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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:どんぐり(団栗) ( 7 ) タグの人気記事

いま公園はどんぐり王国に

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 いま公園はドングリ王国。そして子供たちはドングリが大好き。クヌギ、コナラ、シラカシ、アラカシ、スタジイ ・・・。この他にも、シイ、マテバシイ、アベマキなど形も大きさもいろいろなドングりがいっぱい。今年も豊作、きっと鹿も猪もリスも大喜び。
    
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 こちらは、「山のブルーベリー」と呼ばれる「ナツハゼ(夏櫨)」の実。口に含むとすこし酸っぱいが爽やかな味がする。山作業の途中のちょっとした喜び。私は、「マンゴー」に似た味のする「ヤマボウシ(山帽子、山法師)」のみが好きなのだが、なぜか実がなっていない ・・・。

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 最近、ジャズとクラシックを融合した演奏もよく聴いているが、今宵は「キース・ジャレット/Keith Jarrett」。彼は、ジャズ・ピアニストとして認識されているが、クラシック等、ジャンルを超えた音楽表現を身上とし、演奏楽器もピアノにとどまらず、ソプラノ・サックス、パーカッション、ハープシコード、チェンバロ、リコーダーなど多岐にわたるという。幼少期はクラシックの教育を受けていたが、高校時代からジャズに傾倒するようになったといい、1980年代後半から90年代にかけては、本格的なクラシック音楽のレコーディング活動も行っている。そんな一枚が、世界的なリコーダ奏者、「ミカラ・ペトリ/Michala Petri」とコラボした、「J・S・バッハ:リーコーダーソナタ集/Bach Sonatas」(1992)。
 
 一方、「ミカラ・ペトリ」は、1958年、コペンハーゲン生まれ。3歳よりリコーダーを吹き始め、5歳でデンマーク・ラジオに出演したという天才少女。ハノーヴァー音楽大学に入学、卒業後は世界各地で演奏活動を行い名声を勝ち得ている。。
  
 私はジャレットの演奏中に発する唸り声が気になって、聴くことはあまりないのであるが、クラシックならよもや唸るまいと思って、このアルバムは聴きはじめた。評論家によれば、ジャレットの左手は通奏低音を奏し、右手は旋律を奏し、バッハの合奏形式におけるソナタの音楽を明確に聴くことができるといい、またBWV 1030 - 1035は、本来、フルートのための作品であるにもかかわらず、リコーダーの「ミカラ・ペトリ」と共演したのも、ジャレットのセンスの良さを感じさせると好意的に迎えられているようだ。1992年2月28・29日、3月1日、「キース・ジャレット」の自宅にあるケーブライト・スタジオで録音。同じペトリとコラボした、「ヘンデル:リコーダー・ソナタ/Handel Sonatas」(1990年録音)の2年後である。その中から何曲かを。なにか秋の風景に合いそうな気がする。

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 Bach Sonatas/J・S・バッハのリーコーダーソナタ集
 Keith Jarrett/キース・ジャレット,Michara Petri/Michala Petri
 RCA





        
「Sonata In B Minor, BWV 1030, Allegro - Keith Jarrett and Michala Petri」

          


「Sonata In B Minor, BWV 1030, Andante - Keith Jarrett and Michala Petri」

          

「Sonata In B Minor, BWV 1030, Largo E Dolce - Keith Jarrett and Michala Petri」

          

「Sonata In E-Flat (Transp. In G), BWV 103, Siciliano - Keith Jarrett and Michala Petri」

          

     
    
     


by knakano0311 | 2019-09-29 09:32 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

当たり前ですが、毎年同じように季節は移ろい、もうすぐ秋です

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 今年は、記録的な猛暑に加え、台風ラッシュ、豪雨ラッシュの夏であった。しかし、毎週山で作業をしていると、ゆっくりではあるが、間違いなく秋モードへと移行しているのが感じ取れる。当たり前のことだが、毎年毎年同じように季節は移ろい、やがてもうすぐ秋である。

 つい最近の梅雨の季節に咲いていた「ヤマボウシ(山帽子、山法師)」。ちょっとキュートな実が色づいてきた。美味しいマンゴーのような味がする。

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 「コナラ(小楢)」、「クヌギ(櫟、椚)」の「ドングリ(団栗)」が風に飛ばされたのか、枝ごと落ちている。よく見ると、枝の切り口が鋭いし、「殻斗(かくと)」に小さな孔が空いている。「チョッキリムシ(ハイイロチョッキリ)」 の試し斬りか。殻斗方が柔らかいので、「チョッキリムシ」は、こちらの方に孔を開け、卵を産み付けるという。もうすぐ一面の枝付きドングリが落ちているのが見られる。もうすぐ、9月。早い遅いはあるが、毎年確実に季節は移ろい、すぐ全身で秋が感じられるようになる。台風直後。山は、何も動じることはなく、秋へと時間を進めている。そんな秋間近を感じ取れるいくつかのシーン。

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 今宵の曲、「Everything must change」という曲がある。「万物は流転する」、「すべてのものは移ろいゆく」というような意味である。この曲は、作曲家としても知られている、米国ヒューストン出身のソウル・シンガー、「ベナード・アイナー/Benarad Ighner」が1974年に作詞作曲した曲で、同年、「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」のアルバム、「ボディー・ヒート/Body Heat)」に、「ベナード・アイナー」自身による歌唱が収録されている。「ニーナ・シモン/Nina Simone」の歌唱が有名であるが、ソウル・シンガーだけではなく、多くのジャズ・シンガーにも歌われるようになり、今ではスタンダード・ナンバーの一つと言ってもいい曲になった。私の大好きな曲でもある。

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 さらに、この曲は、1975年に「ランディー・クロフォード/Randy Crawford」が歌ってヒットした。1979年には、ランディーは、「クルセイダーズ/The Crusaders」と作ったアルバム、「ストリート・ライフ/Street Life」の中でも歌い、さらなる大ヒットをさせてからは、ソウル・シンガーだけではなく、多くのジャズ・シンガーにも歌われるようになり、今ではスタンダード・ナンバーの一つと言ってもいい曲になった。
    


【 Everything must change 】 作詞・作曲 Benarad Ighner

「♪ Everything must change  全てのものは移ろいゆく 
   Nothing stays the same  何一つとして同じところにとどまることはない
   Everyone must change   全ての人も変わりゆく
   No one stays the same   変わらない人など誰一人いない

   The young become the old   若き人もやがては老い
   And mysteries do unfold      不思議はやがて不思議ではなくなる
   Cause that's the way of time    時というものはそういうもの
   Nothing and no one goes unchanged  移ろわないものなど何一つないのだ
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        
   And music makes me cry      そして、歌は私を泣かせる    ♪」

  

Body Heat

Quincy Jones / A&M



「Quincy Jones Feat. Benard Ighner - Everything Must Change」

          

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Everything Must Change
ランディ・クロフォード /Randy Crawford
Wea Int'l



「Randy Crawford - Everything Must Change」

          

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 続いては、「レディ・キム/Lady Kim」の歌唱。メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃から、「バーブラ・ストライザンド/Barbra Streisand」に憧れ、歌うことに興味をもち、17歳の時に見た「ダイアナ・ロス/Diana Ross」主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」で「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」を知り、一気に魅了されたという。その後、「ビリー・ホリデイ」を主人公とするミュージカルの主役に抜擢され、「ビリーが蘇った」と称賛される。そして、2004年7月に「レフト・アローン/Left Alone」でデビューを飾った新人女性ヴォーカリストである。やや舌足らずで、スモーキー、ビロードの様にやわらかくしなやかな歌声、私もこのデビュー・アルバムから魅了されてしまった一人である。しかし、最近全く消息を聞かないが、どうしたんでしょうか。

エヴリシング・マスト・チェンジ(紙ジャケット仕様)

レディ・キム 大石学 坂井紅介 トミー・キャンベル 土岐英史 井上信平Village Records



「Lady Kim - Everything Must Change」

          

 締めは、私の大好きな歌唱で。「ニーナ・シモン/Nina Simone」。枕を濡らす歌唱とはこんな歌唱をいうのでしょう。アルバム、「ボルチモア/Baltimore」(1978)から。プロデュースは「クリード・テイラー/Creed Taylor」、ピアノは、あのMJQの「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」。

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ボルチモア/Baltimore
ニーナ・シモン/Nina Simone
キングレコード



「Nina Simone - Everything Must Change」

          

 
by knakano0311 | 2018-08-27 13:33 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

秋のサインが ・・・

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 秋のサインの「ドングリ(団栗)」。可愛らしい「コナラ(小楢)」の「ドングリ」(写真)は、この春に受粉したもの。そして、2年かかって大きな「ドングリ」に成長するのは、「クヌギ(櫟、椚)」の「ドングリ」。何年か前に、子供たちの工作に必要な「ドングリ」が採れなくて、困ったことがあったが、今年は豊作のようだ。

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 自生している「シバグリ(柴栗)」も大きくなってきた。鹿や猪たちが器用にイガを剥いて食べる。

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 ウォーキングの途中で見かけた「プルーン」でしょうか。雨の少ないふるさとの信州では、時折栽培しているのを見かけたが、この地域で見かけるのは珍しい。その瑞々しい「プルーン」は今が旬。

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 さて、今宵のアルバム、「ポール・デスモンド/Paul Desmond」の「ボッサ・アンティグア/Bossa Antigua」(1964)。

 1曲目のタイトル曲、「Bossa Antigua」が始まった瞬間に、「あっ、デスモンド」とわかる瑞々しい彼のアルトが、聴き手を心地よいボッサに包んでくれる。そして、これまた私ご贔屓の「ジム・ホール/Jim Hall」のギターが優しく絡む。癒しのJAZZ、これぞBGMのJAZZアルバムとして、50年間私が愛聴しているアルバムのひとつ。 「Bossa Nova」が「the new thing」という意味なのに対し、「old thing」を意味する「Bossa Antigua」というアルバム・タイトルも洒落ている。

 パーソネルは、「Paul Desmond(as)」、「Jim Hall(g)」、「ユージン・ライト/Eugene Wright(b)」、「コニー・ケイ/Connie Kay(ds)」ら。

Bossa Antigua

Paul Desmond / RCA Victor Europe



 タイトル曲、「Bossa Antigua」を。

「Paul Desmond - Bossa Antigua」

          

 フルアルバムでも ・・・。

「Paul Desmond ー Bossa Antigua Jazz Album」

          
  


   
  
by knakano0311 | 2017-09-02 09:03 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

どんぐり大豊作、子供たち大喜び

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今年は、「どんぐり(団栗)」が大豊作である。近年まれに見る大豊作。「リス(栗鼠)」を始め、山の動物たちは、今年の冬は食料の心配がなく、幸せな秋を迎えている。

「森の幼稚園」で公園を訪れた子供たち。袋いっぱいに、いろいろな「どんぐり」、「ヤマグリ(山栗)」、山で一番大きな葉っぱ、「ホウノキ(朴の木)」の葉っぱなどを拾って、こちらも大喜び。

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一方、雑食の代表格である「イノシシ(猪)」は、冬に備えて食べ溜めでしょうか、ミミズや虫を探すため、苔の生えた地面や湿った地面のあちこちを掘りまくっている。その痕跡を見ると、毎年のことながら、「ああまた冬が来るんだな」と思う。

秋晴れの空の下、園児たちは、この山に住んでいる動物たちのことを学んで、竈で炊いたご飯と豚汁をいっぱい食べて帰っていった。

ついさっき帰省から帰ってきましたが、故郷松本はもう朝晩ストーブが必要。実家から見える北アルプスは初冠雪でした。ちょっと早いかもしれませんが、冬を感じさせる曲を2曲ほど。「Grey December」。「チェット・ベイカー/Chet Baker」です。アルバム、「Chet Baker Quintet with Strings - Grey December」 (1955)から。

「♪ Shadows pass my window
   Dark and lonely forms
   Memories of a fire
   Become an ember
   Grey December

   ・・・・・・・・・・   ♪」


Grey December by Chet Baker

Chet Baker / Blue Note Records



「Chet Baker Quintet with Strings - Grey December」

          

2曲目は、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」とボッサ・ギター、「ローリンド・アルメイダ/Laurindo Almeida」のコラボ・アルバムから、「Winter Moon」。

Stan Getz with Guest Artist Laurindo Almeida

Stan Getz / Universal/Verve



「Stan Getz & Laurindo Almeida - Winter Moon」

          
by knakano0311 | 2016-10-24 17:48 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(90) ~ 今年の里の柿、里の栗は ~

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今年の里の柿、里の栗は豊作のようだ。ウォーキングの道筋にある栗や柿の木を見るとそう思える。真偽のほどは分からないが、どんぐりなども含め、これらの果実は隔年ごとに豊作、不作を繰り返すという。毎年の出来具合を見ているので、たしかにそんな気がしないでもない。不作の年は鹿や猪が食べ物を探しに、里近くまで降りてきて困るし、なにより我々にとっては、子供たちのお気に入りの工作の材料である「ドングリ(団栗)」が手に入りにくくなるのが一番困ることである。今年は豊作、山の動物にとっても、われわれにとってもハッピーである。

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極めて安直な連想ですが、曲は「Make Someone Happy」。歌い手はというと、やはり「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」を選んでしまいました。彼女の歌は「60歳過ぎたら聴きたい歌」などこのブログでも何回か取り上げています。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(69) ~Make Someone Happy~」

この歌は、ミュージカル「Do Re Mi」(1960年)の中の曲で、「ペリー・コモ/Perry Como」あたりが最初に取り上げて有名になった歌らしい。作詞は「ベティ・コムデン/Betty Comden」、「アドルフ・グリーン/Adorf Green」のコンビ、作曲「ジュール・スタイン/Jule Styne」。「ソフィー・ミルマン」の歌唱は、なんとなく’60年代のなつかしい洋楽のムードを残した暖かくレトロな歌い方。


【 Make Someone Happy 】 作詞;Betty Comden & Adorf Green 作曲;Jule Styne

「♪ Make someone happy,           誰かを幸せにしてあげよう
   Make just one someone happy,     ある誰かを幸せにしてあげればいい
   Make just one heart the heart you sing to.  その人の心に歌いかけてあげよう
   One smile that cheers you,        必要なのは元気づける笑顔、それと
   One face that lights when it nears you,  そばに来ると周りがパッと明るくなる笑顔だ
   One girl you’re ev’rything to.      そしてあなたが全てと思ってくれるその人

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   Make someone happy,           誰かを幸せにしてあげよう
   Make just one someone happy,    ある誰かを幸せにしてあげればいい
   And you will be happy, too.      そうすれば、あなたも幸せになれるのだから ♪」

さて、「ソフィー・ミルマン」。ロシア・ウラル山脈出身で冷戦崩壊後の混乱の中、イスラエルに移住、そこで育ち、その後カナダへ。トロント大学生のときJAZZ歌手デビュー、現在はカナダ、アメリカを中心に活躍する若手イチオシ女性ボーカルの一人。

Make Someone Happy

Sophie Milman / Linus




「Sophie Milman - Make Someone Happy」


          
by knakano0311 | 2015-09-16 10:29 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

木漏れ日の森で

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台風が過ぎ去った森へいつもの作業に向かう。こんないい天気になった作業日は1ヶ月ぶりである。木漏れ日が作る明暗のグラディエーションが美しく、すこし秋の気配が濃くなったような感じがする。台風によって折られ、観察路に落ちている枝を片付けながら、いつものように山頂へと向かう。

もうあちこちに、「コナラ(小楢)」の団栗(どんぐり)がいっぱい落ちている。今年は団栗も豊作のようだ。そして、この時期のお約束、きっちりとカレンダーどおりというか、時期を違えることなく、「チョッキリ虫」が「クヌギ(椚、櫟)の枝を切り出した。クヌギの団栗に孔を開け、卵を産み、地上に落とすためである。自然の営みの面白さと、仕事師「チョッキリ虫」の技の冴えに毎年のことながら感心する。。(拙ブログ「剣豪 チョッキリ虫」、「技の冴え ~続・剣豪チョッキリ虫~」など参照)

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さて、朝晩は少し過ごしやすくなったとは言え、まだまだ日中は暑い。こんな日は、テナーでは重いので、軽やかなアルト・サックスを聴きたくなる。そんな一人が、「ポール・デスモンド/Paul Desmond」。言わずと知れた「デイヴ・ブルーベック・カルテット/The Dave Brubeck Quartet」のメンバーで、「テイク・ファイヴ/Take Five」の作曲者としても知られている。

「ポール・デスモンド」。1924年生まれ、サンフランシスコ出身のジャズ・サックス奏者、作曲家。ウエストコースト・ジャズを代表するミュージシャンの一人。12歳でクラリネットを始め、後にサックスに転向。1946年、ジャズ・ピアニストの「デイヴ・ブルーベック」のバンドでデビュー。以後永きにわたってバンドを支えたが、1977年に亡くなった。1950年代中期には、バンド・リーダーとしての活動も多い。そんな中から、1968年にA&M、CTIシリーズのために吹き込んだアルバムが、「サマータイム/Summertime」。いわゆるイージー・リスニングというシリーズであるが、それを超えてデスモンドのアルトが素晴らしく、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」の美しいピアノも聴きもの。

サマータイム

ポール・デスモンド / ポリドール



「Paul Desmond - Summertime」

          

「Paul Desmond - Ob-La-Di,Ob-La-Da」

          

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デスモンドと「ジム・ホール/Jim Hall」といえば、「テイク・テン/Take Ten」(1972)、「アランフェス協奏曲/Concierto」(1975)が有名だが、リラックスしたムードの中にも洗練されたJAZZを展開するアルバムは、「ボッサ・アンティグア/Bossa Antigua」(1964)。このアルバムも 「テイク・テン」と並ぶ私の愛聴盤となっている。パーソネルは、「デイヴ・ブルーベック・カルテット」でもおなじみの、「Paul Desmond(Alto Sax)」、「Jim Hall(Guitar)」、「Gene Wright(b)」、「Connie Kay(drs)」。

Bossa Antigua

Paul Desmond / RCA Victor Europe



「Paul Desmond / Bossa Antigua」

          

「Paul Desmond & Jim Hall - O Gato」

          
by knakano0311 | 2015-08-28 16:34 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

山の秋を探せ!

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ピンクのネックレス? 空に突き上げた拳? 実が幼児の拳のような形をしていることから名付けられた「コブシ(辛夷)」の実。そして、公園のいたるところに落ちている大きな「クヌギ(椚、櫟)」のドングリ(団栗)。この地の名産、「丹波栗」、「能勢栗」とは比較にはならないが、ドングリと並んで子供たちに人気の野生種の「シバグリ(柴栗)」。

先週に引き続いて、子供達の「自然体験学習」のお手伝い。ミッションは「山の秋を探せ!」。こんな秋の実を探すことが、ウォーク・ラリーの問題。今週は小学生のウォーク・ラリーだけでなく、幼稚園園児を対象とした「森の幼稚園」も開催され、ドングリこまや笛作り、葉っぱを集めての冠作りなど、子供と遊ぶのに大忙しの週である。

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今宵の女性シンガーはちょっと異色。イギリス、ロンドン生まれのヴォーカリスト、「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」です。知ったきっかけは、故「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」とのデュオ・アルバムのある、イギリス人のピアニスト、「ジョン・テイラー/John Taylor」について調べていたら、彼の元妻がヴォーカリスト、「ノーマ・ウィンストン」だということを知った。(参照拙ブログ「鹿や猪はこんな事をしない」

NETで調べてみたら、英国を代表する孤高のヴォーカリストで、ジャズ・ファンからも多くの支持を得ているヴォーカリストのひとりであるということがわかった。早速、YOUTUBEでいくつかを聴いてみた。この歌唱を、なんと表現したらいいのだろうか。ECM的ボーカルとでも、或いは管楽器のようなボーカルとでも ・・・。アルバムのクレジットの多くには、「VOCAL」ではなく、「VOICE」と書かれているという。

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「ノーマ・ウインストン」。1941年、ロンドン生まれ。ジャズ・シンガーであり、詩人。40年を超えるキャリアを持ち、その独自の「wordless improvisations」、「声」自体を活かす唱法がよく知られている。16歳の時にロンドンのクラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott’s club」で「ローランド・カーク/Roland Kirk」の演奏に魅了されジャズに興味を持ったという。1960年代からジャズ・ヴォーカリストとして活動をはじめる。自分自身の名義による初アルバム「Edge of Time」を1971年に録音。1970年代後半には当時、夫でもあったピアニストの「ジョン・テイラー/John Taylor」と、トランペット奏者の「ケニー・ウィ―ラ―/Kenny Wheeler」とともに、「アジマス/Azimuth」というグループを結成し、ECMレコードに名作を残している。またソロとしてもECMに「Somewhere Called Home」(1986)等の伝説的名盤を残した。2001年には、「BBCジャズ・アワード・ベスト・ヴォーカリスト賞」を受賞。2013年には最新作、「Dance Without Answer」をECMよりリリースし、話題を集め、今年、2014年9月には来日公演を行うなど、その活動は衰えを知らないようだ。(wikipediaなど参照)

YOUTUBEで初めて聴いた曲が、「Café」。アルバムを通して聴いたわけではないが、叙情的で、幻想的でリリカルで、優雅で気高い印象は、まさにECM的。この曲が収録されているアルバム「Somewhere Called Home」(1987)は、「ノーマ・ウインストン&ジョン・テイラー」の作品群の中でも、最も静謐な美しさを湛えているという。

Somewhere Called Home: Touchstones Series (Dig)

Norma Winstone / Ecm Records



「Norma Winstone - Café」
          

私は知らなかったのだが、ピアノの詩人と呼ばれている「フレッド・ハーシュ/Fred Hersch」とのデュオ・アルバムが、「Songs & Lullabies」(2002)。透明感ある幻想的な「ノーマ・ウインストン」の歌声も素晴らしいが、「フレッド・ハーシュ」のピアノもそれに劣らず美しい。

Fred Hersch / Norma Winstone: Songs & Lullabies

Fred Hersch / Sunny Side


  

「Norma Winstone & Fred Hersch - A Wish」

          



バス・クラリネットとソプラノ・サックス奏者の「クラウス・ゲーシング/Klaus Gesing」とピアニストの「グラウコ・ヴェニエル/Glauco Venier」とのトリオによるアルバムは、「Stories Yet to Tell」(2009)。その中の「Just Sometimes」も幻想的な静けさと安らぎに満ちている。

Stories Yet to Tell

Norma Winstone / Ecm Records



「Norma Winstone - Just Sometimes」
          


同じメンバーのアルバム、「Distances」も ・・・。

Distances (Ocrd)

Norma Winstone / Ecm Records


 
「Norma Winstone - Distance」
          

1993年録音という比較的初期のアルバム、「Well Kept Secret」から「Timeless Place」。やはり、楽器的な「声」という感じが強くする。


「Norma Winstone: Timeless Place」

          


さてさて、大変なボーカリストを知ってしまったようだ ・・。
by knakano0311 | 2014-10-22 17:22 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)