大屋地爵士のJAZZYな生活

カテゴリ:音楽的生活( 492 )

支えの輪が手繰り寄せた金メダル

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 スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した「小平奈緒」選手。長野県茅野市出身。所属は松本市にある「相澤病院」である。2010年のバンクーバー五輪を前にした2009年から、当時まだ無名だった小平を「相澤病院」は支え続けてきた。(写真はNETより拝借)
   
 「長野の人が長野で五輪を目指したいと言っているのに、どうして長野の企業は支援できないの。みんなができないなら僕がやるよ。」 支援を決めたのは、「相沢孝夫」理事長の心意気だったという。ソチ五輪後のオランダへの武者修行も「スタッフの海外留学」という形で支援。帰国後の2017年からはサポート役としてソチ五輪代表でもある栄養士の「石沢志穂」氏も雇用した。

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 実はこの「相澤病院」、私の父親が脳梗塞で緊急入院をし、最後を看取った病院。そして一人暮らしの母親も、私がちょうど帰省の際、骨折をし、救急車で運んだ病院でもある。そんな縁から応援の力も入ってしまうのだが、山岳救助などのヘリポートなども備え、365日24時間救急対応の、地域ではなくてはならない救急病院。映画化もされた、「夏川草介」著、「神様のカルテ」のモデルともなった病院である。

 もうひとつの大きな支えは、地元、信州大学の教授の「結城匡啓(まさひろ)」コーチ。指導を求めて入学してきた小平と二人三脚で13年間指導、彼女を成長させ、ついに夢を実現させたのは、「科学的コーチングの実践をめざす」という独自のコーチング論。小平が、オランダ留学中も含め、トレーニングやスポーツ医科学などの知識も自力で吸収してきたのも結城コーチの存在が大きかったという。

 さらなる支えは、オリンピック過去2大会を連覇した韓国の「イ・サンファ(李相花)」選手との友情。切磋琢磨するライバルでありながら、お互いをリスペクトし合う姉妹のような付き合いだという。(NET参照)

 試合後、「カルガリーの世界大会で500mの世界記録を塗り替えたい」とさらっと語る小平選手。その向上心に驚かされる。一方、鬼気迫るといってもいいくらいの執念のオーラに包まれ、もちろんあったに違いない大変な苦労や努力、苦悩が、あまり表からは窺い知れないスーパー・アイドル的存在の羽生選手。彼とは対照的に、小平選手を支えた周辺や等身大の彼女がはっきりと見える。彼女の飽くなき向上心と地元を中心とした支えの輪が手繰り寄せた金メダル。

 比べるべくもないが、「出し切って人生を終えたい」 そんなことを思いながらTVを見ていた。

 「♪ ・・・・ そして人生に疑問を感じたり、道に迷ったら  目を覚まして、あなたの考えているグッドライフに さよならをしてほしい ♪」と歌う「グッド・ライフ/The Good Life」が今宵の歌。真のグッド・ライフとは何なのか、山あり谷ありをすべて受け入れて「グッド・ライフ」とする人生の真実を歌った「トニー・ベネット/Tony Bennett」、1963年のヒット曲。

【 The Good Life 】   
    作詩;ジャック・リアドン/Jack Reardon 作曲;サッシャ・ディステル/Sacha Distel

「♪ Oh, the good life,         そうね、グッドライフ
  full of fun seems to be the ideal  楽しさ一杯で理想的な生活におもえるわね
  Mm, the good life,         ふ~ん、グッドライフ
  let's you hide all the sadness you feel 悲しみを感じてもみんな覆い隠してくれるかも・・・
  You won't really fall in love      でもあなたが本当の恋に落ちることはないでしょうね
  for you can't take the chance     あなたにそんなチャンスは訪れないだろうから
  So please be honest with yourself,   だから自分自身に正直になりなさいよ
  Don't try to fake romance       偽りのロマンスを作り上げてはいけないわ

  It's the good life           グッドライフ、私が思うには
  to be free and explore the unknown まだ経験してないことを恐れずに求めていくこと
  Like the heartaches          それがたったひとりで向き合わなければならない
  when you learn you must face them alone    「心の痛み」だとしても
  Please remember I still want you, どうぞ忘れないで 私がまだあなたを想っていることを
  and in case you wonder why      そして人生に疑問を感じたり、道に迷ったら
  Well, just wake up,           目を覚まして、
  kiss the good life goodbye あなたの思っているグッドライフにさよならをしてほしい ♪」

 まず大御所、「トニー・ベネット/Tony Bennett」の歌唱から。アルバムは、「I Wanna Be Around」(1963)。

 I Wanna Be Around 

 Tony Bennett / Sbme Special Mkts. 



「Tony Bennett - The Good Life」

          

 ジャズのスタンダードとばかり思っていた「The good life」。「マイ・ウェイ/My Way」とおなじように、元はシャンソン。元々、フランスのシンガー・ソングライター、音楽家、俳優の「サッシャ・ディステル /Sacha Distel」によって、1962年にメロディがつくられたという。「トニー・ベネット」の大ヒットで逆に、1973年にはディステル自身によってフランス語の歌詞で歌われた。そんなフランス語の歌詞と英語でこの曲、「La Belle Vie (The Good Life)/麗しき人生」を歌うのは、「ディー・ディー・ブリッジウォーター/Dee Dee Bridgewater」。

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 「ディー・ディー・ブリッジウォーター」。1950年生まれのテネシー州、メンフィス出身のジャズ歌手・俳優。父がジャズ・トランペッターで、高校の教師をしていたため、早くからジャズを歌い始めたという。大学で学んだあと、ジャズ・バンドに加わり、1972年から音楽家としてのキャリアをスタート。「ヴァーヴ・レコード」から多数のアルバムを発表し、1990年代以降において「ダイアン・リーヴス/Dianne Reeves」、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」らと共に最も成功したジャズ歌手の一人といわれている。(Wikipediaより)

 米国のJAZZシンガーである彼女が、10年間ほどパリに定住して音楽活動をした「フランス」。全編フランス語で歌われたアルバムが、「J'ai Deux Amours(二つの愛)/フランスへのオマージュ」である。JAZZ風シャンソン・アルバムでも、シャンソン風JAZZアルバムでもない。「ディー・ディー」風シャンソンとしか言い様がないが、込められたフランスへのオマージュが異彩を放つ。

フランスへのオマージュ
ディー・ディー・ブリッジウォーター / ユニバーサルクラシック
ISBN : B000793BA0

「La belle vie (麗しき人生) / The good life - Dee Dee Bridgewater」

          
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by knakano0311 | 2018-02-20 10:08 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)

魂が掴んだメダル

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 興奮!! 感動!! 
 想像を絶する練習、怪我、不安、焦り、葛藤 ・・・・。 
 その全てを乗り越えて、
 魂が掴んだメダル!!  

 それ以外の言葉が思いつかない。
 
 スケートに身も心も捧げて上った表彰台のふたりへ!! 
 「Body and Soul」。

 それ以外の曲が思いつかない。

【 BODY AND SOUL 】
         by Johnny W. Green / Edward Heyman / Robert Sour / Frank Eyton

「♪     (verse)

  My heart is sad and lonely     私の心は悲しく独りぼっち
  For you I sigh, for you dear only  もらすため息もあなたのせい
  Why haven't you seen it      どうして分かってくれないの
  I'm all for you body and soul    身も心もあなたのものだと

  I spend my days in longing    あたたを思って時を過ごしてきた
  And wondering it's me you're wronging どうして誤解されているのかわからない
  Why haven't you seen it      どうして分かってくれないの
  I'm all for you body and soul    身も心もあなたのものだと

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 「ホセ・ジェイムズ/José James」。ベルギー出身のジャズ・ピアニスト、「ジェフ・ニーヴ/Jef Neve」とのスタンダードのデュエット・アルバム「For All We Know」(2010)から。

フォー・オール・ウィ・ノウ

ホセ・ジェイムズ&ジェフ・ニーヴ / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Body And Soul - Jose James & Jef Neve」

          
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by knakano0311 | 2018-02-17 23:09 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

梅の便りがなかなか来ないので ・・・

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 梅の便りがなかなか届かない。ご近所の梅の花も、まだ固い蕾のまま。ことしは寒さの影響で、1~2週間遅れているとか・・・。しからば、春の気分に浸ろうと、隣町の「宝塚あいあいパーク」へとお茶も兼ねて出かける。ここはあの阪神淡路大震災で倒壊した住宅地を市が公園と公民館として再開発した場所。英国調の建物の中庭にある大きな園芸屋さんには、早咲きの「ツバキ(椿)」をはじめ、一足先に色とりどりの花たちが ・・・。外はときどき小雪が舞う天気だったが、ここだけはもうカラフルな春といっぱいの暖かさ。

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 かって「向田邦子」が、そのエッセイ「水羊羹」で、『水羊羹に一番似合う』と評した女性シンガーがいる。「ミリー・ヴァーノン/Milli vernon」である。こんなふうに評している。

 『水羊羹を食べる時のミュージックは、ミリ―ヴァーノンの Spring Is Here が一番合うように思います。この人は、1950年代にたった一枚のレコードを残して、それ以来、生きているのか、死んでいるのか、まったく消息のわからない美人歌手ですが、冷たいような、甘いような、けだるいような、生ぬくいような歌は水羊羹にぴったりに思います。』 (向田邦子;「眠る盃」より)(再録)

眠る盃

向田 邦子 / 講談社



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 そのアルバムは、「イントロデューシング/Introducing」。『水羊羹に合う』かどうかは別にしても、どの曲も、しっとりと、やや憂いを含んで、ムーディに、歌い上げている。「向田邦子」が、『水羊羹に一番あう』と評した「スプリング・イズ・ヒア/Spring Is Here(邦題;春が来たと云うけれど)」は、1938年、「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」、「ローレンツ・ハート/Lorenz Hart」のゴールデン・コンビの手になる、古い時代のミュージカルの曲。

 「恋人がいないから春が来ても心が弾まず、憂鬱なの」と、甘く、けだるく、しかし情感豊かに歌われる。全編を通じ、レトロだが、聴いたあとの後味がいいというか、どこか豊かな落ち着いた気持ちにさせてくれる曲とアルバム。

【 Spring is here 】     by Richard Rodgers, Lorenz Hart

「♪ Sprinh is here              春が来たって
   Why doesn't my heart go dancing    でも、私の心が浮き浮きしないのはなぜ
   Spring is here              春が来たって
   Why isn't the waltz entrancing     でも、ワルツを聴いても心が弾まないのはなぜ
   No desire no ambition leads me     欲しいものもやりたいことも何もない
   Maybe it's becaus nobody needs me   多分誰も私のことを必要としていないから

   Spring is here              春が来たって
   Why doesn't the breeze delight me   でも、そよ風に私の心が浮き立たないのはなぜ
   Stars appear                美しい星たちも
   Why doesn't the night invite me      でも、夜が私を誘わないのはなぜ
   But maybe it's because nobody loves me  多分誰も私のことを愛していないから

   Spring is here               春が来たって
   Spring is here               春が来たって
   Spring is here I hear           春が来たっていうけど ♪」


イントロデューシング

ミリー・ヴァーノン / ミューザック



 「Spring Is Here」。「春が来たのに、なぜ私の心は浮き浮きしないのかしら?」と微妙な女心を歌う。アルバム、「Introducing Milli Vernon」から。ミュージカル・ナンバーなのでヴァースから始まりますが ・・・。

「Spring Is Here ー Milli Vernon」

          

 そして、この曲をリリカルに奏でるのは、ご存知「ビル・エヴァンス・トリオ/Bill Evans trio」。名盤「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait in Jazz」(1959年)。「ビル・エヴァンス(p)」、「スコット・ラファロ/Scott LaFaro(b)」、「ポール・モチアン/Paul Motian(ds)」からなるトリオのスタジオ・アルバム。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Bill Evans trio-Spring is here」

        
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by knakano0311 | 2018-02-14 17:29 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

一足早く春の味を ~ Something with spring taste ~

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 厳寒の日々が続いている。一足早く春の味を食べたくなったので、母の四回忌が近づいてきたことに託けて、「鯛茶漬け」を食べに行く、ほんのり桜色の鯛の切り身に、鰹節・昆布ベースの熱い「白だし」をかけるのが関西風である。

 そして、鯛茶漬け、節分の恵方巻きといわし、いかなごのくぎ煮、ひなあられ、関西では春の味覚である鰆(さわら)・・・と、春の味が続く。そうそう、チョコレートも間近です。

 今宵の曲、「A Taste Of Honey(蜜の味)」。「リック・マーロウ /Ric Marlow」作詞、「ボビー・スコット/Bobby Scott」作曲で、1960年に上演された同名のブロードウェイ・ミュージカルのために作られたという。多くのミュージシャンがカバーし、「ビートルズ/The Beatles」もこの曲を取り上げていが、なんといっても、1965年、「ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス/Herb Alpert & The Tijuana Brass」のカバーが大ヒットとなり、同年のグラミー賞最優秀レコード賞を獲得した。今宵は、スピリチュアル・ヴォイスで、独自のR&B/ブルースの世界を創り上げているご贔屓「リズ・ライト/Liz Wright」の歌唱。

【 A Taste Of Honey 】

「♪ Cold winds may blow   冷たい風が
  Over icy seas        厳寒の海を渡って吹いてきたら
  I'll take with me      君を温暖の地に
  The warmth         連れて行こう

  A taste of honey      蜜の味
  A taste much sweeter   その味は
  Than wine         ワインより甘い

  ・・・・・・・・・・・・・・    

  I will return        きっと
  I will return        きっと
  I'll come back       帰ってくるよ
  For the honey       あの蜜の味と
  And you          君のために  ♪」

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 「カサンドラ・ウイルソン/Cassandra Wilson」の後継者なんてささやきもある「リズ・ライト/Liz Wright」。1980年、米南部、ジョージア州生まれ。父は教会の牧師で、音楽監督を務め、母はオルガン奏者だったという。その影響で、幼少よりゴスペルに親しんできたため、彼女の音楽の原風景はゴスペルにあるという。ハイ・スクール時代は聖歌隊に参加、やがてブルース、ジャズに開眼する。その後進学したジョージア州立大学では本格的なバンド活動をスタート。 シンガーとしての頭角を現した彼女は、「ジョー・サンプル・バンド/Joe Sample Band」のメンバーとして初来日、「ブルーノート東京」のステージに立った。

 アルバム、「ソルト/Salt」(2003)でデビュー。しかし寡作である。デビュー15年にしてわずか6作を数えるのみである。しかし、ゴスペルで培った深みと憂いのあるこの独特のスピリチュアルな世界観、ただものではない。もっともっと評価されていい歌手。

 「A Taste Of Honey」は、とりわけ私に好きな2ndアルバム、「ドリーミング・ワイド・アウェイク/Dreaming Wide Awake」(2005)に収録されている。本作ではオリジナル曲を始め様々なジャンルの音楽が取り上げられており、「リズ・ライト」のスピリチュアルな個性にくわえ、その奥にある暖かさも前面にでてきている。

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Dreaming Wide Awake
リズ・ライト/Lizz Wright
Verve Forecast




「Lizz Wright - A Taste of Honey」
 
          
  


  
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by knakano0311 | 2018-02-03 16:35 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

一年ぶりの大雪に

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 一面の銀世界。夜半から降り出した雪は、10cmほど積もっているだろうか。普通ならもう溶けている坂道の幹線道路にも積もっており、車は最徐行、歩く人も転倒に気をつけて、恐る恐るへっぴり腰で歩いている。雪国の人から見れば、「何を ・・・」と思われるでしょうが、雪に慣れてない地方ではこんなもんです。一年ぶりの大雪、今日は、窯出し(炭出し)と二回目の窯入れを予定していた日。これでは、山の公園まで上がるのは無理だろうと判断し、早々に一日延期を決める。昨年もそうだった。今日中に溶けて欲しいものだが ・・・。

 さてそうなると、今日一日まるまる空いてしまう。出かけるのもリスクがあるし、まあ、雪かきでもし、確定申告の種類でもつくろうか ・・・。

 今日の曲はこれ、「Cold, Cold Heart」。「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」のカントリーの名曲。「the Great American Songbook」にもはいっているという。1950年にレコーディングされ、翌1951年にリリースされたのが初出だが、「トニー・ベネット/Tony Bennett」がレコーディングし、27週連続してチャートインを果たす快挙を遂げたという。その後も、多くの歌手がこの歌をレパートリーにし、世代やジャンルを超えて、多くのミュージシャンや音楽ファンに愛されてきた。

 「Why can’t I free your doubtful mind and melt your cold, cold heart」(なぜ僕は君の疑いを解くことができず、その冷たい心を溶かすことができないんだろうか?)。そんな切ないフレーズが繰り返される「Cold, Cold Heart」。

【 Cold, Cold Heart 】   by Hank Williams

「♪ I tried so hard my dear to show  君こそが僕の夢のすべてだと
  That you’re my every dream     必死に君に訴えてきた
  Yet they’re afraid each thing I do   でも君は僕のやること全てに
  Is just some evil scheme       よこしまな魂胆があると疑っている

  A memory from your lonesome past  君の寂しい過去の思い出が
  Keeps us so far apart          僕たち二人を引き離しているんだ
  Why can’t I free your doubtful mind   なぜ僕は君の疑いを解くことができず、
  And melt your cold cold heart    その冷たい心を溶かすことができないんだろか 

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 第45回グラミー賞主要4部門を含む8部門を受賞した「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」のデビュー・アルバム、「Come Away with Me」(2002)から。

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ノラ・ジョーンズ/Come Away With Me Hybrid SACD, SACD
ノラ・ジョーンズ/Norah Jones
ユニバーサルミュージック




「Norah Jones - Cold, Cold Heart」

          

 この歌を大ヒットさせた、大御所「トニー・ベネット」。歌手生活の集大成ともいえる、生誕80年を記念したデュエット・アルバムで、2006年のグラミー3部門を受賞したアルバム、「デュエット/Duets: An American Classic」(2006)から、「ティム・マグロウ/Tim McGraw」とのデュエットで。 

Duets: An American Classic

Tony Bennett / Sony



「Tony Bennett - Cold, Cold Heart (with Tim McGraw) 」

          
  
 ところで今年もグラミー賞が近づいてきました ・・・。

  
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by knakano0311 | 2018-01-27 11:26 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

ブルブル ・・・

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 とにかく寒い。昼の1時だというのに、外気温は4℃。近くの図書館のある公園の池も凍ったままである。京都の上賀茂神社と下鴨神社を結ぶ「賀茂街道」のウォーキングに参加すると寒さを覚悟して出かけた妻も、寒さと雪の予想で中止になったと早々に引き揚げてきた。

 古い歌ですが、「Baby It's Cold Outside(外は寒いよ)」という歌を見つけました。たしか、「ルイ・アームストロング/Louis Armstrong」なども歌っていた記憶がありますが、1949年公開のミュージカル映画、「Neptune's Daughter(邦題;水着の女王)」という映画で歌われた曲だという。もちろん観ていませんが、本心はどうかはわかりませんが、なんとか理由をつけて帰ろうとする恋人を、「外は寒いよ」といって引き止める、男女のデュエット、掛け合いでうたわれる、そんな歌です。駆け引きの面白さに惹かれ、ちょっと長めに訳してみました。

【 Baby It's Cold Outside 】     By Frank Loesser

「♪ I really can't stay       もう帰らなくっちゃ
    (But baby, it's cold outside)      (でも外は寒いよ)
  I've got to go away       ほんと帰らなくっちゃ
    (But baby, it's cold outside)      (ほんとに外は寒いよ)

  This evening has been      今夜は
    (Been hoping that you'd drop in)    (来てくれないんじゃないかと思ってた)
  So very nice             ほんとに楽しかったわ
    (I'll hold your hands, they're just like ice)  (ほら、こんなに冷たい手をして)

  My mother will start to worry     ママがそろそろ心配し始めているわ
    (Beautiful, what's your hurry?)      (どうしてそんなに急ぐんだい)
  My father will be pacing the floor   パパも気になって部屋をウロウロしているわ
    (Listen to the fireplace roar)        (お聞き、暖炉の火がはぜている音を)

  So really I'd better scurry       もう急がないと
    (Beautiful, please don't hurry)        (そんなに急がなくてもいいだろ)
  But maybe just a half a drink more    それじゃ、もう半分だけ飲んだらね
    (Put some records on while I pour)     (注いでいる間にレコードでもかけて)

  The neighbors might think       お隣さんに変に思われちゃう
    (Baby, it's bad out there)          (ほんとに外は最悪だぜ)
  Say, what's in this drink?        この飲み物、何?
    (No cabs to be had out there)        (タクシーなんか拾えないぜ)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・・・・・・・・・・・・・

  I really can't stay            ほんともう帰らなくっちゃ
    (Baby, don't hold out)           (そんなに意地張るなよ)
  Oh, but it's cold outside          ほんとに外は寒いのね

  I simply must go             帰らなくちゃダメなの
    (But baby, it's cold outside)         (ほんとに外は寒いよ)
  The answer is no             もう、だめなの
    (But baby, it's cold outside)         (ほんとに外は寒いよ)

  This welcome has been          もてなしてくれてうれしかったわ
    (How lucky that you dropped in)        (寄ってくれてラッキーだった)
  So nice and warm             部屋も素敵だし、それに暖かい
    (Look out the window at that storm)     (外を見ろよ、嵐だぜ)

  My sister will be suspicious        おねえちゃんが怪しむかもしれない
    (Gosh, your lips look delicious)        (君の唇ってイカしてる)
  My brother will be there at the door    お兄ちゃんもドアのところで待っているかも
    (Waves upon a tropical shore)         (南国の浜辺に寄せる波のよう)

  My maiden aunt's mind is vicious      すごく意地悪な独身の叔母がいるんだけど
    (Ooh, your lips are delicious)         (ほんと君の唇ってイカしてる)
  But maybe just a cigarette more      タバコ一本くらいなら、まだ大丈夫かも
    (Never such a blizzard before)    (見たことないくらいの吹雪になっているぞ)

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

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 この延々とした男女の駆け引きを歌うのは、「ロッド・スチュワート/Rod Stewart」と「ドリー・パートン/Dolly Parton」。彼がシリーズでリリースしていた、「グレイト・アメリカン・ソングブック 3/Stardust: The Great American Songbook, Vol. 3」(2004)から。

 Vol. 3は、共演者がとても豪華。「スティービー・ワンダー/Stevie Wonder」のハーモニカ、「エリック・クラプトン/Eric Clpaton」のギター、「ジョー・サンプル/Joe Sample」のピアノ、「ベット・ミドラー/Bette Midler」とデュエットなどなど。ビックリするほどの達者なミュージシャンたちが参加している。

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ザ・グレイト・アメリカン・ソングブックVol.3(紙ジャケット仕様)
Stardust: The Great American Songbook, Vol. 3  Limited Edition
ロッド・スチュワート/Rod Stewart
BMG JAPAN




「Rod Stewart(feat. Dolly Parton)- Baby It's Cold Outside」

          
  

  
  
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by knakano0311 | 2018-01-26 22:43 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

初ウォーキングは初詣もかねて

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 初日の出というには時間が遅かったが、天気もいいので、久し振りに近くの山まで登ってみた。名前がついているのかどうかもわからない小さな山だが、10年ほど前まで、まだ愛犬が元気で生きている時には、散歩がてらよく登った山である。頂上の鉄塔のある場所までのぼって見ると、眼下には昨年12月10日に、高槻JTから川西ICまでの間(延長26.2km)が開通したばかりの「新名神高速道路」のトンネルが見えた。工事中は立ち入り禁止になっていたので、初めて見る光景である。下の写真は開通後、1週間程たってから、「箕面とどろみIC」から「川西IC」まで、一区間だけを走ったときの写真。まだ一部しか開通していないこともあって、前にも後ろにも車がまったく見えなかった。写真の鉄塔が上の写真の場所である。この地に住んで25年。景色も随分と変わったものだ。

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 その足で、清和源氏の祖、「源満仲」らを祀ってある「多田神社」に初詣。市内で年間に訪れる人が最も多い場所だけあって、元旦、11時半にはもうこの人出。家族の安寧を祈願して、帰宅。2時間半ほどの初ウォーキング。いつもの倍ほどの時間とあって、足にいささか疲れを覚えたが、年初からいい運動となった。この調子で今年一年も ・・・。

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 さて、年明けの曲は、妖艶なアルゼンチンの歌姫、「カレン・ソウサ/Karen Souza」。1980年代のヒット・ソングを中心としたロックの名曲をジャズ・アレンジでカヴァーしたデビュー・アルバム、「エッセンシャル/Essential」(2011)から「New Year's Day」。この歌のオリジナルは、1983年に発表された「U2」。

 年明け早々、なんですが、この妖艶さというか、コケティッシュなお色気は、もう枯れている爺さんを引き戻すほどの「チカラ」がありますね。セカンド・アルバムの、彼女の名をつけた「ホテル・ソウザ/Hotel Souza」で知ったのですが、新しいアルバムが出るたびに気になるというより、聴かねばと思ってしまう歌手である。

【 New Year's Day 】

「♪ All is quiet on New Year's Day   全てが静寂に包まれた年のはじめの日
  A world in white gets underway   一面銀世界に覆われて年が明ける
  I want to be with you        あなたと一緒にいたい
  Be with you night and day      夜も昼も
  Nothing changes on New Year's Day 新年を迎えたからといって何か変わるわけじゃない
  On New Year's Day          新年を迎えたからといって
  On New Year's Day          新年を迎えたからといってなにも変わらない

  I will be with you again        もう一度あなたと一緒にいたい
  I will be with you again        あなたともう一度
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Essentials

Karen Souza / Music Brokers Arg


   
「NEW YEAR'S DAY - Karen Souza」
  
          

  


  
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by knakano0311 | 2018-01-01 16:11 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

新年おめでとうございます

  
   
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            「♪  今年も沢山いいことが
                     あなたにあるように
                         いつも いつも  ♪」



   
             松任谷由実/A Happy New Year/sweet,bitter sweet(2001)より



「松任谷由実 - A HAPPY NEW YEAR」

          
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by knakano0311 | 2018-01-01 00:09 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

年末の大掃除は新兵器で

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 玄関前や階段、数年前の壁と屋根の塗装をした時から放ったらかしになっていたため、大分黒ずんできた。妻はきれいにして欲しいという。しからばと、TVなどでCMをよく見かけ、一度使ってみたいと思っていたドイツ、K社の家庭用高圧洗浄機が、近くのホームセンターでセールをしていたので、この機会にと買い求め、早速試してみた。写真でわかるように、これがよく落ちるのである。外壁や階段などの汚れが、見る間にきれいになった。もちろん車も洗浄して、新兵器により、年末大掃除のわたしの分のノルマは、とりあえず完了。

 今世紀最強のヒット・メーカー・コンビといっても過言ではない、「バート・バカラック/Burt Bacharach」と「ハル・デイヴィッド/Hal David」の歌に、「A House Is Not A Home」という曲がある。直訳すれば、「ハウス(家)とホーム(家庭)は違う」であるが、「君のいないとこの家はただの家」というラブ・ソング。たしかに、人が住んで、そこに生活がなければ、ただの箱。そんな空家がご近所にも増えてきた。かくいう私も実家は、「箱」状態になっていますが ・・・。

【 A House Is Not A Home 】    作詞:Hal David 作曲:Burt Bacharach

「♪ A chair is still a chair           椅子は座る人がいなくても
  Even when there's no one sitting there   椅子だけれど
  But a chair is not a house          椅子と家とは違うだろ
  And a house is not a home        あなたをしっかりと抱きしめる人がいなければ
  When there's no one there to hold you tight,   家は家庭にはならない
  And no one there you can kiss good night.  お休みのキスをする人がいなくてもね

  A room is still a room            部屋はそこに暗がりがあったとしても
  Even when there's nothing there but gloom;  部屋だけど
  But a room is not a house,          部屋と家とは違うだろ
  And a house is not a home         僕たち二人が離れ離れになってしまったら
  When the two of us are far apart       家は家庭にはならない
  And one of us has a broken heart.      ふたりのどちらかの心が張り裂けてもね
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

  I'm not meant to live alone         この家に一人で住みたくないんだ
  Turn this house into a home         ハウスをホームに変えたいんだ
  When I climb the stairs and turn the key  階段を上がってきて鍵を開けた時に
  Oh, please be there             お願いだから、ここにいててくれ
  Sayin' that you're still in love with me, yeah まだ愛してると言ってくれ   ♪」

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 まずは、オランダの歌姫「トレインチャ/Traincha(本名;Trijntje Oosterhuis)」。1973年生まれの44歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。その彼女のブルー・ノート・レーベルからの日本デビュー盤となったのが、大御所、「バート・バカラック/Burt Bacharach」のソング・ブック、「The Look of Love ~Burt Bacharach Songbook」(2007)である。オーケストラをバックに、時代を超えて輝き続けるバカラック&デイヴィッド・コンビの名曲を素晴らしい歌唱で ・・・。

The Look of Love..

Trijintje Oosterhuis / Blue Note



「Trijntje Oosterhuis ー A House Is Not A Home」

          

 ピアノ・トリオ演奏でよく知られているのが、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」。アルバムは、「I Will Say Goodbye」(1977)から。パーソネルは、「Bill Evans (piano)」、「エディ・ゴメス/Eddie Gomez (bass)」、「エリオット・ジグムンド/ Eliot Zigmund (drums)」。

I Will Say Goodbye

Bill Evans / Ojc



「Bill Evans Trio - A House Is Not a Home」

           



    
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by knakano0311 | 2017-12-27 20:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

年の瀬に春色を頂く

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 いよいよ今年も残りわずか、押し迫ってきた。といっても、なにか変化や特別なことがあるわけではないのだが・・・。同じ公園で活動する草木染めのグループの方から八重桜の葉で染めた、ランチョンマット、スカーフ、コースターを頂いた。その春色の鮮やかなこと。部屋が一気に明るくなり、妻も大変喜ぶ。

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 そしてもうひとつの頂き物。実家が能勢の農家という方から頂いたのは、自家製という黒大豆。黒大豆というと、「丹波の黒大豆」が有名なのだが、丹波と能勢は隣り合わせ。黒大豆も栗も双方の特産である。表面の、ブルーベリーなどにふくまれている、アントシアニンという物質によるちょっと紫がかった深みのある黒色が美しい。これは正月を前にして、新春を想起させる色とでも ・・・。

 さて、寒い寒い日が続く今宵は、トロピカルな夏の女性を歌った「サバンナ・ウーマン/Savannah Woman」。オリジナルは、ロック・ギタリストで、一時期ハードロック・バンド「ディープ・パープル/Deep Purple」のメンバーだったこともある「トミー・ボーリン/Tommy Bolin」の歌。

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 今宵は、韓国の異色歌姫、「ウン・サン/Woong San」の歌唱で。1973年生まれ。彼女の実家が仏教の研究をしている家系だったことから、17歳から寺院で尼僧の修行に入るという特異な経歴を持つ。修行中に授かった法名、それが「Woong San(雄山)」であったという。厳しい修行中のある日、無意識の中で自分が「歌」を口ずさんでいることに気づく。音楽への思いが捨てきれないと分かり、山を下り歌手への道を歩み始めた。2004年、1stアルバム「Introducing Woong San」(別タイトル「Love Letters」)が、日韓で同時発売され、「韓国最高のJAZZシンガー」という評価をされ、日本国内でもかなり注目を浴びたという。

 そんな彼女、2013年、通算7枚目となるアルバム、「アイ・ラヴ・ユー/I Love You」を発表した。全13曲中、ジャズのスタンダード・ナンバーは1曲もなく、彼女のオリジナル作品の6曲のほか、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」や「サンタナ/Santana」、「レイ・チャールズ/Ray Charles」、更にはオペラまでもといった彩り豊かな構成。「“ジャズではないところでジャズを探す”というのもテーマのひとつだった」という彼女の言葉。そんなアルバムから、トロピカルで、ラテン・フレーバーいっぱいの「サバンナ・ウーマン」を。

【 Savannah Woman 】   by John Tesar / Tommy Bolin

「♪ Savannah Woman dressed in white  白い服を着たサバンナ・ウーマン
  Stands out of tropical rains       熱帯雨の中で際立って目立っている
  She pulls her gin and tonics tight    ジンやトニックをあおり
  And curses her lonely domain      孤立して周りに毒舌を吐く

  Brazilian winds winds blow warm in Rio  リオ、ブラジルの風は暖かく吹き
  A white estate they call "La Nada"     そんな白い夏の季節を「ラ・ナーダ」と呼ぶ
  Meant for her soul or so she says    その意味は彼女の魂に作られたか、彼女が言う
  Hides her sadist gin-made eyes   ジンに酔ったサディスティックな彼女の眼を隠すため

  No one knows but me           僕以外は誰も知らない
  How she left me so behind         どうして僕を捨てたのか
  Savannah Woman             サバンナ・ウーマン
  I could never leave you so unkind     僕は冷たく君を捨てるなんてできない

  Snow white and with desire         白雪姫、もうひとつの顔は欲望まみれの
  That vamp from the magazine        雑誌から抜け出したような悪女
  Cold and distant as the moon        月のように冷たくて遠い存在
  Why can't she burn like fire?      なぜ彼女は火のように燃えてしまわないんだ ♪」


7th Album / I Love You (1CD)

Woongsan



「Woong San - Savannah Woman」

         

  


   
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by knakano0311 | 2017-12-25 10:16 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)