「原田知世」。一般のオーディションから抜擢され、大林宣彦監督の「時を駆ける少女」でデビュー。アイドル歌手としてもかなりの人気でいくつものCDも出しているし、確かABBAか、カーディガンズをプロデュースした、スエーデン人と音楽製作をしている話は聞いていた。関心はまったくなかったが、何かの拍子にこれから紹介する「Summer breeze」を知ってビックリした。よく知っている洋楽曲のカバー集であるが、単なる女優さんのお遊びなんぞという域は充分超えている出来ばえである。聞けば、あの「ゴン・チチ」がプロデュースしたという。よくぞ彼女のかくされし特長を引き出したものだと感心する。「You've got a friend」「Sunny」、シンプルな響きの中で、ゆったりとした安心感につつまれる、まさしく癒し系のアルバム。
Summer breeze
原田知世 Patti Austin Bobby Hebb RANDY VANWARMER Barry Robin Maurice Gibb David Gates Paul Simon Arthur / フォーライフミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005L9K1
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フランスで最も人気のある歌手の一人、「パトリシア・カース」がフランスの誇るフレンチ・スタンダードを英語で歌っているアルバム。「ナイトクラブ」とはまた違った雰囲気であるが、古きよき時代のピアノバーとういう雰囲気は十分伝わってきます。「If You Go Away 行かないで」「枯葉」など永遠のフレンチ・スタンダード。前に紹介した「Dee Dee Bridgewater」と比べてみるのも一興。ジャケットも粋でおしゃれ。
ピアノ・バー
パトリシア・カース / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00006IIFF
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「ステイシー・ケント」。私が最も好きな女性ジャズボーカリストの一人ですが、彼女名義でのアルバムについては別の機会に譲るとして、彼女もパートナーと一緒のアルバムがあります。テナーサックス奏者の「ジム・トムリンソン」。いつも彼女のアルバムでは、バックで絶妙なサックスを聞かせています。このアルバムは彼名義のボサノバ中心のアルバムで、「リリック The Lyric」。たしか2曲を除いて、ステイシーがボーカルでまさしく「婦唱夫吹」しています。さわやかな印象の好アルバム。アルバム6曲目の「What Are You Doing The Rest Of Your Life?」は定年オヤジにとっては身につまされる歌詞。そのほかスキャットを含め4曲程度参加しているこれまたBOSSAのアルバム「Brazilian Sketches」もある。
The Lyric
Jim Tomlinson / Token
ISBN : B000EHPOTQ
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さあ、次はまたピアノ。この場合は「婦唱夫弾」か? 「マリエール・コーマン with ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ」。 彼らの作品はヨーロッパの知られざるJazzの名盤を発掘することで有名な浪花のJAZZ工房、「澤野工房」から発売されているアルバムです。残念なことにこのブログからはデーターベースにアクセスできませんので、詳しくは「澤野工房」のHPにアクセスして確かめてください。 http://www.jazz-sawano.com/
お奨めの2枚は、「From The Heart 型番AS023」「Between You & Me 型番AS043」。「From The Heart」はマリエール+トリオを意味してかジャケットは4つ葉のクローバ。自然のままの飾らない、チャーミングなマリエールの歌声。奇をてらうようなアレンジも超絶的な技巧もなく、甘くなりすぎることもないトリオの演奏。さらっとしたさわやかな気持ちよさを味わえます。
特に「Estate」はトリオだけの演奏であるが、今まで聴いた数ある「Estate」のなかで一番美しい出来ばえではないかと思う。8曲目、A.C.Jobimの「黒と白の肖像」がポルトガル語でこれまた甘美に、実に叙情豊かに歌われる。
1)Early Autumn 2)Moonlight in Vermont 3)I've Got The World On The Staring 4)Corcovado 5)Broadway 6)Estate 7)Dein Ist Mein Ganzes Herz
8)Retrato Em Branco E Preto 9)Everything Happens To Me 10)You Must
Believe In Spring
「Between You & Me」もBOSSA、スタンダードのアルバム。夫婦が見つめあっているジャケットもほほえましく素敵。オランダはアムステルダムを中心に活躍している彼ら。本当にヨーロッパにはリリカルなJazzアーティストが多いと思う。JAZZはUSAだけの音楽ではなく、本当にグローバルな音楽だということが、この二人のアルバムからだけでも実感できる。「Gentle Rain」「You Don’t Know What Love Is」「It Might As Well Be Spring」・・・・。2枚とも何回も聴いているとその暖かさが「じわっ」と伝わってくるアルバム。2枚とも長距離の海外出張の帰りのナイトフライトの機内でいつも聞いていた癒しの愛聴盤となっている。
1)Too Marvellous 2)So Tinha De Ser Com Voce 3)My Foolish Heart 4)Thou
Swell 5)Gentle Rain 6)The Song Is You 7)Que Reste Il De Nos Amours
8)You Don't Know What Love Is 9)It Might As Well Be Spring 10)I Never
Went Away