そんな彼のアルバムから「ザッツ・ホワット・アイ・セイ/That's What I Say: John Scofield Plays The Music Of Ray Charles」(2005年)。「レイ・チャールス/Ray Charles」へのトリビュート・アルバムである。「アーロン・ネヴィル/Aaron Neville」や「ジョン・メイヤー/John Mayer」ら大御所がゲスト・ヴォーカルで参加。学生バンド時代レパートリーでもあった曲。「He~~~y!、Ho~~~oh!」とおもわず口ずさみたくなるゴキゲンなアルバム。
「シンディ・ローパー」。1953年、ニューヨーク市ブルックリン出身。12歳の時に、ギターの弾き方を学び、作詞を始める。学校では周りになじめず、授業を受けるかわりに、絵を描いたり、歌を歌ったりして過ごす。17歳の時、自分のおかれている環境に嫌気がさし、高校を退学しついに愛犬スパークルと共に家をで、生活のためウェイトレス、絵のモデル、競馬調教師の助手、空手教室の呼びこみ等様々な職につきながら、アートスクールに通ったり、トロント北部にある森でテントを張り、スケッチをしながら過ごしたという。やがて音楽活動を開始し、1980年、アルバム「Blue Angel」でデビューするも、商業的成功を収められず、バンドはその後すぐに解散。彼女は自己破産を申請し、小売店で働き始め、生活のためにまた歌い始める。やがて、1983年に「シーズ・ソー・アンユージュアル/She's So Unusual」でソロ・デビュー。シングルカットされた「タイム・アフター・タイム/Time After Time」が大ヒット、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」らにもカヴァーされるスタンダードとなった。(Wikipediaによる)
「♪ my love has come along 私の恋がやっとかなう
my lonely days over 一人ぼっちの日々にさようなら
and life is like a song まるで人生は歌のよう
Ooh At last やっとかなうのね
the skies above are blue 空は青く澄み渡り
well my heart was wrapped up in clover 私のハートは幸せな思いに包まれる
the night I looked at you あなたを見つめる夜はとくに
I found a dream 夢をみつけたの
that I could speak to 口に出して言える夢を
a dream that I could call my own これが私の夢と言える夢を
I found a thrill 興奮しているわ
to press my cheek to 私の頬をあなたに押し付けるなんて
a thrill that I have never known 初めて知る興奮よ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ♪」
ということで、今宵のスタンダードは、「Where Do You Start ?」。「アラン・バーグマン&マリリン・バーグマン/Alan Bergman & Marilyn Bergman」作詞、「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」作曲の美しいメロディを持った曲。たしか、「トニー・ベネット/Tony Bennett」あたりが歌って一躍有名になったと記憶していますが ・・・。
【 Where Do You Start ? 】
「♪ Where do you start? どこから始めるの?
How do you separate the present from the past? どう過去から現在を切り離すの?
How do you deal with all the thing you thought would last?
最後にしようと考えていたすべてのことにどう向き合うの?
That didn't last しかしそれが最後ではなくずっと続くのよ
With bits of memories scattered here and there
そこかしこに散らばっている思い出の欠片を見回しても
I look around and don't know where to start
私はどこから始めたらいいのかわからないの
Which books are yours? どの本があなたの本?
Which tapes and dreams belong to you and which are mine?
どのテープがあなたのもの、どの夢が私のもの?
Our lives are tangled like the branches of a vine that intertwine
私たちの生活は絡み合う蔓の枝のように錯綜し
So many habits that we'll have to break 私たちが壊さなければならなかった多くの習慣
And yesterday's we'll have to take apart そして私たちが別れなくてはならなかった昨日
「♪ When you're weary feeling small
When tears are in your eyes
I'll dry them all, all
I'm on your side
Oh, when times get rough
And friends just can't be found
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
しかし、開会式には、A.C.ジョビンの「イパネマの娘」が流れ、閉会式のフィナーレには、同じくジョビンの「薔薇に降る雨(Chovendo Na Roseira)」が使われた。ボサノバの創始者「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」。幼い頃にブラジルの大自然に囲まれ育った彼は、環境問題に対する関心が深く、アマゾンの熱帯雨林を保護するための活動を行っていたという。そしてジョビンの曲には自然を題材にしたり、自然に対する彼の思いを込めた曲が多くある。
さて、今宵は彼を偲んで、もうひとりのヨーロッパJAZZ界、大御所、JAZZヴァイオリンの先駆者として、また「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の相方としても知られる「ステファン・グラッペリ/Stéphane Grappelli」とのコラボ・アルバム、「Bringing it together」を引っ張り出してきた。彼もまた、1997年に亡くなるまで、長年にわたって、ジプシー・スウィングとして特徴的な楽器で、ジャズ・ヴァイオリニストの第一人者で有り続けた。
何曲かは何回も取り上げているが、今回は全11曲、トラックリスト順にアップしておきます。真夏のノクターン、たっぷりとお楽しみください。
1)En La Orilla Del Mundo (At The Edge Of The World)
2)Noche De Ronda (Night Of Wandering) ft;Pat Metheny
3)Nocturnal
4)Moonlight (Claro De Luna)
5)Yo Sin Ti (Me Without You)
6)No Te Empenes Mas (Don't Try Anymore)
7)Transparence
8)El Ciego (The Blind)
9)Nightfall
10)Tres Palabras (Three Words)
11)Contigo En La Distancia/En Nosotros (With You In The Distance/In Us)