この曲は、1955年制作、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「デビー・レイノルズ/Debbie Reynolds」主演のコメディ映画、「The Tender Trap/邦題:桃色の罠」のために作られたもの。作詞は、「サミー・カーン/Sammy Cahn」、作曲は、「ジミー・ヴァン・ヒューゼン/Jimmy Van Heusen」。
【 The Tender Trap 】 by Sammy Cahn , Jimmy Van Heusen
「♪ You see a pair of laughing eyes いま笑っていたと思うと And suddenly your sighing sighs 突然ため息をつくあなた You're thinking nothings wrong 嫌なことしようと考えたとは思わないけど You string along, boy, then snap! からかっているの、あなた、まったくもう!
Those eyes, those sighs あの目も、あのため息も They're part of the tender trap 甘い罠の一部なのね
You're hand in hand beneath the trees 木陰で手を握り合っていると And soon there's music in the breeze そよ風が音楽を奏でてくれる You're acting kind of smart 君は賢そうに振舞っているけど And then your heart just goes wap! 君のハートはすぐにバクバクになるさ
Those trees, that breeze この木陰も、あのそよ風も They're part of the tender trap 甘い罠の一部なのさ
彼の呼びかけに集まったのは、「スティーヴン・キング/Stephen King」、「ジェフリー・ディーヴァー/Jeffery Deaver」、「マイクル・コナリー/Michael Connelly」、「リー・チャイルド/Lee Child」といった錚々たる顔ぶれ。「ローレンス・ブロック」作の「オートマットの秋/原題:Autumn At The Automat」は、2017年MWA賞受賞した。
・「序文」 ローレンス・ブロック 田口俊樹 訳:Cape Coo Morning(1950) ・「ガーリー・ショウ/Girlie Show」 ミーガン・アボット/Megan Abbott 小林綾子 訳:Girlie Show(1941) ・「キャロラインの話/The Story Of Carokline」 ジル・D・ブロック/Jill.D.Block 大谷瑠璃子 訳:Summer Evening(1947) ・「宵の蒼/Soir Bleu」 ロバート・オレン・バトラー/Robert Olen Butler 不二淑子 訳:Soir Bleu(1914) ・「その出来事の真実/The Truth About What Happened」 リー・チャイルド/Lee Child 小林宏明 訳:Hotel Lobby(1943) ・「海辺の部屋/Room By The Sea」 ニコラス・クリストファー/Nicholas Christopher 大谷瑠璃子 訳:Room By The Sea(1951) ・「夜鷹 ナイトホークス/Nighthawks」 マイクル・コナリー/Michael Connelly 古沢嘉通 訳:Nighthawks(1942) ・「11月10日に発生した事件につきまして/The Incident Of 10 Novenber」 ジェフリー・ディーヴァー/Jeffery Deaver 池田真紀子 訳:Hotel By A Railroad(1952) ・「アダムズ牧師とクジラ/Taking Care Of Business」 クレイグ・ファーガソン/Craig Ferguson 不二淑子 訳:South Truro Church(1930) ・「音楽室/The Music Room」 スティーヴン・キング/Stephen King 白石 朗 訳:Room In The New York(1932) ・「映写技師ヒーロー/The Projectonist」ジョー・R・ランズデール/Joe R. Lansdale 鎌田三平 訳:New York Movie(1939) ・「牧師のコレクション/The Preacher Collect」 ゲイル・レヴィン/Gail Levin 中村ハルミ 訳:City Roofs(1932) ・「夜のオフィスで/Office At Night」 ウォーレン・ムーア/Warren Moore 矢島真理 訳:Office At Night(1940) ・「午前11時に会いましょう/The Woman In The Window」 ジョイス・キャロル・オーツ/Joyce Carol Oates 門脇弘典 訳:Eleven A.M.(1926) ・「1931年、静かなる光景/Still Life 1931」 クリス・ネルスコットKristine Kathryn Rusch 小林綾子 訳:Hotel Room(1931) ・「窓ごしの劇場/Night Windows」 ジョナサン・サントロファー/Jonathan Santlofer 矢島真理 訳:Night Windows(1928) ・「朝日に立つ女/A WomanIn The Sun」 ジャスティン・スコット/Justin Scott 中村ハルミ 訳:A WomanIn The Sun(1961) ・「オートマットの秋/Autumn At The Automat」 ローレンス・ブロック/Lawrence Block 田口俊樹 訳:Automat(1927)
いや、久しぶりに読み応えのある短編集に堪能しました。特に印象深かった短編は、「夜鷹 ナイトホークス/Nighthawks」、「オートマットの秋/Autumn At The Automat」でしょうか。私は、ホッパーの実物の絵は見たことがないがないのだが、もし、実際の絵を眺めたとしたら、どんなストーリーが思い浮かぶだろうか。どんな音楽が思い浮かぶだろうか。
1974年、「カーリン・クローグ」、37歳。アメリカ的なジャズではなく、真に自由な表現としてのジャズを求め続けた彼女と、ピアノにおける耽美的表現を求め続けたピアニスト、「スティーヴ・キューン」との出会いがもたらした傑作が、「ウィー・クッド・ビー・フライイング/We Could Be Flying」。
そして、2002年、28年ぶりの運命の再開が再び傑作を生んだ。「ニューヨーク・モーメンツ/New York Moments」。このアルバムのジャケットに、「エドワード・ホッパー」の絵、「Hotel Room(1931)」が使われている。カーリンの想いなのか、プロデューサーの想いなのか、このアルバムには、ニューヨークを舞台にした11編の切ないラヴ・ストーリーが収録されている。さらに3年後の2005年、秋深いオスロでの再会から生まれたデュオ・アルバムが「トゥゲザー・アゲイン/Together Again」。ここにも再び「エドワード・ホッパー」の絵、「Automat(1927)」が使われていた。そして、10年後の2015年、二人はコラボ・アルバム、「ふたりの夜明け/Break Of Day」をリリースした。しかし、ホッパーの絵はなぜか使われていない。
「♪ Southern trees bear a strange fruit 南部の木には、奇妙な実が成る Blood on the leaves and blood at the root 葉には血を流れ、根にまで血が滴る Black bodies swingin’ in the Southern breeze 黒い体は南部の風に揺れている Strange fruit hangin’ from the poplar trees 奇妙な果実がポプラの木に吊るされている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ♪」
まずは、目ヂカラ姉御、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」、1995年のヒット・アルバム、「New Moon Daughter」でも歌っていますが、最新アルバム、「Coming Forth By Day」(2015)からの歌唱。このアルバムは、伝説的ジャズ・ボーカリスト、「ビリー・ホリディ(1915年4月生まれ)」の生誕100年を記念して制作されたという。アルバム・タイトルは、古代エジプトの「死者の書」の英訳に由来しており、ウィルソン自身は、「私からすれば、ビリー・ホリデイの魂を21世紀に蘇らせる思想は、「死者の書」における再生の概念とも関係がある」と説明しているという。