人気ブログランキング |

大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:音楽的生活( 638 )

太陽の塔を見て昔を懐かしむ


太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_12033796.jpg

太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_12040371.jpg
太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_09571256.jpg


 冬物と春ものを買いに、暖冬により早まったバーゲン・セール訪れたのは、「エキスポシティ」。1970年、入社2年目にあった大阪万博、「EXPO'70」の会場跡地にできた大型ショッピングモールと映画館、水族館、大観覧車などのエンターテイメントが組み合わさった複合施設。あれから50年。その後は、「風神雷神」という絶叫型ジェット・コースターで知られた「エキスポランド」という遊園地になり、それが痛ましい事故で閉鎖のやむなきにいたり、紆余曲折を経て、そのあとにオープンした施設である。会社生活の後半は、毎朝モノレールで見ながら通勤していた「太陽の塔」。首都圏に住んでいた妻も万博を訪れたという。二人で「太陽の塔」を懐かしく見、あの頃を思い出しながら、フード・コートで食事を楽しむ。

太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_23590984.jpg



 今宵のアルバム。観覧車のジャケットで、2018年グラミー賞「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」最終ノミネート作品の「The Subject Tonight Is Love」(2018)。「ケイト・マクギャリー/Kate McGarry」の作品。日本でも多くのファンを持つ実力派女性ヴォーカリスト/ソングライター、「ケイト・マクギャリー」が気心の知れたミュージシャン、長年の伴侶である「キース・ガンズ/Keith Ganz」のギターと、売れっ子鍵盤奏者、「ゲイリー・ヴェルサーチ/Gary Versace」によるオルガンとピアノというシンプルな編成を軸にして吹き込んだ、親密な空気感に心潤うアルバム。スタンダードからオリジナルまで、凛として透明感あふれる歌声と、ベテランらしいリラックスした軽やかな演奏、シンプルでアコースティックなサウンドで聴かせる。

太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_16485851.jpg


 THE SUBJECT TONIGHT IS LOVE
 KATE MCGARRY
 Inpartmaint





 プロモーション・ビデオ、グラミー賞ノミネートを受けてのライブの模様、アルバム冒頭の「Prologue: The Subject Tonight Is Love」を。

「Kate McGarry - Keith Ganz - Gary Versace – The Subject Tonight Is Love」
          

「Kate McGarry Trio - 2019 Grammy Nominees for Best Jazz Vocal Album」
          

「The Subject Tonight Is Love - Kate McGarry Trio」
           

 さて、遊園地といえばお決まりだったのが、「メリーゴーランド」。我々シニアには、「回転木馬」と言ったほうが馴染みが深いかもしれない。「スタジオ・ジブリ」制作、「宮崎駿」監督の日本の長編アニメーション映画に「ハウルの動く城」(2004年公開)がある。このテーマ曲が、「久石譲」作曲の「人生のメリーゴーランド」。このテーマ曲を気に入ったシャンソン歌手の「クミコ」が、「宮崎駿」監督に手紙を出し、「歌詞をつけて、自分に歌わせてもらえないだろうか」という手紙を出し、快諾してもらったという歌が、「人生のメリーゴーランド」。「クミコ・ベスト わが麗しき恋物語」(2006)から。

太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_17511298.jpg


 
 クミコ・ベスト わが麗しき恋物語
 クミコ
 avex io





【 人生のメリーゴーランド 】  作詞:覚和歌子 作曲:久石譲

「♪ 回れ星のように  歌え花火のように
   向かい風ににも止められない  メリーゴーランド

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   捨て台詞みたいに  人生は終われない
   やりきれないことばかりならば  なおのこと

   回れ星のように  歌え花火のように
   向かい風にも止められない  メリーゴーランド  ♪」
   
   
「人生のメリーゴーランド - クミコ」
          

   
 ピアノです。イタリア出身の御贔屓ピアニスト、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」。彼は、少年時代から日本のアニメファンであり、特に「スタジオ・ジブリ」のアニメが大好きらしく、2015年には、ジブリ作品を中心にカバー収録した「アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~」をリリースし、最近では、「MITAKA CALLING -三鷹の呼聲- 」というジブリ・カバー集のアルバムをリリースしたばかり。「Howl'S Moving Castle(人生のメリーゴーランド)」は、「アニメッシ」にも収録されているが、ちょっとあざとい気もするアニメ企画ではなく、最初に収録され、純粋にピアノ・アルバムとしてリリースされた、「プリマ・オ・ポワ/Prima o Poi」(2005)がいい。

太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_00043101.jpg


 
 アニメッシ~天空の城ラピュタ ほか~
 ジョバンニ・ミラバッシ
 日本コロムビア





太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_00052136.jpg


 
 MITAKA CALLING -三鷹の呼聲-
 ジョバンニ・ミラバッシ
 日本コロムビア




太陽の塔を見て昔を懐かしむ_b0102572_00113776.jpg

 
 Prima O Poi
 ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ
 Bang






「Giovanni Mirabassi - owl's Moving Castle (ハウルの動く城)」
 
          

    
     


by knakano0311 | 2020-02-17 10:03 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

まだ2月だというのに

まだ2月だというのに_b0102572_17565005.jpg
まだ2月だというのに_b0102572_17571271.jpg
 ほんわかと暖かい朝。山作業に向かうため車を出す。温度計は12℃を示し、車のフロントガラスは結露している。山の麓のダム湖からは、朝靄(あさもや)が立ちこめている。はやくも咲き始めている「オウバイ(黄梅)」を見つけたので、車を止めてパチリ。まだ2月だというのに、ほんわかと春めいた朝だった。

まだ2月だというのに_b0102572_20422841.jpg


 今宵のアルバム、カナダのジャズ・ヴォーカリスト、「エレン・ドーティ/Ellen Doty」の「Come Fall」(2018)。「秋が来る」というタイトル、物悲しさを感じさせる歌詞なのに、メロディや歌唱は、やや気だるく、まったりとして、布団から出たくないような春の朝の気分にさせるといったら、あたっているだろうか。

 「エレン・ドーティ」。ややハスキーで温かみのあるボーカル。ヴォーカルと、ピアノとドラムだけの編成。静謐さが際立つ。ジャズ・ヴォーカリストと紹介されているが、このアルバムを聴いてみたが、「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」などの系譜に属する「Jazzy,Not Jazz」系のように思える。このアルバムの曲は、すべて彼女のオリジナルだという。2014年にアルバム「Gold」でデビュー、「ワールド・クラスの才能」と評価され、大きな期待を集めた。そんな、彼女の2ndアルバムである。

 「このアルバムのために50曲以上の曲を書き、12曲を選びました。そして実際にレコーディングに入る前に、様々なバンド形態を試しました。当初はもっと大人数の編成だったのですが、ある夜、スタジオに残っていたピアニストとドラマーだけで演奏してみたら、それこそが求めていたサウンドでした。」と本人は語る。 発売と同時にカナダでセンセーショナルな反響を呼び、iTunesのジャズ・チャート1位を獲得したという。

まだ2月だというのに_b0102572_18172858.jpg


 
 COME FALL
 エレン・ドーティ/Ellen Doty
 ALMRE






 アルバムの収録曲で印象的な2曲を ・・・。

【 September Moon 】  by Ellen Doty

「♪ Ooaa, aaaa
   She never loved you, she was only passing time   
               彼女はお前を愛していなかった ただ通りすぎただけ
   She never knew you, you were just a run around  
               彼女はお前を理解していなかった お前はただ踊らされていただけ
   This is how it goes, you end up *on* the ground   
               どうあがいたって、結局打ちのめされるのがオチ
   But you can't slow down, but you can't slow down 
               でもお前は、のめり込むのを抑えることができないんだな

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「September Moon - Ellen Doty」
          


「Dreams You Don't Remember (feat. Scott MacKay) - Ellen Doty」
          
   


    


by knakano0311 | 2020-02-15 10:46 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

チョコを噛じると、少し昔の映画を思い出した


チョコを噛じると、少し昔の映画を思い出した_b0102572_23385954.jpg
 次男のお嫁さんと孫娘から、うれしいバレンタイン・ギフト。業界の仕掛けに踊らされていることは十分承知だが、義理チョコでも、送った人、送られた人、双方に笑顔をもたらすなら、それは意味があること。

 噛じりながら、思い出したのは、映画「ショコラ/原題:Chocolat」(2000年公開)。「ラッセ・ハルストレム/Lasse Hallström」監督が、「ジュリエット・ビノシュ/Juliette Binoche」、「ジョニー・デップ/Johnny Depp」主演で描く愛のファンタジー。古くからあるフランスの小さな村に、ある日謎めいた母娘がやってきて、チョコレート・ショップを開店する。古き伝統を頑迷に守るこの村に似つかわしくないチョコだったが、母、ヴィアンヌの客の好みにあったチョコを見分ける魔法のような力で、村人たちはチョコの虜になってしまう。やがて氷のように閉ざされた村人の心を開いていくが ・・・。

チョコを噛じると、少し昔の映画を思い出した_b0102572_11230429.jpg


 ショコラ [DVD]
 ジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ(主演)
 ラッセ・ハルストレム (監督)
 パイオニアLDC








 この映画では、ヨーロッパ・ジャズの祖でもある伝説のJAZZギタリスト「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の創始した音楽、「ジプシー・スイング/Gypsy Swing」がふんだんに聴ける。本当に弾いているかどうかはわからないが、デップがギターを引くシーンも見られる。ラインハルトの代表曲といえば映画の中でも演奏される「マイナー・スイング/MINOR SWING」。「ショコラ」のサウンド・トラックで「Minor Swing」と映画のシーンを ・・・。

「Johnny Depp; Malcolm Ross; Ian Stoddart - Minor Swing」   
          

 そして、「ショコラ」の中でデップがギターの弾き語りをしていた曲が、「ジプシー・イン・マイ・ソウル/The Gypsy in My Soul 」。ラインハルトの曲ではないが、古いスタンダードらしい。ギターを弾く姿がなかなか様になっているが、もともとミュージシャンとしてキャリアをスタートさせたデップは自分のバンド、「ハリウッド・ヴァンパイヤーズ/The Hollywood Vampires」を持つようになったのは、この映画がきっかけだっただろうか?

 その「Gypsy in My Soul」。ご贔屓「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の自身のアルバム、「Gypsy in My Soul」(2004)から。ジプシー・スイングを基調とした、うきうきするようなスイング感あふれるサウンドにのせて、有名なスタンダード曲が、彼女の艶やか声で響き渡る。「ジプシー・イン・マイ・ソウル」。ヴァースに続くイントロは「マイナー・スウィング」のメロディーで、いつの間にか「ジプシー・イン・マイ・ソウル」になり、エンディングは再び「マイナー・スウィング」に戻るというアレンジが面白い。

【 Gypsy in My Soul 】 by Moe Jaffe, Clay Boland, Clay Boland

「♪ If I am fancy free        もし私が自由奔放で
  And love to wander       放浪が好きだとしても
  It's just the Gypsy in my soul  それは私の中のジプシーの血がそうさせるのだ

  There's something calling me  私を呼ぶ声が聞こえる
  From way out yonder      どこか知らないところから
  It's just the Gypsy in my soul  それは私の中のジプシーの魂が呼んでいるのだ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

チョコを噛じると、少し昔の映画を思い出した_b0102572_23515938.jpg

 
 Gypsy in My Soul
 コニー・エヴィンソン/Connie Evingson
 Minnehaha Music






「Gypsy in My Soul - Connie Evingson」
          

  


by knakano0311 | 2020-02-13 12:31 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

孫の顔見たさに700kmを駆ける

孫の顔見たさに700kmを駆ける_b0102572_22150414.jpg
 先日、長男に女の子の孫が生まれた。私たち夫婦にとっては3人目の孫。早速、静岡まで片道350km、車を駆って日帰りだったが、会いに行って来た。会ったのはたった20分ほどで、すぐにとんぼ帰りであったが、その天使のような顔を見られただけで700kmを駆けた甲斐があった。

孫の顔見たさに700kmを駆ける_b0102572_22270701.jpg
 道中、草津から先、四日市まで開通したばかりの「新名神高速道」、その先豊田JCTまでの「伊勢湾岸道路」、さらに静岡までの「新東名高速道」、いずれも走るのは初めてであったが、名神、東名と違って、道路状態もよく、また新しいSAやPAは上下線とも同じ施設を利用するので、逆走が起こりやすいと聞いてので注意はしていたが、そんなこともなく快適なドライブができた。そして、話には聞いていたが、「120km」の速度制限表示を見たときは、ちょっと驚くと同時に、アクセルを踏む足におもわず力が ・・・。

 今宵の歌、ドライブの記事の時は、毎度おなじみですが、今回も「Two for the Road」。「二人はまだ旅の途中」という意味でしょうが、「スタンリー・ドーネン/Stanley Donen」監督、「オードリー・ヘプバーン/Audrey Hepburn」主演のシニア世代には懐かしの映画、「いつも2人で/原題:Two for the Road」(1967)の主題歌。

 倦怠期を迎えた結婚12年目の夫婦が、今再び愛を取り戻そうと、車でフランスの旅に出る。「いつも2人で」は、そんな大人のロード・ムービー。古い映画で、地味ですが好きな映画の一つ。作曲は、あの「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」、作詞は「レスリー・ブリカス/Leslie Bricusse」。

【 Two for the Road 】  by Henry Mancini , Leslie Bricusse

「♪ If you’re feeling fancy free        もしあなたが自由でありたいと思うなら
  Come wander through the world with me  私と一緒にこの世界を歩んでいこう
  And any place we chance to be       そして訪れたその時々の場所が
  Will be a rendezvous           二人の新しいめぐり逢いとなるでしょう

  Two for the road             二人で過ごす人生という旅のまだ途中
  We’ll travel through the years      この旅は何年か経ったら
  Collecting precious memories     たくさんの大事な思い出が積み重なり
  Selecting souvenirs           二人で選んだ旅のお土産も集まる
  And living life the way we please   これからもこの楽しい人生の旅を歩んでいこう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


 デンマーク出身の女性ボーカル、「キャサリン・レガール/Cathrine Legardh」とベテラン・ピアニスト、「ブライアン・ケロック/Brian Kellock」とのデュオから。アルバムは、端正なバラードとスウィンギーなリズム感が魅力の「Love Still Wears A Smile」(2013)。

孫の顔見たさに700kmを駆ける_b0102572_23292463.jpg


 Love Still Wears A Smile
 Cathrine Legardh & Brian Kellock/キャサリン・レガール&ブライアン・ケロック
 Storyville





「Two for the Road - Cathrine Legardh & Brian Kellock」
          


 さて、次は、ピアノの弾き語り。女性ジャズ・ボーカル王国、カナダを代表する本格派シンガー&ピアニスト、「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。「旅」をテーマにしたアルバム、「Journey」(2012)から。

孫の顔見たさに700kmを駆ける_b0102572_23311066.png


 Journey
 Carol Welsman/キャロル・ウェルスマン
 Justin Time Records





「Two For The Road - Carol Welsman」
          


 極めて寡作であるが、私ご贔屓の、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」の歌唱。「笹島明夫」のギターとのデュオ・アルバム、「Quiet Intentions」(2013)から。

孫の顔見たさに700kmを駆ける_b0102572_23322448.jpg


 Quiet Intentions
 Carla Helmbrecht & Akio Sasajima(笹島明夫)
 Tonegold Records






「Two for the Road - Carla Helmbrecht & Akio Sasajima」
          

 最後はインストで。「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、「パット・メセニー/Pat Metheny」をフューチャーしたアルバム、「ミズーリの空高く/Beyond the Missouri Sky (Short Stories)」(1996)から。

孫の顔見たさに700kmを駆ける_b0102572_23422063.jpg


 ミズーリの空高く/Beyond the Missouri Sky
 パット・メセニー/Pat Metheny、チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden
 ユニバーサル ミュージック






「Two For The Road - Pat Metheny & Charlie Haden」
          
    
    
     






by knakano0311 | 2020-01-26 23:48 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)

書き初めを見て運気があがると思ったが ・・・

書き初めを見て運気があがると思ったが ・・・_b0102572_21505409.jpg

 出かけた西宮の大型ショッピング・モールのエントランスに、新年のモニュメントとして飾ってあったのは、カラフルで巨大な書き初め。めでたい兆しを表す雲の「祥雲(しょううん)」という文字。若手の女流書道家、「青柳 美扇(あおやぎ びせん)」氏が、1月4日に行った「書初めパフォーマンス」の書だという。「ご来店いただいたお客様に幸せが降り注ぎ、1年間幸福に過ごしていただけるようにと願いを込めて書きました」という彼女の言葉が添えてあった。そういえば、書き初めをしなくなってから、もうどれくらい経つのだろうか? 小中学校のころは、たしか冬休みの宿題としてあったので、それ以降だろうか? さすれば、もう60年近くということになる。息子たちも「書き初め」を書いていた記憶がないが、最近は宿題として出ないのだろうか?

書き初めを見て運気があがると思ったが ・・・_b0102572_21594070.jpg

 さて、その日買い求めた初聴きボーカル第2弾は、「真夜中のため息 ・・・ ボサノヴァとジャズが交差する中、ふくよかな美しい歌声が真夜中と同化する」。そんなキャッチを見て、新年早々、よからぬ想像をしつつ入手してしまったのが、「アレクシア・ボンテンポ/Alexia Bomtempo」のアルバム、「真夜中のため息/Suspiro」(2018)。「Suspiro」は、ポルトガル語で「ため息」のことだという。

 「アレクシア・ボンテンポ」。1984年、ワシントンDC生まれの35歳。母は米国人、父はブラジル人でデビュー当時から、英語とポルトガル語を使い分けるシンガー・ソングライターだった。7才で父親と共に、リオに転居、10代後半に高校と大学のため再渡米するも、2005年からは再びリオに移住して音楽活動を開始し、2008年に1stアルバム、「アストロラビオ/Astrolabio」をリリース。日本でも評判を呼んだという。

書き初めを見て運気があがると思ったが ・・・_b0102572_22490481.jpg


 2013年にリオから再びNYに移住。ブラジルと米国というダブル・アイデンティティを活かして、ルーツであるボサノヴァに現在NYのジャズ・テイストを加味しつつ、活動を続けている。2014年には、約半年日本に滞在し、六本木グランドハイアットの「バー・マデュロ」で毎晩歌っていたという。

 アルバム、「真夜中のため息/Suspiro」。「ペギー・リー/Peggy Lee」に始まり、「ジョルジ・ベン/Jorge Ben」、「エドゥ・ロボ/Edu Lobo」などの曲をカヴァーしているが、懐メロ化し、発祥の国ブラジルではもうほとんど聞く人もいないと言われているが、単なるボッサではなく、ジャジィなテイストが加わり、カラフルでコンテンポラリーな印象のアルバムに仕上がっている。

 しかし、本音を素直に言うと、私はボッサについては、どちらかというと、たぶん化石に近い守旧派。ボッサでもないし、さほどJAZZYとも思えない、彼女に馴染むには少し時間が必要だ。書き初めを見て運気があがると思って買ってみたが ・・・。私はため息。あまり音質のいい動画がYOUTUBEにアップされていなかったので、ご勘弁を。

書き初めを見て運気があがると思ったが ・・・_b0102572_22355966.jpg



 真夜中のため息/ Suspiro
 アレクシア・ボンテンポ/Alexia Bomtempo
 コアポート






「Alexia Bomtempo - Floating Away (Teaser) 」
          

「Alexia Bomtempo - Suspiro」
          

「Alexia Bomtempo - Eles Querem Amar (Jorge Ben) 」
          


 口直しに、別のアルバムからのオフィシャル・ビデオのマシな音質と映像を。

「Alexia Bomtempo - I Thought About You (Official Music Video) 」
          
    
     
    


by knakano0311 | 2020-01-09 17:27 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます_b0102572_13311467.jpg


      今年もよろしくお願いいたします。
   

 新春一番の曲は、「en ny dag (a new day)」。「ティングヴァル・トリオ/Tingvall Trio」を率いる、スウェーデンのジャズ・ピアニスト、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」のソロ・アルバム、「En Ny Dag」(2012)から。

明けましておめでとうございます_b0102572_13494612.jpg



 En Ny Dag
 Martin Tingvall
 Soulfood





「En ny dag · Martin Tingvall」
          
    
   
     


by knakano0311 | 2020-01-01 13:56 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)

TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!

TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!_b0102572_12211181.jpg
 TVが最もつまらない日、大晦日です。この季節、関西では鍋料理が盛んである。この時期、忘年会では定番、家庭でも鍋を囲むことが多い。アジアでは一般的な鍋料理も、欧米では、フォンデュくらいしか思い浮かばないのだが ・・・。すき焼きはもちろん、ふぐちり、かしわ鍋、うおすき、寄せ鍋、水炊き 蟹なべ、もちろん松葉ガニ(ズワイガニ)である。さらに、湯豆腐、ぼたん鍋、はもすきとつづく。鍋の呼び名も、具材も実に豊富。ふぐ以外は我が家でもしたことのある鍋。大阪に来るまでは、鍋といえば、すき焼きかジンギスカン鍋ぐらいしか知らなかったので、関西地方の鍋の豊富さに驚いたものである。
   
 三男が帰ってきた昨夜は、早速、ズワイガニを仕入れてきて、寄せ鍋。麦焼酎のあては、妻の実家から送られてきた、神奈川は三崎港で上がった鮪。いや、至福の夕餉。今宵もきっと鍋でしょう。「関西鍋地図 (抜粋:関西・大阪21世紀協会)」。こんな地図がありました。

TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!_b0102572_12220453.jpg
    
 さて、今宵の曲は、まず「It's My Party」から。歌い手はトロント生まれのカナダのジャズ・ヴォーカリスト、ピアニストの「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。アルバムは、「What'cha Got Cookin'?」(2006)から。1963年の懐メロ、「レスリー・ゴーア/Lesley Gore」の「涙のバースディ・パーティ/It’s my party」のカバー。自分の誕生日パーティーで、好きな人が他の女の子とできてしまったという歌。ちょっと「テネシー・ワルツ」のような雰囲気の歌詞ですね。
    
【 IT’S MY PARTY (涙のバースディ・パーティ) 】 
                 by Walter Gold, John Gluck Jr., Herb Weiner

「♪ It’s my party, and I’ll cry if I want to 私の誕生パーティなのに
  Cry if I want to, cry if I want to     涙があふれてとまらない
  You would cry too if it happened to you 同じことが起きたらきっとあなたもそうなるわ
   
  Nobody knows where my Johnny has gone  ジョニーがいなくなってしまったの
  Judy left the same time          同じ時にジュディもね
  Why was he holding her hand        なぜ彼が彼女の手を握っているの
  When he’s supposed to be mine       私のものだと思っていたのに
   
  It’s my party, and I’ll cry if I want to  私の誕生パーティなのに
  Cry if I want to, cry if I want to     涙があふれてとまらない
  You would cry too if it happened to you 同じことが起きたらきっとあなたもそうなるわ
   
  Playin’ my records, keep dancin’ all night レコードかけて一晩中踊ろうと思っていたのに
  Leave me alone for a while        一人で放っておかれたの
  ‘Till Johnny’s dancin’ with me      ジョニーが私と踊ってくれるまで
  I’ve got no reason to smile        笑顔になんか戻れないわ
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!_b0102572_12235009.jpg


 What'cha Got Cookin'?
 キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
 日本コロムビア

            




「It's My Party - Carol Welsman」
          

 「やがて虚しき宴かな」。そんな思いを飲み会では何回もしたことがあります。次は、「The Party's Over」。対照的なふたりの歌唱で。まずは、デンマーク出身のシンガー、「カトリーヌ・レガー/Cathrine Legardh」が、イギリス・スコットランド出身のピアニスト、「ブライヤン・ケロック/Brian Kellock」とコンビを組んだデュオ・アルバム、「Love Still Wears A Smile」(2013)から。アメリカのロマンチックなコメディー音楽映画、「Bells Are Ringing」(1956年公開)の挿入歌だという。
   
【 The Party's Over 】
              words by Betty Comden and Adolph Green and music by Jule Styne
     
「♪ The party's over           パーティはもうおしまい
  It's time to call it a day      新しい一日を始める時が来たんだ
  They've burst your pretty balloon  君のかわいい風船は破れ
  And taken the moon away        月も沈んでしまった
  It's time to wind up the masquerade  仮装パーティの後始末をする時が来たんだ
  Just make your mind up the piper must be paid ちゃんと気持ちを整え、精算をする時だ
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
      
TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!_b0102572_12272562.jpg


 Love Still Wears A Smile
 Cathrine Legardh-Brian Kellock/カトリーヌ・レガー - ブライヤン・ケロック
 Storyville

         


   
「Cathrine Legardh & Brian Kellock - The Party's Over」
          

 ガラっと変わって、アップテンポでジャズフレーバー満載の御贔屓、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」のアルバム、「Be Cool Be Kind」(2001)から。

TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!_b0102572_12340010.jpg



 Be Cool Be Kind
 Carla Helmbrecht/カーラ・ヘルムブレヒト
 Heart Music




           
「The Party's Over - Carla Helmbrecht」
          

    
    
     


by knakano0311 | 2019-12-31 13:06 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

季節感を感じないまま新年を迎えていく

季節感を感じないまま新年を迎えていく_b0102572_10280958.jpg
季節感を感じないまま新年を迎えていく_b0102572_10282553.jpg
 年の瀬も押し迫ってきたこの日、ちょっと買い物があったので、西宮の大型ショッピング・モールへ。クリスマスやハロウィーンほど特別なデコレーションやディスプレイには気がつかなかったので、年末を感じるのは食品売り場にずらりと並んだおせち料理くらい。会社も年始年末休暇となり、学校も冬休みに入ったこともあって、いつもより人出は多い。屋上の庭園には、12月だというのに噴水が上がり、子供たちが遊んでいたのには、ビックリ。加えて暖冬傾向。近年は、こんなふうにあまり季節感を感じないまま新年を迎えていくことが多いような気がする。
   
 今宵は、前回の続きで、「JAZZ BAR 2019」(2019)から、いくつか。
   
季節感を感じないまま新年を迎えていく_b0102572_10291450.jpg



 Jazz Bar 2019
 V.A.(選曲・監修:寺島靖国)
 寺島レコード

        



 ドイツの俊英ピアニスト、「オリ・ポッペ/Oli Poppe」のピアノ・トリオの「Maria durch den Dornwald ging(賛美歌;マリアはいばらの森を通り)」。アルバムは、「We'll Be Out For Christmas」(2009 Doublejoe Music)から。 

「Oli Poppe Trio - Maria durch den Dornwald ging」
          

 イスラエル出身のピアニスト、「アリ・エレブ/Ari Erev」率いるトリオの演奏で、「Luigi's Muse(ルイジの女神)」。アルバムは、「About Time」(2008 CD Baby)から。

「Ari Erev - Luigi's Muse」
          

 ハンガリーの新世代のミュージシャン、「ペーター・サリク/Peter Sarik(p)」、「ジョルジュ・フレイ/Gyorgy Frey(b)」、「Tamas Berdisz(ds)」の3人によって2007年に結成されたピアノトリオ。「El Bailador」は、アルバム、「Better Tomorrow」(2008 Tom-Tom Records)から。

「El Bailador - Peter Sarik Trio」
          
    
    
    


by knakano0311 | 2019-12-30 10:39 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)

ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く

ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09492912.jpg
 「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2019」。 ヨーロピアン・ジャズを中心に、隠れた名盤、アーティストを発信する大阪・新世界のジャズレーベル「澤野工房」が毎年、魅力的なピアノ・トリオをプロデュースする「アトリエ澤野スペシャル」。今宵は、ハンガリーのピアニスト、「ミクロス・ガニ/Miklós Gányi」率いるトリオ。名前も初めて、演奏を聴くのも初めてのトリオだから、期待に胸を膨らませ、兵庫県立芸術文化センター小ホールへと出かける。

ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09501673.jpg



 「ミクロス・ガニ」。1989年プダペスト生まれというから、まだ若干30歳。5歳よりバイオリンを習い、そののちピアノに転向、わずか12歳で権威あるコンクールで優勝した。クラシックを学んだが、高校からジャズに没頭、頭角をあらわした。そして、「サワノ」にデモテープを送り、自ら売り込んできたという。「サワノ」の目にとまり、スタンダード曲限定の制約を条件にアルバム契約、2017年に「Beyond the Moment」でデビューを飾った。そして、2作目、「The Angel of Reflection」(2019)をリリース、さらに近々1月に、「Retrospective Furture」がリリースされる予定。

ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09521213.jpg



 今宵のコンサートは、ハンガリーのピアノ・トリオ、「トリオ・アコースティック/Trio Acoustic」のベーシストだった「ピーター・オラー/Péter Oláh(bass)」、最新作からメンバーになった、「アッティラ・ギャールファーシュ/Attila Gyarfas(drums)」とのトリオである。とても30歳とは思えないオッサン顔のガニ。痩身、カーリー・ヘアーのドラムのギャールファーシュより1歳上というから驚き。むしろ、1977年生まれのベーシストのオラーとさほど変わらないように思える。しかし、その老け顔とは裏腹な瑞々しい感性とセンスに溢れた小粋なサウンド。速弾きであるが、力強く安定したオラーのベース。「幻想的」と称されるギャールファーシュの独特なドラミング。すべてがスタンダード曲でありながら新しい感覚に満ちた演奏。「若き才能が奏でる懐かしくも新しい次世代ジャズ」という澤野工房のキャッチにもうなづける至福の一夜。早速会場で今夜の曲が収録された2枚のアルバムを買い求めた。

ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09534822.jpg



 THE ANGLE OF REFLECTION
 ミクロス・ガニ・トリオ/Miklos Ganyi Trio
 澤野工房

       



ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09551361.jpg

 Retrospective Furture
 ミクロス・ガニ・トリオ/Miklos Ganyi Trio
 澤野工房






 この夜の演奏曲は、
   
【1st set】
1)Just Friends
2)Sound Of Silence
3)Poinciana
4)Body&Soul
5)Blues For Monk

【2nd set】
1)If I Were a Bell
2)Ribbon In The Sky
3)Autumn Leaves
4)Continuum
5)Don't You Worry Child ~ Get Luck

【アンコール】
Santa Claus Is Coming To Town

ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09574137.jpg

 帰る頃には、すっかり夜の帳が降り、センター内のライトアップの印象的。このトリオでは、YOUTUBEにアップされていないが、第1作、「Beyond the Moment」のプロモーション・ビデオからサワリを。
ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く_b0102572_09591886.jpg


 BEYOND THE MOMENT
 ミクロス・ガニ・トリオ/Miklos Ganyi Trio
 澤野工房

        



「Gányi Miklós Trio - Beyond The Moment」
          

   
   
    


by knakano0311 | 2019-12-15 10:02 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

In The Evening Twilight

In The Evening Twilight_b0102572_09470145.jpg
 都市の夜景もきれいだが、今日の西の空は、年に何日かあるかないかの美しい夕焼け。こんな美しい黄昏の空を見ると、明日への希望が湧く。
  
 今宵、久しぶりに聴く歌姫は、北欧デンマーク出身のギタリストでヴォーカリスト、「メッテ・ジュール/Mette Juul」。4年ぶりの新譜「Change」。わたしは、デビュー盤、「カミング・イン・フロム・ザ・ダーク/Coming In From The Dark」(2010)からだから、本当に久しぶり。

In The Evening Twilight_b0102572_09481102.jpg


 1975年生まれというから、今年44歳のベテランである。2007年に「インターナショナル・ジャズ・アーティスト・コンペティション/the International Jazzartist Competition」のボーカル部門で見事優勝したというから、かなりの実力の持ち主。しかし、デビュー後は、「Moon On My Shoulder」(2012)、「There Is A Song」(2015)のたった2作という寡作であったが、この9月に新作「Change」がリリースされた。
   
 彼女自身もギターを弾くが、彼女の透明感とアンニュイな雰囲気の声に寄り添う「ウルフ・ワケーニウス/Ulf Wakenius」や「ギラッド・ヘクセルマン/Gilad Hekselman」、「ペア・モレホイ/Per Mollehoj」らのギター。そして、このブログでも取り上げた、デンマークの美メロ・ピアニスト、「ヘイネ・ハンセン/Heine Hansen」、スウェーデンを代表する才人ベーシスト、「ラース・ダニエルソン/Lars Danielsson」ら手練が、アコースティックでブルージーな雰囲気を盛り上げる。
  
 そんなアルバムから、「Evening Song」、「Beautiful Love」、「Northern Woods」。シンプルでピュアな歌唱。いや聴き惚れますね。

In The Evening Twilight_b0102572_09493080.jpg



 Change/チェンジ
 Mette Juul/メッテ・ジュール
 Universal Music A/S





        
「Evening Song - Mette Juul」
          


「Beautiful Love - Mette Juul」
          

「Northern Woods - Mette Juul」
          
   
   
   


by knakano0311 | 2019-12-11 10:04 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)