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大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:地域の中で・・・( 445 )

空に雷、地に炎

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 毎年、この時期に団地のコミュニティが行うのが、地区の自主防災訓練。昨今の列島での災害を考えると、避難経路や場所を確認しておこうと参加した。非常放送の合図で、近くの公園に集合、数珠つなぎで避難場所の小学校まで移動する。実際の燃え盛る炎での消化訓練、救護訓練などを体験した。空には轟く爆音。見上げると、こちらは11月に行われる市民と自衛隊との交流の祭りのための9機のヘリコプターの編隊飛行訓練。毎年行われる二つのイベント。ともにこの地域の風物詩となっている。

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 今宵のピアノ、「ミシェル・ペトルチアーニ/Michel Petrucciani」の「Training」。フランス出身のジャズ・ピアニスト。先天性疾患による障害を克服し、フランス最高のジャズ・ピアニストと評価されるほどの成功を収めた。その彼が1997年来日した時の「ブルー・ノート/Blue Note」でのライブの模様を収録したアルバムが、「Michel Petrucciani Trio In Tokyo」(1999)。その冒頭の曲である。フルアルバムがアップされていた。パーソネルは、「Michel Petrucciani - piano」、「スティーヴ・ガット/Steve Gadd - drums」、「アンソニー・ジャクソン/Anthony Jackson - bass」。
    
1. Training (4:39)
2. September Second (5:19)
3. Home (9:19)
4. Little Peace in C for U (7:30)
5. Love Letter (9:07)
6. Cantabile (7:49)
7. Colors (10:49)
8. So What (7:32)
   
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 Trio in Tokyo
 Michel Petrucciani,Steve Gadd,Anthony Jackson
 Dreyfus





        
「Training - Michel Petrucciani Trio In Tokyo」

          
   
   
    
   

by knakano0311 | 2019-10-08 17:55 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(354) ~ 運動会の花? ~

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 運動会の季節になると決まって、「キンモクセイ(金木犀)」の香りが漂ってくる。生垣にしている家も多いので結構強烈である。この香りが、「ああ、運動会近し ・・・」と地域の学校の行事を知らせてくれる。

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 そして今咲くのは、「ヒガンバナ(彼岸花)」、「マツバギク(松葉菊)」、「ハナカタバミ(花片喰)」。
    
 今宵もまた秋の宵に合いそうなクラシカルなジャズを。「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」。「プレイ・サティ/Satie: Gymnopidies Gnossiennes」(1988)。「ジムノペディ」は1番だけを取り上げ、4種類のヴァージョンに弾き分けている。YOUTUBEにアップされてたvar1,2,3を。

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 Satie: Gymnopidies Gnossiennes/サティ:ジムノペディ グノシェンヌ
 Jacques Loussier Trio/ジャック・ルーシェ・トリオ
 Telarc

        




「Jacques Loussier Trio - Erik Satie's Gymnopedie No. 1 」

          

「Jacques Loussier Trio - Gymnopedie No.1 Var. 2 (Satie) 」

          

「Jacques Loussier Trio Satie Gymnopedie No 1 Var 3」

          

「Jacques Loussier Trio — Gnossienne No. 3 」

          

     
    
     


by knakano0311 | 2019-10-01 00:11 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

田舎家カフェで ・・・

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 私の住んでいる北摂地域。都会と田舎の中間といっていいが、その田舎の地域に、最近、古民家など古い建築物をリニューアルしてオープンするカフェやパン屋さんが相次いでいる。女性のオーナーが多く、お店の名前も個性的なのが特徴のようだ。この日訪れたのも、そんなカフェの一つ、「ちまこま」。まわりが休耕田の中にぽつんと立つ田舎家をリニューアルしたカフェ。店内は明るく、天井が高くて風通しがよく、居心地はすこぶるいい。スーパーのイートイン・コーナーなどに慣れてしまった口に、時間をかけてドリップした濃いめのコーヒーが美味しい。さほどロケーションがいいとも思われないが、結構お客さんでいっぱい。これも、SNSのおかげなんでしょうね。

 近くの、田んぼは一面黄金色。刈り入れも近そうだ。田舎生まれの私、こんな光景、やっぱりホッとする。

 さて今宵は、「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」の淹れるコーヒーを。アルバム、「Carol Welsman」(2007)から「Cafe」。

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 Carol Welsman
 キャロル・ウェルスマン
 Justin Time Records

          




「Carol Welsman - Cafe」

          

 そして、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」や「ペギー・リー/Peggy Lee」など、スウィング全盛時代の女性ジャズ・シンガーへのトリビュート・アルバム、「Swing Ladies, Swing! A Tribute to Singers of the Swing Era」(1998)から「Black Coffee」。

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 Swing Ladies Swing! a Tribute to Singers of the Swing era by Carol Welsman
 Carol Welsman
 Idla/Welcar Music

          




「Black Coffee · Carol Welsman」

          
   
    
    


by knakano0311 | 2019-09-20 10:57 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(353) ~ 晩夏の花、初秋の花 ~

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 九州地方に大きな被害をもたらした秋雨前線による豪雨も一段落。すこし気温も下がってエアコンなしでも過ごせる。何日かぶりのウォーキングで目に付いた晩夏の花は、「アサガオ(朝顔)」、「ヘチマ(糸瓜、天糸瓜)」の花。「アサガオ」を育て、観察する宿題は、いまでも出されているようで、夏休みの終ったこの頃、いかにも宿題とわかる容器から伸びて花を咲かせているので、子供の宿題の名残であろう。
    
 「ヘチマ」。この実から取れるのが、古くは江戸時代から「美人水」として多くの女性に愛されてきた「ヘチマ水」。実家の庭にも咲いていて、実が取れる中秋の名月の頃になると、母親が「ヘチマ水」を作っていた。

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 台湾原産の「タカサゴユリ(高砂百合)」。グランドの脇、石垣、公園、林の中、住宅の庭、道路脇、空き地、階段、池の端 ・・・・。この時期団地のいたるところで見かける雑草といってもいい花。温暖化の影響か、今、日本のあちこちでものすごい勢いで増えているという。始末の悪いことに、実の中にあるものすごくたくさんの種が、風によってまき散らされ、あっという間に広がってしまうらしい。「百合」には違いないが、実はエレガントとは程遠く、したたかでしぶとい。
   
咲きだした「ハギ(萩)」の花。こちらも古来から「秋の七草」として知られている花。  
  
 今宵の曲は、夏の終わりの定番、「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。同名のアルバム(2002年)から。私のお気に入りのアルバム、そして演奏のひとつ。「いそしぎ/The Shadow of Your Smile」も ・・・。

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 過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer
 New York Trio
 ヴィーナス・レコード





        
「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

          


「The Shadow of Your Smile - New York Trio」

          
    
    
     


by knakano0311 | 2019-09-01 13:04 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

地蔵盆の夜に和の情緒を楽しむ

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 夏の終わりの「地蔵盆」の夜、地元のブランド神社とも言うべき、清和源氏の祖「源満仲」らを祀る「多田神社」で「萬燈会」を見る。「多田神社」では、「地蔵盆」の8月23日より、主祭神「源満仲」公の旧暦の命日にあたる8月27日までの間、境内に提灯を掲げ、祭神の御霊を和める「萬燈会」を、「源満仲」公薨去一千年にあたる平成9年より行っている。

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 夕飯をそこそこに済ませ、食後のウォーキングがてら出かけてみる。今日は「地蔵盆」でもある。途中にあるいくつかのお地蔵さんや公民館に子供たちが集まって「地蔵盆」の祭りをやってないかと思ったが、その気配は全くない。その代わり、やっていたのが神社近くの小学校の校庭で行われていた地域の盆踊り。いくつか夜店も出て、子供たちはみんなここへ集まっていた。

 団地の盆踊りクラブに属してる妻は、早速、踊りの輪に加わっていく。櫓、浴衣姿、太鼓、三味線、民謡音頭 ・・・。ひとしきり日本情緒を楽しだあとは、お目当ての「多田神社」へ向かう。




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 盆踊りの会場とは打って変わって、「多田神社」境内にはあまり訪れる人もおらず、静寂そのもの。そこに「灯り」と「陰翳」が醸し出す幽玄の世界が広がっている。玉砂利を踏みしめる音だけが境内に響く。「畏れ」。夜の神社へのお参りは、清々しい朝のお参りとはまた違った感じである。「動」の対極にある、闇、静寂 ・・・など「無」を大事にする日本の文化、情緒。

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 境内一面に広がる「萬燈会」の幻想的な光景を見ながら、私は、50年も前に見た別の光景を思い出していた。それは、就職で関西に来たばかりの頃訪れた、京都「化野(あだしの)念仏寺」の「千灯供養」の光景。この「千灯供養」も、毎年「地蔵盆」の8月23日・24日に行われる。
    
 嵯峨野の奥の奥、鳥居本。もちろん車など持っていない頃で、大阪から行くだけでも相当な時間がかかったが、山の辺の静かなお寺に広がる幻想的な世界を目の当たりにして、その美しさに絶句し、何回か通ったことがある。(写真はNETより拝借) この歳になってようやく「灯り」と「陰翳」のつくる奥行きのある美しさがわかるようになったのかな。



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 隣の団地の公園にひときわ目を引く石の彫刻がある。 世界的に著名な彫刻家である「流 政之(ながれまさゆき)」氏の作品である「おもろ座」と名付けられた石舞台。もう一つ思い出したのが、この石舞台で毎年10月に行われる、薪能「川西おもろ能」。その幽玄の美。人間国宝、「金春欣三」氏を中心に続けられ、今年でもう28回目を迎えるという。しばらく見ていなかったが、今年はぜひ見たいと鑑賞の抽選に申し込みをした。




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 久しぶりに、「和」のテイストのジャズを聴いてみましょうか。米国で活躍した日本人のジャズ・ピアニストのパイオニアと言っていい、「龝吉(秋吉)敏子」。その彼女と結婚し、「マンディ満ちる」をもうけたのが、サックス奏者、「チャーリー・マリアーノ/Charlie Mariano」。その短い3年ほどの結婚生活の間に吹き込まれた数枚のアルバムに、「チャーリー・マリアーノ」との来日時に録音された、「イースト & ウエスト/East & West」(1963)というアルバムがある。ウエスト・サイドの曲には、映画「ウエスト・サイド物語」から、そしてイースト・サイドには、「春の海」、マリアーノ作曲の「竜安寺の石庭」の2曲が収録されている。今聴いても、その「和」のテイストに驚かされが、「渡辺貞夫」、「菊地雅章」、「原田政長」、「富樫雅彦」ら当時の新進気鋭の若手ジャズメンが加わっていたのも特筆される。

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 East & West/イースト&ウエスト
 Toshiko Akiyoshi & Charlie Mariano/秋吉敏子&チャーリー・マリアーノ
 BMGメディアジャパン

        



 マリアーノの手になる「竜安寺の石庭」。マリアーノは、「龝吉敏子」を通じて、日本の美を完璧にイメージできていたのかもしれないと思わせるほど ・・・。

「Charlie Mariano ― Stone Garden of Ryoan Temple (竜安寺の石庭)」

          
    
    
    


by knakano0311 | 2019-08-26 14:10 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

夏の終わりの風物詩、愛宕山の火祭り、そして地蔵盆

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 京都の「大文字送り火」が終わると、残暑はまだ厳しいものの関西人は、秋の気配を敏感に感じとるようだ。そんな秋を前にした供養の祭りが信仰心の強い近畿地方のあちこちの辻や路地で行われる。「地蔵盆(じぞうぼん)」。そして「愛宕山」と名付けられた山で行われる「火祭り」。
 
 「地蔵盆」は、お盆の期間中でもある旧暦の7月24日を中心とした3日間の期間に行われる地蔵菩薩の祭のことをいうが、地蔵菩薩の縁日(毎月24日)ではあるが、寺院に祀られている地蔵菩薩を対象とした祭りではなく、道祖神信仰と結びついた路傍あるいは街角、辻の地蔵が対象となっているという。近畿地方では特に盛んであり、この時期、古い町並みのある町では、あちこちの路傍にあるお地蔵さんを祀っているのをよく見かける。今日では地蔵盆は子供のための祭となり、地蔵の前に集まった子供達に供養の菓子や手料理などを振るまわれる場合が多い。地味であるが、地域の濃密な縁(えにし)と歴史を感じさせる祭りを見かけると、どこかで「ほっ」としたような気持ちになる。
 
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 そして、8月24日にこれも各地で行われるのが「火祭り」。この北摂地域で有名なのが、隣町池田市で行われる「池田五月山のがんがら火祭り」。五月山にある「愛宕神社」の夏祭りである。この「愛宕火(がんがら火)」は、1644年(正保元年)にその起源を持ち、重さ100キログラム、長さ4メートル、3基の大松明を担いで、全行程3キロメートルの道のりを火の粉を散らしながら練り歩く、北摂を代表する勇壮な伝統的火祭りである。「がんがら火祭り」と呼ばれる由縁は、大松明に随行して打ち鳴らす、八丁鐘や半鐘を音に由来があるとのこと。
 
 「がんがら火」は、その火を御燈明に灯すと火除けになると信じられ、五月山にある「愛宕神社」の「火伏せ信仰」と結びついている。「愛宕神社」の大元は「火伏に霊験あり」と信じられている京都の「愛宕神社」。私の勤めていた会社でもそうだったが、ここのお札をもらって炊事場などに貼ってあるのを関西ではよく見かける。正保元年(1644)に、地元の旦那衆が、五月山山上で百味の箱を竹に立て火をともしたところ、人々がその火を見て、池田に愛宕が飛来したといいながら、競って参集したのというのが「池田の愛宕神社」のはじまりとされている。京都まで行かずに、手軽にお参りできるのが有り難いと、この五月山の新愛宕は忽ち大繁盛したという。近畿地方はもとより、全国に「愛宕山」、「愛宕神社」はあるが、このことが「火伏せ信仰」と一緒に各地へ広がって行ったのではなかろうか。

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 そして、池田市のシンボルである五月山には、京都の送り火の如く、西は「大一」、東は「大」の文字に御神火が点され、池田の夜空に浮かび上がる。そしてその麓に開けた狭い路地や階段の多い町では、火の粉を撒き散らしながら、コンチキチンの鐘の音とともに近づいてくる大松明の灯りと、浮かび上がる地蔵盆の提灯の灯り、「大」の字の御神火が、「動」と「静」のコントラストに満ちた陰翳を醸し出す。、
 
「がんがら火」は、その起源から350年以上経った現在も大事に受け継がれ、まちおこしのイベントであるが、池田に隣接する近在近郷の者にとって秋を迎える季節の風物詩となっている。

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 と、ここまで長々と盛大に行われている池田市の「地蔵盆」と「がんがら火祭り」のことを書いたが、私の住む住宅団地の隣の地区でも、この二つの祭りが、小規模ではあるが、細々と伝承されている。この地区の中心には、地元の氏神様でもあり、延喜式にもその名が載っている「多太(たぶと)神社」があり、その近くには、いくつかのお地蔵さんと私の家から間近に見える、地図にもその名が載っていないような小ぶりの山、「愛宕山」がある。毎年、8月24日、「地蔵盆」の日にそこで、「愛宕山火祭り」が行われていると知ったので、行ってみた。
 

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 「火祭り」といっても山の上での焚き火状態。参加者は少なく、「なんとか今年も登ってこられた」という20人くらいのお年寄りが集まって、山上のちいさな祠にお参りする祭り。以前は「多太神社」の脇に祀られているお地蔵さんの「地蔵盆」とともに、夜行われるのが習わしであったらしいが、防災上の理由や少子化・高齢化などで、二つの祭りとも、残念ながら昼間に簡素行われるようになったという。集まった地元の人達の会話を聞いていると、我々の住んでいる住宅団地にはない濃密な縁(えにし)を感じる。一瞬なにか故郷に戻ったような印象すら受けた。難しい課題はいろいろあるが、伝承の行事、細々でもいいから続いて欲しいものである。
   
 さて、今宵の音楽は夏の終わりの哀愁のラテン。JAZZYなラテンを歌わせたらピカイチの「MAYA」の夏のJ-POPSカバーを今宵は聴いてみます。作詞・作曲、サザンの「桑田佳祐」の「夏をあきらめて」。収録アルバムは、「ラブポーションNo.9/LOVE POTION NO.9」(2005)。「ラブポーション」、いわゆる「惚れ薬」っていうやつ。

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 Love Potion No.9
 MAYA/マヤ
 日本コロムビア





       
「MAYA - 夏をあきらめて」

          

 アルバム、「She's Something」(2002リリース、2011復刻リリース)、「Best Of Early Years」(2005)に収録の「Eu Sou Um Piano(私はピアノ)」。
  
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 She's Something
 MayaS
 PACE SHOWER MUSIC(オリジナル:JAZZFREAK)






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 ベスト・オブ・アーリー・イヤーズ/Best Of Early Years
 MAYA
 日本コロムビア





        
「MAYA - Eu Sou Um Piano(私はピアノ)」

          
    
    
     


by knakano0311 | 2019-08-25 11:05 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(352) ~ もうヒヨドリバナが ~

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 ここずっと熱帯夜が続いているが、ウォーキングしたご近所の公園にはもう、秋の七草のひとつ、「フジバカマ(藤袴)」にそっくりな、「ヒヨドリバナ(鵯花)」が咲き出していた。もうしばらくこの暑さを我慢すれば、秋ですよ。

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 この熱帯夜を少しでも快適にと、今宵のピアノ・ソロは、スウェーデン出身で、現在はドイツ・ハンブルグを中心に活動している、御贔屓、「ティングヴァル・トリオ/Tingvall Trio」のリーダー、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」の最新のピアノ・ソロ・アルバム「The Rocket」(2019)。「En Ny Dag」(2012)、「Distance」(2015)に続く3作目となるソロ・アルバムであるが、前2作同様、透明感、哀愁、儚さ、ロマンティシズムといった、彼のメンタリティが色濃く投影された美しいピアノの旋律には、北欧らしさを強く感じる。
    
 「Rocket」、「Floating」、「Dark Matter」、「No gravity」、「lost In Space」といった、宇宙空間をイメージさせるタイトルが並んでいる。実際聴くと、クラシカルで、シンプルで静かな美しい響きとメロディは、浮遊感すら感じさせ、「進化していくデジタル社会の対極をデザインしたいと思い、新しい世界を探求した」という彼の言葉が納得できる。そのアルバムから4曲ほど。暑さがすうっと引いて行くのが分かる。

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 The Rocket
 Martin Tingvall/マーティン・ティングヴァル
 SKIP Records




        
「HOPE - Martin Tingvall (Official Video) 」

          

「The Rocket III - Martin Tingvall」

          

「Martin Tingvall - Dark Matter」

          

「No Gravity - Martin Tingvall」

          
   
     
     


by knakano0311 | 2019-08-04 18:11 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(351) ~ 主役脇役、炎天の花 ~

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 我が家の庭やウォーキングの道筋に咲く色とりどりの炎天の花。「サワギキョウ(沢桔梗)」、「ヒオウギ(檜扇)」、「フヨウ(芙蓉)」、「サルスベリ(百日紅)」、「キョウチクトウ(夾竹桃)」。そして、忘れがちなのは「ヘクソカズラ(屁糞葛)」。花にも主役、脇役があるが、それぞれに楽しませてくれる。


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 今日取り上げるアーティストは、映画音楽、テレビドラマ音楽を担当するいわば脇役とも言うべきアーティスト、「ロベルト・プレガディオ/Roberto Pregadio」。もちろん、映画音楽畑には「エンニオ・モリコーネ/Ennio Morricone」や「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」のような巨匠もいますが、「ロベルト・プレガディオ」は、モリコーネなどと並んで、イタリア映画音楽界ではその名を知られた巨匠らしいが、日本ではそれほどは知られていません。むしろ、無名といってもいいでしょう。
   
 「ロベルト・プレガディオ」、1928年、イタリア・カターニアで生まれの作曲家、指揮者、そしてテレビ・パーソナリティー。彼が1974年にマイナーな「ライブラリー音源」に残したピアノトリオ作品を苦労してCD化したアルバムが、「Alle Tastiere (アッレ・タスティエレ/鍵盤)」(1974 CD;2009)。いずれの曲も2~3分の小品ながら、 「ライブラリー音源」という言葉で想像されるようなクオリティの演奏でないことは、聴けばすぐ明らかになる。  
注)ライブラリー音源;TVやラジオのBGMとして使用されることを主目的として録音・制作されたプロユースの音楽のこと
     
 そんなアルバムから、オープニング曲「Wild Girl」と「Landscape」を。

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 アッレ・タスティエレ/Alle Tastiere (紙ジャケット仕様)
 ロベルト・プレガディオ/Roberto Pregadio
 プロダクション・デシネ





        
「Roberto Pregadio - Wild Girl」

          


「Roberto Pregadio - Landscape」

          

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 日本で同じようなポジションのアーティストとして思い浮かぶのは、「久石譲」、「菅野よう子」か。特に「菅野よう子」は、数多くのアニメ、ゲーム、CM、ドラマ、映画の音楽を手掛けていることで知られ、手がけたCMソングは1000曲を超え、「CMソングの女王」という呼び名もあるという。最近は映画、「海街diary」(2015年)、NHK大河ドラマ、「おんな城主 直虎」(2017年)を担当、また「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソング「花は咲く」を作曲したことも記憶に新しい。
    
 そして私が驚嘆したのは、テレビ東京系TVアニメシリーズ、2071年の火星を中心とした太陽系を舞台に、おんぼろ宇宙船「ビバップ号」に乗って旅する賞金稼ぎ達の活躍を描く「カウボーイ・ビバップ/COWBOY BEBOP」(1998年放映)の音楽。特にオープニング・テーマとして使用された「Tank!」。スリリングな疾走感は、まさにJAZZであった。演奏は、菅野のレコーディングに参加する常連ミュージシャンで結成された「シートベルツ/THE SEATBELTS」、「今堀恒雄(ギター)」「渡辺等(ベース)」、「佐野康夫(ドラム)」、「三沢またろう(パーカッション)」、「本田雅人(サックス)」らと、キーボード・ピアノの菅野自身によるブルース/ジャズバンド。「Tank!」をアルバム、「COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1」(1988)から。かの有名なエンジニア、「ルディ・ヴァン・ゲルダー/Rudy Van Gelder」が制作に参加しているという。

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 カウボーイ・ビバップ サントラ1/COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1
 菅野よう子
 JVCエンタテインメント





        
「Cowboy Bebop - Tank! 」

          

「Cowboy Bebop - Waltz for Zizi」

          

 フルアルバムがアップされていました。

「Cowboy Bebop - THE SEATBELTS」

          

     
    
   


by knakano0311 | 2019-08-04 10:51 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(350) ~ 抜け殻を見て ~

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 今宵は、ピアニスト兼コンポーザー、フランスの俊英ピアニスト、「セバスチアン・パンデストル/Sebastien Paindestre」率いるトリオの演奏、「Metamorphose」から。1973年生まれ、 教鞭もとる傍らフランスのコンサートのオーガナイザーを努める多才の人らしい。現代的なアレンジと内省的な美しさが評価され、アルバム、「Parcours」(2008)に収録されたこの曲は、「寺島靖国プレゼンツ JAZZ BAR 2008」にピックアップされた。パーソネルは、「Sebastien Paindestre(piano)」、「ジャン・クロード・オレクシアク/Jean-Claude Oleksiak(bass)」、「アントン・パガノッチ/antoine paganotti(drums)」。

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 寺島靖国プレゼンツ JAZZ BAR 2008
 オムニバス
 ディスクユニオン

        



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 Parcours
 Sebastien Paindestre
 DISK UNION (原盤:JAZZSEB)





        
「Métamorphose - Sébastien Paindestre」

          

   
 次は御贔屓、ノルウェイの俊英ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」率いるトリオの演奏、「Tears Transforming」。アルバム、「The Ground」(2005)からですが、ライブで。

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 The Ground
 Tord Gustavsen Trio/トルド・グスタフセン・トリオ
 Ecm Records





        
「Tord Gustavsen Trio - Tears Teansforming (live) 」

          
  
   
    


by knakano0311 | 2019-07-28 09:53 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(349) ~ 気品あふれる佛の花 ~

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 買い物に出かける道筋にあるご近所の小さな泥池に咲く「ハス(蓮)」の花。今年はちょっと遅いなと思っていたら、やっと咲きました。やはり、気品あふれる佛の花。

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 今宵のテーマは、気品とレトロ。ピックアップしたのは、「アナ・マリア・アルバゲッティ/Anna Maria Alberghetti」。1936年、イタリアのペーザロ(Pesaro)生まれだそうだ。キュートな美人で、クラシカルな歌唱のシンガーだと紹介されることが多く、完全なるクラシック畑のシンガーではないということらしい。時代は違うが、「サラ・ブライトマン/Sarah Brightman」と同じカテゴリーのシンガーのようだ。
   
 生まれ故郷のペーザロは、オペラ作曲家の「ロッシーニ」の生まれた街で、「ロッシーニ音楽祭」が催されていることで有名だという。父親はオペラ歌手でありコンサート・マスター、母親はクラシック・ピアニストというから、彼女の唱法がクラシカルであることは無理からぬところ。
   
 アルバゲッティは、なんと6歳の頃から歌手としてヨーロッパをツァーしていたという。そして13歳の時に渡米し、「カーネギー・ホール」にデビュー。映画にも出演をしたそうだ。さらに、アメリカ市民となった1961年にはブロードウェイでミュージカルに出演し主役を演じ、「トニー賞(主演女優賞)」まで受賞したという。
  
 今年で御歳83歳、2007年にはまだ舞台に出演していたという。驚異とも言えるハイノートでクラシカルな声を聴いていただこうか。おなじみのカンツォーネ「帰れソレントへ/Torna A Surriento」。





「Come Back to Sorrento (Torna A Surriento) - Anna Maria Alberghetti」

          

 その彼女がどういういきさつか、ジャズのスタンダードを歌っているアルバムがある。いくつかの復刻版がリリースされているが、代表作は、23歳の時の作品、「ウォーム・アンド・ウィリング/Warm And Willing」(1959)。このソプラノの声が、スタンダードとどうマッチするのか? 答えは、スタンダードでもキュートで可愛らしい。抜群に可愛らしい容姿で、「ネルソン・リドル・オーケストラ/Nelson Riddle Orchestra」をバックに可憐なソプラノでスタンダードを歌うが、節回しが丁寧で上品でだんだん耳に馴染んでくるから不思議。風呂で聴いていたら間違いなく眠りに落ちてしまいそう。ジャズかどうか? それは置いておいて間違いなくゆったりします。

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 ウォーム・アンド・ウィリング(紙ジャケット仕様) /Warm And Willing
 アナ・マリア・アルバゲッティ/Anna Maria Alberghetti
 EMIミュージックジャパン






 アルバム・タイトル曲、「Warm and Willing」ほか、「I'm In The Mood For Love」、「煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」、「夜の静寂の中で/In The Still Of The Night」、スタンダード4曲を ・・・。

「Warm and Willing - Anna Maria Alberghetti」

          

「In the Still of the Night - Anna Maria Alberghetti」

          

「I'm in the Mood for Love · Anna Maria Alberghetti」

          

「Smoke Gets in Your Eyes · Anna Maria Alberghetti」

          
   
   
   
   

by knakano0311 | 2019-07-25 15:13 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)