今宵の曲、「Far More Drums」。「Take Five」でよく知られた懐かしい「デイヴ・ブルーベック・カルテット/The Dave Brubeck Quartet」の演奏。アルバムは、「Time Out」の続編とも言える「Time Further Out」(1931)。パーソネルは、「デイヴ・ブルーベック/Dave Brubeck(Piano)」、「ポール・デスモンド/Paul Desmond(Alto Saxophone)」、「ユージン・ライト/Eugene Wright(Bass)」、「ジョー・モレロ/Joe Morello(Drums)」。
このアルバムは、変拍子が主題となっており、3拍子の曲、「It's a Raggy Waltz」から始まり最終的に同じ曲の9拍子(9/8)バージョンでで終わる。「Far More Drums」は、あの「Take Five」と同じ5拍子の曲。テーマが演奏される部分を除いて、ほとんどがドラムスをフューチャーしている。
「布袋寅泰」の演奏する「キル・ビル」のテーマ。シングル・リリースされた「Battle Without Honor Or Humanity」(2004)、2008年に行なわれた「東大寺」でのスペシャル・ライヴと、アルバム「GUITARHYTHM V」を引っさげて行なったツアー「GUITARHYTHM V TOUR 2009」をひとつにパッケージしたDVDから。
私が興味を覚えたのは、ご贔屓のイタリアのハードバップのコンボに「ハイ・ファイヴ (ハイ・ファイヴ・クインテット)/High Five (High Five Quintet)」という名前のバンドがあり、従来からその英語名に何となく意味不明感を覚えていたからであった。しかし、この番組を見て疑問氷解、「ハイ・ファイヴ 」、いい名前じゃありませんか ・・・。
今宵のJAZZ、イタリア五人囃子、当代に生きるビ・バップ・コンボ、その「ハイ・ファイヴ (ハイ・ファイヴ・クインテット)/High Five (High Five Quintet)」 (ハイ・ファイヴ・クインテット)/High Five (High Five Quintet)」。「ファブリッツィオ・ボッソ/Fabrizio Bosso(tp,flh)」、「ダニエル・スカナピエコ/Daniele Scannapieco(ts)」の双頭リーダー率いるイタリアのジャズ・バンドで2002年結成。同年にアルバム「Jazz For More…」でデビュー。演奏スタイルは、ハード・バップ色の強い切れ味と小気味の良さが持ち味のキレのある演奏で人気を博している。
「Five For Fun」。同タイトルの「FIVE FOR FUN」(2008)から。パーソネルは、「Fabrizio Bosso(tp,flh)」、「Daniele Scannapieco(ts)」、「ルカ・マヌッツァ/Luca Mannutza(p)」、「ピエトロ・チャンカリーニ/Pietro Ciancaglini(b)」、「ロレンツォ・トゥッチ/Lorenzo Tucci(ds)」。ジャケットも「ハイ・ファイヴ (ハイ・タッチ)」を思わせます。これを見て、いわゆる「ハイタッチ(ハイファイヴ)」をバンド名にしたのだと確信しました。
冒頭の曲は、「El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido」。この曲はチリの圧政に対して抵抗したレジスタンスのリーダー「セルジオ・オルテガ/Sergio Ortega」によって書かれた曲。その後、抵抗の歌として南米だけでなく世界に広がった歌だという。「The United People Will Never Be Defeated/団結した民衆は決して負けない」(邦題;不屈の民)という英語タイトルが記されている。
まずは、ピアノの弾き語りから。惜しくも2017年に92歳で亡くなってしまったが、小粋なピアノと落ち着いた深みのある歌声、「バーバラ・キャロル/Barbara Carroll」のトリオ演奏です。同タイトルのアルバム、「月に願いを/I Wished on the Moon」(2015)から。はじめての女性バップ・ピアニストといわれた女性ジャズ・ピアニストのパイオニア的存在で、このアルバムは、2015年リリースだからなんと90歳の時である。パーソネルは、「Barbara Carroll(Piano, Vocals)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart(Bass)」、「ジョー・コクッツォ/Joe Coccuzzo(Drums)」。