大屋地爵士のJAZZYな生活

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ちょっと早いが年越し蕎麦を喰う

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 ちょっと早いが年越し蕎麦を喰う。車で向かったのは、20数年前まで住んでいた大阪市内のマンション近くの蕎麦屋。住んでいた頃、大変お世話になった方が体調を崩して入院したというので、ちょっとお見舞いに行ったそのついでに立ち寄った。今の住居に引っ越してからも、年に1、2回ほどは行っているし、成長した子供たちも、今もそれぞれに行っているようだ。家族で行くのが楽しみだったし、それだけ美味く、忘れがたい味であるということだ。蕎麦粉は北海道産の石臼挽き。私は大抵は「ざる蕎麦」を喰うのだが、冷え込んだこの日は、ちょっと邪道だが、温かい「肉蕎麦」。もう昔のように量は喰えないが、久し振りに堪能した。

 さて、押し迫ってきた今年。「Save the Best for Last」なんかどうでしょうか。「一番大切なものは最後に取っておく」というような意味ですが、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」の「Here's to Love」(2004)の歌唱が好きですが、アップされていませんので、「ヴァネッサ・ウィリアムス/Vanessa Williams」の歌唱で ・・・。アルバムは同名のタイトル、「Save The Best For Last」(1992)から。

【 Save the Best for Last 】 
by Philip Galdston,Jon Lind,Wendy Waldman-Parker

「♪ Sometimes the snow comes down in June  6月に雪が降ることだってあるわ
  Sometimes the sun goes 'round the moon   太陽の方が月を回ることだってあるかも
  I see the passion in your eyes         あなたの瞳の奥に情熱を感じるわ
  Sometimes it's all a big surprise        すべていつもは起こらないサプライズよ

  Cause there was a time           あなたは私が望んでいることだと思って
  when all I did was wish,           全てやってきたという
  You'd tell me this was love         これこそが愛なんだと言ったけど
  It's not the way I hoped or how I planned  それは私が思ったり願ったことではないの
  But somehow it's enough           そのときは満足していたけど

  And now we're standing face to face     いまこうして顔をつきあわせて立っていると
  Isn't this world a crazy place?         世の中っておかしいところと思わない?
  Just when I thought a chance had passed   もうチャンスはないと思っていたけど
  You go and save the best for last       一番大切なものを最後に残してくれたわ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Save the Best for Last / Maxi, Import
Vanessa Williams
Polygram Records





「Vanessa Williams ー Save The Best For Last」


          
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by knakano0311 | 2017-12-30 10:22 | 我が家の歳時記 | Trackback | Comments(0)

新年を迎えるために門松を作る

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 今年最後?の仕事は、いつものように、ミニ門松を作ること。我が家と次男の家、次男のお嫁さんの実家へと、片門松になってしまうのだが、3基作って2基渡すのが、喪中が続いた2年間を除いて、年末の恒例になっている。竹は、ボランティア・クラブのイベントで使った竹をあらかじめ用意し、松の枝と「ウラジロ(裏白)」は、作るその日に近所の山へ採りに行く。100均で買ってきた手頃な鉢に、竹を立てて固定し、松の枝で埋め、ウラジロ、梅の枝、縁起の正月飾りを配すれば出来上がりである。結構好評で、これを作って渡すと、新年を迎える用意ができたと実感する。ふと目を上げると、「クロモジ(黒文字)」の新芽が大きくなっているのにも気が付く。来年も家族が無事過ごせるようにと、門松に鋏を入れ、形を整える。

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 さて、今宵はちょっとなつかしいディスコ・サウンドを。「スライ&ザ・ファミリー・ストーン/Sly & The Family Stone」の「ファミリー・アフェア/Family Affair」。「家族の問題」とでも訳しましょうか。

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 バンド・リーダーは、1960年代から1970年代にかけて、ソウル・ファンク・サイケデリック音楽の発展に大きな貢献を果たしたと言われる「スライ・ストーン/Sly Stone」。この曲が発表されたのは、1971年、ベトナム戦争真っ只中。この頃、アメリカのヒッピーは、「フラワー・チルドレン/Flower Children」と呼ばれ、あの「ウッドストック・フェスティバル/Woodstock Music and Art Festival」が開催されたのが、2年前、1969年8月であった。そのころの世相を反映してか、過激で強烈な歌詞が込められている。そして、「電子リズム・マシーン/programmed rhythm machine」が録音に使われた最初の曲でもあったと言う。

【 Family Affair 】  by Sly Stone(Sylvester Stewart)

「♪ It's a family affair  それは家族の問題さ
  It's a family affair   それは家族の問題さ
  It's a family affair   それは家族の問題さ
  It's a family affair   それは家族の問題さ

  One child grows up to be      ある子は成長して
  Somebody that just loves to learn  学ぶことが好きになる
  And another child grows up to be   また、ある子は
  Somebody you'd just love to burn  人を傷つけることに快感を覚えるようになる

  Mom loves the both of them     母親はどちらの子も愛しているさ
  You see, it's in the blood       それは血を分けた子供だから
  Both kids are good to mom     どちらの子も母親にとっては甲乙つけがたいのさ
  Blood's thicker than the mud     「血は泥よりも濃い」って言うだろ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」


アルバム、「暴動/There's a Riot Going' on」から。

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THERE'S A RIOT GOIN' ON CD, Import
SLY STONE
EPIC




「Sly and The Family Stone - Family Affair」

          
  
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by knakano0311 | 2017-12-29 17:44 | 我が家の歳時記 | Trackback | Comments(0)

年末の大掃除は新兵器で

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 玄関前や階段、数年前の壁と屋根の塗装をした時から放ったらかしになっていたため、大分黒ずんできた。妻はきれいにして欲しいという。しからばと、TVなどでCMをよく見かけ、一度使ってみたいと思っていたドイツ、K社の家庭用高圧洗浄機が、近くのホームセンターでセールをしていたので、この機会にと買い求め、早速試してみた。写真でわかるように、これがよく落ちるのである。外壁や階段などの汚れが、見る間にきれいになった。もちろん車も洗浄して、新兵器により、年末大掃除のわたしの分のノルマは、とりあえず完了。

 今世紀最強のヒット・メーカー・コンビといっても過言ではない、「バート・バカラック/Burt Bacharach」と「ハル・デイヴィッド/Hal David」の歌に、「A House Is Not A Home」という曲がある。直訳すれば、「ハウス(家)とホーム(家庭)は違う」であるが、「君のいないとこの家はただの家」というラブ・ソング。たしかに、人が住んで、そこに生活がなければ、ただの箱。そんな空家がご近所にも増えてきた。かくいう私も実家は、「箱」状態になっていますが ・・・。

【 A House Is Not A Home 】    作詞:Hal David 作曲:Burt Bacharach

「♪ A chair is still a chair           椅子は座る人がいなくても
  Even when there's no one sitting there   椅子だけれど
  But a chair is not a house          椅子と家とは違うだろ
  And a house is not a home        あなたをしっかりと抱きしめる人がいなければ
  When there's no one there to hold you tight,   家は家庭にはならない
  And no one there you can kiss good night.  お休みのキスをする人がいなくてもね

  A room is still a room            部屋はそこに暗がりがあったとしても
  Even when there's nothing there but gloom;  部屋だけど
  But a room is not a house,          部屋と家とは違うだろ
  And a house is not a home         僕たち二人が離れ離れになってしまったら
  When the two of us are far apart       家は家庭にはならない
  And one of us has a broken heart.      ふたりのどちらかの心が張り裂けてもね
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

  I'm not meant to live alone         この家に一人で住みたくないんだ
  Turn this house into a home         ハウスをホームに変えたいんだ
  When I climb the stairs and turn the key  階段を上がってきて鍵を開けた時に
  Oh, please be there             お願いだから、ここにいててくれ
  Sayin' that you're still in love with me, yeah まだ愛してると言ってくれ   ♪」

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 まずは、オランダの歌姫「トレインチャ/Traincha(本名;Trijntje Oosterhuis)」。1973年生まれの44歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。その彼女のブルー・ノート・レーベルからの日本デビュー盤となったのが、大御所、「バート・バカラック/Burt Bacharach」のソング・ブック、「The Look of Love ~Burt Bacharach Songbook」(2007)である。オーケストラをバックに、時代を超えて輝き続けるバカラック&デイヴィッド・コンビの名曲を素晴らしい歌唱で ・・・。

The Look of Love..

Trijintje Oosterhuis / Blue Note



「Trijntje Oosterhuis ー A House Is Not A Home」

          

 ピアノ・トリオ演奏でよく知られているのが、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」。アルバムは、「I Will Say Goodbye」(1977)から。パーソネルは、「Bill Evans (piano)」、「エディ・ゴメス/Eddie Gomez (bass)」、「エリオット・ジグムンド/ Eliot Zigmund (drums)」。

I Will Say Goodbye

Bill Evans / Ojc



「Bill Evans Trio - A House Is Not a Home」

           



    
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by knakano0311 | 2017-12-27 20:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

年の瀬に春色を頂く

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 いよいよ今年も残りわずか、押し迫ってきた。といっても、なにか変化や特別なことがあるわけではないのだが・・・。同じ公園で活動する草木染めのグループの方から八重桜の葉で染めた、ランチョンマット、スカーフ、コースターを頂いた。その春色の鮮やかなこと。部屋が一気に明るくなり、妻も大変喜ぶ。

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 そしてもうひとつの頂き物。実家が能勢の農家という方から頂いたのは、自家製という黒大豆。黒大豆というと、「丹波の黒大豆」が有名なのだが、丹波と能勢は隣り合わせ。黒大豆も栗も双方の特産である。表面の、ブルーベリーなどにふくまれている、アントシアニンという物質によるちょっと紫がかった深みのある黒色が美しい。これは正月を前にして、新春を想起させる色とでも ・・・。

 さて、寒い寒い日が続く今宵は、トロピカルな夏の女性を歌った「サバンナ・ウーマン/Savannah Woman」。オリジナルは、ロック・ギタリストで、一時期ハードロック・バンド「ディープ・パープル/Deep Purple」のメンバーだったこともある「トミー・ボーリン/Tommy Bolin」の歌。

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 今宵は、韓国の異色歌姫、「ウン・サン/Woong San」の歌唱で。1973年生まれ。彼女の実家が仏教の研究をしている家系だったことから、17歳から寺院で尼僧の修行に入るという特異な経歴を持つ。修行中に授かった法名、それが「Woong San(雄山)」であったという。厳しい修行中のある日、無意識の中で自分が「歌」を口ずさんでいることに気づく。音楽への思いが捨てきれないと分かり、山を下り歌手への道を歩み始めた。2004年、1stアルバム「Introducing Woong San」(別タイトル「Love Letters」)が、日韓で同時発売され、「韓国最高のJAZZシンガー」という評価をされ、日本国内でもかなり注目を浴びたという。

 そんな彼女、2013年、通算7枚目となるアルバム、「アイ・ラヴ・ユー/I Love You」を発表した。全13曲中、ジャズのスタンダード・ナンバーは1曲もなく、彼女のオリジナル作品の6曲のほか、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」や「サンタナ/Santana」、「レイ・チャールズ/Ray Charles」、更にはオペラまでもといった彩り豊かな構成。「“ジャズではないところでジャズを探す”というのもテーマのひとつだった」という彼女の言葉。そんなアルバムから、トロピカルで、ラテン・フレーバーいっぱいの「サバンナ・ウーマン」を。

【 Savannah Woman 】   by John Tesar / Tommy Bolin

「♪ Savannah Woman dressed in white  白い服を着たサバンナ・ウーマン
  Stands out of tropical rains       熱帯雨の中で際立って目立っている
  She pulls her gin and tonics tight    ジンやトニックをあおり
  And curses her lonely domain      孤立して周りに毒舌を吐く

  Brazilian winds winds blow warm in Rio  リオ、ブラジルの風は暖かく吹き
  A white estate they call "La Nada"     そんな白い夏の季節を「ラ・ナーダ」と呼ぶ
  Meant for her soul or so she says    その意味は彼女の魂に作られたか、彼女が言う
  Hides her sadist gin-made eyes   ジンに酔ったサディスティックな彼女の眼を隠すため

  No one knows but me           僕以外は誰も知らない
  How she left me so behind         どうして僕を捨てたのか
  Savannah Woman             サバンナ・ウーマン
  I could never leave you so unkind     僕は冷たく君を捨てるなんてできない

  Snow white and with desire         白雪姫、もうひとつの顔は欲望まみれの
  That vamp from the magazine        雑誌から抜け出したような悪女
  Cold and distant as the moon        月のように冷たくて遠い存在
  Why can't she burn like fire?      なぜ彼女は火のように燃えてしまわないんだ ♪」


7th Album / I Love You (1CD)

Woongsan



「Woong San - Savannah Woman」

         

  


   
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by knakano0311 | 2017-12-25 10:16 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

櫟(くぬぎ)林からの贈り物

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 先日、今年最後の山作業の時である。仲間が、「クヌギ(櫟、椚)」の切り株に大量に生えている「ヒラタケ(平茸)」をみつけた。色艶もよく、肉厚で美味しそう。最後の山作業の日とあって、ちょうど家庭菜園をしている仲間が持ってきた「ネギ(葱)」と「ゴボウ(牛蒡)」も頂く。となれば、この日の夜の献立は決まりでしょう、「すき焼き」です。今年一年、櫟林を守る活動をしてきた我々への贈り物でしょうか。

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 こちらは、「クヌギ」の切り株の洞をびっしりと埋めている冬眠中の虫。なんの虫かはわかりませんが、白い斑点が見えることから、「カミキリムシ(髪切虫、天牛)」でしょうか。私は食べたことがありませんが、「カミキリムシ」の幼虫は、虫界のトロと呼ばれるくらい美味しいと言われている。薪を割っていると時々見つけることがあるので、そのときは食べてみようかとも思うのだが、未だに勇気がなく果たせないでいる。

 さて今宵の曲は、「ギフト/The Gift 」。「リカード・ボサノバ/Recado Bossa Nova」と呼ばれることも多い曲で、ブラジルの「ジャルマ・フェヘイラ/Djalma Ferreira」が、1959年に作曲したボサノヴァの名曲で、ジャズのスタンダードナンバーとしても大変有名である。

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 私が知ったのは、「イーディー・ゴーメ/Eydie Gorme」のアルバム、「恋はボサノバ/Blame It On The Bossa Nova」(1963年)であった。しかも、発売当時ではなく、それから大分経った70年代か80年代ではなかっただろうか。そして「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」の2作目「枯葉 - Autumn Leaves」(1985年)で再びこの曲を耳にすることになったと記憶している。

 「イーディー・ゴーメ」は「スティーヴ・ローレンス/Steve Lawrence」とおしどり歌手夫婦で知られた60年代を代表するアメリカのポピュラー歌手。柔らかい歌声がなかなか魅力的。英語詞は「ポール・フランシス・ウェブスター /Paul Francis Webster」が作詞したが、原曲とはかなり違ったものになっているという。

【 The Gift(Recado Bossa Nova) 】

「♪ No strings have pearls          ビロードの手袋に包まれた真珠には、
     in a velvet glove          つなぎ止める糸は必要ないわ
  The thing I long for is the gift of love   私が欲しいのは愛という贈り物
  No ring of gold but a dream to unfold  金の指輪じゃなく、叶うかも知れない夢が欲しい
  When all the stars have flown       すべての星々が流れ去り、
     and we’re alone           私たちがたった二人きりになっても叶う夢が

  The gift of love is a precious thing     愛という贈り物な素晴らしいもの
  A touch of magic on a day in spring     まるで春の日の魔法のようなものね
  The golden dream every dreamer pursues 誰もが追い求める素敵な夢みたいなものよ
  Remember darling              覚えておいてね、
      never refuse the gift of love    愛の贈り物を決して拒んだりしないって ♪」

Blame It on the Bossa Nova

Eydie Gorme / GL Music



「Eydie Gorme - The Gift!(Recado Bossa Nova) 」

          

 「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」のアルバム、「枯葉/Autumn Leaves」も私を夢中にしましたね。パーソネルは、オリジナル・メンバーの手練れ、「David Matthews(P)」、「Lew Soloff(Tp) 」、「George Young(Ts)」、「Charnett Moffett(B)」、「Steve Gadd(Ds)」。

Autumn Leaves

Manhattan Jazz Quintet / キングレコード



「Recado Bossa Nova - Manhattan Jazz Quintet」

         

 ボッサ・サックスといえば、「ハリー・アレン/ Harry Allen」。彼の軽快な演奏を同名のアルバム、「Recado Bossa Nova 」(2006)から。

ハリー・アレン / カメラータ東京


  

「Harry Allen - Recado Bossa Nova」


          
  


  
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by knakano0311 | 2017-12-24 14:09 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

エディンバラから届いたクリスマス・カードの消印には

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 毎年、この時期、スコットランド、エディンバラに住む古い友人からクリスマス・カードが届く。今年の封筒を手に取ってちょっとびっくりした。消印に、「Congratulations Kazuo Ishiguro - Awarded the Nobel Prize in Literature 2017」の文字があったからである。「カズオ・イシグロ」氏のノーベル文学賞受賞を、イギリスも国を挙げてお祝いしている様が読み取れる。5歳の時に両親とイギリスに渡り帰化したという「カズオ・イシグロ」氏。日本国民の一人としても、ちょっと誇らしげでもある。

 今宵は、「カズオ・イシグロ」氏が歌詞を提供している「ステイシー・ケント/Stacey Kent」のアルバムをふたたび紹介。まずは、彼女の長年の夢だったというオーケストラとの共演を実現した新アルバムの「アイ・ノウ・アイ・ドリーム/I Know I Dream」。美しいストリングス・サウンドをバックに、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」の「ダブル・レインボウ/Double Rainbow」や「フォトグラフ/Photograph」、「セルジュ・ゲンスブール/Serge Gainsbourg」の「失われた恋/Les Amours Perdues」、「ニノ・フェレール/Nino Ferrari」の「マデュレイラ通り/La Rua Madureira」といった曲を、相変わらずのキュートな歌声で聴かせている。

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 特筆すべきは、今年のノーベル文学賞受賞作家、「カズオ・イシグロ」氏が再び詩を提供し、彼女のパートナーであるサックス奏者、「ジム・トムリンソン/Jim Tomlinson」が作曲していること。「市街電車で朝食を/Breakfast On The Morning Train」(2007)では、表題曲と「アイス・ホテル/The Ice Hotel」、「I Wish I Could Go Travelling Again」、「So Romantic」の4曲が収録されているが、その「The Ice Hotel」は2008年に「インターナショナル・ソングライティング・コンペティション」のジャズ部門で最優秀楽曲賞を受賞している。

 「I Know I Dream」では、日本の新幹線にインスパイアされたという「バレット・トレイン(新幹線)/Bullet Train」が提供され、「The Changing Lights」がオーケストラ・バ-ジョンで収録されている。いずれの曲もそうであるが、詩の背景に深いストーリーを感じさせる。さすがノーベル文学賞受賞作家と思わせる内容である。(参照拙ブログ「わが街を代表する木、台場クヌギの大貫禄」「カズオ・イシグロ氏とJAZZ」 など)

 残念ながら、「Bullet Train」は、YOUTUBEにアップされていないので、歌詞だけアップしておきます。

【 Bullet Train 】   作詞;Kazuo Ishiguro  作曲;Jim Tomlinson

「♪ Your head against my shoulder  僕の肩にもたれかかる君
  You falling asleep again       ふたたび眠りに落ちてしまったね 
  Beside me on this dream train    新幹線と呼ばれている
  They call it Shinkansen        この夢の列車に乗っている僕の傍らで

  Tokyo to Nagoya           東京から名古屋へ
  Nagoya to Berlin           名古屋からベルリンへ
  Sometime I feel I lose track      時々ぼくはどこを走っているのか忘れてしまう
  Of just which hemisphere we're in   我々は一体地球のどこを走っているのだろうかと
  And this town outside the window    だから窓の外の街の景色は
  Looks like the one that we just passed  いま通ったばかりの街のようにも思えてしまう

  They call us the bullet train       弾丸列車、そう人は呼ぶが
  But it feels like we're not moving    全く動いていないような気さえする 
  Though I know we must be moving    もちろん動いているに違いないし
  Yes, I know we must be moving,     事実動いているのさ
  know we must be moving,       動いているのはちゃんとわかっている
  know we must be moving       そう、動いているのはちゃんとわかっているさ
  Pretty fast               それもかなりの速さでね
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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アイ・ノウ・アイ・ドリーム/ I Know I Dream
ステイシー・ケント/Stacey Kent
SMJ




 ブルーノートへの移籍後第一弾、「市街電車で朝食を/Breakfast On The Morning Train」から「So Romantic」をアップしておきます。ステイシーの歌を聴き、詩を目で追っていると、なにか映画か小説の情景がうかんでくるようだ。

【 So Romantic 】  作詞;Kazuo Ishiguro  作曲;Jim Tomlinson

「♪ You always had a taste for those movies   あなたは「カサブランカ」や
  Like Casablanca and Song o' My Heart     「Song o' My Heart」のような
  Where a complicated world           複雑な世界を描いた映画や
  Or the call of adventure             アドベンチャー映画と呼ばれる映画や
  Forces true lovers to part        恋人たちが別れなければならない映画が好きだった
  When the hero turns his back so stoically   ヒーローがストイックに背中を見せて
  On all the happiness they might have had   全ての幸せに背を向けて去るような

  You always considered it            あなたはそんな映画を
  So romantic                 とてもロマンチックを思っていたようだけど
  But I just considered it sad           私は悲しい映画だと感じていたの

  It was so like you to choose such a moment  あの時を選んだあなたはあなたらしかった
  The sun setting over the square        夕暮れの広場、
  A pavement cafe, the local children at play   舗道のカフェ、遊んでいる近所の子供たち
  The sound of an accordion somewhere     どこから聞こえてくるアコーディオン
  You suddenly said               あなたは突然
    Fate was pulling us apart        「運命が我々を引裂こうとしている」と言った
  Then you shrugged,             そして他に何も付け加えることがないように
    like there was nothing more to add     肩をすくめた
  I suppose you considered that         あなたはロマンチックだと
  So romantic                   思ったかもしれないが
  Well, I just considered it sad          私は悲しいと思った

  Perhaps you're living in America now   あなたはいまアメリカで暮らしているかしら
  Perhaps you're in Timbuktu        それともアフリカのトンブクトゥかしら
  A small part of me, even after this time  わたしの一部は、こんなに時間が経っても
  Has never stopped waiting for you     まだあなたを待ち続けている 
  To live in this state of hoping        希望を持ちつづけながら生きている
  When hoping seems so utterly mad    希望を持つなんてまったく馬鹿げているのに
  I can't help but consider that so romantic  どうしてもロマンチックに思えてしまうの
  Though I know I should consider it sad   悲しいと思わなければいけないのに ♪」


市街電車で朝食を

ステイシー・ケント / EMIミュージック・ジャパン




「So Romantic - Stacey Kent」

          


   
   
  
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by knakano0311 | 2017-12-23 09:53 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

今年の山作業も安全に終えることができた

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 ことしの山作業はこの日が最後。いつものように伐採した「クヌギ(櫟、椚)」の切り株に丁寧に防腐剤を塗る。

 こうしておけば、来年の春、新しい芽が出て成長し、十年後に再び伐採ができるまでに成長する。そして新しい芽が出て ・・・。過去からこんな輪伐を何十回と繰り返してきた。これから将来にわたって、同じように輪伐を何十回と繰り返し、里山と炭焼き技術が、次の世代に引き継いでていければいい。「未来への架橋になれ」と願いながら、素手で丁寧に防腐剤を塗る。

 今年一年、作業中の怪我や事故もなく、無事、安全に終われそうである。来週最後の作業は、倉庫や作業場の整理整頓、炭窯の点検などを行って、新年を迎える予定である。

 「橋/Bridges」という歌がある。「ブラジルの声」の異名を持ち、ブラジルを代表するシンガー・ソングライター、「ミルトン・ナシメント/Milton Nascimento」の歌。今宵は、「ダイアン・リーヴス/Dianne Reeves」の歌唱で聴いてみたい。

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「ダイアン・リーヴス」。1956年、ミシガン州デトロイト生まれ。アルバムよりライブでのパフォーマンスで知られるジャズ歌手。アルバムですでに5度のグラミー賞を獲得し、最も重要な女性ジャズシンガーと見なされている。

 ダイアンの家族は音楽一家で、父親は歌手、母親は、トランペット奏者だったという。子供時代、ダイアンはピアノのレッスンを受け、あらゆる機会に歌を歌った。やがて歌手を志した彼女に、デンバー交響楽団の金管楽器奏者だったダイアンの叔父は、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」から「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」まで、多くのジャズ・シンガーを彼女に教えた。ダイアンは、特に「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」に感銘を受け、デンバー大学で音楽を学び始めた。その後、歌手としての道を歩み始め、現在に至っている。

 さて、「橋/Bridges」。橋を自分の人生になぞらえ、多くの歌手にカバーされている傑作。来年歳男となる今、私も自分の渡ってきた橋を振り返って見、そして、これからわたっていく橋を思い描く。

【 Bridges 】   by Milton Nascimento

「♪ I have crossed a thousands bridges  私はいくつもの橋を渡ってきた 
   in my search for something real    真実を求めて 
   There are great suspension bridges  くもの巣のような
   made like spider webs of steel      大きな鋼の吊り橋も 
   There are tiny wooden trestles      小さな丸太の橋も
   and there are bridges made of stone  そして石造りの橋も 
   I have always been a stranger       旅する私はいつも異邦人で
   and I’ve always been alone          いつも孤独だった 

   There’s a bridge to tomorrow        明日に繋がる橋がある 
   There’s a bridge from the past       過去から繋がっている橋がある 
   There’s a bridge made of sorrow     終わってほしいと祈りながら渡る
   that I pray will not last             悲しみの橋もある

   There’s a bridge made of colors      いくつもの色を重ねた虹の橋が
   in the sky high above              高い空に架かる 
   And I think that there must be       そして、私は想う きっと
   bridges made out of love           愛で繋がれた橋もどこかにあるはずと

    I can see him(her) in the distance     遥か遠く、川の向こう岸に佇む
    on the river’s other shore           あの人が見える
    And his(her) hands reach out longing  そして両手を差し伸べている
    as my owns have done before        かって私がそうしたように
    And I call across to tell him(her)       私は向こう岸の彼に呼びかけてみる 
    where I believe that bridge must lie    信じれば、きっとそこに橋はあると
               
    And I’ll find it Yes, I’ll find it     いつかきっと見つけられる そう、いつかきっと
    If I search until I die            生きている限り探しつづけるのなら
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 「ダイアン・リーヴス」には、ずばり、この歌をアルバム・タイトルとした「Bridges」というアルバムもあるが、私はライブ盤でギターの「Romero Lubambo」と絶妙のデュオで歌うグラミー賞受賞アルバム、「イン・ザ・モーメント~ライヴ・イン・コンサート/In The Moment ~ Live In Concert」の「Bridges」が好きである。

イン・ザ・モーメント~ライヴ・イン・コンサート

ダイアン・リーヴス / EMIミュージック・ジャパン



残念ながら、記事への埋め込みができませんので、下記をクリックして聴いてください。無粋にも5分で切れてしまいますが ・・・。

「Bridges - diana reeves」

 アルバム「Bridges」でのバージョンもアップしておきます。

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Bridges CD, Import
ダイアン・リーヴス
Blue Note Records




「Bridges - diana reeves」

          
  


  
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by knakano0311 | 2017-12-22 09:50 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

シュトーレンを食べながらXマス・リースをつくる

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 クリスマスに食べる菓子といえば、「シュトーレン/Stollen」と聞いているが、多分我が家では食したことはないと思う。「物は試し」とばかりに買ってきたシュトーレンを食べながら、Xマス・リースをつくる。先日のクラブのイベントで余った蔓をリースにし、家に持って帰ったので、一つは孫娘に飾りのオーナメントと一緒に渡し、残りの一つを我が家のXマス・リースに仕上げる。

 「シュトーレン」。結構いい値段だったが、正直言って、そんなに美味しいお菓子とは思わなかった。これならば、私は、「大福もち」か「きんつば」の方がよっぽどいい。できあがったXマス・リースを見ながら、ホット・ワインを片手にひやかして回ったドイツ・ミュンヘンのクリスマス・マーケットの夜を思い出した。

 さて、12月とクリスマスは音楽のシーズンでもある。第九の合唱、紅白歌合戦、そしてレコード各社からクリスマス特別アルバムなるものがリリースされる時期でもある。私はあまりクリスマス・アルバムというものに興味がなく、その種のアルバムはほとんど持ってない。しかし、もちろん例外はあるもので、その一人がご贔屓、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」である。彼女のクリスマスにちなんだアルバム、「ジャネットとクリスマス/原題;Hooray for Christmas(クリスマス万歳という意味)」。

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 1955年生まれの62歳。オーストラリア出身のヴォーカリスト/ ピアニスト。1980 年ごろからベース奏者の兄、「デイヴィド・サイデル/David Seidel」とシドニーの高級ホテルのラウンジを拠点に活動を始めたという。1992 年にファースト・アルバム「Little Jazz Bird」をリリースし、現在に至るまで、17枚以上のアルバムを発表している。「ベッドで煙草はよくないわ~ペギー・リーへ捧ぐ」が、2002年の日本でのデビューCD。その後毎年のように来日し各地でライヴを行っている。レコーディングもコンスタントに行い、「ドリス・デイ/Doris Day」や「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」へのトリビュート・アルバムなども発表しその爽やかでスウィンギー、スウィートで透けるような歌声で我が国でも根強い人気を誇っている。

 そんな彼女の「心温まる」という表現が一番ピッタリのクリスマス・アルバムである。聴いて頂ければ、「ほっこりおばさん」と私が名付けた理由も実感していただけるのでは ・・・。

ジャネットとクリスマス

ジャネット・サイデル / ミューザック



 私がこのアルバムの中で一番好きな曲、「I'll be home for Christmas」をボッサ・テイストで ・・・。ほか、「Hooray for Christmas」、「The Christmas Song」を続けて。

「Janet Seidel - I'll be home for Christmas/Hooray for Christmas/The Christmas Song」

          

 この曲もいいですね。シニア向きのクリスマス・ソング。

「Give Me An Old Fashioned Christmas ‐ Janet Seidel」
 
          

  


  
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by knakano0311 | 2017-12-21 14:03 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(191) ~赤い実の郷愁~

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 路傍で見つけた艶やかな赤い実。「フユイチゴ(冬苺)」。バラ科キイチゴ属の常緑の小低木。ふつうの苺と違い、冬に熟することが和名の由来であるという。わかりやすいですね。別名は「カンイチゴ(寒苺)」ともいう。どこにでも生えていると思っていたが、意外にも危急種(絶滅危惧種Ⅱ類・VU)に指定されている県もあるという。いわゆる「木苺」で、味は甘い。子供の頃はこれを見つけては食べたものである。摘んで口に含んでみたが、まだ早いのか、甘くはなく、郷愁だけが残った。その傍らにある黒紫色の実は、「アオツヅラフジ(青葛藤)」でしょうか?
  
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 「サルトリイバラ(猿捕茨)」の赤い実も ・・・。日本では北海道から九州までの山野や丘陵の林縁などに自生する。落葉つる性の低木。枝に刺があり、猿も絡まることからその名がついたと言われる。植物学的には、少し違うようであるが、日本では、その俗称の「サンキライ(山帰来)」という名の方が、よく知られている。

 さて、「イチゴ=strawberry」といえば、真っ先に思い浮かぶ歌は、「ビートルズ/The Beatles」の 「Strawberry Fields Forever」。その「ストロベリー・フィールズ」は、リバプールにあった戦争孤児院の名前で、そこの裏の林が、「ジョン・レノン/John Lennon」の子供時代の遊び場だったそうである。

【 Strawberry Fields Forever 】 by J.LENNON/P.McCARTNEY

「♪ Let me take you down,         君を連れて行きたいんだ
  'cause I'm going to Strawberry Fields  僕が行くストロベリー・フィールズに
  Nothing is real and nothing to get hung about リアルなものもないし気にするものもない
  Strawberry Fields forever         ストロベリー・フィールドよ、永遠に

  Living is easy with eyes closed      目をつむったまま生きるのは簡単さ
  Misunderstanding all you see       君が見るもの全ては誤解さ
  It's getting hard to be someone      それなりの人間になるのは難しいけど
           but it all works out    案外すっとなってしまうかもしれない
  It doesn't matter much to me       どっちだっていいんだけどね、僕には

  Let me take you down,            君を連れて行きたいんだ
  ’cause I'm going to Strawberry Fields     僕が行くストロベリー・フィールズに
  Nothing is real and nothing to get hung about リアルなものもないし気にするものもない
  Strawberry Fields forever           ストロベリー・フィールドよ、永遠に
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 それでは、ふたりの歌姫の対照的なアレンジによる歌唱で、聴いてみましょうか。まずは、デンマークの美しきバラード唄い、「シーネ・エイ/Sinne Eeg」。アルバムは、「The Beauty of Sadness」。

The Beauty of Sadness

Sinne Eeg / Sinne

  

「Strawberry Fields Forever - Sinne Eeg」

          

 そして、もう枯れた爺さんを引き戻すほどの「チカラ」があるのが、アルゼンチンの出身の「カレン・ソウサ/Karen Souza」。妖艶さというか、コケティッシュなお色気と「女節」ともいえるハスキーで魅力的な声の持ち主である。アルバムは、「Essentials」から。

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Essentials CD, Import
カレン・ソウサ
Music Brokers Arg




「Strawberry Fields Forever ー Karen Souza Ft. Los Panchos」

          

 「イチゴ=strawberry」と聞いて、次に思い浮かべるのは、映画「いちご白書/原題;The Strawberry Statement」(1970)。コロンビア大学での学生闘争を描いたアメリカ人作家、「ジェームズ・クネン/James Simon Kunen」のノンフィクションをもとに映画化されたフィクション映画。この映画の主題歌が、「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」が作詞・作曲した「サークル・ゲーム/The Circle Game」。「バフィ・セント=メリー/Buffy Sainte-marie」が1967年に発表したカバー・バージョンが映画に使われていた。アメリカン・ニューシネマのこの映画も「わが青春のシネマ・グラフィティ」の一つ。

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Strawberry Statement (1970) [DVD]
ブルース・デイビソン、キム・ダービー
Warner Archive



 「松任谷由実(荒井由実)」が1975年に「バンバン」に提供し、大ヒットした「『いちご白書』をもう一度」は、映画公開当時の松任谷自身の思い出を元にしているという。

 「ジョニ・ミッチェル」の歌唱で、「サークル・ゲーム」。アルバムは、「レディズ・オブ・ザ・キャニオン/Ladies of the Canyon」 (1970)から。

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Ladies of the Canyon CD, Import
ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell
Warner Bros / Wea



「Joni Mitchell - The Circle Game」

          
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by knakano0311 | 2017-12-19 10:48 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

あったかい ・・・

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 山の公園のネイチャー・センターの薪ストーブにも、今月になって火が入った。多くの親子連れがあったかそうに、笑顔で火を見つめている。薪の燃える炎は人の心を和ませるようだ。このストーブで焚く薪は、我々が伐採したコナラなどの間伐材を割り、乾燥したもの。本当によく燃える。

 そしてこの日は我々のクラブのイベントも。「ミニ門松&クリスマス・リース&竹パンづくり」。34人、12家族が参加し、我々が用意した竹や蔓を使って、思い思いのミニ門松とクリスマス・リースを作った。

 竹パンは、ひも状に延ばしたパン生地を竹の棒に巻きつけ、それを火にあぶって焼くというもの。パンを焼く囲炉裏も我々の手作り、もちろん炭は炭窯で焼いた炭である。木枯らしの中、囲炉裏の火で暖まりながら、パンを焼き、美味しいといって頬張る子供達もやはり笑顔。

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 さて今宵のピアノ曲は、「ミルチョ・レヴィエフ/Milcho Leviev」のピアノと「デイヴ・ホランド/Dave Holland」のベースのデュオで、アルバム「Up and Down」(1993)に収録されている「Quiet Fire」。私のお気に入りでもある。録音は1987年9月、東京サントリー・ホールでのライブ。

 「ミルチョ・レヴィエフ」。1937年12月、旧共産圏ブルガリア生まれ。1960年にブルガリア国立音楽院卒業という、クラシックにベースを持つJAZZピアニスト。1965年にモントルー・ジャズ・フェスティバルで、自身のバンドが、ベスト・ヨーロピアン・ジャズ・グループに選ばれたが満足せず、東西冷戦のまっただ中、1971年彼はJAZZのため、音楽のため、家族も祖国も捨てて、アメリカに渡った。

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 「デイヴ・ホランド」。1946年10月生まれの、英国出身のジャズ・ベーシスト。1965年から'68年まで、ロンドンの名門「ギルドホール音楽学校」に学び、その後、ロンドンのクラブ・シーンで頭角を現したという。1968年に英国にツアーにきていた「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」に誘われ、彼のバンドに参加し、「In A Silent Way」や「Bitches Brew」のアルバムに参加。

 初めて自己のバンドによるアルバムをリリースしたのは、1983年、それからずっと、メンバーを交代しながらバンドを維持している。目立ったプレイではなく、リズム・セクションに徹した職人気質の演奏。デュオではそれが、いぶし銀のような風合いを放つ・

 「レヴィエフ&ホランド」、ヨーロッパ、クラシックに出自を持つふたりが、長くて数奇なジャズ・キャリアを経て積み重ねたものを全開したようにも思えるのがこのアルバム。ヨーロッパへの懐古、東欧への郷愁、アメリカへの感謝 ・・・。

Up and Down

Milcho LevievM.a. Recordings



「milcho leviev + dave holland - quiet fire」

          

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 そして、われわれにとっては天敵だが、公園を我が物顔に闊歩し、そばに寄っても逃げないので、来園者の人気者になりつつある例の鹿の親子も姿を現す。このショットだけ見れば、なんか暖かそうな雰囲気も ・・・。

 同じアルバムに収録されている、「マイケル・チミノ/Michael Cimino」監督、1979年公開のアカデミー賞受賞映画「ディア・ハンター/The Deer Hunter」の中で使われたあの美しくも鮮烈な曲、「カヴァティーナ/Cavatina」も ・・・。

「milcho leviev - dave holland - cavatina」 
 
          
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by knakano0311 | 2017-12-18 11:08 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)