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大屋地爵士のJAZZYな生活

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いよっ!待ってました  ~ミューズの新作上期総決算(1)~  

b0102572_1722992.jpgわが町の山裾、ダム湖のほとりのダリヤ園。約150種2000株のダリアが華麗さを競う。




私には「わが心のミューズ」と呼べる女性ボーカリストが4人います。(参照;我が心のミューズたち(1)(2)(3)、Jazzyな「艶女~アデージョ」 その2など) 「ジャネット・サイデル」、「ステイシー・ケント」、「ダイアナ・クラール」、「カサンドラ・ウィルソン」です。5人目は日本人枠として残してあります。「伊藤君子」が最有力候補ですが、未だ未定です。
【注) 4人目は当初「ブロッサム・ディアリー」であったが変更。】

何と嬉しいことに、そのうちの3人までが、この上期にNew Albumをリリースしました。

まずは「ジャネット・サイデル」。オーストラリアをベースに活動。聴く人すべてをハッピーにさせる歌い方で、日本でもファンが多い。その彼女が、ファンのリクエストに応えて、次々と唄いまくるという伝説のステージ、2003年アデレイド・キャバレー・フェスティバルのライブ・ステージのCD化が実現しました。よく知られたスタンダード・チューンから隠れた名曲までをジャネットのヴォーカルとピアノ・トリオの絶妙のアンサンブルで聴かせるファン必聴のライヴ・アルバム。彼女の父親、母親のリクエストにも応えるという場面もあり、多様なリクエストに応えるのが結構苦労だったらしいが、楽しかったと彼女はいう。楽しいステージの雰囲気が伝わってくる、多分日本盤では初めてのライブ・アルバム。

プリーズ・リクエスト

ジャネット・サイデル / fab.



ボーイッシュな美形「ステイシー・ケント」。英国をベースに活躍し、ここ10年間にインディー・レーベル「Candid」から、コンスタントに6枚のアルバムを発表した彼女がついに、メジャー・レーベル「Blue Note」へ移籍し、デビュー・アルバムを発売した。この間、2001年英国ジャズ大賞、2002年BBCJAZZボーカル大賞を続けて受賞し、実力、人気とも充実している最高のときを迎えている。ブルーノートに移籍してのデビュー作である本アルバムは、音楽だけでなく、人生のパートナーであるSAX奏者ジム・トリンソン(そのおしどりぶりは、拙稿「熟年離婚あるいは婦唱夫随 (2)」参照)によるプロデュースと全編のアレンジである。なお今回初めて、タイトル曲「市街電車で朝食を」を含むオリジナル曲を4曲歌っています。しかも、作曲はジム、その作詞は夫妻の友人で日系英国人作家の「カズオ・イシグロ」氏とのこと。等身大の女性のロマンティックな想いを鮮やかに切り取ってみせる詩、歌唱力。スタンダードあり、ボサノバあり、ブルースあり、オリジナルありで、JAZZボーカルというジャンルだけでは収まりきらない、新しい世界へ一歩踏み出そうという彼女の意気込みが十分感じられるし、またその試みは十分成功していると思う。都会的で、素直で、軽やかで、透明感あふれる彼女の歌声には相変わらず魅了されてしまう。そして、「ノラ・ジョーンズ」の成功に続く、新しい女性ボーカルの旗手に育てようという、ブルーノート側の思いも十分感じられる。アルバム・ラストはサッチモのヒット曲「What a wonderful world 」。すがすがしく、いとしさに満ちた彼女の世界感に染められた佳唱。

市街電車で朝食を
ステイシー・ケント / / EMIミュージック・ジャパン
ISBN : B000TLYFO2
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「ダイアナ・クラール」。いまさら付け加えることがないほどの実力、人気NO.1のJAZZボーカリスト。新作アルバムは、新録音ではなく、デビュー12 年目に贈る初のベスト・アルバム。過去に発表された8 枚のオリジナル・アルバムからセレクトされた12 の名曲+ボーナス・トラック(未発表音源)3曲を追加した全15 曲でアルバムを構成。さらに、嬉しいことに、9曲の映像のボーナスDVDがついているのだ。彼女の12年間の足跡が窺えるが、あらためて、その歌唱力、個性は抜群に魅力的と感じる。とくにスロー・ボッサで優雅に官能的に唄う「S'Wondeful」、「I've Got You Under My Skin」、「Let's Face The Music & Dance」はいつ聴いても脳髄を心地よく刺激する。
「エルビス・コステロ」と結婚して、双子を出産、子育てのため一時活動を休止していた彼女だが、本アルバムは、いよいよ活動再開の予告編と思われる。(ライナーによると6月から9月下旬までの全米ツアーが始動したとのこと)

ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ダイアナ・クラール(初回限定盤)(DVD付)
ダイアナ・クラール / / UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
ISBN : B000TLYED4
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「シモーネ」。前2作ともそのコケティッシュなジャケットは「秘密の花園」入りをしましたが、今回のジャケットは残念!普通。(「秘密の花園」参照)
オーストリア出身、2000年以降ニューヨークを中心に活動している新進女性ジャズ歌手。これ81年9月生まれというから、26歳と、年齢的にはまだ若いけれど、その歌声は非常に落ち着いていて、大人の色気を感じさせる。今回のアルバムもピアノトリオをバックにスタンダード、ボサノバ、バカラックナンバーを唄う。特に、この人の「スローバラード」は凄い。年からは想像できないような色気が漂う。まさにおやじJAZZファン必携のシモーネ。

恋のチャンス

シモーネ / ヴィーナスレコード



奥さんの「いもたこなんきん」シンガー「小野リサ」。avexへの移籍第一作がリリース。おととしはラテン三部作、去年はカントリー&ウェスタンに取り組んだ「Jambalaya-Bossa Americana」。そして今年、ソウル・ミュージック、R&B名曲のボサノヴァ・アレンジ・カバー・アルバム「Soul&Bossa」。ブラジル・サンパウロ生まれ。幼少時代をブラジルで過ごし、15歳からギターを弾きながら歌い始める。 1989年日本でデビュー。ナチュラルな歌声、チャーミングな笑顔で瞬く間にボサノヴァを日本中に広める。ボサノヴァの神様アントニオ・カルロス・ジョビン等の著名なアーティストとの共演や、ニューヨークやブラジル、アジアなどで海外公演を行い成功を収める。1999年アルバム「ドリーム」が20万枚を越えるヒットを記録。 以降、ボサノヴァで日本におけるボサノヴァの第一人者としての地位を不動のものとしている。
「(Sittin'On)The Dock Of The Bay」、「You've Got A Friend」、「I Can't Stop Loving You」、「Unchain My Heart」などおなじみの曲が「リサ風Bossa」で・・・。

もうチケットを買ってある11月のコンサートが、本当に楽しみである。

Soul&Bossa

小野リサ / avex io(ADI)(M)



2007年はボサノヴァの神様アントニオ・カルロス・ジョビンの生誕80周年。
by knakano0311 | 2007-09-20 17:35 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

私は見た!! 上海のバブル  

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中国経済は絶好調ともバブルとも、よく言われる。世界の工場と化し、また人民元高の期待で世界の金が集まっているから当たり前ともいえるのだが・・・。10日の朝日新聞にも出ていたが、A株、人民元で買える中国株への投資が加熱しているという。A株への一般の投資家が1億人(訂正6・17)を突破したとも言う。確かに飛行機に乗っても、乗客がみんな新聞の株式欄を観ている。今回の出張で「確かにバブルだなあ」という具体的な事象がいくつかあった。

省エネ技術の展示会と同じ敷地の会場でこんな展示会が開かれていました。「上海房地産展示交易会」。房地産とは住宅マンション・デベロッパーである。マンションの展示会、まあモデルルーム展示かなと思ってよってみたらびっくり。いくつものマンション・デベロッパーが集まって開発物件の展示、販売促進をやっている会場。老いも若きも、夫婦もこれから結婚を控えているカップルもで、押すな押すなの満員の盛況。横では銀行がローンの相談も。
物件にもよるが、大体マンションで、4000~5000元/平米、戸建で6000元/平米くらいが分譲価格。(勿論土地は国家のものだから上物だけである。)100平米のマンションで、上物だけで600万円~750万円ぐらいだから、中国の物価、賃金水準を考えると相当高価な買い物である。
この背景には、いわゆる転売による儲け目当てもあるが、何年か前に、中国政府は、住宅の私有化を打ち出した。そのため、新規開発を計画するデベロッパーに、古い公営住宅を高く売って、新しいマンションを買うということがかなり盛んに、競って行われているという。どこから来るのか貸し切りバスが会場に次々と到着していた。

TVでもスポットCM、タクシーの中にも「クリスティーナ・アギレラ」の上海コンサートの広告。ワールド・ツアーで今回は、中国で彼女の初めてのコンサート。チケット料金を観て、びっくり。なんとアリーナ・ステージ周辺の席は2000元(約3万円)。高いほうからソールドアウト間近という。へーーーえ!

浦東地区のスーパーマーケットにオープンしている「UNIQLO上海店」。アジア最大の売り場面積という。Tシャツがバーゲンで1枚99元(約1500円)。日本とさほど変わらない値段だと思うが、ここも若い人で一杯で、彼らがカゴ一杯買っていく。どこにそんな収入が?と思うほど。ここ上海では、GAP、バナナリパブリック、ZARA などと並んで、「UNIQLO」はブランドとして確立、認知されているように思えた。

ブランド店がならぶそのビルを出て振り返ると、2008年完成を目指す、あの世界一ビルの高さを誇る「国際金融センタービル」が、もうとなりの中国でいま1番高い金茂ビルを抜くところまで立ち上がっていた。  


帰りの機内での映画は、阿部寛、広末涼子主演「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」。
800兆円の借金をかかえ破綻の危機に瀕した日本を救うため、財務省大臣官房経済政策課の下川路(阿部寛)は、ある計画を進めていた。それは1990年にタイムスリップし、"バブル破壊"を止め、歴史を作り変えるという仰天プラン! 真弓(広末)は、借金から逃れるため、そして母親を救うためドラム式洗濯機に乗り込み、タイムスリップを決行する!
果たして、バブル破壊は食い止められるのか!? 
最初は期待してませんでしたが、以外や以外、結構面白かったですよ。映画中「ジュリアナ東京」とおぼしきディスコでのダンスシーンは結構な迫力。


バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スペシャル・エディション

阿部寛 / ポニーキャニオン




そういえば今、話題の「コムスン」の親会社「グッドウィル・グループ」の折口雅博会長は、あの「ジュリアナ東京」の経営者。

当時ディスコで流行った曲から、「ショッキング・ブルー/ヴィーナス」。いやーこの曲もよく流行りましたね。長山洋子、荻野目洋子などのカバーも懐かしい。

ヴィーナス~ザ・ベスト・オブ・ショッキング・ブルー
ザ・ショッキング・ブルー / / ビクターエンタテインメント
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バブル当時、我々の上の世代は、その恩恵にあずかっていた。われわれはといえば、ただ猛烈な忙しさの中で、恩恵に預かることもなく、妙な高揚感に憑依つかれて、仕事をしていたような気がする。そして、上の立場になった時は、バブルは崩壊、不況、終身雇用、年功序列の崩壊とリストラ、競争社会、退職金減額、年金支給先延ばしなどの現実が待っていた。もとよりバブルの再来を願うのではないが、バブルの創出、崩壊に対し、国としてキチッと政策の総括ができてないと思うのだが・・・。
by knakano0311 | 2007-06-12 18:04 | JAZZY紀行 | Trackback(4) | Comments(0)

続々・ジャズはおやじの音楽か?  ~若手を育てる~ 

私が住んでいる地域のタウン誌に、こんな特集記事が載っていた。「新世代に拡がるジャズの魅力」。記事の内容は、阪神・北摂地域で、新しいJAZZの潮流を作ろうとしている人たちの取り組み。学生にJAZZの魅力を教えるプロ・ジャズ・ミュージシャンたち。昨年誕生した若い女性だけのJAZZユニット。関西でJAZZを盛り上げようと立ち上がったプロ・ミュージシャンとファンたち。記事の内容を簡単に紹介すると・・・・・、

西宮市立西宮浜中学校マリナシティ・ジュニア・ジャズ・オーケストラは部員39人のビッグバンド。1998年の開校と同時に、8人でスタートしたが、震災の後で、部の予算も少なく楽器をそろえるのには相当苦労したらしい。この中学生バンドのほか、ジャズ・イベントに参加するために、猛練習中の、大学生バンドに、プロのJAZZミュージシャンたちが、JAZZを演奏する楽しさを、伝えようと、実際に指導し、競演するという企画が進行している。関西では重鎮のJAZZボーカリストの原田紀子さんや大塚善章トリオなどで活躍しているジャズドラマーの上場正俊さんなどだ。担当の先生の話では、「プロの持つJAZZへの思いや人間性に触れて、あまり自己主張しなかった子もびっくりするくらい堂々とした演奏をするようになった。」

NPO法人関西ジャズ協会では、JAZZを演奏する楽しみや、演奏を聴く楽しみを広く知ってもらおうとスクールやイベントを地域で開いている。池田市で開いている関西ジャズ・スクールでは、第一線で活躍するプロが教えているが、ここで学ぶ生徒は、現在、プロ志願者から趣味で演奏したい人まで、20~70代の生徒100人を超えるという。練習の成果を披露するライブは年2回。

JAZZの発祥の地といわれる「神戸」をもつ関西、ノリとテンポとアドリブを大事にする、漫才や新喜劇などのお笑い好きの関西人。こんな関西で、演奏者も聴き手も育てようという関西ジャズ協会の試みと心意気を評価したい。

野球部の応援に行った吹奏楽部。腐ったお弁当のおかげで、部員たちはは体調を崩してしまう。ひとりだけお弁当を食べなかった男子・中村は、女の子を集め、即席吹奏楽部を作ろうと思いつく。吹奏楽をやるには人数が足りなかったため、ビッグバンドでジャズをやることに。でも女子たちは楽器などロクにやったことがなかった…。
『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督の作品「スウィングガールズ」。高校生が、未経験のことにチャレンジし、失敗を繰り返しながら、最後に成果をお披露目という定番のスポ根的ストーリーの映画であるが、ラスト・シーンは、とても素人の女の子が演奏しているとは思えない、素晴らしい感動のパフォーマンスだ。

そのDVD、サウンドトラックがおすすめ。

スウィングガールズ スタンダード・エディション
上野樹里 / / 東宝
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SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック
サントラ / / ユニバーサルJ
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次は、この作品も本当に面白かった、怪優ジャック・ブラック主演の「スクール・オブ・ロック 」のDVD&サウンドトラック。
30歳を過ぎてもバンドでの成功を夢見るロック・ギタリストのデューイは、ルームメイトのネッドに成りすまし小学校の代用教員の依頼を受け、子供たちとバンド・バトルでの優勝を画策するが…。
この映画をみて、ロックファンになった人も多いのでは・・・・。サウンドトラック盤は、レッド・ツェッペリン、クリーム、Tレックス、ラモーンズなど1960~70年代ロック黄金時代の名曲がずらりとそろっている。ジャック・ブラックが、黒板いっぱいを使って、ロックの系譜を説明するシーンがあるが、あの系譜が本当に欲しいと思った。

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション
ジャック・ブラック / / パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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スクール・オブ・ロック
サントラ / / ワーナーミュージック・ジャパン
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by knakano0311 | 2007-05-16 21:45 | おやじのジャズ | Trackback(1) | Comments(0)

ジャズはおやじの音楽か?

このブログは「おやじ」に向けてのものであるが、最近jazzコンサートなどにでかけてみて、心配なことがある。それは、観客=聴き手が、ほとんどシニアの皆さんであり、若い人をほとんど見かけないということ。こんなんでJAZZの将来は大丈夫だろうか。この世界は、作り手だけでは成り立たない、聴き手と両方あっての世界。
作り手は、上原ひろみ、松永貴志、矢野沙織、Coco d’Or(元speedのhiro)など新しい若い人も出てきているのだが・・・。そこで、きょうは「ジャズはおやじの音楽か?」という話題。答えは、「いまの日本においては、ほとんどイエス」。

もっとも、シニア、或いは団塊の世代のjazzファンは、jazzが勢いを持っていた1950~60年代当時、アヴァンギャルド、反体制の匂いに魅かれて、ジャズ喫茶あたりでたむろした学生時代を送った世代であろう。私も含めて、その熱い思いを呑み込んで、社会に出たシニア世代が、定年時期に差し掛かった今、それを吐き出しているかのように見える。そのことが、日本では、jAZZを小難しい、ひょっとしたらシニアにしか通じない、あるいは共感を呼ばない特殊な音楽に仕立て上げてしまったかも知れない。

ジャズの発祥の国アメリカは「ジュリアード音楽院」などに代表されるように、継続して、jazzアーティストを育て、送り出していくシステムが確立しているし、ヨーロッパはこのブログでも紹介しているように、北欧を中心に、新人女性jazzシンガーが毎月のようにデビューしているし、「澤野工房」の仕事振りを見れば、ヨーロッパでのjazzの隆盛ぶりは推測できる。
中国は、プレーヤーも聴き手もほとんどが20代か30代の若者。この国では、最もホットな音楽がjazzである。

日本でも、レストラン、蕎麦屋、喫茶店へ行ったときに、ちょっと気をつけてば、BGMにjazzが流れていることに気がつく。また、あれだけ「ノラ・ジョーンズ」が売れたのだから、jazzがもう特殊な音楽ではなく、すでに、一般に受け入れられている音楽になっているのは間違いないと思う。
したがって、若い積極的にJAZZを支持するファン層の獲得がどれだけ出来るかに、この業界の命運がかかっているといっても言い過ぎではない。また若い女性を中心にジャズに人気が出始めてるとも聞く。

そこで、私jazzおやじが、臆せず、もしかして見ているかもしれない、若いこのブログの読者のためにあえて、日本若手グループのオススメを・・・。
「エゴ・ラッピン/EGO-WRAPPIN’」。何年か前、永瀬正敏主演のTVドラマ「私立探偵濱マイク」の主題歌「くちばしにチェリー」を歌っていたのが、「エゴ・ラッピン」。古いジャズやブルースを中心とした音楽を主体に取り組んで、若い人たちにも人気だという。ボーカル「中納良恵」が官能的に歌う「色彩のブルース」は、中森明菜もカバーしているほどの今様ジャズ歌謡ともいえる名曲。

色彩のブルース
EGO-WRAPPIN’ / / インポート・ミュージック・サービス
ISBN : B00005HMAN
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息子から教えてもらった「PE’Z(ペズ)」というグループ。う~~~ん。おじさんにとっては評価が多分分かれるであろうが、いわゆるアメリカ製のスタンダード・ナンバーではなく、日本のJAZZを目指す姿勢や、日本の音楽、たとえば、和製ジャズ(鈴懸の径、銀座カンカン娘)、歌謡曲 (雪國、ともだち、また逢う日まで )、童謡 (おもちゃのチャチャチャ)、民謡(ソーラン節)までも彼らなりにJAZZ化しようというチャレンジする姿勢には共感が持てる。

PE’Z BEST 1ST STAGE「藍」
PE’Z / / 東芝EMI
ISBN : B000E6GD1K
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日本のジャズ-SAMURAI SPIRIT-
PE’Z / / ロードランナー・ジャパン
ISBN : B000FPWX5U
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若いジャズ・ファンを獲得していかなければ、日本のJAZZの将来はないわけで、「歌う吉本」こと、あの綾戸智絵のコンサートで、いつも感ずる「世代を超えた集客力」にヒントがあるかもしれない。芸術性のみを追求するのではなく、幅ひろい世代にアピールする「エンターテイメント」としての多様な試みを、作り手側も聴き手側も企画してみることも、裾野をひろげるひとつの方法であろう。   
私は、兵庫県に住んでいるが、NHK神戸では、夜7時前のローカル・ニュースの時間に、神戸放送局のオープンスタジオから、応募によって選ばれた、地元のJAZZグループの演奏をライブで放送している。まだ観客はシニアが多いが、若いアーティストの参加も多く、なかなかのレベルの演奏である。日本のJAZZ発祥の地、神戸にふさわしい試みであるが、こんなNHK神戸放送局の試みを、私は高く評価します。
by knakano0311 | 2007-02-24 13:24 | おやじのジャズ | Trackback(1) | Comments(0)

こいつは春から縁起がいいわい! 

年末のジャンボ宝くじは、いつものとおりはずしたが、正月休みに見ていた、「Amazonオススメ商品」ですすめられて何気なく買った、「ゴールデン・イアリング」、これが大当たり。ピアノ・トリオで、弾き手は、「Gene DeNovi ジーン・ディノヴィ」。聴いてびっくりした。
ヨーロッパのピアノ・トリオ、たとえば、「Europian Jazz Trio」や「カレル・ボエリー・トリオ」などの、流麗さ、華麗さと、「ニューヨーク・トリオ」のモダンな都市感覚、粋を兼ね備えているといったら言い過ぎか。いや存在を全く知りませんでした。1928年ニューヨーク生まれの白人、来年で80歳になるという。同年代のジャズ・ピアニストは、ほとんど故人になっていよう。匹敵するのは、「ハンク・ジョーンズ」くらいか。一体どんなキャリアなのか? ライナーノートによれば、1940年代に「チャーリー・パーカー」や「ディジー・ガレスビー」といったビバップの開祖たちと共演をしており、いまやビバップを身をもって体験した伝説的なピアニストの中の数少ない現役だそうだ。しかも、リーダーアルバムを出したのが、50歳を間近にしたころというから、大変な晩生(おくて)である。

しかし、このピアノタッチの心地よさは何だろうか。タイトル曲「ゴールデン・イヤリング」は、最初ソロでメロディを弾き始め、あの美しい旋律を生かした、絶妙華麗なアドリブを聴かせる。
「ボディ・アンド・ソウル」。ボーカルで聴く以上に、歌っている。

ゴールデン・イヤリング
ジーン・ディノヴィ / / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00008BDHT
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現在、カナダはトロントに住んでいるそうであるが、彼の家からは夜な夜なピアノを弾く音が、隣の家まで聴こえるそうで、隣家の住人は、ジーンがいい演奏をすると、コンサート会場であるがごとく、拍手で応じるのだという。なんという「うらやましい暮らし」であろうか。

同じメンバーでのアルバム「So In Love」。TV日曜映画劇場のエンディング・テーマ、コール・ポーターの「So In Love」、また「Blue Prelude」もこの上なく美しい。御年80歳とは、またしても脱帽!

ソー・イン・ラヴ
ジーン・ディノヴィ / / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00005NJPF
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ドラムとベースを若手に変えて、「夜」をテーマにした曲ばかりで構成されたアルバム。
最初の「Alone Togather」からもう魅了されてしまう。「弾く」のではなく、「歌う」がごとく、「ささやきかける」がごとく、ピアノを奏でるのである。こんなピアニストがあまり知られずに埋もれていたとは、世に紹介したプロデューサーに感謝!

ハウ・ビューティフル・イズ・ナイト
ジーン・ディノヴィ / / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B00005HNDB
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今年の最初で、最大の収穫のひとつである。今年は春から縁起がいいわい!!!
by knakano0311 | 2007-01-28 13:55 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(2)

ちょっとホラーでコスモポリタンな一日  

3日間、北京に出張しました。その夜のこと、食事をしようということになり、ひとりが「行きたいレストランがあるんだけど、一人では、とても勇気がなくて行けないから、この際一緒にどうだ?」という提案があり、数人ででかけました。そこは、北朝鮮政府経営の焼肉レストラン、その名も「平壌館」。どうもビル丸ごと、北朝鮮の投資先と思われる、ホテルもあるビルの1階にありました。多分想像されるような、たわいもない怖い冗談をみんなで、言いあいながら、こわごわと行って見ましたよ。
我々日本人が入っていくと、こちらの思い過ごしか、一瞬、店の雰囲気がしらけた感じ。ウェイトレスは皆、チマチョゴリをまとった美形ばかり。しかし、その胸には、あの有名な「金正日バッジ」が・・・・。彼女たち10年前の中国のレストランでみられたような、無愛想。しかし、そのうち、彼女たちがステージへ上がり、演奏を始めました。「トラジ」、「アリラン」などいくつか知っている曲もあるナンバーでしたが、びっくりしたのは、そのバンドの腕前。ボーカル含め6人編成でしたが、歌も演奏もプロ級。聞くところによると、逃亡や亡命の恐れのない、音楽大学の卒業の良家の子女たちを派遣しているらしいとか。
怖いものみたさの一心で行ったが、心からは楽しめなかった食事とステージであった。食事や音楽を楽しむには心の平穏さが大事と言うことがよく分かった。しかし、ちょっとホラーなレストランであった。


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口直しにとばかりに、その後でくだんの「北京CD爵士倶楽部」へ繰り込んだが、ここでは、中国人より中国人以外のお客さんが多く、なぜかスエーデン人のカップルに話しかけられ、意気投合、盛り上がることしきり。一転、愉快で、コスモポリタンな気分で、一時を過ごせました。

こうして、ちょっとホラーでコスモポリタンな北京の一夜は過ぎていくのでした。

北京土産にと買ったCD、映画「イルマーレ」の中で使われた「This Never Happened Before」がはいっている「ポール・マッカートニー/Chaos And Creation In The Backyard」のDVD付限定版。

Chaos And Creation In The Back Yard(完全初回生産限定盤DVD付)(CCCD)
ポール・マッカートニー / 東芝EMI
ISBN : B000A7TFF4
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日本盤だと、CCCDで3500円。中国盤(もちろん正規盤)は、せこいCCCDでなく、初回特典のDVDもついて、60元(約900円)。
この差、どう思われますか?
by knakano0311 | 2006-11-09 20:20 | JAZZY紀行 | Trackback(2) | Comments(0)

第9回 矢沢永吉氏からのメッセージ

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リスナーを酔わすために
(2006年6月14日 日本経済新聞夕刊よりの抜粋)

これまでは作り手の俺自身が酔っていた。作り手が最高だと感じる音楽は、聴き手だって最高と感じるはずだと。でも今はリスナーがシンプルに感じる歌を作ろう、リスナーを酔わせてやろうって思う。長く音楽をやってきて、やっとそこに行き着いたわけよ。
  (中略)
頑固さっていうのは、純粋にマジであることの裏返しだと思うね。もし俺が、三十年前から「リスナーは肩の凝らない音楽を聴きたい」とぬかしていたら、矢沢はとっくに飽きられていたね。
  (中略) 
団塊の世代の人々が第二の人生を目の前にして立ち止まり、「仕事人間だったな」って悩んだり、四十歳過ぎの女性が更年期障害で悩んだり、皆さんのそういう気持ちがよく分かる。おれも同じ人間。ウルトラマンじゃない。喜びと悲しみのはざまで、悩むこともあるんだから。

むかしは五十歳まで音楽を続けられたらいいって、言ってた時期も歩けど、とんでもないね。これからの矢沢はどんな音楽を出せるのかって、わくわくしている。挑戦こそエネルギーだよ。

【矢沢 永吉 やざわ えいきち】
1949年生まれ。72年キャロルのリーダーとしてデビュー。ヒット曲多数。
「YOUR SONGS」と題したアルバム3枚を5月に発売した。1980年代以降の曲から36曲を厳選。余計な楽器の音を省き、ボーカルが前面に出るように編曲を構成しなおした。

あまり聴いたことはなかったけど、彼の歌を聴いてみようかなとちょっぴり思った。

YOUR SONGS1
矢沢永吉 / 東芝EMI
ISBN : B000EZ8C6U
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YOUR SONGS2
矢沢永吉 / 東芝EMI
ISBN : B000EZ8C74
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YOUR SONGS3
矢沢永吉 / 東芝EMI
ISBN : B000EZ8C7E
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(P.S.)聴いてみました「Your Songs 2」。「東京」「Big Beat」、オリジナルと比べてみましたが、確かに氏の意図するところが明確に感じられました。

参考までに、好きなライブバ-ジョンの「Big Beat」。


「BIG BEAT(FIFTY FIVE WAY)'04」

          
by knakano0311 | 2006-07-05 23:09 | おやじのジャズ | Trackback | Comments(0)

第5回 二人目の「A」・・・・

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これもまた30年ほど前の古い話になるが、FM放送を聴いていたとき「ガツン」と衝撃をうけた女性歌手がいた。「Ann Burton アン・バートン」であり、そのときの曲は「シェール」のヒットで有名な「Bang Bang」であった。すぐにレコード屋に走って、LPを買ったことを覚えています。オランダの歌手で、Jazzといえば、アメリカと思い込んでいた私の目を覚まさせてくれたアルバムでもあった。残念なことに彼女は1989年にこの世を去ってしまったけど、いまだに根強く彼女のファンが多いと聞く。「Ballads & Burton」「Blue Burton」の2枚がおすすめ。衝撃を受けた「Bang Bang」 「Someone To Watch Over Me」「Try A Little Tenderness」「Sunny」などおなじみの曲ではあるが、バートン節ともいえる深い味わいが心を揺さぶる。まさに名盤である。このほかにも何枚かのアルバムがでているが、プロデューサーとの相性か、はたまたバックの「ルイス・ヴァン・ダイク トリオ」との絶妙なコラボのせいか、心を揺さぶられたのはこの2枚だけであった。深夜に一人で聴くもよし、酒場で聴くもよし、少し人生を考えたくなったときにもぴったりのアルバムである。

彼女の死後16年、2005年になって「ルイス・ヴァン・ダイク」が新しいピアノ・トリオで彼女のレクイエム(鎮魂歌)として、先の2枚のアルバムにちなんだ「Ballads In Blue」をだしたが、やはり2枚の印象が強くバートンなき演奏に物足りなさを感じてしまった。


バラード&バートン
アン・バートン ジャック・スコルズ ルイス・ヴァン・ダイク ジョン・エンゲルス ルディ・ブリンク / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005G4A4
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ブルー・バートン
アン・バートン ジャック・スコルズ ルイス・ヴァン・ダイク ピエ・ノールディク ジョン・エンゲルス / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005G4A3
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バラード・イン・ブルー
ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ / エムアンドアイカンパニー
ISBN : B0007VLW7M
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「THE SHADOW OF YOUR SMILE - ANN BURTON」

          
by knakano0311 | 2006-07-01 01:08 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

第3回 二人目の「あ」・・・

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一人目の「あ」の阿川泰子から20数年。今度はおじちゃん、おばちゃんをJAZZのファンに引きずり込んだ女性ボーカルがいる。いわずと知れた「歌う吉本」あるいは「歌うじゃりんこチエ」こと「綾戸智絵」である。ニューヨークへ留学~結婚~出産~離婚~がん宣告~手術~40歳過ぎてのJazz歌手デビュー。まるで波乱万丈、ワイドショーな人生はまさしく中年のアイドルにふさわしい。かくいう私も何回か彼女のコンサートに行ったことがありますが、老若男女があふれるロビーを知らない人が見たら、「いったい誰のコンサート?」と思うに違いありません。「まいど!」という大阪弁ではじまるコンサートは、まさに「歌う吉本」。しゃべりと歌とどちらが長いと思わせるような観客サービスにあふれるコンサートでした。
お奨めの1枚は、「Life」。バックバンドとのごたごたから抜け、初めて彼女自身のピアノの弾き語りでのアルバム、デビュー初期の意気込みやら想いが熱く伝わって来ます。なによりも、アンコールが一番多く、あのNHKの番組でおばちゃんを歌唱指導をしていた十八番の「Tennessee Waltz テネシーワルツ」がはいっているこの1枚でしょう。サミー・ディビス・Jrが好んで歌っていた「Mr.Bojangles」にも聞き惚れる。
彼女の言う「納豆におくらとモロヘイヤを混ぜ、さらに旬菜を加えたような」綾戸節にどっぷり浸れることうけあいです。



Life
綾戸智絵 ビリー・ジョエル ジョン・ニュートン モート・ディクソン レッド・スチュワート キャロル・キング ハリー・ヘイマン / イーストワークスエンタテインメント
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「Tennessee Waltz" by Chie Ayado (Live in YOKOHAMA 1999 vol.2) 」

          
by knakano0311 | 2006-06-28 16:58 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

第2回 二人の「あ」

さっ、始めましょうか。今日はなにからとっかかるかという話。

Jazzにもいくつかのジャンルとういうかカテゴリーがありますが、まずとっつきのお奨めは、女性Jazzボーカルです。理由はいたって簡単です。
1)Jazz Vocal って定義が極めて、あいまいです。スタンダードといわれる曲でも、かってのミュージカルで使われた曲が大半であり、映画音楽、POPS、ボサノバ、ラテン などまでなんでもありの融通無碍の世界です。
2)女性ボーカルは美人に限るということで、その歌声に癒されるとともに、ヴィジュアル的にも楽しめます。評論家のどなたか、「いい女性Jazzボーカルの条件は、美人で歌がうまくて、更に艶というかぞくっとする何かを持っていること」みたいなことをおっしゃっていましたが、まさに同感です。

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最初にぞくっきたのはいつだったか?1970年代の後半30歳前後のころではなかっただろうか?それまではコンボばかりしか聴かなかった私が、ある人に、当時大阪の中之島にあった「プレイボーイ クラブ」に連れて行ってもらい、そこのステージで歌っていた歌手がブレイク前の「阿川泰子」であった。
よかったねー。濃いブルーのベルベットのステージドレスでプレイボーイクラブで歌う彼女の写真が、先日引き出しを整理していたら出てきました。
JAZZ歌謡とかいろいろの評価はあるけど、美人を売りにして、一気にホワイトカラー族をJAZZファン?、女性ボーカルファン?に引き込んだことはまさしく女性ボーカリストの王道か。’80年発表の「JOURNEY」は当時30万枚を発売したと言うからすごい。「センチメンタル・ジャーニー」にはじまり、「ムーンライトセレナーデ」など多分シニアの皆さんが知っている曲ばかりで、癖がなく、誰でもすんなりと聞き込める点では、まさにとっかかりのお勧め。「ウィ・ガット・メール~恋をするなら」も同じように、「星に願いを」「スターダスト」などスタンダード満載で、なごみのアルバムでおすすめ。

JOURNEY
阿川泰子 / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0000561AS
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ウィ・ガット・メール~恋をするなら
阿川泰子 / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0000W3PB4
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by knakano0311 | 2006-06-25 23:22 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)