大屋地爵士のJAZZYな生活

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ディープな秋色へ

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 ディープな秋色へと色を濃くしてゆく「カキ(柿)」、「ムラサキシキブ(紫式部)」。

今宵は、「ディープ・パープル/Deep Purple」というよく知られたスタンダード曲を ・・・。「ピーター・ドロウズ/Peter De Rose」が1934年に作曲し、1939年に「ミッチェル・パリッシュ/Mitchell Parish」が歌詞をつけてヒットしたという。メロディが美しく、何か懐かしさを感じさせる曲である。

【 Deep Purple 】   
           
「♪ When the deep purple falls   眠たげな庭の垣根の向こうに
  Over sleepy garden walls     深い紫色の夜の帳が落ちて
  And the stars begin to twinkle in the night 星がまたたき始める頃
  In the mist of a memory      思い出の霧の中をさまよいながら
  You wander all back to me      やっと君が僕のもとに帰ってきた
  Breathing my name with a sigh    僕の名前を囁きながら

  In the still of the night        この夜のしじまの中で
  Once again I hold you tight      再び君をしっかり抱きしめる
  Tho' you're gone             君が去ったとしても
    your love lives on when light beams  君の愛は月の光の中で生き続けるんだ
  And as long as my heart will beat    僕のハートが鼓動を続ける限り
  Sweet lover, we'll always meet     いとしい人よ 僕たちはずっと会い続けるんだ
  Here in my deep purple dreams     この深い紫色の僕の夢の中で

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

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 歌手にとっては致命的ともいえる声帯の手術をし、再生復活した女性ボーカルがいる。ご贔屓のひとり、「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」である。1969年1月、テネシー州メンフィス生まれ。父は「ハリー・ジェイムス/Harry James」、「スタン・ケントン/Stan Kenton」などの一流バンドに作・編曲を提供する音楽家だった。彼の影響で幼少の頃からクラシック・ピアノ、高校時代にはクラシック、ジャズ両分野のヴォーカル・トレーニングを積んでいる。アメリカ音楽院在学中からシカゴでジャズを歌っていたが、卒業後は女優、モデルとして全米、ヨーロッパで活躍。自主制作したアルバムが認められプロ歌手デビュー。私は、「Waves: Bossa Nova Session」(2002)、「This Is Always: Ballad Session」(2004)の2枚ですっかりファンになってしまったのである。(参照拙ブログ「Jazzyな「艶女~アデージョ」 その2」)

 そんな彼女のアルバム、「This Is Always: Ballad Session」から。

This Is Always: Ballad Session

Eden Atwood Groove Note



「Deep Purple - Eden Atwood」

          

 二人目は、「ほっこりおばさん」こと、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」。ウクレレをフューチャーしたアルバム、「マナクーラの月/The Moon Of Manakoora」(2012)から。「マナクーラ」とは1937年製作の「ジョン・フォード/John Ford」監督のアメリカの海洋スペクタクル映画、「ハリケーン/The Hurricane」の舞台となった南太平洋の架空の島の名前で、「マナクーラの月」は、その主題歌だという。

マナクーラの月

ジャネット・サイデル / MUZAK



「Deep Purple - Janet Seidel」
   
          
   


  
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by knakano0311 | 2017-10-16 09:17 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

喫茶去

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急に寒くなり、山の紅葉も鮮やかに色づき、見頃を迎えた今日は、我がクラブが主催する、「お茶会」。活動拠点の一庫公園」内にある「エドヒガン」桜の群生地が、市の天然記念物に指定されたのがきっかけとなって、公園では「北摂里山キャンペーン」を実施している。お茶会は、紅葉とお茶を楽しんでもらうというその一環のイベントである。

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茶席に掲げた「喫茶去」の軸。私は茶の湯のことはさっぱりであるが、「きっさこ」と読み、中国唐時代の禅僧、「趙州和尚」の言葉だそうで、「まあ、お茶でも一服召し上がれ」という意味であるという。シンプルな、いい言葉である。

クヌギの伐採、窯木作り、自然体験学習のサポートなどの山遊びに加え、病院、帰省などの私事も重なり、この11月は、現役時代と同じくらいめっぽう忙しかった。されど忙中閑あり、まさに「喫茶去」、主催者である私もゆったりとした気分でお点前を楽しむことだできた。

センター内に設えてある囲炉裏を使って茶席に設え、地元中学校の茶道部の生徒さんにお願いしてのお点前。厳密な作法にのっとっているかどうかはわかないが、そこは「一庫流」、楽しんでもらうことが最優先。

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静けさ、湯の沸く音。子供たちも多く参加したが、その静粛な雰囲気を感じてか、履物も揃え、無作法に騒ぐ子は一人もいない。場が躾けるのである。花生けには、公園に今を盛りと咲く一挿しの「サザンカ(山茶花)」。壁には、これも園内で見られる「サネカズラ(実葛)」。その昔、つるから粘液をとって整髪料に使ったことからn別名、「ビナンカズラ(美男葛)」とも呼ばれている。そして、和菓子は地元猪名川町の老舗「うませ」の「冬もみじ」。

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台場クヌギを前の伐採から8年、10年かけて育成し、そしてまた伐採を繰り返して窯木を作り、炭焼きをする。そんなことが日常だった、かっての里山を保ち、菊炭・炭焼きを伝承していくという一連の我々のボランティア活動。もう炭を使う機会がほとんどなくなった今、ここに我々が綴ってきた「一庫(ひとくら)炭物語」が完結した。

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さて急に寒くなってきましたが、こんな時は、わがJAZZミューズの一人、「ほっこりおばさん」こと「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」の暖かみのある声とウクレレの伴奏によるハワイアン風ジャズを楽しんでいただきましょうか。スウィート、ラヴリー、センチメンタル、そしてジャジーで、全面にウクレレをフィーチャーしたアルバムが、「マナクーラの月/Moon Of Manakoora」。

「ジャネット・サイデル」。1955年生まれの60歳。オーストラリア出身のヴォーカリスト、 ピアニスト。1980 年ごろからベース奏者の兄、「デイヴィド・サイデル/David Seidel」とシドニーの高級ホテルのラウンジを拠点に活動を始めたという。デイヴィドが主宰するレーベル、「ラ・ブラーヴァ/La Brava」から1992 年にファースト・アルバム「Little Jazz Bird」をリリースし、現在に至るまで、17枚以上のアルバムを発表している。

レパートリーは実に広く、古いジャズからポップスまで、とにかく、どんな歌でも、とびきり楽しく、そして明るく唄ってしまう。彼女のスタイルは、カルテットなどの形をとることもあるが、自身の弾き語りによるピアノと、ギターの「チャック・モーガン/Chuck Morgan」と、実兄のベースのデ イヴィドとのドラムレス・トリオが基本。そのチャックがギターをウクレレに持ち替えたのがこのアルバム。ウクレレが彼女の「心温まる」という歌唱にこんなのもピッタリくるのだ。

マナクーラの月

ジャネット・サイデル / MUZAK



「THE MOON OF MANAKOORA - Janet Seidel」

          

「Janet Seidel - Twilight Time」

          


「Janet Seidel - No Moon At All」


          
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by knakano0311 | 2015-11-30 13:37 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

オルゴールでもジャズを ・・・

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手回しのオルゴールがある。1年ほど前、雑貨屋のバーゲン・セールで見つけて買ったものである。片側から穿孔された付属のテープを入れると、その孔の位置によって、特定の曲が奏でられる仕掛けとなっている。そしてテープはというと、2オクターブの五線紙状のものがテープの上に印刷されていて、音符のオタマジャクシの位置に、孔が開けられているのである。白紙の五線紙テープ、すなわち、楽譜さえ作れば、自由自在にすきな曲を奏でることができることに気付いたのである。しかも、幸いなことに、まだ穴の開けられていないテープが数本付属しているではないか。これはもう、「自分でもやってご覧・・・」という「お告げ」に他ならない。 

そうなると、もう私の好奇心は誰にも止められません。手持ちのスコア・ブックから、まず簡単なPOPSの曲を選んで、穿孔して、うまくいったらジャズのスタンダードにも挑戦してみようと思いたった。まあ、楽器というより再生機です。まっ、百歩譲ったとしても、インプロピゼーションができない、ほかの楽器とのアンサンブルができない、という決定的な機能の欠落があるので、「ジャズ」という冠をつけるのには、かなりの抵抗がありますが、さて、このジャズ・オルゴールの試みはうまくいったでしょうか?

さて、オルゴール。この古典的でレトロが楽器。いや、やはり楽器というより再生機です。安曇野、嵐山、霧ヶ峰、六甲山 ・・・、観光地やリゾートなどに行くとお目にかかるのが、このオルゴール・ミュージアム。多分、日本にはオルゴールの愛好家が多いんでしょうね。かくいう私も、愛好家ではないんですが、先ほどのものも含め、3台ほどあるのですから ・・・。

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さて、ちょっとレトロで心和むボーカルといえば、「ほっこりおばさん」(勝手に私がそう呼んでいるだけですが)こと、 オーストラリアを代表する歌姫、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」でしょうか。 

『ジャネット・サイデルは何を歌っても良いのである。外れというものがない。どんな曲を採り上げても彼女の歌にしてしまう。一声聴いただけで、ああジャネット・サイデルだとわかる。こんな歌手は久し振りである。私は、現在、最高の女性歌手だと思っている』 寺島靖国氏  
 

こんな惹句に乗せられて、サイデルを聴きだしたのが、2004、5年の頃であったろうか。(参照拙ブログ「我が心のミューズたち(1) ジャネット・サイデル」) 

「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」。オーストラリア出身のヴォーカリスト / ピアニスト。1980 年ごろからベース奏者の兄、「デイヴィド・サイデル/David Seidel」とシドニーの高級ホテルのラウンジを拠点に活動を始める。デイヴィドが主宰するレーベル、「ラ・ブラーヴァ/La Brava」から1992 年にファースト・アルバム「Little Jazz Bird」をリリースし、現在に至るまで、17枚のアルバムを発表している。「ベッドで煙草はよくないわ~ペギー・リーへ捧ぐ」が日本でのデビューCDとなる。

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レパートリーは実に広く、古いジャズからポップスまで、とにかく、どんな歌でも、とびきり楽しく、そして明るく唄ってしまう。彼女のスタイルは、カルテットなどの形をとることもあるが、自身の弾き語りによるピアノと、ギターの「チャック・モーガン/Chuck Morgan」と、実兄のベースのデ イヴィドとのドラムレス・トリオが基本。彼女がリスペクトする「ドリス・ デイ/Doris Day」、「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」、「ペギー・リー/Peggy Lee」などと同様リスペクトしている「ナット・キング・コール/Nat King Cole」と同じスタイルのトリオである。

その「ジャネット・サイデル」が、6年ぶりにニュー・アルバムを出した。「デイヴィド・サイデル」、「チャック・モーガン」との不動のトリオに加え、「& Friends」という形で、クラリネット、ドラム、パーカッションなどが加わる。タイトルは、「ある恋の物語~想いは遠く(原題;Far Away Place)」、あの名唱「マイアミ・ビーチ・ルンバ/Miami Beach Rumba」の軽やかなラテンの歌唱を期待させる。このほかにも、3曲ほどラテンの曲が収録されているが、アルバム全体を流れているコンセプトは、帯にもある通り、「過ぎ去った日々、忘れられない人、遥かな地、そして想い出のあの歌 ・・・」。

特筆すべきはモーガンのウクレレの冴え。前作、「マナクーラの月/Moon of Manakoora」でも評判になったが、今回も多くの曲で聴くことができる。ウクレレが、こんなにラテンやジャズに合うとは ・・・。そんな意味でも、パッケージのデザインと言い、「ある恋の物語」は「マナクーラの月」の続編のようだ。とりわけ、ウクレレとベースのみで歌われる「ニューヨークの秋」の歌唱は心にくいばかり。そして、和JAZZの代表曲でもある往年の名曲、「鈴懸の径」。ジャネット自身による英語詩ヴァージョンであるが、まさに、過ぎ去った日々、忘れられない人、遥かな地、そして想い出のあの歌。

ある恋の物語~想いは遠く

ジャネット・サイデル / MUZAK



「ある恋の物語」の収録曲は、新譜なのかまだYOUTUBEにはアップされていない。前作「マナクーラの月」から、2曲ほどあげておきましょうか。

マナクーラの月

ジャネット・サイデル / MUZAK


 
最初はタイトル曲「マナクーラの月」。季節外れの暑さが少し和らげば ・・・。

「Janet Seidel  ‐ Moon of Manakoora」

          

次は、「トワイライト・タイム」。この曲を始めて聴いたのは、たしか中学生か高校生のころ、「プラターズ/The Platters」の「トニー・ウィリアムス/Tony Williams」の歌唱だったと思う。

「Janet Seidel ‐ Twilight Time」
   

          
 
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by knakano0311 | 2013-10-10 13:09 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)