「♪ You look me in the eye じっと私を見つめるあなたの瞳 And I see the sorrow でも私には悲しみしか見えない A thousand days have passed away 長い月日が経っても You wonder how I feel まだあなたは迷っているのね Love dangle in your eye あなたの瞳に見えるのは中途半端な愛 But its never been fulfilled きっと永久に定まらないわ
Stay with me don't walk away 一緒にいて 行かないで Don’t leave me standing alone 一人にしないで With my future growing cold 冷たい世界で生きていくなんて嫌! Oh stay with me stay お願い 一緒にいて
さて、ご陽気に歌うのは「シンディ・ローパー/Cyndi Lauper」の「Stay」。カバー・アルバム、「At Last」(2003)から。しっとりとした歌唱の中でこの曲だけが、チャ・チャ・チャにアレンジ。元歌は、「モーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックス/Maurice Williams & The Zodiacs」。
【 Stay 】 by Maurice Williams & The Zodiacs
「♪ Stay 一緒にいて Just a little bit longer もうちょっとだけ Please, please, please, please, please お願い お願い お願いだから Tell me that you're going to どうしたいのか言ってよ
Stay 一緒にいて Just a little bit longer もうちょっとだけ Please, please, please, please, please お願い お願い お願いだから Tell me that you're going to どうしたいのか言ってよ
今宵の曲は、悲観派の皆さんにはこの曲、「Too Late Now」。スタンダードです。「恋愛準決勝戦」という観ていないものには(当然見ていませんが)、意味不明な邦題がつけられたロマンチック・コメディ、 「Royal Wedding」(1951)という映画の挿入歌だそうです。
【 Too Late Now 】 by Burton Lane / Alan Jay Lerner
「♪ Too late now to forget your smile あなたの笑顔を忘れるにはもう手遅れ The way we cling when we danced awhile 束の間のダンスの間に見せてくれたあの笑顔 Too late now to forget 今はもう忘れたり and go on to someone new 新しいことを始めるにはもう手遅れ
Too late now to forget your voice あなたの声を忘れるにはもう手遅れ The way one word makes my heart rejoice 私を喜ばせてくれたあなたの一言 Too late now to imagine myself away from you あなたと離れることなんて考えられないわ
All the things we've done together 一緒にしてきたすべてのことを I relive when we're apart きっと別れた時には思い出すわ All the tender fun together お互いにいたわりあってきたすべてのことは Stays on in my heart 私の心の中に残っているの
How could I ever close the door いつもと同じように扉を閉めることなんてできる? And be the same as I was before? 前と同じようにできるかどうか私にはわからない Darling, no, no I can't anymore だめだめ きっと前のようになんかできないわ It's too late now もう手遅れなの ♪」
魅力的なふたりの女性ボーカルの歌声から。まずは、いつの間にかすっかりベテランに成長した、イタリア出身の「ロバータ・ガンバリ-ニ/Roberta Gambarini」。アルバムは、デビュー・アルバム、「Easy to Love」(2006)から。
たしか、「寺島靖国」氏も「うますぎる」と絶賛した「スーザン・トボクマン/Susan Tobocman」。「クリフ・モネア・トリオ/The Cliff Monear Trio」をバックに迎えたデトロイトでのライブ・アルバム、「Live In Detroit With The Cliff Monear Trio」(2012)から。
そして、楽観派の皆さんには、「Not Too Late」。「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」で。ソウル、カントリー、フォーク、ポップスなどのいろいろな要素を取り込みながら、レトロな「癒し系」といわれるジャズのスタイルを確立し、「癒し系女性ボーカル」、「Jazzy,Not Jazz」ブームを作り出した元祖である。同名のタイトルのアルバム、「Not Too Late」(2007)から。
【 Not Too Late 】 by Norah Jones
「♪ Tell me how you've been, あなたがどう生きてきたかを教えて Tell what you've seen, あなたが何を見てきたかを教えて Tell me that you'd like to see me too. あなたも私に会いたいと言って
'cause my heart is full of no blood, 私の心にはもう血は一滴も残っていないから My cup is full of no love, 私のカップにはこれっぽっちの愛も残っていない Couldn't take another sip even if I wanted. 飲みたいと思ってももう飲めない
But it's not too late, でも 手遅れではないわ Not too late for love. 愛に手遅れということはないの
My lungs are out of air, 私の肺はもう空気を吐き出してしまったの Yours are holding smoke, あなたの肺は煙をいっぱい溜め込んでいる And it's been like that for so long. ずっと長い間そうだったような気がする
I've seen people try to change, チャレンジしようとする人たちを見てきたわ And I know it isn't easy, だから、「変わる」ことは簡単でないことはわかっている But nothin' worth the time ever is. しかし、今現在に何の価値があるというの
And it's not too late, 手遅れではないわ It's not too late for love, 愛に手遅れということはないの For love, 愛に For love, 愛していてば For love. きっと ♪」
私のイチオシは、イタリア出身のロマン派ピアニスト、「ミケーレ・ディ・トロ/Michele Di Toro」が率いるトリオの「Distances」(2014)。ロシア出身のベーシスト、「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev」と、イタリア出身のドラマー、「マルコ・ザノーリ/Marco Zanoli」とで紡ぎ出す不思議な高揚感にあふれた美メロですが、残念なことにYOUTUBEにアップされていません。
「♪ Turning in heights of invisible air, 遥か地上から離れ、 in the distance 空の高みから振り返ると The birds fly high from their spire, 尖塔から鳥たちが飛び立つのが見える Down through the trees, 木の間を抜け Riding the breeze as they fall. 落ちるように一気に風に乗る
Like weightless wanderers, 生きたいという希望を抱き続ける keeping our hopes alive, 無重力の浮遊者たちのように Only the will to survive, to survive, ただひとつ持つのは生き延びたいという意志 To be here now. これからも ・・・
27日に国会に提出された政府の緊急経済対策の補正予算案が明らかになった。その中で注目すべき予算がある。厚労省の医療体制の整備に予算は6695億円で、臨時交付金は1兆円。一方、新型コロナが終息後の経済対策となる経産省の「Go To キャンペーン」には、1兆6794億円の予算が計上されている。
当初から全てが後手後手に回っている政府のコロナ対策。ここでも、優先順位、バランスをまた間違えている。「Go To キャンペーン」だと。このネーミングにはお気楽で軽くて、年度内に終息するという楽観論が透けてみえ、全く真剣味が感じられない。大事なのは、いま眼前で起こっている緊急事態への手当だろう。PCR検査体制も、キャパの不足から4日間はそのままという厚労省のスタンスも、1ヶ月以上たっても、変わっていない。キャパの不足という政府の政策ミスに忖度して、専門家会議もあるべき姿の提言ができていないように見える。
終息後についても、「9月新学期」がもう論議されているよう、全ての分野で価値観やシステムが再構築され、パラダイム・シフトが世界中で起こる。それを見据えた出口戦略のないまま、「Go To キャンペーン」といってお茶を濁している。
【 FOR HEAVEN'S SAKE 】 by Don Meyer / Elise Bretton / Sherman Edwards
「♪ For heavenssake let’s fall in love お願いだから 愛し合いましょう It's no mistake to call it love きっとこれは恋に間違いないわ An angels holding hands with me だって天使が私の手を握っているから How heavenly heaven can be なんて神々しいんでしょう
Here is romance for us to try これは試してみなさいというロマンスよ Here is a chance we can’t deny きっとあがらうことができないチャンスよ While heavens giving us a break この束の間の休息の間に Let’s fall in love for heavens sake 愛し合いましょうよ お願いだから
Don't say a word my darling 何も言わないで Don’t break the spell like this 恋の呪文が解けてしまうから Just hold me tight; ただ強く抱きしめて were alone in the night この夜は二人だけのもの And heaven is here with a kiss キスすれば、きっと天国にいる心地
This pair of eyes can see a star 星が見える So paradise can’t be so far きっと天国はすぐそこね Since heavens what were dreaming of 私たちが夢みた天国だから For heavens sake, lets fall in love 愛し合いましょうよ お願いだから
「ドン・シャーリー/Dr. Don Shirley」は、1927年フロリダ州生まれ、アメリカのクラシックおよびジャズ・ピアニスト、また作曲家である。「ドクター・シャーリー」の名でも知られた。彼は、1950年代から1960年代にかけて「ケイデンス・レコード/Cadence Records」で多くのアルバムを収録したが、その内容はクラシック音楽の影響を受けた実験的なジャズであったという。また、スタインウェイでしか演奏しないというポリシーをもっていた。