARAVAN」

          

 サワリの試聴はコチラから。

 さて、「寺島レコード」からのリリースは、「Shades of Sounds」。「寺島靖国」+「アレッサンドロ・ガラティ」+「ステファノ・アメリオ/Stefano Amerio(サウンド・エンジニア)」のコラボによる三位一体で仕上げた美曲集とある。

 たしかに、私がガラティに魅せられ、求めて聴いてきたリリシズムのエッセンスが全てここにあるといってもいいくらいのアルバム。特にM1,M3は寺島氏が、ガラティのオリジナルと勘違いしたというくらい美しい。この美しい音色が奏でられたのは、「ファツィオリ/Fazioli」社のF-278だという。

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シェイズ・オブ・サウンズ/Shades of Sounds
アレッサンドロ・ガラティ・トリオ/Alessandro Galati Trio
寺島レコード




【 収録曲 】
1. After You Left
2. Stella By Starlight
3. You'll Walk In The Field
4. Blue In Green
5. Coracao Vagabundo
6. Andre
7. The Two Lonely People
8. Nobody Else But Me
9. Moment's Notice

サワリの試聴はコチラから。

 過去、彼のアルバムをいくつも聴いてきたが、その美しいメロディ・ラインは、私の心の琴線をかきたててきた。どれもが「私の泣けるピアノ・アルバム」といってもいいでしょう。これからも目が離せません。

   

   
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by knakano0311 | 2018-05-07 09:42 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(212) ~ 花と蝶 ~

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 団地のあちこちで、「ツツジ(躑躅)」が見事な満開を迎えている。「ハナミズキ(花水木)」、「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」などとならんで、生垣に人気の低木。蝶が蜜を吸いにきたところをパチリ。

 さて、今宵の曲は、「森進一」ではありません。「ポール・デスモンド/Paul Desmond」。「不幸で良かった」なんて、自虐的なタイトルが付けられたアルバム、「Glad To Be Unhappy」(1964)から、「Poor Butterfly」。
    
 パーソネルは、「デスモンド(alto sax.)」の他、「ジム・ホール/Jim Hall(Guitar)」、「コニー・ケイ/Connie Kay(Drums)」、「ユージーン・ライト/Eugene Wright(Bass)」という「デイブ・ブルーベック・カルテット The Dave Brubeck Quartet 」と「モダン・ジャズ・カルテット (Modern Jazz Quartet) 」をミックスした手練れ。

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Glad to Be Unhappy
ポール・デスモンド/Paul Desmond
RCA Victor Europe



「Paul Desmond - Poor Butterfly」

         

 同じアルバムから、「蜜の味/A Taste Of Honey」。
   
「Paul Desmond - A Taste Of Honey」

         


   
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by knakano0311 | 2018-05-05 09:22 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)