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大屋地爵士のJAZZYな生活

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TVが最もつまらない日、大晦日は鍋だ!蟹だ!鮪だ!

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 TVが最もつまらない日、大晦日です。この季節、関西では鍋料理が盛んである。この時期、忘年会では定番、家庭でも鍋を囲むことが多い。アジアでは一般的な鍋料理も、欧米では、フォンデュくらいしか思い浮かばないのだが ・・・。すき焼きはもちろん、ふぐちり、かしわ鍋、うおすき、寄せ鍋、水炊き 蟹なべ、もちろん松葉ガニ(ズワイガニ)である。さらに、湯豆腐、ぼたん鍋、はもすきとつづく。鍋の呼び名も、具材も実に豊富。ふぐ以外は我が家でもしたことのある鍋。大阪に来るまでは、鍋といえば、すき焼きかジンギスカン鍋ぐらいしか知らなかったので、関西地方の鍋の豊富さに驚いたものである。
   
 三男が帰ってきた昨夜は、早速、ズワイガニを仕入れてきて、寄せ鍋。麦焼酎のあては、妻の実家から送られてきた、神奈川は三崎港で上がった鮪。いや、至福の夕餉。今宵もきっと鍋でしょう。「関西鍋地図 (抜粋:関西・大阪21世紀協会)」。こんな地図がありました。

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 さて、今宵の曲は、まず「It's My Party」から。歌い手はトロント生まれのカナダのジャズ・ヴォーカリスト、ピアニストの「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。アルバムは、「What'cha Got Cookin'?」(2006)から。1963年の懐メロ、「レスリー・ゴーア/Lesley Gore」の「涙のバースディ・パーティ/It’s my party」のカバー。自分の誕生日パーティーで、好きな人が他の女の子とできてしまったという歌。ちょっと「テネシー・ワルツ」のような雰囲気の歌詞ですね。
    
【 IT’S MY PARTY (涙のバースディ・パーティ) 】 
                 by Walter Gold, John Gluck Jr., Herb Weiner

「♪ It’s my party, and I’ll cry if I want to 私の誕生パーティなのに
  Cry if I want to, cry if I want to     涙があふれてとまらない
  You would cry too if it happened to you 同じことが起きたらきっとあなたもそうなるわ
   
  Nobody knows where my Johnny has gone  ジョニーがいなくなってしまったの
  Judy left the same time          同じ時にジュディもね
  Why was he holding her hand        なぜ彼が彼女の手を握っているの
  When he’s supposed to be mine       私のものだと思っていたのに
   
  It’s my party, and I’ll cry if I want to  私の誕生パーティなのに
  Cry if I want to, cry if I want to     涙があふれてとまらない
  You would cry too if it happened to you 同じことが起きたらきっとあなたもそうなるわ
   
  Playin’ my records, keep dancin’ all night レコードかけて一晩中踊ろうと思っていたのに
  Leave me alone for a while        一人で放っておかれたの
  ‘Till Johnny’s dancin’ with me      ジョニーが私と踊ってくれるまで
  I’ve got no reason to smile        笑顔になんか戻れないわ
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 What'cha Got Cookin'?
 キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman
 日本コロムビア

            




「It's My Party - Carol Welsman」
          

 「やがて虚しき宴かな」。そんな思いを飲み会では何回もしたことがあります。次は、「The Party's Over」。対照的なふたりの歌唱で。まずは、デンマーク出身のシンガー、「カトリーヌ・レガー/Cathrine Legardh」が、イギリス・スコットランド出身のピアニスト、「ブライヤン・ケロック/Brian Kellock」とコンビを組んだデュオ・アルバム、「Love Still Wears A Smile」(2013)から。アメリカのロマンチックなコメディー音楽映画、「Bells Are Ringing」(1956年公開)の挿入歌だという。
   
【 The Party's Over 】
              words by Betty Comden and Adolph Green and music by Jule Styne
     
「♪ The party's over           パーティはもうおしまい
  It's time to call it a day      新しい一日を始める時が来たんだ
  They've burst your pretty balloon  君のかわいい風船は破れ
  And taken the moon away        月も沈んでしまった
  It's time to wind up the masquerade  仮装パーティの後始末をする時が来たんだ
  Just make your mind up the piper must be paid ちゃんと気持ちを整え、精算をする時だ
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
      
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 Love Still Wears A Smile
 Cathrine Legardh-Brian Kellock/カトリーヌ・レガー - ブライヤン・ケロック
 Storyville

         


   
「Cathrine Legardh & Brian Kellock - The Party's Over」
          

 ガラっと変わって、アップテンポでジャズフレーバー満載の御贔屓、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」のアルバム、「Be Cool Be Kind」(2001)から。

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 Be Cool Be Kind
 Carla Helmbrecht/カーラ・ヘルムブレヒト
 Heart Music




           
「The Party's Over - Carla Helmbrecht」
          

    
    
     


by knakano0311 | 2019-12-31 13:06 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

季節感を感じないまま新年を迎えていく

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 年の瀬も押し迫ってきたこの日、ちょっと買い物があったので、西宮の大型ショッピング・モールへ。クリスマスやハロウィーンほど特別なデコレーションやディスプレイには気がつかなかったので、年末を感じるのは食品売り場にずらりと並んだおせち料理くらい。会社も年始年末休暇となり、学校も冬休みに入ったこともあって、いつもより人出は多い。屋上の庭園には、12月だというのに噴水が上がり、子供たちが遊んでいたのには、ビックリ。加えて暖冬傾向。近年は、こんなふうにあまり季節感を感じないまま新年を迎えていくことが多いような気がする。
   
 今宵は、前回の続きで、「JAZZ BAR 2019」(2019)から、いくつか。
   
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 Jazz Bar 2019
 V.A.(選曲・監修:寺島靖国)
 寺島レコード

        



 ドイツの俊英ピアニスト、「オリ・ポッペ/Oli Poppe」のピアノ・トリオの「Maria durch den Dornwald ging(賛美歌;マリアはいばらの森を通り)」。アルバムは、「We'll Be Out For Christmas」(2009 Doublejoe Music)から。 

「Oli Poppe Trio - Maria durch den Dornwald ging」
          

 イスラエル出身のピアニスト、「アリ・エレブ/Ari Erev」率いるトリオの演奏で、「Luigi's Muse(ルイジの女神)」。アルバムは、「About Time」(2008 CD Baby)から。

「Ari Erev - Luigi's Muse」
          

 ハンガリーの新世代のミュージシャン、「ペーター・サリク/Peter Sarik(p)」、「ジョルジュ・フレイ/Gyorgy Frey(b)」、「Tamas Berdisz(ds)」の3人によって2007年に結成されたピアノトリオ。「El Bailador」は、アルバム、「Better Tomorrow」(2008 Tom-Tom Records)から。

「El Bailador - Peter Sarik Trio」
          
    
    
    


by knakano0311 | 2019-12-30 10:39 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)

年末はいつものように門松作り

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 今年も早いものであと数日。いつものように、近くに住む次男の分、次男のお嫁さんの実家の分、我が家の分と3家分のミニ門松を作る。10年ほど前に作ってあげたら、予想外の好評で、以後、この門松作りは喪中の場合を除いて、ずっと私の年末のささやかなイベント、もはや年中行事となっている。先日、ボランティア・クラブのイベントで残った竹と植木鉢などを持って帰っているので、近くの山で、松、裏白を採ってくれば、材料は揃う。3本の竹を適当な長さに揃え、植木鉢に固定し、周りに松、裏白、サンシュユの赤い実が付いた枝などを配置すれば、出来上がり。松の枝の採取を除けば、1時間半程で出来上がる。さて、今年の出来栄えは ・・・。

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 さて、年末のジャズ・ファンの年中行事といえば、「寺島靖国」氏が自ら主宰する「寺島レコード」から、毎年年末にリリースされるコンピ・アルバム、「Jazz Bar xxxx」シリーズのリリースでしょうか。自身のレーベルを立ち上げる前の2001年からスタートし、もう今年が19年目である。欧州系でしかもピアノ・トリオが中心で、寺島氏のいう「ガッツと哀愁、美メロ」満載のシリーズなので、2年程を除いて、ずっとこのシリーズを聴いている。このシリーズは、私が新しいアーティストを知る一つの手段ともなっている。その最新版は、「JAZZ BAR 2019」。最近は、ちょっと古いアルバムからのチョイスが多いことが気になるが、今年は全曲ピアノ・トリオ、しかも、全てのトリオが私には、初物という嬉しいアルバム。その中から何曲かを ・・・。
 
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 Jazz Bar 2019
 V.A.(選曲・監修:寺島靖国)
 寺島レコード

        



 イタリアは「ジュリアン・ オリヴァー・マッツァリエッロ/Julian Oliver Mazzariello(p)」率いる「アンドレ・チェッカレリ/André Ceccarelli(ds)」、「レミ・ヴィニョーロ/Rémi Vignolo(b)」とのトリオによる「アカレッツァーメ/Accarezzame(私を抱きしめて)」。アルバムは、「Debut」(2018 Millesuoni Srl)から。


「Accarezzame - Julian Oliver Mazzariello, André Ceccarelli, Rémi Vignolo」
          


 これまたイタリアの「アンドレア・ガリバルディ・トリオ/Andrea Garibaldi Trio」の「Chez Mini(可愛い家?)」。 アルバムは、「Passaggio al bosco」(2015 Emme Record)。 

「Chez Mini - Andrea Garibaldi Trio」
          


 サンフランシスコ在住の「ノーム・レミッシ/Noam Lemish(p)」、「ジョージ・マーシュ/George Marsh(ds)」、「ジム・カーウィン/Jim Kerwin(b)」のトリオの「And You Are」。アルバムは、「The Turning」(2016 CDBaby)から。

「And You Are - Noam Lemish · George Marsh · Jim Kerwin」
          


 フランスの俊鋭、「フランソア・インゴールド・トリオ/François Ingold Trio」の「La Valse D'oscar(オスカーのワルツ?)」。アルバムは、「Fat Free」(2007 Altrisuoni)から。 

「La Valse D'oscar - François Ingold Trio」
          
    
    
       


by knakano0311 | 2019-12-29 11:10 | 我が家の歳時記 | Trackback | Comments(0)

今年最後の作業の日も ・・・


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 今年最後の森林ボランティア活動の日に出会ったのは、牡の子鹿。まだ生え始めたばかりの短い角、真っ白なお尻の毛を見ると、今年の春に生まれた子鹿だろうか。まだ人に対する警戒心と慣れとが混ざった適当な距離感を保ちながら、森へと消えていった。省みると今年一年、本当に鹿の食害に悩ませれた一年だった。きっとこの可愛い子鹿もやがて我々を悩ませる存在に ・・・。

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 今日の作業は「バイタ」づくり。「窯木」を作った残りの枝で、長さ50cm程度の柴の束をつくる作業。言葉の響きは悪いが、なぜかこの地域ではこう呼んでいる。炭窯の中で、「窯木」の上にギッチリと詰め、空気を追い出すことと、「窯木」が、炭化をはじめる導火線のような役割を担う大事な材である。炭焼き1回あたり約80束の「バイタ」を使うので、160束ほど必要である。「窯木」や薪、チップなどとあわせ、伐採した「クヌギ(椚、櫟)」を、できるだけ余すところなくという意味で、昔の人はそうとは意識しなかったかもしれないが、間違いなく「エコ」である。
  
 窯の前に先日作ったミニ門松を置き、新年を迎える準備を整え、この一年の無事故、互の健康や頑張りを称えながら、忘年・ご長寿祈願ティーパーティをして解散。

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 今宵のピアノ、年末ですのでちょっとご陽気に。1965年生まれ、イタリアのジャズ・ピアニスト、「マッシモ・ファラオ/Massimo Farao'」が率いる「マッシモ・ファラオ・アフロ・キューバン・ピアノ・カルテット/Massimo Farao' Afro Cuban Piano Quartet」のアルバム、「ブルー・ボッサ/Blue Bossa」(2017)から。長いバンド名ですが 要するに、ピアノ・トリオに、キューバン・コンガ奏者、「エルネスティコ/Ernesttico」をゲストとして迎え、ノリノリのアフロ・キューバン・ピアノ?を演奏しているアルバム。「ウィントン・ケリー/Wynton Kelly」に捧ぐとあるが、西インド諸島のジャマイカ生まれのケリーは
が得意としたナンバーを取り上げているようだ。ボッサ、ラテン・フレーバー満載で、ジャズ初心者はもちろん、ジャズを生活のBGMとして聴いている罰当りなジャズ・ファンの私にも、手放しで車で流して聴けるアルバム。二人以外のパーソナルは、「ニコラ・バルボン/Nicola Barbon(bass)」、「ロベルト・ファキネッティ/Roberto Facchinetti(ds)」。3曲、「South Seas」、「恋に恋して/Falling in Love with Love」「サニー/Sunny」を。
    
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 ブルー・ボッサ/Blue Bossa
 マッシモ・ファラオ・アフロ・キューバン・ピアノ・カルテット/Massimo Farao' Afro Cuban Piano Quartet
 ヴィーナスレコード


     

「Massimo Farao' & Afro Cuban Piano Quartet - South Seas」
          
    
「Falling in Love with Love - Massimo Farao Afro Cuban Piano Quartet」
          
      
「Massimo Farao' Afro Cuban Piano Quartet - Sunny」
          
    
    
       


by knakano0311 | 2019-12-27 17:57 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

今昔デザインの妙、久しぶりに郷土館へ

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 最近、家の前の道路のマンホールの蓋の取り替え工事があった。聞いてみると坂の多いこの住宅地、順次、耐スリップ型のものに取り替えていっているという。マンホールに地域の特長を活かした「デザイン・マンホール」というカテゴリーがあり、多くのファンがいる。今年の10月、お隣の池田市で「マンホール・サミットin池田」が開かれ、全国各地から約4,500人の「マンホーラー」が集まったという。もともと「デザイン・マンホール」には多少の興味があり、市の郷土館でデザインマンホール写真展を開催しているというので、買い物のついでにちょっと寄ってみた。
   
 「川西市郷土館」は、数寄屋風の造りの屋敷で、銅の製錬を業としていた「旧平安(ひらやす)家住宅」、市内の小戸地区にあった洋館を移築復元した「旧平賀家住宅」、「青木大乗」両画伯の作品を展示する近代的な建物の美術館「ミューゼ・レスポアール」などで構成されている。「旧平安家住宅」と「旧平賀家住宅」は、国登録有形文化財(建造物)に登録されており、「旧平賀家住宅」は「ひょうご近代住宅100選に選ばれているほか、「べっぴんさん」、「マッサン」などのNHK朝ドラや、「中谷美紀」主演の映画「繕い裁つ人」にしばしば登場している。川西市の実物や、お城、アニメ・キャラクターのマンホールのデザインの妙を楽しくみた。

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 100年前の大正7年(1918)に建設され、イギリスの田園住宅の形式を極めて良く遵守した住宅といわれる「旧平賀家住宅」の内部には、チューリップなどをモチーフにしたデザインが多く使われてている。こちらは100年前のデザインの妙。表に出ると前の庭には、「冬薔薇(ふゆそうび)」一輪 ・・・。

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 1995年、「アヴェ・マリア/Ave Maria」という1枚のアルバムが話題になった。アーティストは、「スラヴァ/Slava」。日本国内だけでも30万枚を超えるという、クラシックでは異例の大ヒットを記録したという。クリスマスの今宵、そのアルバム、「Ave Maria」から。
    
 16世紀のカッチーニから20世紀のストラヴィンスキーまで、10人の作曲家による9曲(日本盤は12曲)の「アヴェ・マリア」を「スラヴァ」がヴォーカルとシンセサイザーによって聴かせてくれるが、その中でただ1曲、バッハ、モーツアルトでもシューベルトでもなく、「カッチーニ(ジュリオ・カッチーニ)/Giulio Caccini(1545年頃 - 1618年)」の「アヴェ・マリア」に心を奪われてしまう。「スラヴァ」本人は、自身の声域を「男声アルト」と称しているらしいが、その美声は「タイムズ」紙に「声のダイヤモンド」と讃えられたという。
    
 「スラヴァ」。1964年生まれ、本名、「ヴャチェスラフ・カガン=パレイ/ロシア語: Вячеслав Каган-Палей」という、旧ソ連・ベラルーシ出身のカウンター・テナーである。本名とは別に、日本では、専らスラヴ語で「栄光」を意味する「スラヴァ」の愛称を用いている。現在はイスラエル国籍を取得し、同国を拠点に活動しているという。

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 ave maria
 スラヴァ/SLAVA
 ビクターエンタテインメント





        
「SLAVA -Ave Maria(Caccini)」
          
    
    
     


by knakano0311 | 2019-12-25 10:38 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

棚田に囲まれた百姓家で蕎麦を喰う

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 妻の友人から美味しい蕎麦屋があると聞き、やってきたのは猪名川町の北部、「柏原の棚田」と地域では知られている棚田に囲まれた谷間の集落に、ひっそり佇む週に2日だけしか営業してない蕎麦屋。もちろんSNSなどにも紹介されていない、猪名川町に住んでいる人しか知らない、いわば、隠れ蕎麦屋である。立派な玄関、庭や欄間、土壁、床の間の百姓家を、そのまま蕎麦屋として使っていて、妙なリニューアルなど一切していないところが好ましい。ゆったりと4席のテーブル席だけで、この日も満席。

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 メニューはおまかせのメニューだけである。まずは、梅ジュース、春菊と柿の白和え、そして、メインは、十割蕎麦と地元で採れた野菜中心の天ぷら。十割なのに、しっかりコシがあって、風味が際立っている。さらにメニューにない、あんかけの蕎麦がき、温かい蕎麦と続き、炊き込みご飯と漬物、デザートは南瓜プリンとコーヒー。いや、お腹いっぱいの大満足。もう終わりかと思ったら、さらに蕎麦のかりんとうが出てきたのには驚いた。
   
 聞けば、この地での蕎麦作りの歴史はそう長くはなく、道の駅に「そばの館」ができてから、猪名川町が町おこしの一つとして、蕎麦の栽培を奨励したのがきっかけだそうだ。一時は年間15トンも玄蕎麦を生産していたが、最近は3トンがやっとだそうだ。原因は、ここでも「鹿の食害」。新芽が全て食べられてしまうという。

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 1時間半近くかけてゆっくり蕎麦を楽しみ、そのあとは、間近に広がる棚田の風景を散策して楽しむ。店を出るとき、近くのお寺の鐘が「ご~~ん」と鳴った。今でも毎日時を告げているという。棚田、百姓家、蕎麦、寺の鐘 ・・・。なにか日本の原風景にタイムスリップしたようで懐かしい一時を過ごした。クリスマスもいいけど、こんな年の瀬の過ごし方もいい。

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 今宵のピアノ、ノルウェーのピアニスト、「ヘルゲ・リエン/Helge Lien」率いるピアノ・トリオ。そのトリオのアルバムに、日本語のタイトルをつけたアルバムがある。「Natsukashii」(2011)。「懐かしい」。この曲、蕎麦屋のBGMに流れたとしても、全く違和感はない。
     
 「ヘルゲ・リエン」。ノルウェーを代表するピアニスト。1975年、ノルウェイ生まれの42歳。最初に音楽的影響を受けたのが、「ピンク・フロイド/Pink Floyd」だという。16歳でクラシックを志したが、「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」を聴いて、JAZZの世界に。最初、ピアノ+チューバ+サックスという変則トリオを立ち上げるも、それと時期を同じくして、標準的編成のピアノ・トリオ、「ヘルゲ・リエン・トリオ」も立ち上げたという。 タイトル曲、「Natsukashii (懐かしい)」、「Hymne(聖歌)」の2曲を ・・・。パーソネルは、「Helge Lien;piano」、「フローデ・ベルグ/Frode Berg;bass」、「クヌート・オーレフィアール/Knut Aalefjaer;drums」。録音は、2010年9月。

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 NATSUKASHII (懐かしい)
 Helge Lien/ヘルゲ・リエン
 OZELLA/DISK UNION





          
「Helge Lien Trio - Natsukashii (懐かしい)」
          

「Helge Lien Trio - Hymne (Til Jarl Åsvik)」
          

     
    
   


by knakano0311 | 2019-12-24 09:47 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

鮮やかな赤と静寂に包まれる公園

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 人気のなくなった冬の一庫公園を歩く。時折、鳥の声だけが静まり返った公園に響く。今にも降り出しそうな曇り空。鈍色の風景の中で、ひときわ鮮やかな「赤」が目を惹く。「野生のカキ(柿)」、「アキサンゴ(秋珊瑚)」とも呼ばれる「サンシュユ(山茱萸)」の実、「マムシグサ(蝮草)」の実などの「赤」。そうそう、12月から火の入った薪ストーブも赤々と燃えている。
   
 今宵の曲は、「Silence」。もう亡くなってしまったが、今でも最高のベーシストだと思っている「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」の曲。何人かのアーティストとのデュオがあるが、今宵は、この人も亡くなってしまった、ピアノの詩人「ジョン・テイラー/John Taylor」とのデュオ・アルバム、「Nightfall」(2004)から。

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 NIGHTFALL
 チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden、ジョン・テイラー/John Taylor
 NAIM





       
「Silence - Charlie Haden & John Taylor」
          

 その「Silence」、チャーリーとのデュオもある「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」が彼をトリビュートしてリリースしたアルバム、「Charlie」(2015)に収録されている。レクイエム。亡きヘイデンへの熱い想いが、静かに綴られているアルバム。

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 Charlie
 Gonzalo Rubalcaba/ゴンサロ・ルバルカバ
 CD Baby




         
「Gonzalo Rubalcaba - Silence」
          
    
    
     


by knakano0311 | 2019-12-22 16:13 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

最後の紅葉を見ながら蔓を採る

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 今日の山作業は、土曜日に開催されるクラブの12月イベント、「クリスマス・リースとミニ門松作り、竹パン作り」の材料の採集。12月は、いつもの木工と違う内容のイベントであるが、人気が高く、いつも定員がいっぱいになり、予約が締め切られるほど。公園最後の紅葉が色づく「出会いの谷」を下って、「フジヅル(藤蔓)」の採集に向かう。階段は散り紅葉で絨毯のよう。最近苦労するのが、蔓の確保。我々の手入れがいいためか、簡単に採れるような場所に蔓がない。なんとか確保できたようだ。
    
 午前中、近くの竹林で採取してきた竹や、公園で採取した「マツ(松)」、「ウラジロ(裏白)」とあわせて、一応の準備は整った。

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 今宵のピアノ。薔薇一輪、ジャケットが印象的な、「マーク・コープランド(コップランド)/Marc Copland」のアルバム、「Some Love Songs」から。
    
 「マーク・コープランド」。1948年、アメリカ、フィラデルフィア 生まれ、71歳。ご長寿ピアニストのひとりで、作曲家でもある。7歳でピアノのレッスンを始めたが、10歳でアルトサックスへ転向、高校時代からバンド活動をし、 コロンビア大学卒業後はプロとしての活動を始め、いろいろな有名なミュージシャン達と演奏し、サックス奏者としてのキャリアを重ねた。しかし、サクソフォンは、彼の音楽的想像力を十分に表現するのに適した楽器ではないと感じ、再びピアノに戻ったのは、80年代中頃だという。以後、「ハーモニーの紡ぎ手」として評価を獲得、70歳を超えた今でも、精力的な活動を続けている。
   
 薔薇一輪が描かれたアルバムからは、「愚かなり我が心/My Foolish Heart」、「スパルタカス・愛のテーマ/Spartacus Love Theme」を。欧州ピアニストかと思うほどの叙情。パーソネルは、「ドリュー・グレス/Drew Gress(bass)」、「ヨッケン・リュッカート/Jochen Rueckert(drums)」。

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 Some Love Songs
 Marc Copland/マーク・コープランド
 Pirouet Records




        
「My Foolish Heart - Marc Copland」
          


「Spartacus Love Theme - Marc Copland」
          

    
    
    


by knakano0311 | 2019-12-21 01:10 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

クリスマスの時期は作品展のように

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 クリスマスの時期になると、我が家はさながら作品展のようになる。というのは、妻がかって趣味で作ったいろいろなクリスマス・オーナメントを、遊びに来る孫娘ために飾るからである。二人共働いている次男夫婦は、多分そんなデコレーションをしている時間はないので、孫は我が家へ来ては、「かわいい!!」と喜ぶ。先日も我が家に来て、「かわいい!、うちもこんな風にして」とせがんでいたので、彼らにしてはちょっとありがた迷惑かも知れない。妻は、並べてみては、「若かったのね、もうそんな気力はないわ」とちょっと残念顔でつぶやく。

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 さて、今宵はソプラノのディーヴァ、「サラ・ブライトマン/Sarah Brightman」のウインター・アルバム、「A Winter Symphony」(2008)から。「アメイジング・グレイス/Amazing Grace」、「きよしこの夜/A Silent Night」、「アヴェ・マリア/Ave Maria」など定番からビートルズまで、冬の名曲を集めたアルバム。
   
 「サラ・ブライトマン」。1960年生まれのイギリスのソプラノ歌手、女優。1980年代にミュージカル女優として活動し、1990年代以降はソロ歌手として活動。彼女は、「デヴィッド・ボウ/」や「ピンク・フロイド/」など、1960年代から70年代にかけての音楽から影響を受けており、彼女のアルバム収録曲はヘンデルやプッチーニのオペラ・アリアから、「プロコル・ハルム/」などの楽曲にまで及んでいる。 そのクラシックとポップスを融合した独自の音楽スタイルはクラシカル・クロスオーバーの世界的な隆盛をもたらした。NHK紅白歌合戦への2度の出場や日本映画、「アマルフィ 女神の報酬」(2009)への出演などで、日本で最も知られているクラシック系歌手の一人ではなかろうか。
         
 そのアルバムから、「Colder Than Winter」、「Amazing Grace」を ・・・。

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 A Winter Symphony
 サラ・ブライトマン/Sarah Brightman
 MANHATTAN RECORDS





        
「Colder Than Winter - Sarah Brightman」
          

「Amazing Grace - Sarah Brightman」
          
     
     
     


by knakano0311 | 2019-12-20 10:28 | いもたこなんきん | Trackback | Comments(0)

光の海をナイト・ウォーキング



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 「大阪光の饗宴2019」を観に梅田、淀屋橋界隈まで出かける。夫婦揃っての夜の大阪、何年ぶりだろうか。中之島公会堂のプロジェクト・マッピング、御堂筋のライトアップ、写真はNETから拝借したが、写真通りまさに光の海、海、海 ・・・。久しぶりに大喜びの二人。

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 中之島公会堂から中之島を堂島川沿いに西へと歩く。日銀大阪支店を過ぎると、ビルの明かり、ネオン、イルミネーションが、堂島川の川面に揺れる。ライトアップされた観覧船が行き交う。四ツ橋筋に架かる渡辺橋を過ぎると、古き時代の中之島を彷彿とさせる「ダイビル本館」の煉瓦の佇まいや柱の彫刻が、ライトアップの中にくっきりと浮かび上がる。そして、音楽に合わせてしぶきをあげる噴水を見ながら、なにわ筋に架かる玉江橋をわたると、今日のナイト・ウォーキングの終点、「ほたるまち」に到着。写真の画質が悪くてなかなか感動が伝えられません。

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 そこから、かって現役の頃、よくお世話になったネオンの饗宴の懐かしの「北新地」のを抜けて、梅田へと戻って、阪急デパートの恒例のクリスマス・ディスプレイを楽しむ。そして遅めの夕食、歩数計は12,000歩を超えていた。
    
 ライトアップされた「ダイビル本館」の写真を見ていたら、同じような構図のジャケットのアルバムが思い浮かんだ。最高のベーシスト、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden 」が、ピアニストの「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」とパーカッショニストの「イグナシオ・ベロア/Ignacio Berroa 」というキューバ出身のチームとトリオを組み、本格的にキューバ音楽と取り組んだアルバム、「ノクターン/Nocturne」(2001)。
   
 うっとりするようなベース・ワークのうえに展開される美しいメロディ、瑞々しいロマンティシズム。ルバルカバの紡ぎだす音、「パット・メセニー/Pat Metheny」がここぞとかき鳴らすアコースティック・ギター、「フェデリコ・ブリトス・ルイス/Federico Britos Ruiz」の心揺さぶるヴァイオリンの官能的な音色。そしてそこに、「ジョー・ロヴァーノ/Joe Lovano」の柔らかなテナー・サックスが絡むと、もうそこは光の海に煌く別世界に ・・・。

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 ノクターン/Nocturne
 チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden、ゴンサロ・ルバルカバ /Gonzalo Rubalcaba
 VERVE




       
「Charlie Haden - En La Orilla del Mundo」
          

「Tres Palabras (Three Words) - Charlie Haden」
          

「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba - El Ciego (The Blind) 」
          
   
   
    


by knakano0311 | 2019-12-19 16:21 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(2)