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大屋地爵士のJAZZYな生活

夭折のミューズたち ~盂蘭盆に偲ぶ~ 

夭折のミューズたち ~盂蘭盆に偲ぶ~ _b0102572_17544270.jpg

若くしてこの世を去った夭折のミューズたちを偲ぶ、お盆の特別企画。

「エヴァ・キャシディ Eva Cassidy」。33歳という若さで、癌による急死。最初にこの歌手のCDを聞いたときは本当に驚いた。アン・バートン以来の衝撃。即、はまってしまった。まずそのレパートリーのひろさ。彼女のルーツはカントリーではないかと思うのだが、JAZZ、ブルース、POPS、カントリーとその守備範囲の広さには驚かざるを得ない。声質、私が評するより、エディターの評を引用しよう。
「Eva Cassidyの歌はいつでも聴覚の敏感な部分を刺激してくる。ハイトーンの領域にさしかかって声がかすれかけるあたりから、さらに高い領域まで昇っていくことがEvaには可能だ。歌の軌跡は途切れずに、しかも勢いを失うことなく、のびていく。・・・・エヴァ・キャシディのボーカルには、アレサ・フランクリンのソウルとビリー・ホリディのくすんだメランコリーとジャニス・ジョプリンの生々しい情熱がひとつに溶けあっている。」

1996年1月にジャズクラブ、ブルース・アレイで行われたこのライヴ盤、「Live at Blues Alley」。ジャズをメインとしたスタンダード・ナンバーで構成され、ブルース調のJAZZナンバーとバラードが交互に演奏される。「Cheek to Cheek」、 「Bridge over Troubled Water」、 「Fine and Mellow」 、「Blue Skies」、「Fields of Gold」(Stingの名作)、「Autumn Leaves」など。
この年の暮れに彼女は急逝した。生前4枚のアルバムを残しているが、このライブ版がまぎれもなく、最高傑作である。

Live at Blues Alley
Eva Cassidy / Eva Music
ISBN : B000009PO2
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Time After Time
Eva Cassidy / Blix Street
ISBN : B00004SYOP
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Eva by Heart
Eva Cassidy / Liason
ISBN : B000009PO3
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「Eva Cassidy - Fields of Gold」

          

夭折のミューズたち ~盂蘭盆に偲ぶ~ _b0102572_17553414.jpg

「べヴァリー・ケニー Beverly Kenney」。レコード数枚を残して、寝たばこが原因のホテル火災で焼死したと伝えられる幻の女性歌手。ジャケでお分かりのように「金髪、白人、美人」、女性JAZZシンガーの条件をすべて備えている。ハスキーとはちょっと違った味わいの声。良く言われる「病みつきになる軽さと可憐さ」。本アルバムでは「センチメンタル・ジャーニー」が最高。
’50~60年代の懐かしい雰囲気が立ち上ってくる。

ライク・イエスタデイ
ベヴァリー・ケニー エディ・ハート アル・クリンク ジョニー・レイ スタン・フリー チャック・ウェイン ビル・ペンバートン エド・ショーネシー / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00003Q49V
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彼女が残したアルバムはDECCAに3枚、他のレーベルに3枚の6枚のみ。現在入手できるベヴァリーのCDの中では一番渋目の作品であるが、ジャケを含めて、彼女の魅力が一番満喫できるアルバムではないだろうか。

ボーン・トゥ・ビー・ブルー
ベヴァリー・ケニー / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00003Q49T
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そうそう、この夏、女性におくるボーナス、女性Jazzファンのためぜひとも偲ばねばならない、イケメンのアーティストがいます。「泣かせのトランペッターにして、恋唄唄いのチェット・ベイカー」。 1988年5月、滞在中のアムステルダムのホテルの窓から謎の転落死をした。享年59歳(夭折のミューズではないが・・)。生涯ドラッグのスキャンダルから抜け出すことは出来なかったが、彼のスタイルに影響されたJAZZアーティストは数多い。また、甘くハスキーな高音でささやくように歌うその魅力、魔力にとりつかれた女性も数知れず。アストラッド・ジルベルトですらインスパイヤーされたと聞く。
アデージョ(艶女)たちよ!一夜の「真夏の世の夢」に痺れること請け合い。ただ彼の毒はよく効くのでご用心。「ちょいワルおやじ」ども、かれのアルバムを口説きの小道具に使ってはゆめゆめなりませんぞ!「Sings」大傑作、「Sings Again」もオススメ。アストラッド・ジルベルトがはまったのは「My Funny Valentine」、私がはまったのは「I Fall in Love Too Easily 」。
   
Chet Baker Sings
Chet Baker / Pacific Jazz
ISBN : B000005GW2
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晩年の大傑作、「ラヴ・ソング」。晩年ドラッグがらみの喧嘩に巻き込まれ、ペット吹きの致命傷ともいえる前歯を折ったそうであるが、その息の漏れ具合が、さらに泣かせ節に磨きをかけたようです。彼は晩年アムステルダムが大のお気に入りだったそうであるが、その理由は、何もヨーロッパの魅力に取り付かれたなどというロマンチックな話ではないと思う。私の知っている限り、アムステルダムはヨーロッパで一番ドラッグに対し、規制の緩い(確か合法化さえされている?)寛容な街のはず、それが理由ではなかったかと思う。(事実そうだったらしいが。) まっ、最後の無頼派・イケメン・女蕩し・ジャンキー・破滅型Jazzアーティストか。こんなJAZZアーティストはもう絶対に、出てこないだろうな。女性ファンが増えるような健康的なJazzはもちろん大歓迎であるが、私たちオジサンにとっては、ちょいワルぶってJazzを聞きかじりだした青春時代には彼のようなJazz Manが一種憧れだったことは間違いない。「I'm A Fool To Want You」はいつ聞いても最高。

ラヴ・ソング
チェット・ベイカー ハロルド・ダンコ ジョン・バー ベン・ライリー / BMG JAPAN
ISBN : B000FWGTVM
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2004年は「チェット・ベーカー生誕75周年」だったそうだ。生存していれば今年は77歳か。フェイ・クラーセン らオランダのチェット・ベイカーゆかりのJAZZアーティスト達が、生誕75周年のトリビュートアルバムを企画した。インポート盤は2枚組、日本版はなぜかVol1、Vol2の別売り??(セコ!)。できばえは別にして、彼らの心意気やよし!としよう。  

フェイ・クラーセン・シングズ・チェット・ベイカーVol.1
フェイ・クラーセン / 3Dシステム
ISBN : B000FDEZWQ
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合掌・・・・・・・
# by knakano0311 | 2006-08-10 08:20 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

ビルの谷間のブラジル

ビルの谷間のブラジル_b0102572_17474544.jpg

8月3日、仕事で東京へ出張していました。昼休みの間に、メキシコで発見された岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」をみようと、汐留・Siositeへ立ち寄ったところ、日本テレビ前の広場から突然ボサノバが聞こえてきた。みると、シニアとおぼしきギターとSAXのおじさんデュオが演奏しているではないか。「SAPATOS」とういうBOSSAデュオでした。東京にはこういう人たちがいるんですねえ。都会の高層ビルの谷間のオープンステージ。ものすごく暑かった東京で、そこだけは涼しげなブラジルの風が吹いているらしく、足をとめて聞き入っているビジネスマンやOLが何人もいました。やはり「夏」と「ボサノバ」は相性がいいらしい。演奏していた曲のひとつは「Alone Togather」。この曲が入っている「Paul Desmond/Take Ten」が無性に聴きたくなって、帰りの機内でずっと聴いてました。
この「Paul Desmond/Take Ten」を聞き出してから何年になるかなあ。確か、学生時代によく通っていた、グリル「B軒」のマスターのMさんが好きだったアルバムのひとつだった。多分ここから聴き始めるようになったと思う。「B軒」とMさんにまつわる音楽の話はまた今度しましょう。
デイブ・ブルーベック・カルテットのSAX「ポール・デスモンド」とギターの「ジム・ホール」がフィーチャーされたアルバム。アルバム・タイトルはデイブ・ブルーベック・カルテットの大ヒット作、5/4拍子で演奏される「Take Five」の兄弟編。粋ですね。「Alone Togather」のほか、「エル・プリンス」、「埠頭」、「黒いオルフェ/カーニバルの朝」「オルフェのサンバ」など軽やかであるが、哀愁漂う名演がいっぱい。40年間聴いてもなお飽きない名盤。

テイク・テン
ポール・デスモンド ジム・ホール ジーン・チェリコ ジーン・ライト コニー・ケイ / BMG JAPAN
ISBN : B000ALIZVU
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「Paul Desmond & Jim Hall Quartet - Alone Together」

          
# by knakano0311 | 2006-08-03 20:17 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

ブレイキング ニュース ~これは買いだ!!~

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朝日新聞のCD評「今月の10枚」に、ジョー・サンプルとランディ・クロフォードの「Feeling Good」が載っていたので、買ってみた。「Joe Sample」。いわずと知れた、「Jazz Crusaders」、「Crusaders」のキーボード、ピアニストにしてリーダー、歴戦のつわもので、確か、今はあのクリント・イーストウッドが市長をしていたこともある、西海岸の芸術村「Carmel」で悠々自適の創作活動をしていたはず。「Carmel」というタイトルの美しいアルバムも出している。
「Randy Crawford」。名前は知っていたが聴いたことはなかった。調べてみると、「クルセーダーズ」時代にサンプルと一度共演をして「Street Life」というアルバムを出している。また「Ken’s Bar」で「平井堅」と「You’ve Got A Friend」をデュエットしているというではないか。しらなかったなあ。さあ、その「Feeling Good」、実にいい。タイトル曲は「Nina Simon」歌うブルースが有名。たしか、ジョン・バダム監督、ブリジット・フォンダ主演で映画「ニキータ」のハリウッド・リメイク版「アサシン 暗殺者」のエンディングとしてもつかわれていたと思う。このアルバムでは、「Nina Simon」より、かなりアップテンポで歌われいて、明るさと、タイトルどおりの心地よさを感じさせてくれる。また「リオ・デ・ジャネイロ ブルー」、ラテンのノリでこれまたダンサブルでおしゃれ。サンプルのピアノもリズムの切れといい、ビビッドな響きといい、とても70歳近い爺さまの演奏とは思えないほど素晴らしい。まさにシニアの星。ああ、あやかりたいものだ。全編思わず体を動かしたくなるほどの軽快なプレイがぎっしり。特に女性にはおすすめ。これは絶対「買い」ですよ。

Feeling Good
Randy Crawford Joe Sample / Ucj
ISBN : B000G759FS
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サンプルは以前にも女性シンガーとのコラボ・アルバムをリリースしている。1999年のことで、このとき、還暦、60歳というから驚き。「Lalah Hathaway/レイラ・ハザウェイ」、若くしてこの世を去った「ダニー・ハザウェイ」の娘でアルバムは「The Song Lives On」。こちらは、しっとりくるバラードが中心で、「When Your Life Was Low」「When The World Turns Blue」など女性JAZZファンにお奨めの曲がいっぱい。これも「買い」ですよ。

The Song Lives On
Joe Sample & Lalah Hathaway / GRP
ISBN : B00000ILY5
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「Randy Crawford & Joe Sample - Feeling Good」

          
# by knakano0311 | 2006-08-01 13:10 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

異世界から訪れるダンディ The Boy Next Door 

男性ボーカリストにも垣根を乗り越えて、こちらの芝生へ入ってくる人たちがいる。
日本の場合(「Jazzyなちょいワルおやじ」の章参照)もそうであったが、年輪を重ね、熟年になってくると、Jazzやスタンダードが歌いたくなるという、積年の病がでてくるというか、どうもその傾向が強いようである。

まずは、「Rod Stuwert/ロッド・スチュワート」の「The Great American Song Book」シリーズ。シンディ・ローパやカーリー・サイモンらビッグネイムたちが、相次いでスタンダードアルバムをリリースするはしりとなったアルバム。
現在、Vol.1 ~ 4まで発売されていて、総数60曲(日本版ボーナストラックを含む)のアメリカンスタンダード曲が相次いで歌われる。まさに「アメリカンスタンダード曲大辞典」といった観すらある。いったいこのシリーズはどこまで続くのか?興味があるところだ。有名な曲で、歌われていない曲もあるので、まさかVol.4で打ち止めということはないと思うが・・・・・・・・
スモーキーボイス、いわゆるかすれ声で淡々と歌われる。巻ごとに多少のレベルの差はあるが、人生の酸いも甘いも知った世代の貫禄が出てて、中高年にお奨めのシリーズ。

ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック Vol.2(デラックス)
ロッド・スチュワート シェール / BMG JAPAN
ISBN : B0001ZX4JI
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Vol.3は、バックがとても豪華です。スティービー・ワンダーのハーモニカ、エリック・クラプトンのギター、ジョー・サンプルのピアノ、ベット・ミドラーとデュエット、他にもドリー・パートン、アルトゥーロ・サンドヴァール、デイヴ・グルーシン、デイヴ・コーズら、ビックリするほどの達者なミュージシャンがバックで参加しています。

ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック Vol.3
ロッド・スチュワート エリック・クラプトン スティーヴィー・ワンダー ベット・ミドラー / BMG JAPAN
ISBN : B000666QVU
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次は大御所「ポール・アンカ」の登場。彼の「ダイアナ」がなつかしい。ポップス界の巨人、ポール・アンカが、ななんと、ニルヴァーナ、ボン・ジョヴィ、オアシスらの楽曲をカヴァー! ジャズで演奏するとのこと・・・。早速購入し聴いてみると・・・本当に凄い!!ロックのカバーという言葉では表わせないほど、新鮮な、JAZZYなアルバムになっています。スウィングあり、バラードあり、本当にすごい。第3曲目の「アイ・オブ・ザ・タイガー」、完全にノックアウト。
まるでスタンダード・ナンバーかと思うようなJAZZYな、ポール・ アンカ節に生まれ変わったロックの名曲の数々を楽しめるすばらしい1枚。

ロック・スウィングス
ポール・アンカ / ユニバーサルクラシック
ISBN : B000A38PNG
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「Eye of the Tiger - Paul Anka」

          

「エルヴィス・コステロ」。私が大のファンでもある「ダイアナ・クラール」と結婚してしまった憎き男。ロック界で独特の存在感を持つこの男が、バート・バカラックとのフルアルバムでのコラボレーションだ。そして期待どおり、バカラックが60年代に生んだ名曲の折り紙つきのアルバムになっている。

Painted from Memory
Elvis Costello with Burt Bacharach / Mercury
ISBN : B00000AFFF
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英国のジャズ・ピアニスト、マリアン・マクパートランドが25年以上続けてきたラジオ番組「ピアノ・ジャズ」に出演した時のトークと演奏の約一時間をCD化したもの。

ピアノ・ジャズ~フィーチャリング・エルヴィス・コステロ
マリアン・マクパートランド&エルヴィス・コステロ ゲイリー・マザロッピー / ビクターエンタテインメント
ISBN : B000CIXKLG
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「STING スティング」。これも「ポリス」で活躍したロック界のビッグネーム。本人も70年代後半から俳優としても活躍して、映画10数本に出演している。1997年に発売された旧作に対し、「マイ・ファ二ー・ヴァレンタイン 」などをいれて編集しなおした新装版「アット・ザ・ムーヴィーズ」。後にあげている旧作と聴き比べてみるのも面白いかも。1曲目は、あのタイトルのスタンダードの名曲が、宮沢りえ主演の「阿修羅城の瞳」の主題歌に使われたもので、 ハービー・ハンコックがフィーチャーされている。

マイ・ファ二ー・ヴァレンタイン ~スティング・アット・ザ・ムーヴィーズ
スティング / ユニバーサルミュージック
ISBN : B0007N33MC
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旧盤「アットザムーヴィーズ」。映画「レオン」のエンディングに使われた「シェイプ・オブ・マイ・ハート」が秀逸。

アット・ザ・ムーヴィーズ
スティング リトル・ウィリー・ジョン ガーシュウィン / ユニバーサルインターナショナル
ISBN : B000025F5C
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「ポリス」解散後の初めてのアルバム「ブルー・タートルの夢」。堰を切ったようにやりたかったJAZZにのめりこんだようなアルバム。ブランフォード・マルサリスのSax、ウェザー・リポートの名ドラマーのオマー・ハキム、マイルス・ディヴィスバンドのダリル・ジョーンズ、ケニー・カークランドといった四人のサポートを得たスティングが、JAZZ界の大物と楽しんでいる雰囲気がよく伝わってきます。スティングがやりたかったJAZZを、はつらつと歌い、曲を描いたことがよく分かります。

ブルー・タートルの夢
スティング / ユニバーサルインターナショナル
ISBN : B0000AFOGW
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「My funny valentine - Sting」

          
# by knakano0311 | 2006-07-30 20:04 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

Cool Biz ~定年考 続き 

新人発掘と新人いじめのつづき。

Cool Biz ~定年考 続き _b0102572_16595068.jpg

「こんな新人入ってきたらどうしよう。かなわんわあ~」なんてきっと、ぐちる先輩も出るような力強い、実力派新人たちを紹介。
まずは、「ロバータ・ガンバリーニ」。オヤジギャグみたいな名前からして、なんか、かなわんわあ。帯にいわく、「サラ、エラ、カーメンの再来、ついに現れた究極のJAZZシンガー」。ますます「わああ~、かなわん」と思ったが気を取り直して聴いてみると、意外とさらっとして暖かい。
たしかに、「恋人よわれに帰れ」のスキャットは気合が入っているし、「No More Blues」ののりもごきげん。将来を期待するに足る新人である。ただ、ジャケットがどうにかならんもんか。これでは、「巨乳のイタリア娘あらわる」のイメージではないか。

イージー・トゥ・ラヴ
ロバータ・ガンバリーニ / 3Dシステム
ISBN : B000BR2MVM
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「Roberta GAMBARINI - Lover Come Back To Me」

          

次は、将来の「艶女 アデージョ」を予感させる「Lyambiko/So Close to You」。シルキーで官能的で、ジャケもなかなかの優れもの。「秘密の花園」編に入れてもよかったのですが。ボサノバも混ぜた新人らしからぬ渋いアルバムの選曲。「シャイニー・ストッキング」なんて。昔はパンストと違って、ストッキングは片足づつ分かれていたので、「・・・s」と複数形になっているのですよ。お分かりかな?小娘たちよ。
しかし、こんな新人は入ってきたら、おじさんどもはたちまち騒然、パニックるでしょうな。
ライフログのデーターは、輸入盤はジャケのみで曲名リストはないし、日本盤は曲名リストはあるがジャケがない。amazonさん、なんとかならないの?すみませんが、両方見てください。

【追記】
日本盤のデーターにもやっとジャケットのイメージがついたようです。(9/14)

Lyambiko/So Close to You
Lyambiko/Lowenthal/Dragan / Sony
ISBN : B0007D0AIM
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LYAMBIKO
リャンビコ マーク・ローウェンサル ロビン・ドラガニック トルステン・ツィンゲンベルガー ジョルジオ・クロブ ヘルマー・マルチンスキー / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B000E1NYGM
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「安富祖貴子」。沖縄出身にしてデビュー作「魂 KON」。いやすごい新人が出てきたもんだ。日本人の新人女性JAZZ歌手数あれど、どの歌手も歌はうまくても、声の豊かさというか、露骨に言えば、声が共鳴する「胸周りの豊かさ」を感じさせる歌手がいないと感じていた。いわゆる「薄っぺらい」のである。この「安富祖(あふそ)」はちがう、腹の底から湧いて、響く声である。1曲目「ワークソング」からノックアウトされるが、2曲目のラブバラード「I'm A Fool To Want To You」の切なさはどうだろう。深く響くといって過言ではない。面構えもなかなかのもので、今後が大期待。

魂/Kon
安富祖貴子 井上陽介 大隈寿男 安井さち子 知念嘉哉 川嶋哲郎 金子雄太 / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B000EAV8RA
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実力派新人第二ステージデビュー、これなら私でも可能かなあ。いやいや老兵はしゃしゃり出ずに、嫌がられないように、かわいいおじさん(おじいさん?)に徹しましょう。私の場合、これに当てはまることは、絶対ありえないと思っている「かわいい新人デビュー」というカテゴリーを。

Cool Biz ~定年考 続き _b0102572_172173.jpg

「Nicole Henry/Teach Me Tonight」。相も変らぬ叙情あふれる演奏を聴かせる、エディ・ヒギンズ・トリオのバックにのって歌う、白人かと思うようなさらりとして、知的なスタンダード集。ジャケが可憐で、かわいい。5曲目は「あなたはしっかり私のもの」なんていうわけの分からん日本語訳のタイトルになっているため、聴いてみるまで分からなかった、「I've Got You Under My Skin」。有名な「ダイアナ・クラール」の歌ったものよりアップテンポのボサノバも心地よい。でも、ダイアナもそうだったが、やはりサビの「・・・・・・・・Stop。」にくると、ブレイクするんだなあ、という妙な感想をもったりして。時々お世話になっている村尾陸男氏の「ジャズ詩大全 2巻」では詩の部分はこんな風に訳されている。「・・・・・・まるで君が僕の体の一部になったみたいに君を肌の内側に深く取り込んだ。」
タイトルの訳は大意としてはあっているかも?私はもっとエロチックな想像をしていたのだが。
ウフッ・・・・・。

ティーチ・ミー・トゥナイト
ニコル・ヘンリー・ウィズ・エディ・ヒギンズ・トリオ ニコル・ヘンリー エディ・ヒギンズ・トリオ / ヴィーナスレコード
ISBN : B0007N3606
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「Nicole Henry - Teach Me Tonight」

          

次は、久々に取り上げる、私お得意のロリータ・ボイス。「Erin Bode(エリン・ボウド)/Don't Take Your Time」。彼女のデビュー盤で、タイトルは彼女の自作曲。いくつかのスタンダード曲に加え、「シンディ・ローパー/Time After Time」のカバー。そのほか、レノン&マッカートニー、ディラン、S.ワンダーなどの曲も取り上げて、ナチュラルで初々しい、癒し系のロリータボイス。私は、Jazzバラードの香りが色濃く漂う、「I Walk A Little Faster」に惹かれる。

Don't Take Your Time
Erin Bode / Max Jazz
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「Erin Bode - Time After Time」

         

なぜか女性新入社員の品定め、セクハラ談義みたいになってしまったなあ。女性読者の皆さんゴメン。
# by knakano0311 | 2006-07-28 14:43 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

出会えた喜び

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不埒なことを想像しないでください。永い間探していた1枚のアルバムが見つかったというだけの話。少し前の「我が心のギターラ」という章で紹介した、「Heloisa Raso/Samba,viola e eu」へのコメントに、「・・・・・・・・・バーデン・パウエルの陰に隠れて目立たなかった感があるが、速弾きのギターの名手「セバスチャン・タパジョス」との共演で・・・・・・・・(中略)・・・・・・・タパジョスの自在な速弾きのギターもさることながら、・・・・・・・」と書いた。このコメントは実はある1枚のアルバムを念頭において書かれたものであった。そのアルバムこそが「セバスチャン・タパジョス/Sebatiao Tapajos」の「Brasil-El Arte de la Guitarra」(「ブラジル-ギターの芸術」とでも訳すのか?)であった。いまから30数年前LPレコードでもっていて、その当時はバーデン・パウエルを凌ぐ技量の持ち主と思っていた。いつしかそのLPは私の手元から離れたため、その後ずっとCDを探していましたが、ShopでもAmazonでもまったく見つからず、CD盤は半ばあきらめていました。そんな時、最近眼にとまった、「Heloisa Raso/Samba,viola e eu」のCDに「タパジョス」の名を見つけたのでした。このCDも1975年ごろに録音されたものの復刻版で私が探しているCD(LP?)と多分同じ時期にオリジナルはリリースされたものと思われる。そんなわけで復刻版が出ている可能性があると思って、昨日、「Tower Records」のラテンのコーナーで探したらあったんですよ!!
暗闇の中に浮かび上がるタパジョスの顔とギター。まぎれもなく、昔持っていたLPのジャケットと同じでした。うれしくて飛ぶように帰ってきて早速聴きました。バロック・ジャズかと思うような曲調をもつ「Alemande」が端正に弾かれる。甘美なメロディをもつパウエル/モラエスの「Samba em Preludio」。ジョピンの「Amei Demais」。まさしく30数年前と同じ感動が湧きあがる珠玉の12曲。今聞いてもパウエルを凌ぐのでないかとやはり思う。ジャケも曲リストもないが以下にデーターを掲載。

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Brasil: Arte de La Guitarra
Sebastiao Tapajos / Discmedi
ISBN : B000005P9N
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30年の時を経て、再び出会えた1枚のアルバム。もうひとつの「我が心のギターラ」もここに完結。
# by knakano0311 | 2006-07-26 22:49 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

Cool Biz ~定年考

いやはや暑くなりましたねえ。暑くてもビジネスマンは女性みたいに大胆に露出するわけには行かない。つらいもんです。現役時代は、夏でもスーツに長袖のワイシャツ、ネクタイ、汗をかきかき、通っていました。考えてみれば、エグゼクティブでもないのに、高温多湿の夏場にあんな格好で通勤するのは日本のサラリーマンぐらいです。3月に定年退職してから、第二の人生が始まったのですが、実はどんな服装をして、職場に通おうか考えていました。決めていたのは、特にお客さんに会ったりするわけではないので、スーツでなく、ジャケットのカジュアルな格好をしたいと思っていました。そこへ今年のCool Bizブーム。ここぞとばかり、半そでボタンダウンのシャツ、チノパン、ウォーキングシューズ、すこし涼しければリネンか綿のジャケットで通勤してますが、その快適なこと。まっ、通勤でも汗はかきませんし、なんと言っても自由なリラックスした気分。扇子などは絶対に持ちませんよ。電車の中でも同じような服装のご同輩をよくお見かけします。やっぱりおじさんはみんなそんなファッションをしたいと思っているんだ。「LEON」が売れるわけだ。

河村幹夫氏の著書「50歳からの定年準備」(角川新書)には、人生の「3つの定年」についてこう記されている。
・・・・「第一の定年」は雇用主である他人が決める「雇用定年」、「第二の定年」は自分が決める「仕事定年」、そして「第三の定年」は神様が決める「人生定年」である。この60歳以降の仕事定年までの時代が最も大事で、その人の納得できる生き方はこの間に決まり、その人の本当の姿があらわれる。・・・・・・・・・
この著書は「仕事定年時代」をどう花咲かせ、やがてくる人生定年までをどう有意義に過ごすか、について様々な示唆に富んだ、団塊の世代には参考になる著書である。50歳のときにこの本に出会っていたら、私の人生ももう少し違っていたかもとさえ思える。が、著者は言っている、「Not too late」と。私はさしずめ、「仕事定年時代」が始まったばかりの新人ということですな。これからしっかり楽しまなくては!!!
堺屋太一氏も言っているではないか、「団塊の世代 黄金の十年が始まる」と。

五〇歳からの定年準備
河村 幹夫 / 角川書店
ISBN : 4047100048
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しからば、女性JAZZボーカリストの、さわやか新人をあげてみましょうか。
最初は、誰でも知っている「You are My Sunshine」「サークルゲーム(イチゴ白書)」などが入っているのでJAZZになじみのない人でも聴ける「サラ・カザレク/Yours」。本当にさわやかな、まろやかな歌声、休日の朝のひと時や手仕事のバックに流すのに最適。

ユアーズ
サラ・ガザレク ジョシュ・ネルソン エリク・カーテス マット・スローカム / オーマガトキ
ISBN : B000EOTGGQ
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次は、「キャロル・ウェルスマン/Whatcha Got Cookin」。弾き語り、ソングライターとして注目を集めるカナダ出身の女性アーティストの14編のラブ・バラード・アルバム。スタンダードから日本でも人気の高いポップスを円熟したヴォーカルで聴かせてくれる。
映画「真夜中のカウボーイ」の主題歌「Everybody Talkin'」、カーラ・ボノフのカバー「Daddy’s Little Girl」など。お気に入りの「Hey! Good Lookin'」は50年代の大ヒットのPOPS。

Whatcha Got Cookin
キャロル・ウェルスマン ケヴィン・アクスト レイ・ブリンカー グラント・ガイスマン ランディ・ウォルドマン ブラッド・ダッツ レニー・カストロ / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B000EAV7QC
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今日はここまで。後の新人発掘は続きで。
# by knakano0311 | 2006-07-25 23:34 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界 

松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界 _b0102572_16325617.jpg

7/24発売の「アエラ 06.7.31号」に「浜田真理子」の特集記事がでています。今回でアエラ2回目の特集記事のはず。不思議な人です。松江でOLし、子育てもしながら、年数回のコンサートを開く。私が彼女を知ったのは、ブレイクするきっかけとなったTBSのドキュメンタリ「情熱大陸」であった。ごく普通の地方に住んでOLしているおばさん、(コタツでインタビューを受けていた記憶があるが)が熱狂的なファンによって支持されている秘密と彼女の生き方をレポートするといった番組であったように思う。実際この番組をきっかけに更に大ブレイクするわけであるが、私の彼女への追っかけコースは、   情熱大陸 ⇒ CD ⇒ コンサート ⇒ ブログ     といういわば、お定まりのコースであったが、その道筋での印象、イメージはつど全部違うものであった。「情熱大陸」での印象は、「田舎でOLしているバツイチ子育ておばさんシンガーソングライターのブレイク、その生活と音楽」といった印象を持っていたが、CDを買って驚いた。「愛、恋、純粋、純愛、永遠、死・・・・」、少し照れくさくなるような言葉を紡いで、今までに日本の歌手では聞いたことのない深い静けさ、情念に満ちた独自の世界を作り出したという印象。
コンサートはまったくCDとはちがう静謐な空間というか、CDではほとんど伝わってこない、恐らくライブでしか味わうことの出来ない独特の雰囲気に満ちたものであった。グランドピアノと明るさを抑えたスポットライトだけ。彼女独特の歌唱法と間。曲と曲の間のMCは「ありがとうございました。次は・・・・・・を唄います。」というそっけないもの。まっ、シャイなのか、口下手なのかと思っていたが・・・・。
ところがブログを読んでビックリ仰天。しゃべるは、しゃべるは、だじゃれるは、だじゃれるは。コンサートとの落差がすごかった。とはいえ、彼女へのロングインタビューやらブログを呼んでいるうちに、自然体で生活し、凝った詩文でなく、OLという普通の人の生活感覚に訴える彼女の音楽への姿勢というのも垣間見えたりする。
特筆すべきは彼女の歌唱法。彼女の一瞬かすれる高音の「のび」と「間」こそが、あの静謐なコンサートの空間を作り出す。このことについては「アエラ」に書かれてので参照してください。

ブログは、 http://www.beyondo.net/mariko/

CDづくりもちょっと変わっていて、オリジナルのアルバムといえるのは、復刻されるや否や口コミであっという間に売れたという伝説の「MARIKO」と「あなたへ」の2枚。活動報告として、その年のライブを中心に、毎年1枚リリースされた計3枚のライブ盤とあとはミニアルバム、シングルである。初期の彼女の歌のコンセプトがよく分かる伝説の「MARIKO」とブレイク直後に渋谷のBUNKAMURAで行われた、これまた伝説のコンサートの活動報告(ライブ盤)「月の記憶」。「MARIKO」「のこされし者のうた」「月の記憶」「あしくび」(なんというダルな曲名)が心に沁みる。

MARIKO
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B000067JNT
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Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B00008PT9X
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「月の記憶 浜田真理子」

          
# by knakano0311 | 2006-07-24 19:44 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

はるかなり、カウラナ・アイランダース~大橋節夫を悼む

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大橋節夫さんの訃報に接した。今から40数年前、私が大学へ入学した頃の話。その頃の大学生の楽しみといえば、コンパとダンパ(ダンスパーティ)であった。学生にとって異性との出会いの場といえば、クラブ活動を除けば、その二つしかなかった。ダンパを主催すれば、クラブにとっては大きな資金源になるので、こぞってクラブはダンスパーティを主催した。その頃のダンパでの人気バンドがハワイアン学生バンドの「カウラナ・アイランダース」であった。レベルはプロ級で、メンバーはダンパのほかアルバイトに市内のキャバレーに出演するほどであった。いっぱしの芸能人扱いでメンバーは、それこそ女性にはモテモテの伝説のバンドであった。
ジルバが踊りやすい、チークにぴったりということで、いつも演奏されていた十八番が、「大橋節夫とハニーアイランダース」の「熱風」「倖せはここに」であった。大橋節夫氏は自分の音楽をハワイアンと定義されるのが嫌いだったらしく、「ハワイアン楽器を使ったポピュラー音楽であり、Jazzをやっているんだ」と語っていたことを何かの雑誌で読んだ覚えがある。確かに「熱風」、今聞いても軽快でスウイングする、Jazzyな曲である。「キャラバン」も彼がはじめて日本に紹介したのではないだろうか。

ハワイアン・ルネッサンス
大橋節夫 ハニーアイランダース / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005EPHW
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我が青春のほろ苦い一ページを演出したくれた「カウラナ・アイランダース」「熱風」ではあった。
合掌・・・・・・・・・・

私がエレキバンドで学生バンドの仲間入りをするのは、大学2年、このあと1年後である。

「熱風/Hot Wind - 大橋節夫&ハニーアイランダース」

          
# by knakano0311 | 2006-07-24 19:43 | 訃報を聞いて | Trackback(1) | Comments(0)

異世界から舞い降りたミューズ (3) The Girl Next Door 

JAZZとPOPS。Jazzとカントリー。クラシックとPOPS。軽々とカテゴリーの境のドアを開け、こちらとあちらを行ったり来たりできるアーティストたちがいる。ま、洋楽のルーツはほぼ同じと考えれば、彼女らにとって、こちらとあちらは、それほどの違いはないのかもしれない。

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「リッキー・リー・ジョーンズ」。初めて聴いたが、不思議なシンガーである。
20年以上我が道を歩み続けてきた知る人ぞ知る、孤高の女性シンガー・ソングライターだが、残念ながら私は、彼女、リッキー・リー・ジョーンズの名前は知りませんでした。
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。有名なスタンダード曲をタイトルに持ってきているが、原題は「Girls At Her Volcano」。このタイトルではJAZZアルバムだとは誰もわからなかっただろうし、まして知る人ぞ知るリッキーでは。多分日本発売にあたって、レコード会社の人もタイトルに苦労しただろうことは十分に察することが出来るが。おなじみのタイトル曲と「ラッシュライフ」から渋めの曲まで、しっとりと聴かせてくれる、一風変わったライヴアルバム。
次は、「ポップ・ポップ」。文字通りPOPなジャケットで、これほど中身と落差があるジャケットも珍しい。彼女自身が好きな歌、という基準でセレクトされたカヴァーアルバム。かわいらしくも艶のあるヴォーカルも印象的だ。バックを務めるのは、チャーリー・ヘイデンやジョー・ヘンダーソンなど、ジャズ界の大物やベテランぞろい。 彼女ならではの声と歌の解釈で、ジャズのスタンダードをリッキー流に消化した傑作。彼女の独特の声質でうたわれるこのアルバムは、ゆっくりと静かな夜を過ごしたい人にぴったり。
たまたま2枚ともイラストのジャケットなので彼女の顔は分からない。どうしても見たい人は他の作品で確認をどうぞ。

マイ・ファニー・ヴァレンタイン
リッキー・リー・ジョーンズ / ワーナーミュージック・ジャパン
ISBN : B00000718W
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ポップ・ポップ
リッキー・リー・ジョーンズ / ユニバーサルインターナショナル
ISBN : B00005GS0X
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異世界から舞い降りたミューズ (3) The Girl Next Door _b0102572_1622353.jpg

「007シリーズ主題歌」などPOPS界では、BigName「カーリー・サイモン」のこちら側のアルバムから、「ムーンライト・セレナーデ」「トーチ」の2枚。
「ムーライトセレナーデ」は、ご存知のスタンダードな名曲ばかりをカーリー・サイモンの独特な低めの声でセクシーに聴かせてくれるお奨め盤。所詮POPSシンガーという声もあるが、私は「なかなかやりますなあ」と感心しました。
「トーチ/Torch」とは「たいまつ、トーチランプ」の意味であるが、もう一つの意味は「燃えるような恋心」という意味である。ここでは無論二番目の意味である。彼女の離婚直後に録音されたアルバムだというから、その彼女の想い、情念、未練・・などが切々とつたわってくる。「Body and Soul」など、ある種の凄みさえ感じさせるできばえ。

2枚とも日本版が出ているが、イメージデータがないので輸入版を掲載。時々イメージデータがないことがある。amazonのデータベースのシステムがどうなっているのかよく分からないが、レコード会社側の手抜きなのか?amazon側の都合なのか?いずれにしても、「ジャケ買い」という言葉があるように、「ジャケット」と「アルバム=音楽性」の深いつながりを考えれば、ジャケットのイメージデータがないというのは、特に女性シンガーの場合、ネット販売ビジネスにおける、マーケティング上の致命的な欠点に思えるがいかがですか。
2枚のジャケットを見てください。特に「Torch」などはこのCDを制作した彼女の想いが如実に表現されている。このジャケも「秘密の花園 エロカッコいい歌手」編に入れてもおかしくはないできばえ。


Moonlight Serenade
Carly Simon / Sony
ISBN : B0009PLM4Y
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Torch
Carly Simon / Warner Bros.
ISBN : B000002KMN
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異世界から舞い降りたミューズ (3) The Girl Next Door _b0102572_1623468.jpg

「シンディ・ローパー」。彼女もビッグネームですね。ヒット曲「Time After Time」はたくさんのJAZZ歌手にカバーされています。「At Last」は、シンディローパー初のカヴァーアルバム。スタンダードナンバーを集めた作品集。取り上げているのは、エディット・ピアフ、バート・バカラック / ハル・デヴィッド、スモーキー・ロビンソンの名曲など、幅広い。ピアノ、チェロなどのシンプルな音をバックに、「Unchained Melody」、「Don’t Let Me Be Misunderstood」、「Walk on by」、「La Vian Rose」などをこれほど情感込めて聴かせるとは、彼女のボーカリストの力量が並々ならぬことを認めざるを得ない。

奇抜なファッションを一時売りにしていたこともあるシンディローパーは、このアルバムのジャケットではシックなドレスである。ここでもジャケットとアルバム・コンセプトの深い関係がうかがえる。

アット・ラスト
シンディ・ローパー / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B0000CD863
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「サラ・ブライトマン」。クラシックからJAZZまでこなす、クロスオーヴァーのスーパースター・ヴォーカリスト。まるで「どこでもドア」をもつミューズ。現代的なシンセポップ、ヴィンテージもののジャズスタンダード、プロコル・ハルムの大ヒット曲「青い影」、サイモン&ガーファンクルの「Scarborough Fair」など、サラの優しく透きとおる声があなたの疲れた心を癒してくれます。

La Luna
Sarah Brightman / Angel
ISBN : B00004UDNP
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「Cyndi Lauper - At Last」

          
# by knakano0311 | 2006-07-23 20:58 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)