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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:サンシュユ(山茱萸) ( 9 ) タグの人気記事

山の黄金色

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 公園では、「サンシュユ(山茱萸)」が咲きだした。葉より先に黄色い花をつける「サンシュユ」は、別名「ハルコガネバナ(春黄金花)」と呼ばれるように、その花の色は、黄色というより、むしろ黄金色。春到来。

 「山茱萸の花、イアリングにできたら、きっと素敵だろうな」と思って選んだ今宵の曲は、ご存知、「ゴールデン・イアリング/Golden Earrings」。1946年、「ビクター・ヤング/Victor Young」の作曲、「ジェイ・リヴィングストン/Jay Livingston」と「レイ・エヴァンス/Ray Evans」の作詞による美しいメロディを持つ、甘いスタンダードである。この曲は、ハンガリーのジプシー民謡が原曲で、1947年の映画、「ゴールデン・イヤリングス」の主題歌として、「マレーネ・ディートリッヒ/Marlene Dietrichが歌ったが、のちに、「ペギー・リー/Peggy Lee」のキャピトル盤が大ヒットしたという。



【 Golden Earrings 】 作曲;Victor Young 作詞;Jay Livingston & Ray Evans

「♪ There's a story the gypsies know is true   ジプシーが信じている言い伝えがある
   That when your love wears golden earrings  恋人が金の耳飾りをしていたら
   He belongs to you    その時、その恋人は自分のものになるのだという

   An old love story that's known to very few  この言い伝えはほとんど知られていない
   But if you wear those golden earrings  だが、もしこの金の耳飾りをつけるならば  
   Love will come to you         きっと愛があなたのもとへとやってくるでしょう
   
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ♪」

 異国情緒たっぷりの歌唱は、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」から。「Don't Smoke in Bed」(2002)にも収録されているが、ここでは、「Winter Moon」(1994)の歌唱を。
      
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 Winter Moon
 Janet Seidel
 La Brava Music





「Golden Earrings - Janet Seidel」
          


 この曲の原曲が生まれたハンガリー出身の「ニコレッタ・セーケ/Nikoletta Szoke」の歌唱。可憐な美形でスウィートなヴォーカル。1983年生まれ、ハンガリー出身。ジプシー音楽の名門に生まれ、2005年の「モントルー・ジャズ・フェスティバル」では、ジャズ・ヴォーカル・コンペティションにおいて一位に輝いたという。その後、ホテルやジャズ・クラブでキャリアを積み、高い評価を得ている。いくつかのアルバムで歌伴を務めている同郷のピアニスト、「ロバート・ラカトシュ/Robert Lakatos」は、このアルバムでも歌伴を務めている。アルバム、「Golden Earrings」(2009)から。

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 Golden Earrings
 Nikoletta Szoke/ニコレッツタ・セーケ
 澤野工房




「Golden Earrings - Nikoletta Szőke」
          

  

 流麗華麗なピアノでも ・・・。「ジーン・ディノヴィ/Gene DiNovi」。1928年ニューヨーク生まれというから、今年91歳(多分ご存命)になるご長寿ピアニスト。ご贔屓のアルバム、「Golden Earrings」(2003)からと思ったが、YOUTUBEにアップされていたのは、2003年、横浜の赤レンガ倉庫でのコンサート・ライブ・アルバム、「At Red Brick Warehouse Live In Yokohama」(2004)。パーソネルは、「Gene DiNovi」、「Neil Swainson(b)」、「木村 由紀夫(ds)」。

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 ゴールデン・イヤリング (紙ジャケット仕様)
 Gene DiNovi/ジーン・ディノヴィ
 M&I/Marshmallow Records






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 At Red Brick Warehouse Live In Yokohama
 Gene DiNovi Trio
 Marshmallow Records





「Gene DiNovi Trio Live - Golden Earrings」
          











by knakano0311 | 2020-03-07 11:51 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(2)

梅は咲いたが桜はまだまだ ・・・


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 市より桜の開花調査を委託されているので、いつも山の手入れウィしている公園で、今日は桜の開花調査。「ウメ(梅)」は、咲き始めているが、市天然記念物の「エドヒガン(江戸彼岸)」はまだまだ。「オオシマザクラ(大島桜)」、「ヤマザクラ(山桜)」も、つぼみは堅そう。「エドヒガン」の群生林の草地では、鹿がのんびり草を喰んでいた。

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 梅と並んで咲き誇っているのは、むせ返るような香りをあたり一面に撒き散らしている「アセビ(馬酔木)」、そして「サンシュユ(山茱萸)」。山で一番早い春の訪れ。

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 さて、今宵、桜を待ち焦がれての「Waiting」。アメリカのジャズ・シンガー、「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」とドイツで活躍するピアノ・トリオ、「トリオセンス/Triosence」との共演アルバム、「トリオセンス・ミーツ・サラ・ガザレク ~ホエア・タイム・スタンズ・スティル/Where Time Stands Still (Triosence feat. Sara Gazarek)」(2010)に、「Maybe There’s A Princess Waiting(きっと王子様が待っている)」なんてちょっと素敵な曲がありました。このアルバム、「トリオセンス」としては、第3作だということですが、このアルバムで、アメリカへもファン層を広げたという。

 サラのオーガニックな感性、「トリオセンス」の北欧JAZZに通ずる清冽さ、抒情性がお互いに共鳴したのであろう。見事な一枚になっている。グランド・キャニオンの岩にこちらに背を向けて座っている女性。ジャケットからもアルバムへの想像力が掻きたてられる。この写真、「トリオセンス」のリーダーでピアニスト、「ベルンハルト・シューラー/Bernhard Schuler」の手になるものだという。

 残念ながら、YOUTUBEにアップされていないので、「トリオセンス」での演奏を。アルバムは、「Away for a While」(2007)から。
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「Maybe There's a Princess Waiting - Triosence」

            

     
       

by knakano0311 | 2019-03-15 15:23 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

山の春色、三色

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 山の春色、三色。「サンシュユ(山茱萸)」、「アセビ(馬酔木)」、「ウメ(梅)」。このあと、「コブシ(辛夷)」、「タムシバ(田虫葉)」、「エドヒガン(江戸彼岸)」と一気に春がすすむ。

 前回に続いて思い入れのある曲、「アローン・トゥギャザー/Alone Together」。 「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」のピアノ・トリオ・アルバムは、「Out Of Track」(2009)から。

新世紀~Out of tracks~

ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ / VIDEOARTS MUSIC( C)(M)



「Giovanni Mirabassi ー Alone together」

          

 そしてボーカルは、いろいろな引き出しを持っている人だと感心している「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。

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 1963年生まれ。アメリカ、ネブラスカ州オマハ出身。名門ウェズリアン大学で文学を専攻、卒業後バークリー音楽大学に入学。バークリー音楽卒業後は、L.A.を拠点として活動する女性ジャズシンガー。1998年のデビュー以降、10枚のアルバム発表、2度のグラミー賞「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」にノミネートされた経験を持つという。ライブ活動をする傍ら、南カリフォルニア大学やロスアンゼルス・ミュージック・アカデミーで指導を行なっている。あの「グレッチェン・パラート/Gretchen Parlato」も「ティアニー・サットン」に師事した一人という。

 アルバムは、「Something Cool」(2002)から。その歌唱力の確かさは、ベースとのデュオ、この「Alone Together」を聴けばすぐに分かる。音程といい、ピッチの確かさといい、いとも簡単そうにまったく危なげなく歌いこなす。

Something Cool

Tierney Sutton/Telarc



「Tierney Sutton - Alone Together」

          
by knakano0311 | 2018-03-14 13:19 | おやじのハコものがたり | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(198) ~ 我が団地にもやっと春が ~

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 ウォーキングの道筋にやっと咲き出した「梅」、「サンシュユ(山茱萸)」。都会と田舎の中間の住宅団地。私の住む団地にもやっと春が来たようだ。

 ひさびさの美メロ・ピアノは、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」の「The Country Life」。再びの鉄壁のピアノ・トリオに回帰したトリオでのアルバム、2013年録音の「Seals」から。

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 「アレッサンドロ・ガラティ」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」を敬愛し、独特の詩情と哀愁を持つ抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持つ。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」などに強く影響を受け、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせてくれる。パーソネルは、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati (p)」、「ガブリエル・エヴァンジェリスタ/Gabriele Evangelista (b)」、「ステファノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino (ds)」。

Seals

Galati Alessandro Trio / Via Vento Jazz



「The Country Life - Alessandro Galati」

          
by knakano0311 | 2018-03-07 10:00 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(196) ~ 梅も山茱萸もまだまだですが ~

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 あきらかに春の訪れが遅い。例年なら咲き始めているはずの、「ウメ(梅)」も「サンシュユ(山茱萸)」もまだ固い蕾のまま。ウォーキングの道筋を変えてみたが、「ロウバイ(蝋梅)」は今がさかりであるが、梅はやはり蕾ばかり。しかし、みごとに純白の「アセビ(馬酔木)」が咲いているのをみつけた。山でも最も早く咲く花である。遅いが、確実に春は近づいてきている。

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 さて、今宵の曲、「スーザン・トボックマン/Susan Tobocman」の「Again It's Spring」。キャリアはよくわかっていないが、歌手、作曲家、作詞家、プロデューサ、アレンジャーと多彩な才能を持つ。4歳の時から詩を書き始め、15歳の時には全国コンテストで優勝したという。日本で注目されたのは、「寺島靖国」氏のヒット・コンピレーション・シリーズ、「JAZZ BAR 2012」で紹介されてから。店頭・お客から「オリジナル・アルバムはないのか?」という問い合わせが殺到したという。それに応えて1998年録音、2004リリースのアルバム、「Watercolor Dream」がオリジナル仕様で、2013年に「寺島レコード」からCD化された。

【 Again It's Spring 】  music and lyric by Susan Tobocman

「♪ When you are younger   若い頃あなたは
   Awake with a hunger    お腹がすいては目を覚ましていたわね
   Days flow together    あれから時が過ぎたけど
   And spring is forever    春は相変わらずやってくるわ

   But soon you are older   しかし、もうすぐあなたはいい年になり
   And winters feel colder    冬の寒さがこたえるようになるのよ
   Promises broken       約束は破られ
   And dreams still unspoken   夢も語ることができないような冬の寒さが

   Seasons change       いくつもの季節がすぎたけど
   And the questions start    「どうして?」と思うのよ
   Do you stand apart?      なぜひとりで立ち上がらないの?
   Have you shared your heart?  気持ちを人に分かち合えないの?

   If love should find you     もし愛を見つけたら
   Then let love remind you    その愛があなたに思い出させてくれるわ
   Now is for living         生きるために今があるんだと
   Not taking but giving       貰うだけでなく与えることも必要なんだと
   And all at once again it's spring   そうすれば、すぐ春が再びやってくるわ ♪」


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WATERCOLOR DREAM/ウォーターカラー・ドリーム
スーザン・トボックマン/Susan Tobocman
寺島レコード




 わずか1分ほどですが、「Again It's Spring」のさわりが、プロモーション・ビデオでアップされています。この短いビデオ・クリップ、現在ニューヨークに暮らすという等身大の彼女をヴィヴィッドに感じさせる。

「Again It's Spring ー Susan Tobocman」

          

 

  
by knakano0311 | 2018-02-19 09:56 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

蕾も膨らんで

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ここしばらくの山作業は、川西市の天然記念物に指定された公園の谷にある「エドヒガン(江戸彼岸)桜」の群落地の周辺整備を続けているが、その間にも季節は、一気に春に向かって進んでいる。「アセビ(馬酔木)」の蕾は大きく膨らみ、里ではすでに咲いている「サンシュユ(山茱萸)」も黄色い花弁をのぞかせ始めた。「Spring Is Here」である。

さて、前回は、「Spring Is Here/邦題;春が来たと云うけれど」を、「ミリー・バーノン/Milli Vernon」と「クリス・コナー/Chris Connor」の歌唱で聴きました。今宵は、ピアノで聴いていただきましょうか。「春が来た。でも楽しくない、憂鬱なだけ」という、ちょっとグルーミーな意味の歌だけに、ピアノでの味わいもまた格別である。

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まずなんといっても、この人、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」でしょう。1959年にリリースされたアルバム、「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait In Jazz」からのピック・アップ。パーソネルは、「ビル・エヴァンス(ピアノ)」、「スコット・ラファロ(ベース)/Scott LaFaro」、「ポール・モチアン(ドラム)/Paul Motian」。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック



「Bill Evans Trio - Spring Is Here」

          

お次は、わたしが最高のベーシストと思っていたが、惜しくも一昨年逝ってしまった、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」と「ケニー・バロン/Kenny Barron」とのデュオの名盤、「ナイト・アンド・シティNight & The City」。これが春の歌かと思うほどの深い抒情に満ちている。

Night & The City

Charlie Haden / Polygram Records



「Charlie haden & Kenny Barron_Spring is here (Night & The City live)」

           

3人目は、「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」。彼には、サックス奏者、「デイヴ・リーブマン/David Liebman」とのデュオ・アルバム、「オマータ/Omerta」(1978年)での演奏もあるが、トリオ・アルバム、「ロマンティック・ラプソディ/Romantic Rhapsody」(2000年)からピック・アップします。

ロマンティック・ラプソディ

リッチー・バイラーク・トリオ / ヴィーナス・レコード



「Richie Beirach Trio / Spring Is Here」

          
 


 
by knakano0311 | 2016-03-04 17:32 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(107) ~ 春の花くらべ始まる ~

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「サンシュユ(山茱萸)」の花がまさに咲かんとしている。いよいよ春である。「ミズキ(水木)」の仲間の落葉小高木。その花の色から、「ハルコガネバナ(春黄金花)」、秋になると実るその実の鮮やかな色から、「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸)」とも呼ばれる。奥に咲くのは「ウメ(梅)」。春の花くらべが始まった。

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花くらべ、もう一つは、「レンギョウ(連翹)」。英名は、「ゴールデンベル/golden bells、golden bell flower」というらしい。 その名のとおり、壁いっぱいに蔓を伸ばして繁っている。繁殖力が旺盛のようだ。まだ葉が芽吹く前であるが、黄色い4弁の花が、細い枝に密にびっしりと開く様は華麗。

さて、春の曲です。クラシックなスタンダードから。「Spring Is Here/邦題;春が来たと云うけれど」。1938年のミュージカル、「私は天使と結婚した/I MARRIED AN ANGEL」のために、「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」が作曲、「ロレンツ・ハート/Lorenz Hart」が作詞をしたというから、相当古いですね。シナトラをはじめ多くのカバーがあるが、今宵は歌姫?二人を聴いてみましょうか。「春が来た。でも楽しくない、憂鬱なだけ。」という、ちょっとグルーミーな歌。ミュージカル・ナンバーなのでヴァースから始まりますが、本文の一部を ・・・。

【 SPRING IS HERE 】  Lorenz Hart / Richard Rodgers

「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   Spring is here!                  春が来た
   Why doesn't my heart go dancing?  でも、私の心が浮き浮きしないのはなぜ?
   Spring is here!                  春が来た
   Why isn't the waltz entrancing?     ワルツを聴いても心が弾まないのはなぜ?
   No desire, no ambition leads me     欲しいものもやりたいことも何もない
   Maybe it's because nobody needs me  多分誰も私のことを必要としていないから
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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まずは、「ミリー・バーノン/Milli Vernon」。かって「向田邦子」が、そのエッセイ集「眠る盃」の中の「水羊羹」で、「水羊羹に一番似合う」と評した女性シンガー。アルバムは、「イントロデューシング/Introducing」(1956年録音)。(参照拙ブログ「向田邦子の愛したJAZZ ~水羊羹にあうJAZZ~」

『水羊羹を食べる時のミュージックは、ミリ―ヴァーノンの「SPRING IS HEAR」が一番合うように思います。この人は、1950年代に、たった一枚のレコードを残して、それ以来、生きているのか、死んでいるのか、まったく消息のわからない美人歌手ですが、冷たいような、甘いような、けだるいような、生ぬくいような歌は水羊羹にぴったりに思います。』 (向田邦子:「眠る盃」)より

イントロデューシング

ミリー・ヴァーノン / ミューザック



「Spring Is Here - Milli Vernon」

          

もうひとりのクラシックな歌姫は、「クリス・コナー/Chris Connor」。代表作、「バードランドの子守唄/Lullaby Of Birdland」(1954)から。

バードランドの子守唄 +2

クリス・コナー / SOLID/BETHLEHEM



「Chris Connor - Spring Is Here」

          
 



 
by knakano0311 | 2016-03-03 14:57 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

山の秋は宝石箱のよう

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真っ赤な宝石のような実。触ると弾力があり、プルプルしている。「サンシュユ(山茱萸)」の実である。その実の美しさや感触から、「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸;同じ漢字表記)」などとも呼ばれている。この時期の遊びの山では、こんな美しい宝石のような実がいくつも見ることができる。  

快晴のこの日、伊丹から100名を超える小学校3年生が公園に自然と触れ合うためにやってきた。兵庫県が小学校3年、4年生にカリキュラムとして実施している「自然体験学習」である。今日のメニューは、ウォークラリーとドングリ笛づくり。ウォークラリーの問題の中には、こんな秋の山の宝石を探すという問題も含まれていた。さて、ほかの宝石もいくつかあげておきましょうか。妖しい暗青色が魅力的な「ユズリハ(楪、交譲木または譲葉)」の実。その鮮やかな赤が愛らしい実は、ジャムやハーブ・ティーすると美味しい「ガマズミ(莢蒾)」。陽が当たるとその橙色が透けて、一層美しい野生種の「カキ(柿)」。そして白い小さな花と野鳥が好きな黒紫色の実が対照的な「タラノキ(楤木、桵木)」。 


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さて、今宵は宝石ごとくと言えるかどうか、甘くてロマンチックなことは間違いない、「ジョン・ディ・マルチーノ/John Di Martino」率いる「ロマンティック・ジャズ・トリオ/John Di Martino's Romantic Jazz Trio」とまいりましょう。「ディ・マルチーノ」は、ベースを弾きながらの歌姫、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」や「シモーネ/Simone (Simone Kopmajer)」ら「ヴィーナス・レコード」の歌姫たちの一連のアルバムでバックを務めたことでおなじみかもしれません。

「ジョン・ディ・マルチーノ」。キャリアなどはよくわかりませんが、フィラデルフィア出身のピアニスト、作編曲家。幼い時から音楽に興味を持ち、長じてからは10歳年上の兄が舞台関係者であったことから、「ウエストサイド物語」や「屋根の上のバイオリン弾き」などミュージカルをよく聴いていたという。7歳の時には既にアコーディオンを始め、12歳ではバイオリンを始めた。ブルースにのめり込み、ジャズに目覚めてからは、自然に自己流でピアノを始めたという。その後、NYへ移り、ラテン・バンドなどを経て現在に至っている。

甘いことは間違いないが、甘さだけでなく、クセのないストレートな正統派ピアノ・トリオという評価も得ている「ジョン・ディ・マルチーノ」。スタンダード・ナンバーにラテンの名曲を織りまぜた、デビュー・アルバム「甘き調べ」や「ソー・イン・ラブ」は、このJAZZは、肩肘張らずに、恋人と過ごす時間や、日々の生活の傍らにおいて、時折甘さが必要なときに楽しむべきJAZZアルバムといえるかもしれない。とはいうものの決してイージーに軽く流している演奏ではない。

甘き調べ

ロマンティック・ジャズ・トリオ / ヴィーナス・レコード



「John Di Martino - La Comparsa」

          

「ヴィーナス・レコード」、お得意のジャケットは、「ソー・イン・ラブ/So In Love」。
   

ソー・イン・ラブ

ロマンティック・ジャズ・トリオ / ヴィーナス・レコード



「John Di Martino - Softly, As in a Morning Sunrise」

            
by knakano0311 | 2014-10-18 09:45 | 炭焼き小屋から | Trackback(1) | Comments(2)

春の兆しも ・・・

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少しづつの変化ではあるが、遊びの山でも春が近づいてきているのがわかる。その兆しは芽吹き。上の写真は「サンシュユ(山茱萸)」。秋には「グミ(茱萸、胡頽子)」のような赤い実をつけるが、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつける。そんなことから、「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる「サンシュユ」の芽が大きく膨らんできた。

そうおひさしぶりでもないが、今宵の「熟女シンガー」は、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」。寡作であまり知られていないが、私は彼女が好きで、何回かこのブログにも登場している。(参照拙ブログ「待ち人来たらず」「羽化の季節」 など)

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たしか、寺島靖国氏の「JAZZ Bar 2003」で知ったと思う。私好みの美人で、「玄人ごのみ」というか、地味ながらいぶし銀のような存在だが、抜群に歌が上手いのになぜか寡作。デビュー・アルバム、「One For My Baby」(1995)、グラミー賞3部門にノミネートされた、「Be Cool Be Kind」(2001)、日本人ギタリスト「笹島明夫/Akio Sasajima」とコラボした「Carla With Akio」、そしておなじコラボの最新作(MP3の配信のみ)、「Quiet Intentions」と、たった4枚しかアルバムはリリースされていない。

アメリカ・ウィスコンシン州出身のボーカリスト、ソングライター。音楽一家に育ち、8歳の時に音楽をはじめ、13歳ではもうプロとして歌っていたという。カーラは1997年以来、サンフランシスコに住み、カリフォルニア州を中心に音楽活動、教育活動を続けているという。寡作のためか、検索しても記事がなかなかヒットしないし、写真、YOUTUBEも同様である。したがって、この記事も目新しい情報はないので、同じアルバムの紹介や、同じ動画のピックアップになってしまうが、私の記事を読んだある読者さんからの情報で、昨年12月、北海道・函館で、カーラ+笹島氏のコンサートがあったことを知った。

彼女の中では、私の最もお気に入りとなったアルバム、「Be Cool Be Kind」。「風のささやき/The windmills of your mind」には聞き惚れてしまう。

Be Cool Be Kind

Carla HelmbrechtHeart Music



ほかにアップされていないので、またもや同じ動画の紹介になってしまいますが、「The touch of your lips」。

「The touch of your lips - Carla Helmbrecht」
 
          

MP3配信のみのようであるが、日本人ギタリスト「笹島明夫/Akio Sasajima」氏とのコラボの2枚目のアルバムは、「Quiet Intentions」。スタンダード集である。ギターと絶妙の肌合いで、相変わらずしっとりとした大人の女性の色気を感じさせる歌唱。

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Quiet Intentions/Carla Helmbrecht & Akio Sasajima






そんな中から、スタンダード中のスタンダードと言ってもよい、「you don't know what love is」を ・・・。「♪ 愛とは何か、あなたは知らない ブルースの意味を知り、失恋するまでは ・・・・ ♪」。「ビリーホリディ/Billie Holiday」の歌唱が有名であるが、カーラもまたしっとりと歌い上げている。笹島氏のギターも印象的な好プレイ。

「Carla & Akio - YOU DON'T KNOW WHAT LOVE」
 
          

もっともっと知られてもいい歌手である。


 
by knakano0311 | 2014-01-31 10:27 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)