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大屋地爵士のJAZZYな生活

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映画「ジンジャーの朝」はJAZZに目覚めた頃の私を思い出させてくれた

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久しぶりになつかしいジャズやPOPS満載の映画(DVDですが ・・・)を観た。「ジンジャーの朝/原題: GINGER & ROSA」。

監督は、「タンゴ・レッスン/The Tango Lesson」(1997)、「耳に残るは君の歌声/The Man Who Cried」(2002)などで知られる女流「サリー・ポッター/Sally Potter」監督。  

冷戦下、キューバ危機を迎えた1960年代初頭のロンドンを舞台に、いつも一緒に行動していた幼馴染みのふたりの少女が、激変する社会の中で成長し、思春期を迎えるにつれ、お互いの関係に微妙な変化と亀裂が生じていく姿を描いた作品。

ふたりの少女を、女優「ダコタ・ファニング/Dakota Fanning」の妹で、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/The Curious Case of Benjamin Button」(2008)、「Virginia/ヴァージニア/Twixt」(2011)などに出演した若手で有望視されている「エル・ファニング/Elle Fanning」と、「ピアノ・レッスン/The Piano」(1993年)の「ジェーン・カンピオン/Jane Campion」監督の娘、「アリス・イングラート/Alice Englert」が好演している。

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冷戦下の1960年代ロンドン、「ジンジャー(エル・ファニング)」と「ローザ(アリス・イングラート)」は何をするのも一緒の幼なじみ。思春期を迎えた二人は学校をさぼって宗教や政治、ファッションについて議論し、折しも「キューバ危機」に盛り上がった反核運動に興味を示すなど青春を過ごしていた。しかし、ローザがジンジャーの父親に恋心を抱いたことや反核運動への意見の相違から、二人の友情に溝が広がっていく ・・・。

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反核運動への幻滅、父親や親友の裏切り、母親との覚めた距離感 ・・・、多感な少女ジンジャーを演ずるエル・ファニングの表情が何とも言えないほど魅力的。ケネディ・アメリカ大統領の下で、あの「キューバ危機」の起きた1962年10月といえば、私も16歳、高校2年生の時で主人公と同じ年頃だった。

通っていた学校のクラブ「社研(社会思想研究会?)」や、私よりはるかに早熟な同級生たちは、この東西冷戦や社会主義思想などについて、議論を戦わしていたことを覚えている。私といえば、そんな政治論にはとてもついていけなかったが、ジャズ、洋画、洋楽、ミステリー、哲学、恋愛、性 ・・・など、全てに目覚め興味を始めた典型的な思春期の少年であった。私をJAZZに目覚めさせた曲は、「Take Five」(1959)、「危険な関係のブルース」(1959)、「Work Song」(1960)、「Moanin」(1958)などだったでしょうか ・・・。

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インタヴューに答えた「サリー・ポッター」監督の言葉 ・・・。

『私たちの生活に根付いた部分が世界の出来事と深く結びついていることを、ありのままに、シンプルな物語として伝えたかった。・・・・ 1960年代前半、冷戦が深刻化していたあの頃、“核家族”は危険に晒され、キューバ危機と共に核の時代の緊張感はピークを迎えようとしていた。世界は終わるかもしれないと感じる人々がたくさんいたわ。この世界的危機が、物語に登場する人物たちの関係に反映されている。嘘や裏切り、信頼の崩壊、絶滅への恐れ、未来への希望。様々な出来事が展開していくけれど、物語の中にはいい人間も悪い人間もいない。それぞれが歴史のこの瞬間に信じられるものと、充実した有意義な人生を送るために必要だと感じるものをもって、自分たちが今できることに全力で取り組んでいるのよ。』

ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 [DVD]

東宝



「映画『ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界』予告編」

          

この映画を観ながら、気がついたなつかしい音楽が、私をJAZZに目覚めた頃の私に引き戻してくれた。「Blue In Green/Miles Davis」、「Take Five/The Dave Brubeck Quartet」、「A列車で行こう」、「The Man I Love/Thelonious Monk」、「Petite Fleur(可愛い花)/Sidney Bechet」、「I'm sentimental」、「Body And Soul」 ・・・。そして「Tutti Frutti/Little Richard」、「Apache(アパッチ)/The Shadows」など、1950年後半から1960年代にかけて流行った曲ばかりである。

このことについて「サリー・ポッター」監督はこんなふうに言っている。『この作品中の音楽は、人々の生活のBGMでもあるの。通常の意味で使われる“スコア”はなく、当時の人々がレコードやラジオで聞いていた音楽が流れている。 ・・・』

そんな曲の中からいくつか ・・・。いわずもながの名盤、「Kind Of Blue」(1959)から。

Kind of Blue

Miles Davis / Camden



「Blue in Green」のパーソネルもすごい。「Miles Davis (tp)」、「John Coltrane (ts)」、「Bill Evans (p)」、「Paul Chambers (b)」、「Jimmy Cobb (ds)」。

「Miles Davis - Blue in Green」

          

そして、エレキギターのサウンドで一世を風靡した「アパッチ/Apache」。「クリフ・リチャード&シャドウズ/Cliff Richard and the Shadows」としても知られた「シャドウズ」、1960年の大ヒットナンバーである。

シャドウズ

シャドウズ / EMIミュージック・ジャパン



「The Shadows - Apache」

         
by knakano0311 | 2014-02-13 14:30 | 観るJAZZ | Trackback | Comments(0)