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大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:炭焼き小屋から( 543 )

威風

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 地元の小学4年生の里山体験学習をサポートしている時のこと。一段落して静けさが戻ったら、突然、一頭の牡鹿が目の前に現れた。動じず悠然とした仕草、立派な角、鋭い視線で睥睨するようにこちらを見据えている。鹿は母系社会なので、公園に出てくるのは、ほとんどが母子づれ。牡鹿が見られるのは、珍しい。普段は森の奥深く潜んで、単独行動をし、滅多に出てこない牡鹿も、この時期は繁殖期なので、雌を求めて出てくる。周りを見たら、やはり近くに草を食む雌鹿が ・・・。自分は草を食むこともなく、雌を守るかのように、視線を外すことなく、じっとこちらを見据えている。人間社会ではなかなか見られなくなった、その「牡」の威風に圧倒される。子供たちに見せられなかったのが残念。
   
 今宵の歌、「マンズ・ワールド/It's A Man's Man's Man's World」。オリジナルは、作詞・作曲とも、「ジェームズ・ブラウン/James Brown」。
   
【 It's A Man's, Man's, Man's World 】    作詞・作曲: James Brown
   
「♪ This is a man's world            この世界は男の世界
  This is a man's world            この世界は男の世界
  But it would be nothing           でも意味のない世界になってしまう
   Nothing without a woman or a girl     女たちがいなければ
  
   You see man made the cars          男は車を作った
   To take us over the road          どこまでも行けるように
   Man made the train              男は列車を作った
   To carry the heavy load           重い荷を運ぶために
   Man made the electric lights         男は電灯を作った
   To take us out of the dark          我々を暗闇から解放するために
   Man made the boat for the water       男は船を作った
   Like Noah made the ark            ノアが箱舟を作ったように
   
   This is a man's world            この世界は男の世界
  This is a man's world            この世界は男の世界
  But it would be nothing           でも意味のない世界になってしまう
   Nothing without a woman or a girl     女たちがいなければ
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
    

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 歌い手は、イギリス出身のソウル・ミュージシャン、「シール/Seal」で聴いてみましょうか。アルバムは、「ソウル/Soul」(2008年)から。
    
 「シール」は、1963年、イギリスのパディントンにてブラジル系の父とナイジェリア人の母の間に生まれた。1980年代後半から地元のクラブやバーでライブ・パフォーマンスを行い、本格的なアーティスト活動を開始させる。1990年にロック・シンガー、「アダムスキー/Adamski」の楽曲「Killer」に参加し、歌手デビュー。デビューアルバム「Seal」(1991)は、英国アルバム・チャート1位を獲得し、ヨーロッパだけでなくアメリカやカナダなどでも大ヒットとなった。
    
 ソウルフルで男臭さ満載。ハスキー・ボイスでソウル・R&B・ポップスなど様々なジャンルを歌いこなす。世界的なソウル・R&B歌手で、日本でも高い人気を獲得している。容貌もごつくて怪異。顔に傷のようなものがあり、また頭髪もないが、これらは幼少の頃にかかった膠原病の一種の後遺症によるものであるという。

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 Soul
 シール/Seal
 Warner Bros / Wea

        



「Seal - It's A Man's Man's Man's World」

          
    
    
     


by knakano0311 | 2019-10-09 10:55 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

覗いてみると ・・・

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 早いもので一年はあっという間に過ぎ、来年そうそうに始まる炭焼きのための窯木の準備をする時期になった。鹿の食害の影響は大きく、今年も「台場クヌギ」にはできるだけ手をつけず、高木中心の伐採で賄おうという方針。この日は、どこエリアの、どの高木を伐採するかを決めるための調査。まあなんとか、賄えるだけの目処はたった。これから伐採計画を立て、伐採準備に入る。

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 クヌギの高木に取り付けられていた捕虫用のトラップ。来園した小学生あたりが取り付けたのでしょうか、中を覗いてみると、「オオセンチコガネ(大雪隠金亀子、大雪隠黄金虫)」と思われる虫が2匹入っていた。園内の虫たちは、これから冬を越す準備に入る。
    
 今宵の曲、御贔屓、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」の「The Tender Trap」。アルバム、「Love Is...The Tender Trap」(1999)から。
   
 この曲は、1955年制作、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「デビー・レイノルズ/Debbie Reynolds」主演のコメディ映画、「The Tender Trap/邦題:桃色の罠」のために作られたもの。作詞は、「サミー・カーン/Sammy Cahn」、作曲は、「ジミー・ヴァン・ヒューゼン/Jimmy Van Heusen」。
    
【 The Tender Trap 】    by Sammy Cahn , Jimmy Van Heusen
   
「♪ You see a pair of laughing eyes  いま笑っていたと思うと
  And suddenly your sighing sighs   突然ため息をつくあなた
  You're thinking nothings wrong   嫌なことしようと考えたとは思わないけど
  You string along, boy, then snap!  からかっているの、あなた、まったくもう!
  
  Those eyes, those sighs       あの目も、あのため息も
  They're part of the tender trap   甘い罠の一部なのね
   
  You're hand in hand beneath the trees 木陰で手を握り合っていると
  And soon there's music in the breeze  そよ風が音楽を奏でてくれる
  You're acting kind of smart       君は賢そうに振舞っているけど
  And then your heart just goes wap!   君のハートはすぐにバクバクになるさ
   
  Those trees, that breeze        この木陰も、あのそよ風も
  They're part of the tender trap     甘い罠の一部なのさ
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
  
 「ステイシー・ケント」のこのアルバム、「Love Is...The Tender Trap」(1999)は、私が一番最初に聴いた彼女のアルバムでもある。しかも、収録されていた「カムズ・ラブ/Comes Love」という曲に虜になってしまい、その後も、いろんな女性ボーカルが歌うその曲が収録されているアルバムを見ると、衝動買いをしてしまうという、まさに私にとっては、「The Tender Trap」だったアルバム。 

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 Love Is...The Tender Trap  
 ステイシー・ケント/Stacey Kent
 Candid Records





         
「Stacey Kent - The Tender Trap」

          

私がトラップにはまった曲、「Comes Love」。

「Stacey Kent - Comes Love」

          

フルアルバムもアップされています。

「Stacey Kent - The Tender Trap (Full Album)」

          

    
   
    


by knakano0311 | 2019-10-05 13:50 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

いま公園はどんぐり王国に

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 いま公園はドングリ王国。そして子供たちはドングリが大好き。クヌギ、コナラ、シラカシ、アラカシ、スタジイ ・・・。この他にも、シイ、マテバシイ、アベマキなど形も大きさもいろいろなドングりがいっぱい。今年も豊作、きっと鹿も猪もリスも大喜び。
    
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 こちらは、「山のブルーベリー」と呼ばれる「ナツハゼ(夏櫨)」の実。口に含むとすこし酸っぱいが爽やかな味がする。山作業の途中のちょっとした喜び。私は、「マンゴー」に似た味のする「ヤマボウシ(山帽子、山法師)」のみが好きなのだが、なぜか実がなっていない ・・・。

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 最近、ジャズとクラシックを融合した演奏もよく聴いているが、今宵は「キース・ジャレット/Keith Jarrett」。彼は、ジャズ・ピアニストとして認識されているが、クラシック等、ジャンルを超えた音楽表現を身上とし、演奏楽器もピアノにとどまらず、ソプラノ・サックス、パーカッション、ハープシコード、チェンバロ、リコーダーなど多岐にわたるという。幼少期はクラシックの教育を受けていたが、高校時代からジャズに傾倒するようになったといい、1980年代後半から90年代にかけては、本格的なクラシック音楽のレコーディング活動も行っている。そんな一枚が、世界的なリコーダ奏者、「ミカラ・ペトリ/Michala Petri」とコラボした、「J・S・バッハ:リーコーダーソナタ集/Bach Sonatas」(1992)。
 
 一方、「ミカラ・ペトリ」は、1958年、コペンハーゲン生まれ。3歳よりリコーダーを吹き始め、5歳でデンマーク・ラジオに出演したという天才少女。ハノーヴァー音楽大学に入学、卒業後は世界各地で演奏活動を行い名声を勝ち得ている。。
  
 私はジャレットの演奏中に発する唸り声が気になって、聴くことはあまりないのであるが、クラシックならよもや唸るまいと思って、このアルバムは聴きはじめた。評論家によれば、ジャレットの左手は通奏低音を奏し、右手は旋律を奏し、バッハの合奏形式におけるソナタの音楽を明確に聴くことができるといい、またBWV 1030 - 1035は、本来、フルートのための作品であるにもかかわらず、リコーダーの「ミカラ・ペトリ」と共演したのも、ジャレットのセンスの良さを感じさせると好意的に迎えられているようだ。1992年2月28・29日、3月1日、「キース・ジャレット」の自宅にあるケーブライト・スタジオで録音。同じペトリとコラボした、「ヘンデル:リコーダー・ソナタ/Handel Sonatas」(1990年録音)の2年後である。その中から何曲かを。なにか秋の風景に合いそうな気がする。

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 Bach Sonatas/J・S・バッハのリーコーダーソナタ集
 Keith Jarrett/キース・ジャレット,Michara Petri/Michala Petri
 RCA





        
「Sonata In B Minor, BWV 1030, Allegro - Keith Jarrett and Michala Petri」

          


「Sonata In B Minor, BWV 1030, Andante - Keith Jarrett and Michala Petri」

          

「Sonata In B Minor, BWV 1030, Largo E Dolce - Keith Jarrett and Michala Petri」

          

「Sonata In E-Flat (Transp. In G), BWV 103, Siciliano - Keith Jarrett and Michala Petri」

          

     
    
     


by knakano0311 | 2019-09-29 09:32 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

結局終息宣言は出せず

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 雲一つない秋晴れ。「抜けるような・・」とは、こんな青空のことを言うんでしょう。木漏れ日の中を山頂付近まで登っての作業の一つは、観察路の頭上に折れて垂れ下がる折損枝の処理。チルホールを使って、力技で枝をもぎ取る。

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 もう一つの作業は、今年の5月下旬に、ナラ枯れを起こす原因の「カシノナガキクイムシ」の羽化飛散防止対策として、5本の「コナラ(小楢)」に巻いた粘着シート、「むし虫ホイホイ」(アース製薬製)を剥がし、羽化状態をチェックする作業。2013年(平成25年)に被害木を発見して以来、消極的で時間はかかるが、確実な成果が得られるのではとこの方法を続けてきた。結果、被害木数は、2015年(平成27年)をピークとして、激減している。粘着シートをはがしたが、穴の中で死滅しているのか、虫が確認できたのは、わずかに1本のみ。そして、この日発見された新たな被害木は1本だけであった。結局、残念ながら、「ナラ枯れ」の最終的な終息宣言は出せず、さらにもう1年様子見が必要である。
   
 作業を終えて、今日は3ヶ月に一度の「ご長寿祈願ティーパーティ」。70歳はとうに超えているメンバーの平均年齢ではあるが、この夏の猛暑も無事乗り切れたことを、仲間たちとケーキとコーヒーで祝う。

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 さて、今宵のピアノ・トリオは、「トリオセンス/Triosence」。ドイツ出身で、ピアノの 「ベルンハルト・シューラー/Bernhard Schüer」を中心に、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「ベルンハルト・シューラー・トリオ」とせずに、「トリオセンス」とした由縁は、 トリオとエッセンスとを併せた造語だそうで、「三位一体のトリオ演奏を大事にする」という彼らの思いが込められているようだ。デビュー・アルバムは、「First Enchantment」(2001年録音)。以後、セカンド・アルバム、「Away For A While」(2004年録音)は、ドイツのジャズ・ヒットチャートに6週間連続してランクされるなど、ドイツで最も成功したジャズ・バンドのひとつに数えられているという。最近は、アメリカの人気女性ジヤズ・シンガー、「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」とのジョイント作もいくつかある。私がこのトリオを聴きだしたのは、3作目の「when you come home」(2009)からで、以来10年となる。
   
 その「トリオセンス」も今年で結成20周年。メンバーを一新しての20周年記念盤は、「スコルピオ・ライジング/Scorpio Rising」。「蠍座(Scorpio)がのぼってくる」という意味でしょうか。夜空を見上げる女性のジャケットを見ても感じられるように、リーダーの「ベルンハルト・シューラー」が興味を持っていた占星学や天体と人間社会の関わりをモチーフにしたという。20年目にしてもなお感じる哀愁の美メロとリリシズム、そして心地良く疾走するドライブ感。パーソネルは、「ベルンハルト・シューラー(p)」、前アルバムより参加のキューバ人ベーシスト、「オマール・ロドリゲス・カルボ/Omar Rodriguez Calvo(b)」、新加入の「トビアス・シュルテ/Tobias Schulte(ds, perc)」。

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 スコルピオ・ライジング/Scorpio Rising
 トリオセンス/Triosence
 コアポート

        




 残念ながら、まだアルバムがYOUTUBEにアップされていないので、過去のアルバムから2曲。

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 AWAY FOR A WHILE
 トリオセンス/Triosence
 MONS




       
「triosence - A Far-Off Place (live) 」

         

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 Turning Points
 トリオセンス/Triosence
 SONYC/ヤマハミュージックアンドビジュアルズ





        
「triosence - no one's fault (official music video) 」

          

    
    
    


by knakano0311 | 2019-09-27 13:14 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

視界良好

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 知明山山頂付近に残っている倒木の処理が今日の作業。1年前の台風21号のよる倒木である。麓からあがってくる風はもうすっかり秋の風。さほど汗ばむこともなく心地よい。あれほどうるさかった蝉の声はもう聞こえない。片付けたら、見通しがすっかり良くなった。爽快。視界良好。

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 こんな山頂にまで、外来種、「ベニハナボロギク(紅花襤褸菊)」の綿毛が一面に散らばっている。その絹糸の様な優美な光沢とふてぶてしいまでの繁殖力に感心。
   
 さて今宵の曲は、「I can see clearly now」。雪が降らない常夏の国、ジャマイカのボブスレー・チームが、無謀にも1988年のカルガリー冬季オリンピックに挑むという実話に基づく1993年の映画、「クール・ランニングCool Runnings」の主題歌に使われていた。歌ったのは「ジミー・クリフ/Jimmy Cliff」。曲のオリジナルは、作詞・作曲ともに、「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」。
    
【 I can see clearly now 】   作詞・作曲 Johnny Nash
    
「♪ I can see clearly now, the rain is gone,  もう雨は上がったから、今ならはっきり見える
  I can see all obstacles in my way       僕の行く手を阻むものもすべて
  Gone are the dark clouds that had me blind  目の前を遮っていた雲は去り
  It’s gonna be a bright, bright         明るく輝く
  Sun-Shiny day.                  日になるんだ

  I think I can make it now, the pain is gone  もう大丈夫だと思う、痛みは去ったから
  All of the bad feelings have disappeared    嫌な思いはすべて消し飛んだ
  Here is the rainbow I’ve been praying for    ずっと願っていた虹が架かっているよ
  It’s gonna be a bright, bright          明るく輝く
  Sun-Shiny day.                   日がやって来るんだ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
   
    
 「ホリー・コール/Holly Cole」。アルバム、「ベッドで煙草を吸わないで/Don't Smoke in Bed」(1993)から。

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 Don't Smoke in Bed
 Holly Cole Trio/ホリー・コール
 Blue Note Records

        




「Holly Cole Trio - I Can See Clearly Now」

          

「インガ・マリエ/Inger Marie」、「My Heart Would Have a Reason」(2009)から。音質が悪いですがご勘弁を ・・・。

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 My Heart Would Have a Reason
 Inger Marie Gundersen/インガ・マリエ
 Stunt

        



「Inger Marie Group - Live in Tokyo - I can see clearly now」

          

 「ジミー・クリフ」のバージョンも ・・・。

「Jimmy Cliff - I Can See Clearly Now (Official Video) 」

          

    
    
    


by knakano0311 | 2019-09-21 09:58 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

今日一番の迫力は ・・・

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 暑いが爽やかな青空が広がる一庫公園。3連休とあって、朝から駐車場は待ち行列ができるほどの入園者。そして、「ひとくら森のクラブ」は、定例のイベントの日。この日のメニューは木工細工と竹パン。当日参加も含め、5家族、14人ほどの参加者。この日一番の迫力は、大きな「クワガタムシ」と竹パンにかぶりつく男の子。

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 そして炭窯の前には、あな恐ろしや、「ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)」の幼虫の仕掛けた罠、無数の「アリジゴク(蟻地獄)」が ・・・。これも結構な迫力。

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 さて、少ししのぎやすくなってきた宵に聴くのは、懐かしいスタンダード、懐かしいPOPS。「この2枚さえ聴いておけば ・・・」とシニアにおすすめするのが、「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」の「This is Carol ~ Love Song 20」(2016)と「This is Carol ~ Jazz Beauties featuring Nicki Parrot」(2019)の2枚。
   
 前者のアルバムには、「Skylark」から「My Funny Valentine」までの20曲、後者のアルバムでは、まさかこのふたりがデュオるとは思わなかったサプライズ、ゲストに歌う美人ベーシスト、「ニッキ・パロット/Nicki Parrot」を迎えて、「Lullaby Of Birdland」から「Dream」までの25曲、お馴染みのスタンダード、ボッサ、POPSを歌いまくる。この2枚は私のドライブBGMにもなっている。

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 女性ジャズ・ボーカル王国カナダを代表する本格派シンガー&ピアニスト、「キャロル・ウェルスマン」。1960年、トロント生まれ。ボストンの「バークリー音楽大学」でピアノ演奏を、また、ヨーロッパに渡って声楽を学んだという。1990年、トロントにもどった彼女は、トロント大学でジャズ演奏の実技を担当する教員となり、学生への個別指導やジャズ・ヴォーカルの即興アンサンブルを編成して指導にあたっていたが、1987年、「Just Imagination」でデビュー。2000年には、本格的に全米進出。「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」が絶賛し、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」が惚れ込んだという。

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 ディス・イズ・キャロル - ラヴ・ソング20/This is Carol ~ Love Song 20
 キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
 MUZAK INC.






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 ディス・イズ・キャロル~ジャズ・ビューティーズ/This is Carol ~ Jazz Beauties featuring Nicki Parrot
 キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
 MUZAK/FAB

        



 これだけ人気がありながら、なぜかYOUTUBEにあまりアップされていない。音質が悪いが、2018年、クリーブランドのジャズ・クラブで行われた初のデュオ・ライブの様子を。

「Carol Welsman / Nicki Parrott Duo」

          

 彼女を一躍スターダムに押し上げた6枚目のアルバム、「ザ・ランゲージ・オブ・ラブ/The Language of Love」(2003)から、サンバの名曲、「コラソン・レヴィアーノ/CORACAO LEVIANO」。デビューから一貫してスタンダード、POPSを中心に親しみやすい曲を都会的で、新鮮で瑞々しく、ぶれずに聴かせてくれる姿勢には共感する。

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 Language of Love
 キャロル・ウェルスマン
 Savoy Jazz

        




「Carol Welsman ~ CORACAO LEVIANO」

          
    
     
             
by knakano0311 | 2019-09-16 15:25 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ふ~~~ん

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 今日は公園でよく見る置き土産の話。一番上は公園のいたるところで見かける「シカ(鹿)」の糞。鹿はなんでも食べる大食漢。1日に約3kg食べると言われているので、それだけにその排泄する糞の量も尋常ではない。そして、「イノシシ(猪)」の糞。岩の上、階段の上など目立つところに置かれている。縄張りの主張だという。未消化の木の実が混じっているのがよくわかる。
   
 黒い固まりが山のように積もるの、属に言われる「狸のため糞」です。(写真はNETより拝借) 「タヌキ(狸)」は、毎日決まった場所に糞をするため、毎日積もり積もってこのようになるという。よくわかりませんが、切り株の上にも。糞かどうかもわからない。この他、「ノウサギ(野兎)」、「リス(栗鼠)」など公園に住んでいる他の動物の糞ももちろんありますが、私はまだ見ていません。
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 そして、この糞に集ってくるのが、「オオセンチコガネ(大雪隠金亀子、大雪隠黄金虫)」。「雪隠(せっちん):厠、便所の意味」という文字が入っていることからわかるように、「糞虫」と呼ばれる甲虫の一種。動物の糞に集まり、糞を食べることから「食糞性コガネムシ」とも呼ばれるが、その習性から受ける印象とは違って、金属光沢を帯びた美しい甲虫。(写真はNETより拝借)
   
 さて、お土産は「Souvenirs」ということで、今宵の曲は、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」の「Souvenirs Souvenirs」。アルバムは、「C Minor」(2006)、「Out of Track」(2009)に収録されていますが、YOUTUBEにアップされている、「Out of Track」の方を。

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 C Minor
 Giovanni Mirabassi Trio, Andrzej Jagodzinski
 澤野工房





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 Out of Track
 ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ/Giovanni Mirabassi Trio
 Discograph

          




「Souvenirs souvenirs (feat. Gianluca Renzi, Leon Parker) - Giovanni Mirabassi」

          
   
   
   

by knakano0311 | 2019-09-14 10:45 | 炭焼き小屋から

久しぶりの鋸の感触がいい

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 久しぶりの尾根筋での伐採作業。5月下旬以来の3ヶ月ぶりか。あの頃は初夏の爽やかな風を受けての作業だったが、今日は蒸し暑い中を、「はあはあ」言いながら尾根を上がっていく。先日の台風の影響もあったので、登山道には結構折れた枝が散乱している。久しぶりに耳にするチェーン・ソーの音、久しぶりに手にする鋸の感触がいい。やっと本来の森林ボランティアに戻った感じ。山頂の岩には、縄張りを主張する「イノシシ(猪)」の落し物が ・・・。

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 さて、今宵久しぶりのピアニストは、「レシェック・モジジェル/Leszek Możdżer」。舌を噛みそうで、いつもまともに発音できません。1971年生まれ、ポーランドの音楽家、ジャズ・ピアニスト、映画音楽の作曲家、音楽プロデューサーでもある。両親のすすめで5歳の時にピアノを始め、18歳でジャズに出会ったという。1996年、「グダニスク音楽アカデミー」を卒業。これまで「クシシュトフ・コメダ」賞(1992年)、ポーランド外務大臣賞(2007年)などを受賞。 幅広いキャリアで多くの音楽作品に参加しており、コラボレーションしたアーティストは、「パット・メセニー/Pat Metheny」、「アンナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」など多数に及ぶ。映画音楽の作曲家ともコラボしており、「ジョニー・デップ/Johnny Depp」主演の「ピーター・パン」を素材にした「ネバーランド/原題:Finding Neverland」(2004)や「ハチ公物語」のリメイク、「HACHI 約束の犬/原題: Hachi: A Dog's Tale」(2009)などの映画音楽で演奏している。 世界各国で公演を行っており、ショパン生誕200年にあたる2010年には、来日公演を行った。

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 いくつかのポートレートを見て、強い印象を受けたのは、その圧倒されそうな「目ヂカラ」。そして全体の印象も「容貌魁偉」の「怪人」といってもいいくらいのその迫力。クラシック・ピアノの基礎的な技法は確かなもので、その上に奔放なジャズのイマジネーションの世界を築いている。私が最もご贔屓する欧州ジャズ・ピアニストのひとり。
     
 ベルリン交響楽団のストリングスとコラボした、「Leszek Mozdzer & Friends」のアルバム、「Jazz At Berlin Philharmonic III 」(2015)から「Praying」。この曲を聴いただけで、「ああ!この人は天才」と感じてしまう。コラボメンバーは、お馴染み、スウェーデンを代表する才人ベーシスト、「ラース・ダニエルソン/Lars Danielsson(b)」、イスラエル出身「ゾハール・フレスコ/Zohar Fresco(perc)」と「Atom String Quartet」。

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 Jazz at Berlin Philharmonic II
 Leszek Mozdzer & Friends
 ACT Music





        
「Leszek Mozdzer & Friends - Praying」

           

「Leszek Możdżer & Friends - Etude no.2」

           
    
      
       


by knakano0311 | 2019-09-07 17:03 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

マダニと山ヒルに気をつけながら ・・・

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 ぐずついた日が続いているが、どうにかもった雨あがりの間に、今日も、「台場クヌギ」の再生林に植樹した「クヌギ苗」の手入れ。鹿の頭が届かないように、ツリー・シェルターを上方へずらす作業と、苗に巻き付いた蔓や下草の除去を行う。この作業も本日で終了。来週からは、我々森林ボランティアの本来的作業と言える、「ヒサカキ(非榊)」、「アラカシ(粗樫)」など常緑広葉樹の間伐作業にやっともどれる。思えば、去年は炭焼き関連作業を除けば、豪雨や台風の後処理に追われ、今年は鹿の食害対策にほとんどの時間を取られた日々であった。自然の中で、木を伐採するという爽快な作業にまた戻れる。

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 この時期、「スズメバチ(雀蜂、胡蜂)」と並んで怖いのが、「マダニ(真蜱)」と「ヤマヒル(山蛭)」。どちらも草むらに潜んで、野生動物や人を待ち伏せし、その体に付着して、皮膚から吸血する。
  
 「マダニ」の場合、大変なのは、噛まれた痛みよりもむしろ、「日本紅斑熱」や、「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」などの感染症。死亡例も報告されている。「マダニ」は、咬み付いた箇所をセメント物質を分泌して固着し、吸血するため除去しづらくなり、虫の一部が残ってしまったりする場合があるので、皮膚科や外科を受診し、除去してもらうこと。また感染症対策のためにも、皮膚科での処置が望ましいとされる。
  
 先週我々の仲間も一人、付着したことに気づかないまま咬まれ、気づいたあと皮膚科で除去と感染症対策をしてもらった。
  
 「ヤマビル(山蛭)」。これは見るからに気持ち悪い。吸血性の「ヒル」としては、日本本土では唯一の陸生の「ヒル」だという。体長は25-35mmでゴムのように倍くらいまで伸びる。「ヤマヒル」は、毒や、病気を移す事はなく無害なので、皮膚から剥がしてしまえばいい。しかし、吸盤を使ってしっかりと吸い付いているのでなかなか離れにくい。「ヤマヒル」はとにかく乾燥が嫌いなので、食塩、消毒用アルコールや忌避剤等をさっとかけてやるだけでコロっと取れるという。我々の場合は、年寄りの乾燥肌、大して傷もつかないので、爪で無理やり剥ぎ取っている。
  
 「マダニ」、「ヤマヒル」とも付着を防止するには、夏でも長袖・長ズボンの着用が原則。さらに、作業前に虫よけ剤を使用こともいい。そして、どちらも、「イノシシ」、「シカ」など野生動物が主な宿主。触らないことが大事である。我々は、作業後に相互に衣服をチェックして、付着がないことを確認し、作業を終えている。こんなことが、本来業務と同じくらい大事なことである。

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 作業中、一休みする傍らでは、片腕のもげた「カマキリ(蟷螂)」が、それでも斧を振り上げて私を威嚇してくる。クヌギ林の自然観察路では、「チョッキリムシ(チョッキリ虫)」が、ドングリに卵を産み付け、切り落とした枝が一面に散乱。もうここでは秋が始まっている。ワークショップで待っていたのは、自宅で採れたという甘い「スイカ(西瓜)」。本日のご褒美。

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 さて今宵の音楽。CDショップ店先で聴いたポートランド在住のアメリカ人アーティスト、「ゴールドムンド/Goldmund」。秋風のそよぎが聴こえてくるようなアルバムは、3rdアルバム、「Famous Places」(2010)。「ポスト・クラシカル」というような言い方もあるが、これはもう典型的な「環境音楽」のカテゴリーといっていいでしょう。
   

 「ゴールドムンド」。本名を「キース・ケニフ/Keith Kenniff」といい、1981年ペンシルベニア州生まれの37歳。少年時代からギターやドラム、ベースなどを演奏していたが、「バークリー音楽院」では打楽器を専攻したという。オーガニックなエレクトロニカ路線(意味不明?)を中心に活動を展開しているというが、音楽のコンセプトによって、キース本人名義のほか、「Helios」、「Mint Julep」、「Meadows」、「SONO」など多くの名義を使い分けてアルバムを出しているが、「Goldmund」はピアノ・ソロ・プロジェクトだという。テレビCMや映像の世界でも活躍する多才な音楽家。三刀流も五刀流も使い分けるアーティストというところか。
    

 「ピアノ・アンビエント/ポスト・クラシカル」とはこういう音楽を言うのかと感じる素朴でセンチメンタルな美しいピアノ・ソロ・アルバム。聴いていて、フランス、ブルターニュ出身のピアニストで、「海辺のピアニスト」と呼ばれている、「ディディエ・スキバン/Didier Squiban」を思い出した。「Famous Places」、フルアルバムがアップされていました。

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 Famous Places
 Goldmund
 p*dis / Western Vinyl





        
「goldmund - famous places」

          
    
    
    

by knakano0311 | 2019-08-31 10:18 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

食物連鎖の森で ・・・

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 我々が森林ボランティア活動をしている公園は、麓にダム湖があるために、除草などに農薬は一切使っていない。そのため、時には鬱陶しく思うこともあるのだが、「虫の楽園」である。その虫を狙って鳥や小動物が、そしてそれを捕食する動物が集まってくる。その結果、多様な生き物が住むことによって、いわゆる食物連鎖が保たれている。
  
 ボランティア作業を終え、帰ろうとすると目の前に、どんぐりのついた「アラカシ(粗樫)」の枝がぽとりと落ちてきた。この時期にはよくあること。周りを見ると、もう結構、同じような枝が落ちている。「チョッキリ虫/ハイイロチョッキリ(灰色チョッキリ)」の仕業。上の写真、いわゆる「ドングリ」の椀の部分、「殻斗」に小さな孔が開いているのがわかるだろうか。「チョッキリ虫」はここに穴を開け、「ドングリ」の中に産卵するのである。そして、その産卵した「ドングリ」を葉のついた枝ごと切り落とす。幼虫が育った後、土に潜りやすいようにするためだという。卵から孵った幼虫は、「ドングリ」の果肉を栄養分に成長し、翌年の夏、成虫となるという。
  
 残念なことに、私は、「チョッキリ虫」の成虫の実物や、枝を切り落とす瞬間の成虫は一度も見たことないのだが、NETから拝借した下の写真のように、成虫は実に奇っ怪な姿をしてる。長く伸びた口吻で器用に穴を開け、枝を切り落とすという。これからあたり一面、チョッキリ虫」の切った葉で埋まる日も近い。

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 こちらは、鳥か小動物にでも襲われたのだろう、結構大きな「カブトムシ(甲虫、兜虫)」の死骸。死してもなお角と艶やかな甲殻がその存在を感じさせる。通りかかった男の子に「欲しい?」と聞いたら、さすがに「いらない」と即答。多様な生き物の食物連鎖。そうそう、これから秋の時期にかけては、林の中に巣を作っている「スズメバチ(雀蜂、胡蜂)」にも注意しないと ・・・。

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 今宵のピアノ、スウェーデンのドラマー、「エミル・ブランクヴィスト/Emil Brandqvist」率いるピアノ・トリオ。アルバムは、3作目となる「Falling Crystals」(2016)。最近は、ドラマーが主役から脇役になったためか、ドラマーがリーダーとして率いるのは、昔ほど多くなくなっているように思う。1981年生まれ、38歳の気鋭の若手。多分このドラマーの「エミル・ブランクヴィスト」が惚れ込んだんでしょう、フィンランドのピアニスト、「ツォーマス・トゥルネン/Tuomas A. Turunen」、ベースの「マックス・ソルンベルグ/Max Thornberg(bass)」と2012年にトリオを結成、「Breathe Out」(2013)がデビュー・アルバム。「ツォーマス・トゥルネン」のピアノは、自然を見透すというか、その思索的な響きは絵画的で美しい。キラキラと、音が連鎖して降り注ぎ、ピアノが際立ってリリカルに響く。一部に弦楽四重奏とパーカッションが入るが、ストリングスとも自然に溶け合って違和感は全くない。そのアルバムから、「Through the Forest」を。

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 Falling Crystals
 Emil Brandqvist Trio/エミル・ブランクヴィスト・トリオ
 Soulfood




        
「Through the Forest - Emil Brandqvist Trio」

          
    
      
       


by knakano0311 | 2019-08-23 18:03 | 炭焼き小屋から