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大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(372) ~ 伊丹空港のミモザが満開だ ~

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 新型コロナ・ウィルスの心配はあるが、天気が良くなると出かけたくなるのが人情。つい先日、開放感に浸りたくなって大阪伊丹空港の屋上展望デッキへ。陽当りが良いからでしょう、「ミモザ(英: mimosa、和名‎: ‎銀葉アカシア)」が満開。しばし、飛行機の離発着を眺め、お茶をして帰る。

 ということで今宵の曲は、「ジェット機のサンバ/Samba do Avião」。かのボサノヴァの創始者、「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」の代表曲。
   
 ブラジル、リオ・デ・ジャネイロの「ガレオン空港/Aeroporto Internacional do Rio de Janeiro/Galeão」をイメージして書かれたという曲。そして、この曲も、ボサノバも、「A.C・ジョビン」も世界的ブランドになった後、この空港は、「アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港/Aeroporto Internacional do Rio de Janeiro/Galeão - Antônio Carlos Jobim」という名に変わった。
    
 ポルトガル語、英語、いろいろなカバーがあるが、歌詞を読むと、まるで「リオ・デ・ジャネイロ」のPRソング。「霧のサンフランシスコ/I Left My Heart In San Francisco」という有名な曲があるが、それと同じ感じだろうか。それもその筈、もともとは自国の航空会社、一回だけ乗ったことがありますが、強烈な印象だった、今はなき「ヴァリグ・ブラジル航空」、そのCM用に書き下ろした曲だったが、のちに世界中で愛される人気曲となった。

【 Samba do Avião/Song of the Jet 】 by Antonio Carlos Jobim

「♪ Minha alma canta,      心が歌っている
   Vejo o Rio de Janeiro,     リオ・デ・ジャネイロが見えてきた
   Estou morrendo de saudade.  懐かさがこみ上げてくる
   Rio, teu mar, praias sem fim,  リオ、その海、果てしなく続く浜辺
   Rio, você foi feito pra mim.   リオ 私の街

   ・・・・・・・・・・・・・・・

   How my heart is singing,     私の心が弾んでいる
   I see Rio de Janeiro.      リオ・デ・ジャネイロが見えてきたから
   My lonely longing days are over. 寂しい日々はこれで終わり
   Rio, my love there by the sea,  リオ、私の愛は海辺のこの街に
   Rio, my love waiting for me.   リオ、私の愛が待っている

   See the cable cars       グアナバラ湾の上をわたる
   that sway above the Bay of Guanabara. ケーブルカーから見ると
   Tiny sail boats far below      ヨットが眼下に小さく見える
   dance the samba as they go.  きっとサンバを踊りに向かう人々の船
   Shining Rio, there you lie,    そこにあるだけで輝いているリオ
   city of sun, of sea and sky,   太陽の街、海と空の街
   mountains of green rising so high. そびえ立つ緑豊かな山まで
   Four minutes more,         4分ほど
   we'll be there at the airport of Galeao. ガレオン空港に着いたんだ
   Rio de Janeiro, Rio de Janeiro, リオ・デ・ジャネイロ、リオ・デ・ジャネイロ
   Rio de Janeiro, Rio de Janeiro.      我が心のリオ・デ・ジャネイロ

   ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・… ♪」

 まずは、新しい音楽の創始者だった、「アントニオ・カルロス・ジョビン」から。アルバムは、「The Wonderful World Of Antonio Carlos Jobim」 (1965)。

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 Wonderful World of Jobim, Antonio Carlos Jobim
 アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim
 Warner Bros UK






「Antonio Carlos Jobim - Samba do Avião」

     

 
 「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」、アルバム「Journey」(2012)から。

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 Journey
 Carol Welsman/キャロル・ウェルスマン
 Justin Time






「Samba Do Aviao - Carol Welsman」

 

 そして、ボサノバ・サックス、私イチオシの「ハリー・アレン/Harry Allen」、アルバム、「Once Upon a Summertime」(1999)から。
  
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 ワンス・アポン・ア・サマー・タイム/Once Upon a Summertime
 ハリー・アレン/Harry Allen
 BMGメディアジャパン







「Song of the Jet - Harry Allen」


   


   


# by knakano0311 | 2020-03-05 17:37 | 地域の中で・・・ | Comments(0)

今年も中山寺の梅まつりへ

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 今年も例年通り、宝塚の古刹、「中山寺」の梅林へ。天気は上々、コートは必要ないくらい。満開とあって多くの人が観梅に訪れていた。桜と違って、ちょっと大人し目の風情であるが、薫りは梅の方が印象深い。宝塚は古くから、植木と花卉(かき)の街。植木屋さんで観葉植物を一鉢買って帰る。

 今日の曲、「Good Day Sunshine」。オリジナルは、「ビートルズ/The Beatles」ですが、歌姫は、「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」。「ビートルズ」のカヴァー・アルバム、「Let It Be Jazz: Connie Evingson Sings the Beatles」(2003)から。

【 Good Day Sunshine 】 by John Lennon, Paul McCartney

「♪ Good Day Sunshine,            いい日だ 天気は上々
   Good Day Sunshine,            いい日だ 天気は上々
   Good Day Sunshine            いい日だ 天気は上々

   I need to laugh and when the sun is out 笑わなくっちゃ 太陽が出てきたら
   I've got something I can laugh about   なにか笑えることはあるさ
   I feel good in a special way        なにか特別な気分だ       
   I'm in love and it's a sunny day      僕は恋してる そして天気は上々

   Good Day Sunshine,            いい日だ 天気は上々
   Good Day Sunshine,            いい日だ 天気は上々
   Good Day Sunshine            いい日だ 天気は上々

   We take a walk, the sun is shining down  散歩しよう 陽が降り注いでいるから
   Burns my feet as they touch the ground  地面触れると足が熱いくらい

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 Let It Be Jazz: Connie Evingson Sings Beatles
 Connie Evingson/コニー・エヴィンソン
 CD Baby






「Connie Evingson - Good Day Sunshine」
          


    


# by knakano0311 | 2020-03-04 11:38 | おやじの遠足・街歩き | Comments(0)

暖かな日、梅満開の公園で


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 梅が満開の公園。暖かな日差しを浴びて、多くの家族連れが遊んでいる。気がかりな新型コロナウィルスの感染拡大を、しばし忘れさせるようなのどかな日。

 今日の曲は「サニー/Sunny」。ご存知、「ボビー・ヘブ/ Bobby Hebb」の1966年の大ヒット曲。悲劇的な死を遂げた兄の思い出を、この「サニー」という曲に込めて書いたという。

【 Sunny 】 by Bobby Hebb

「♪ Sunny                サニー
   Yesterday my life was filled with rain 今まで僕の人生土砂降りだった
   Sunny                 サニー
   You smiled at me and really eased the pain 君の微笑みが痛みを癒してくれた
   Now the dark days are gone,         暗闇の日々は去り
           and the bright days are here   明るい日がやってきたよ
   My sunny one shines so sincere        僕のサニー 輝いているね
   Sunny one so true, I love you        本当だよ 愛しているよ
                         
   Sunny                    サニー
   Thank you for the sunshine bouquet     陽の光のブーケをありがとう
   Sunny                    サニー   ありがとう   
   Thank you for the love you brought my way  僕の道を見つけてくれた君の愛に
   You gave to me your all and all         全てを捧げてくれた君に感謝
   And now I feel ten feet tall          だからすっかり舞い上がっているんだ
   Sunny one so true, I love you         本当だよ 愛しているよ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 柔らかで素直な歌唱から始めましょうか。「ヌーン/noon」、「My Fairy Tale」(2005)から。
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 my fairy tale
 noon
 ビクターエンタテインメント






「Sunny - Noon」
          

 次は、「スティーヴ・キューン/Steve Kuhn」のピアノ。アルバムは、「Love Walked In(忍びよる恋)」(2003)から。

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 忍びよる恋/Love Walked In (紙ジャケット仕様)
 スティーブ・キューン/Steve Kuhn
 ヴィーナス・レコード





「Steve Kuhn Trio - Sunny」
          
   

 そして、御贔屓、「アン・バートン/Ann Burton」。1933年3月4日、オランダ・ アムステルダム生まれ。もう亡くなってから30年たったんですね。しっとりと女性の情感を歌い上げた名盤、「ブルー・バートン/Blue Burton」(1967)から。「ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ/Louis van Dijk Trio」が参加している。

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 ブルー・バートン/Blue Burton
 アン・バートン/Ann Burton
 SMJ





「Sunny - Ann Burton」
          



# by knakano0311 | 2020-03-03 11:19 | 音楽的生活 | Comments(0)

大屋地爵士のJAZZYな「サブスク」生活 (2) ~ USBの音楽データをスマホで聴く ~

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 「サブスク」である Amazon Prime のサービスのひとつ、Amazon Music を利用し、「スマホ」を使うことで、私の音楽生活が少し変わり、「i-POD」を使っていた頃の「いつでもどこでも」という究極のBGMを目論む音楽ライフのかなりの部分が復活したことは、少し前のブログでも書いた。(参照「大屋地爵士のJAZZYな「サブスク」生活」) そして、小型のUSBメモリーから音楽データがスマホに読み込めるようになり、「いつでもどこでも」という音楽ライフはほぼ完成した。
   
 私は、パソコンの「Windows Media Player(WMP)」に全ての音楽CDをデータとして入れてあるので、このWMPから音楽データを取り込んだUSBメモリーを車のポートに挿して、いつもドライブを楽しんでいる。このUSBをスマホと繋げたのである。 システムはいたって簡単。市販の「マイクロUSB変換アダプタ」(私の場合はサンワサプライ㈱製 AD-USB18  624円)を用意し、スマホとUSBを接続する。あとは予めスマホにダウンロードしておいた無料アプリ、「ファイルマネージャー」によりUSBを開き、曲リストをタップすれば聴ける。わずか600円ほどの費用でこの環境が実現するとは ・・・。

 適当に選んだUSBから、適当に選曲して、スマホで初聴きした曲は、「She」。フリューゲル・ホーン奏者、「トク/TOKU」の歌唱で。アルバムは、「Love Again」(2008)。    

 「ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント/Julia Roberts & Hugh Grant」共演のラブ・ストーリー、映画「ノッティングヒルの恋人/原題: Notting Hill」の主題歌。かつて、「シャルル・アズナヴール/Charles Aznavour」が作曲・歌唱し、ヒットした曲のカバーで、映画では、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」のパートナー、「エルヴィス・コステロ/Elvis Costello」が歌っていた。「忘れじの面影」なんていう邦題がつけられている。

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 ラヴ・アゲイン Hybrid SACD, SACD
 TOKU
 Sony Japan






「She - トク/TOKU」
          

   
   

# by knakano0311 | 2020-03-02 09:58 | 音楽的生活 | Comments(4)

春の味覚は今年も不漁とか ・・・

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 近くのスーパーの店内。春の花がたくさん置かれている。今日29日から、関西の春の風物詩でもある大阪湾の「イカナゴ(玉筋魚)」漁が解禁となった。近年ずっと、不漁が続き、漁の期間を短縮したりして対策を打ってはいるが、今年も不漁の予測だという。一方、日本海側の春の名物、すでに解禁されている「ホタルイカ(蛍烏賊)」の漁獲量は例年通りだという。関西の春の味覚、「イカナゴの釘煮」は去年に続いて高値を呼びそう。庶民の魚、「サンマ(秋刀魚)」に続いて「イカナゴ」もか ・・・。

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 今宵の曲、まず、バルト三国のエストニア出身のピアニスト、「ジョエル・レンメル/Joel Remmel」率いるトリオの演奏。バルト海をはさんでスウェーデンの対岸が、バルト三国。その昔、ストックホルムの港で、エストニアの首都タリン行のクルーズ船を見て、「仕事で来てなければですぐ乗ったのに」と思ったことがある。もう、ロシアの軛から離れてだいぶ経つ。北欧圏と言ってもいいでしょう、「澤野工房」もエストニアまで手を伸ばすのかという驚きもあるが、演奏には抒情的で透明な北欧の空気を感じる。

 曲は、「More Than Fishermen」。「単に漁師にとどまらずに」、そんな意味でしょうか。「Fishermen」がタイトルに入るあたりに、バルト海に面する海洋国を背景に感じる。アルバムは、同タイトルの「More Than Fishermen」(2014)。ほの暗い酒場で語り合っているジャケットの3人がトリオのメンバーでしょう。「ジョエル・レンメル/Joel Remmel(p)」、女性ドラマー、「 アレクサンドラ・クレメネツスキー/Aleksandra Kremenetski(ds, per)」、「 ヘイッコ・レンメル/Heikko Remmel(b)」。

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 MORE THAN FISHERMEN
 ジョエル・レンメル・トリオ/Joel Remmel Trio
 澤野工房 Atelier Sawano






「More Than Fishermen - Joel Remmel Trio」
          

   
 「Imeline nõuandja」。調べるとエストニア語で、「timeline adviser」だとか。意味は分かりません。

「JOEL REMMEL TRIO - Imeline nõuandja」
          
   
 もう1曲は、フランスの作曲家、「ジョルジュ・ビゼー/Georges Bizet」のオペラ、「真珠採り/Les Pêcheurs de Perles(仏)、The Pearl Fishers (英)」より、アリア、「耳に残るは君の歌声/Je Crois Entendre Encore」。日本では「真珠採りのタンゴ」として知られている曲。歌うは、カウンター・テナー歌手、「スラヴァ/Slava」。アルバム、「Beautiful」(2003)から。「グリーンスリーブス/Greensleeves」、「ベサメ・ムーチョ/Bésame mucho」、「クライ・ミー・ア・リヴァー/Cry Me A River」、「見上げてごらん夜の星を」など、クラシックの枠にとらわれない幅広い選曲のアルバム。
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 ビューティフル /Beautiful
 スラヴァ /Slava
 ビクターエンタテインメント





「The Pearl Fisher - Slava Kagan-Paley」
          


# by knakano0311 | 2020-03-01 10:41 | 音楽的生活 | Comments(9)