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大屋地爵士のJAZZYな生活

松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界 

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7/24発売の「アエラ 06.7.31号」に「浜田真理子」の特集記事がでています。今回でアエラ2回目の特集記事のはず。不思議な人です。松江でOLし、子育てもしながら、年数回のコンサートを開く。私が彼女を知ったのは、ブレイクするきっかけとなったTBSのドキュメンタリ「情熱大陸」であった。ごく普通の地方に住んでOLしているおばさん、(コタツでインタビューを受けていた記憶があるが)が熱狂的なファンによって支持されている秘密と彼女の生き方をレポートするといった番組であったように思う。実際この番組をきっかけに更に大ブレイクするわけであるが、私の彼女への追っかけコースは、   情熱大陸 ⇒ CD ⇒ コンサート ⇒ ブログ     といういわば、お定まりのコースであったが、その道筋での印象、イメージはつど全部違うものであった。「情熱大陸」での印象は、「田舎でOLしているバツイチ子育ておばさんシンガーソングライターのブレイク、その生活と音楽」といった印象を持っていたが、CDを買って驚いた。「愛、恋、純粋、純愛、永遠、死・・・・」、少し照れくさくなるような言葉を紡いで、今までに日本の歌手では聞いたことのない深い静けさ、情念に満ちた独自の世界を作り出したという印象。
コンサートはまったくCDとはちがう静謐な空間というか、CDではほとんど伝わってこない、恐らくライブでしか味わうことの出来ない独特の雰囲気に満ちたものであった。グランドピアノと明るさを抑えたスポットライトだけ。彼女独特の歌唱法と間。曲と曲の間のMCは「ありがとうございました。次は・・・・・・を唄います。」というそっけないもの。まっ、シャイなのか、口下手なのかと思っていたが・・・・。
ところがブログを読んでビックリ仰天。しゃべるは、しゃべるは、だじゃれるは、だじゃれるは。コンサートとの落差がすごかった。とはいえ、彼女へのロングインタビューやらブログを呼んでいるうちに、自然体で生活し、凝った詩文でなく、OLという普通の人の生活感覚に訴える彼女の音楽への姿勢というのも垣間見えたりする。
特筆すべきは彼女の歌唱法。彼女の一瞬かすれる高音の「のび」と「間」こそが、あの静謐なコンサートの空間を作り出す。このことについては「アエラ」に書かれてので参照してください。

ブログは、 http://www.beyondo.net/mariko/

CDづくりもちょっと変わっていて、オリジナルのアルバムといえるのは、復刻されるや否や口コミであっという間に売れたという伝説の「MARIKO」と「あなたへ」の2枚。活動報告として、その年のライブを中心に、毎年1枚リリースされた計3枚のライブ盤とあとはミニアルバム、シングルである。初期の彼女の歌のコンセプトがよく分かる伝説の「MARIKO」とブレイク直後に渋谷のBUNKAMURAで行われた、これまた伝説のコンサートの活動報告(ライブ盤)「月の記憶」。「MARIKO」「のこされし者のうた」「月の記憶」「あしくび」(なんというダルな曲名)が心に沁みる。

MARIKO
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B000067JNT
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Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B00008PT9X
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「月の記憶 浜田真理子」

          
# by knakano0311 | 2006-07-24 19:44 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)

はるかなり、カウラナ・アイランダース~大橋節夫を悼む

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大橋節夫さんの訃報に接した。今から40数年前、私が大学へ入学した頃の話。その頃の大学生の楽しみといえば、コンパとダンパ(ダンスパーティ)であった。学生にとって異性との出会いの場といえば、クラブ活動を除けば、その二つしかなかった。ダンパを主催すれば、クラブにとっては大きな資金源になるので、こぞってクラブはダンスパーティを主催した。その頃のダンパでの人気バンドがハワイアン学生バンドの「カウラナ・アイランダース」であった。レベルはプロ級で、メンバーはダンパのほかアルバイトに市内のキャバレーに出演するほどであった。いっぱしの芸能人扱いでメンバーは、それこそ女性にはモテモテの伝説のバンドであった。
ジルバが踊りやすい、チークにぴったりということで、いつも演奏されていた十八番が、「大橋節夫とハニーアイランダース」の「熱風」「倖せはここに」であった。大橋節夫氏は自分の音楽をハワイアンと定義されるのが嫌いだったらしく、「ハワイアン楽器を使ったポピュラー音楽であり、Jazzをやっているんだ」と語っていたことを何かの雑誌で読んだ覚えがある。確かに「熱風」、今聞いても軽快でスウイングする、Jazzyな曲である。「キャラバン」も彼がはじめて日本に紹介したのではないだろうか。

ハワイアン・ルネッサンス
大橋節夫 ハニーアイランダース / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005EPHW
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我が青春のほろ苦い一ページを演出したくれた「カウラナ・アイランダース」「熱風」ではあった。
合掌・・・・・・・・・・

私がエレキバンドで学生バンドの仲間入りをするのは、大学2年、このあと1年後である。

「熱風/Hot Wind - 大橋節夫&ハニーアイランダース」

          
# by knakano0311 | 2006-07-24 19:43 | 訃報を聞いて | Comments(0)

異世界から舞い降りたミューズ (3) The Girl Next Door 

JAZZとPOPS。Jazzとカントリー。クラシックとPOPS。軽々とカテゴリーの境のドアを開け、こちらとあちらを行ったり来たりできるアーティストたちがいる。ま、洋楽のルーツはほぼ同じと考えれば、彼女らにとって、こちらとあちらは、それほどの違いはないのかもしれない。

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「リッキー・リー・ジョーンズ」。初めて聴いたが、不思議なシンガーである。
20年以上我が道を歩み続けてきた知る人ぞ知る、孤高の女性シンガー・ソングライターだが、残念ながら私は、彼女、リッキー・リー・ジョーンズの名前は知りませんでした。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。有名なスタンダード曲をタイトルに持ってきているが、原題は「Girls At Her Volcano」。このタイトルではJAZZアルバムだとは誰もわからなかっただろうし、まして知る人ぞ知るリッキーでは。多分日本発売にあたって、レコード会社の人もタイトルに苦労しただろうことは十分に察することが出来るが。おなじみのタイトル曲と「ラッシュライフ」から渋めの曲まで、しっとりと聴かせてくれる、一風変わったライヴアルバム。
次は、「ポップ・ポップ」。文字通りPOPなジャケットで、これほど中身と落差があるジャケットも珍しい。彼女自身が好きな歌、という基準でセレクトされたカヴァーアルバム。かわいらしくも艶のあるヴォーカルも印象的だ。バックを務めるのは、チャーリー・ヘイデンやジョー・ヘンダーソンなど、ジャズ界の大物やベテランぞろい。 彼女ならではの声と歌の解釈で、ジャズのスタンダードをリッキー流に消化した傑作。彼女の独特の声質でうたわれるこのアルバムは、ゆっくりと静かな夜を過ごしたい人にぴったり。
たまたま2枚ともイラストのジャケットなので彼女の顔は分からない。どうしても見たい人は他の作品で確認をどうぞ。

マイ・ファニー・ヴァレンタイン
リッキー・リー・ジョーンズ / ワーナーミュージック・ジャパン
ISBN : B00000718W
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ポップ・ポップ
リッキー・リー・ジョーンズ / ユニバーサルインターナショナル
ISBN : B00005GS0X
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異世界から舞い降りたミューズ (3) The Girl Next Door _b0102572_1622353.jpg

「007シリーズ主題歌」などPOPS界では、BigName「カーリー・サイモン」のこちら側のアルバムから、「ムーンライト・セレナーデ」「トーチ」の2枚。
「ムーライトセレナーデ」は、ご存知のスタンダードな名曲ばかりをカーリー・サイモンの独特な低めの声でセクシーに聴かせてくれるお奨め盤。所詮POPSシンガーという声もあるが、私は「なかなかやりますなあ」と感心しました。
「トーチ/Torch」とは「たいまつ、トーチランプ」の意味であるが、もう一つの意味は「燃えるような恋心」という意味である。ここでは無論二番目の意味である。彼女の離婚直後に録音されたアルバムだというから、その彼女の想い、情念、未練・・などが切々とつたわってくる。「Body and Soul」など、ある種の凄みさえ感じさせるできばえ。

2枚とも日本版が出ているが、イメージデータがないので輸入版を掲載。時々イメージデータがないことがある。amazonのデータベースのシステムがどうなっているのかよく分からないが、レコード会社側の手抜きなのか?amazon側の都合なのか?いずれにしても、「ジャケ買い」という言葉があるように、「ジャケット」と「アルバム=音楽性」の深いつながりを考えれば、ジャケットのイメージデータがないというのは、特に女性シンガーの場合、ネット販売ビジネスにおける、マーケティング上の致命的な欠点に思えるがいかがですか。
2枚のジャケットを見てください。特に「Torch」などはこのCDを制作した彼女の想いが如実に表現されている。このジャケも「秘密の花園 エロカッコいい歌手」編に入れてもおかしくはないできばえ。


Moonlight Serenade
Carly Simon / Sony
ISBN : B0009PLM4Y
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Torch
Carly Simon / Warner Bros.
ISBN : B000002KMN
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「シンディ・ローパー」。彼女もビッグネームですね。ヒット曲「Time After Time」はたくさんのJAZZ歌手にカバーされています。「At Last」は、シンディローパー初のカヴァーアルバム。スタンダードナンバーを集めた作品集。取り上げているのは、エディット・ピアフ、バート・バカラック / ハル・デヴィッド、スモーキー・ロビンソンの名曲など、幅広い。ピアノ、チェロなどのシンプルな音をバックに、「Unchained Melody」、「Don’t Let Me Be Misunderstood」、「Walk on by」、「La Vian Rose」などをこれほど情感込めて聴かせるとは、彼女のボーカリストの力量が並々ならぬことを認めざるを得ない。

奇抜なファッションを一時売りにしていたこともあるシンディローパーは、このアルバムのジャケットではシックなドレスである。ここでもジャケットとアルバム・コンセプトの深い関係がうかがえる。

アット・ラスト
シンディ・ローパー / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B0000CD863
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「サラ・ブライトマン」。クラシックからJAZZまでこなす、クロスオーヴァーのスーパースター・ヴォーカリスト。まるで「どこでもドア」をもつミューズ。現代的なシンセポップ、ヴィンテージもののジャズスタンダード、プロコル・ハルムの大ヒット曲「青い影」、サイモン&ガーファンクルの「Scarborough Fair」など、サラの優しく透きとおる声があなたの疲れた心を癒してくれます。

La Luna
Sarah Brightman / Angel
ISBN : B00004UDNP
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「Cyndi Lauper - At Last」

          
# by knakano0311 | 2006-07-23 20:58 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)

異世界から舞い降りたミューズ(2) 天のあたえた二物

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「天は二物をあたえず」なんてことは嘘。二物も三物も与えられた人たちが時には存在する。
同性の女性たちから見たら、「やってられないわ」と思うかもしれませんが、美人で、モデルも一流で、女優も歌手もこなす。いるんですねえ、そんなミューズが。

「シビル・シェパード」。モデル出身の女優。昔、NHKで放映していた「こちらブルームーン探偵社」で、豊かな黒髪の「ブルース・ウィリス」と共演していたので、覚えている方も多いのでは。
ロバート・デ・ニーロの出世作「タクシー・ドライバー」ではデ・ニーロが憧れる選挙事務所の秘書役なら覚えているでしょう。本格的なボーカルといっていい。「トリステ」「マスカレード」などが情感豊かに歌われる。

マッド・アバウト・ザ・ボーイ(紙)
シビル・シェパード / Pヴァイン・レコード
ISBN : B00008CH9U
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「カーラ・ブルーニ」。イタリア生まれ、フランスで活躍するスーパー・モデルが突然歌手に変身。「美貌と知性、そして素晴らしい音楽的才能。そのすべてを神様から与えられた類まれなる逸材、カーラ・ブルーニ。」のうたい文句どおり。もともと、自作のギター弾き語りの歌を溜めて、デモテープを音楽プロデューサーに自ら売り込んで、CD化したと言うから逞しい。ライナーノートのいうノラ・ジョーンズにも通ずるが、自作の詩も巧みで素晴らしく、ヨーロッパのおとなの女を感じさせる。ジャケもいいなあ。タイトル曲「ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさ」がいちばんか。

ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさ
カーラ・ブルーニ / V2レコーズジャパン/コロムビアミュージックエンタテインメント
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「カーラ・ブルーニ」と比べるのは酷かもしれないが、最近、女優でも活躍しているモデル出身の「川原亜矢子/So Nice」。「男と女」では、なんとあの「ピエール・バルー」が彼女とデュエットしているから驚き。どうやって参加を口説いたんでしょうかねえ。まっ、ボサノバをささやくように歌うと言うことであれば、十分観賞に値するか。

So Nice
川原亜矢子 ピエール・バルー / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0001ZX2N6
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「Carla Bruni - Quelqu'un m'a dit」

          

遅ればせながら、本ブログの画面操作について、ご存じなければ老婆心までに・・・・・・・
アルバム・ジャケ横のタイトルをクリックすると、曲名リスト、レーベル、エディター・レビュー、リスナー・レビューなどの詳細ページへ移行します。そのページのジャケ画面をクリックすると、amazonの画面に、さらにアーティスト~タイトルをクリックすると、amazonオリジナルのアルバム紹介画面に移行します。お試しください。
# by knakano0311 | 2006-07-23 18:16 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)

異世界から舞い降りたミューズ(1)~時を駆ける女たち 

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第一章は日本の女優編。

「原田知世」。一般のオーディションから抜擢され、大林宣彦監督の「時を駆ける少女」でデビュー。アイドル歌手としてもかなりの人気でいくつものCDも出しているし、確かABBAか、カーディガンズをプロデュースした、スエーデン人と音楽製作をしている話は聞いていた。関心はまったくなかったが、何かの拍子にこれから紹介する「Summer breeze」を知ってビックリした。よく知っている洋楽曲のカバー集であるが、単なる女優さんのお遊びなんぞという域は充分超えている出来ばえである。聞けば、あの「ゴン・チチ」がプロデュースしたという。よくぞ彼女のかくされし特長を引き出したものだと感心する。「You've got a friend」「Sunny」、シンプルな響きの中で、ゆったりとした安心感につつまれる、まさしく癒し系のアルバム。

Summer breeze
原田知世 Patti Austin Bobby Hebb RANDY VANWARMER Barry Robin Maurice Gibb David Gates Paul Simon Arthur / フォーライフミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005L9K1
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「夏木マリ」。 「ぁ やめて!」という出だしの「絹の靴下」で歌手デビューし、オヤジたちを翻弄し、その後女優に変身したもともと実力派の大姉御。「13シャンソンズ」は、小西康陽氏プロデュースの「9月のマリー(1995年)」と「GORILLA(1996年)」をあわせて+2曲といった編集盤。オリジナル2アルバムは現在廃盤であるが、TSUTAYAなどで見つかるかも。シャンソンとあるが、シャンソンよりもむしろJazzテイストに満ちたオリジナルアルバムである。「ゴリラ」、「港のマリー」、「カウボーイ」はまさしくJAZZといっていい。独自の世界を展開する大姉御、艶女(アデージョ)の正しい見本。

13シャンソンズ
吉田日出子小西康陽 ジェームス・テイラー 菊地成孔 河野伸 / 徳間ジャパンコミュニケーションズ
ISBN : B00005GGBO
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「吉田日出子」。ああ、「夏木マリ」に続いて、個性的な姉御を選んでしまったことをちょっぴり悔
してます。自由劇場のヒット・ステージ『上海バンスキング』のナンバーを、六本木ピットインでのライヴ、スタジオ録音の2枚のアルバムから選曲した、ベスト・アルバム。オリジナルキャストによるライブアルバムも別にある。
吉田日出子のヴォーカルは,「1930年代・上海租界・ジャズ」の雰囲気を実にうまくかもし出している。「月光価千金」、「 サイド・バイ・サイド」、「ダイナ リンゴの木の下で 」、「私の青空」、「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」などむしろ私の親の世代が聴いたら懐かしいと思う、昭和初期の日本のJAZZの黎明期のスタンダードがいっぱいである。
上海は揚子江の支流、黄浦江ほとりの旧フランス租界のたたずまいを色濃く残す観光スポット、外灘(バンド)にある和平飯店、ここのバーでは、老人jazzバンドの生演奏が聴けます。昔の魔都、上海の雰囲気を大陸浪人になったような気分で味わえます。新しいJAZZの息吹は、少し離れた繁華街「新天地」のほうでどうぞ。

吉田日出子/上海バンスキング ツイン・ベスト
吉田日出子 / 日本クラウン
ISBN : B00008Z6PF
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「原田知世 - Say You Love Me」

          
# by knakano0311 | 2006-07-23 18:09 | ミューズたちの歌声 | Comments(0)