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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:ハンク・ジョーンズ ( 4 ) タグの人気記事

レジェンド・オブ・ジャズ、「ハンク・ジョーンズ」逝く

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【ニューヨーク共同】米紙NYタイムズ(電子版)によると、1930年代から活躍を続けた伝説的なジャズピアニスト、ハンク・ジョーンズ氏が16日、ニューヨークのホスピスで死去した。91歳。死因は明らかにされていない。ミシシッピ州出身。音楽一家に生まれ、10代からピアノを演奏、40~50年には人気ピアニストとしてエラ・フィッツジェラルド、チャーリー・パーカーらと共演した。
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ご長寿ピアニストの真っ先にとりあげたピアニストである。(参照もしもピアノが弾けたなら(2)~ご長寿ピアニスト(1)~
1918年7月ミシシッピ州の生まれで、40年代から「エラ・フィッツジェラルド」や「チャーリー・パーカー」、「マイルス・デイビス」らと共演したジャズの歴史の生き証人みたいなミュージシャンである。「ミスター・スタンダード」呼ばれ親しまれた。91歳になる今年の2月にも東京、下関、新潟で演奏ツアーを行ったというから驚きであるが、それが最後のライブになってしまった。「やるもんだ」という、あのCMのせりふをそっくり彼に献じたい。

「ハンク・ジョーンズ/Hank Jones」には忘れられない想い出がある。初めてニューヨークを訪れたとき、今はもうないJAZZクラブ「Fat Tuesday」で観た彼の演奏と、客席にいたJAZZを志す学生に、「ステージへあがっておいで。さあ、一緒にやろう。」と声をかけ、セッションを始めたエピソードが思い出される。(参照「ハンク・ジョーンズの思い出~初めてのニューヨーク~」 )


「ハンク・ジョーンズ」のアルバムから何を献じようか?まずは約30年ぶりとなるソロ・アルバム「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。90歳になってもこの色気、歌心はどうだ!

マイ・ファニー・ヴァレンタイン (紙ジャケット仕様)

ハンク・ジョーンズ / ヴィレッジ・レコード



そして真髄ピアノ・トリオ「ザ・グレート・ジャズ・トリオ/The Great Jazz Trio」。まさに「レジェンド・オブ・ジャズ」、まさに「ミスター・スタンダード」。

ザ・レジェンド・オブ・ジャズ

ザ・グレイト・ジャズ・トリオ / ヴィレッジ・レコード



「ケイコ・リー」、「安則真実」、「ガンバリーニ」、「ティファニー」など孫のような新人女性シンガーとの共演が多いのも、その暖かい気さくな人柄のゆえんであろう。それまで私はあまり評価していなかった「ケイコ・リー」の評価を一変させたアルバムは「ライヴ・アット・ベイシー~ウィズ・ハンク・ジョーンズ~」。若手女性シンガーからその良さを引き出すサムシングを持った人であったようだ。

ライヴ・アット・ベイシー~ウィズ・ハンク・ジョーンズ~

ケイコ・リー ハンク・ジョーンズ ソニーミュージックエンタテインメント




実弟であるが、いずれも長兄より早く他界してしまった、ドラムの「エルヴィン・ジョーンズ」、トランペットの「サド・ジョーンズ」。そして今ハンクも・・・。

さようなら、「ミスター・スタンダード」。
合掌 ・・・・・ 。


「My One And ONly Love.......」


by knakano0311 | 2010-05-19 09:26 | 訃報を聞いて | Trackback | Comments(0)

もしもピアノが弾けたなら(2)   ~ ご長寿ピアニスト (1) ~

かって、JAZZプレイヤーといえば、「チェット・ベイカー」、「リー・モーガン」などの例を挙げるまでもなく、酒・麻薬・賭博と退廃的芸術家の代名詞であり、総じて「早死に」というのが相場であったように思う。しかしながら、ジャズ・ピアニストに「ご長寿ピアニスト」と呼べるピアニストが何人かいます。勿論、彼(彼女)らも、ストイックな生き方ばかりをしてきたわけではないだろうが、ご長寿でいまだ現役、我々を楽しませてくれていることはご同慶の至りである。

もしもピアノが弾けたなら(2)   ~ ご長寿ピアニスト (1) ~_b0102572_17432784.jpg

まず、「ハンク・ジョーンズ/Hank Jones」。1918年7月ミシシッピ州の生まれというから、今年御年90歳(ひえ~~~~っ)を迎える。「生ける屍」、失礼!歩くジャズの歴史・生き証人みたいなスイング時代から活躍するミュージシャンである。「ハンク・ジョーンズ」、「ザ・グレイト・ジャズ・トリオ」で検索すると、あわせて400件を優に超えるアルバムがリストアップされるから驚き。まさに「ジャズの歴史・生き証人」である。
ドラムのエルヴィン・ジョーンズ、トランペットのサド・ジョーンズは実弟であるが、いずれも兄より早く、すでに他界している。

拙稿、「ハンク・ジョーンズの思い出~初めてのニューヨーク」で記した様に、ハンク・ジョーンズには忘れられない想い出がある。初めてニューヨークを訪れたとき、JAZZ CLUB「Fat Tuesday」でみたハンクのエピソードである。客席にいたJAZZを志す学生に、「ステージへあがっておいで。さあ、一緒にやろう。」と声をかけ、セッションを始めたのである。そのときの彼の学生を見るまなざしと演奏に暖かいものが感じられました。そんな彼の人柄があまたのミュージシャンとの共演・コラボをしている理由でもあり、ケイコ・リー、安則真実、ガンバリーニ、ティファニーなど孫のような新人女性シンガーとの共演が多いのも、その人柄のゆえんであろう。  

「ハンク・ジョーンズ・The Great Jazz Trio」。結成30年を超える超ベテランJAZZトリオによる、ニューヨークのにおいプンプンのアルバム「ザ・クラブ・ニューヨーカー」。
結成当時の、ロン・カーター(B)、トニー・ウィリアムス(Ds)という超豪華メンバーから、メンバーは結構入れ替わっているが、スイング感、グルーヴ感、都会感は少しも変わっていない。本アルバムは、Bassはエディ・ゴメス、ドラムスにジミー・コブ、ゲストとしてヴァイオリンにルイス・エリーを加えたGJTの異色作で、ガーシュインの曲を中心に、心のこもったプレイを聴かせてくれる。1983年5月NY録音。

名盤JAZZ25選~紙ジャケ2300 ザ・クラブ・ニューヨーカー(紙ジャケット仕様)
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ ルイス・エリー / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B000BU6OQI
スコア選択:

シンプルなピアノトリオによるスタンダード集。冬の夜長にお酒でも呑みながら過ごすのにぴったりのスイング感あふれる好アルバム。2004年録音で、この時のメンバーは、Bassはジョン・パティトウッチ、ドラムはジャック・ディジョネット。

ス・ワンダフル
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ / Village Records
ISBN : B000666WT6
スコア選択:


「LOVE FOR SALE -THE GREAT JAZZ TRIO」

          


もしもピアノが弾けたなら(2)   ~ ご長寿ピアニスト (1) ~_b0102572_17435967.jpg

女性JAZZピアニスト、「バーバラ・キャロル/Barbara Carroll」。現在御年80歳。何回となくこのCDを聴いたが、そんな歳や老いを露とも感じさせない。しかし、切れのいいタッチや音色に彼女の重ねてきた年輪が醸し出す「円熟」が自然に滲み出す。このアルバムはそんな彼女が自然体で演奏しているスタンダード曲のアルバムであるが、「Fly Me To The Moon」、「As Long As I Live」の2曲だけ(この2曲という按配がまたいいのだが)、弾き語りが入っている。これが実にいい。とても80歳とは思えない艶と想いが込められた、これこそ「粋」といえる歌い方である。ジャケットの写真を見てもとても素敵な女性。絶妙のサポートは、Bassは名手ジェイ・レンハート、Drumsはジョー・コクーゾ。


センチメンタル・ムード
バーバラ・キャロル・トリオ / / ヴィーナス・レコード
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弾き語りも何とも言えない味 ・・・。
「Barbara Carroll - Old Friends, Live at the Algonquin Hotel」

          


さらなるご長寿、ご健康をお祈りいたします・・・・・・・。
by knakano0311 | 2008-02-11 00:20 | もしもピアノが弾けたなら | Trackback | Comments(0)

ハンク・ジョーンズの思い出~初めてのニューヨーク 

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今日は血糖値の検診で朝から病院。ダイエットとトレーニングの甲斐あって、血糖値、コレステロールとも見事に下がっていました。あとヘモグロビンA1Cがもう少しというところ。すっかり気分がよくなって、西宮大谷記念美術館に「2006イタリア・ボローニャ・国際絵本原画展」を見に行ってきました。絵本ということもあって子供づれが多かったが、水彩、アクリル、エッチング、CG、シルク、版画・・・・様々な手法で描かれた原画がいっぱいで、感心するとともに、楽しめました。最近時間と心に余裕が出来たためか、よく展覧会に出かけます。スコットランド美術館、海洋堂の仕事(プラモやフィギュア)、草間弥生・・・。いま関西ではプラド美術館、ルーブル美術館、オルセー美術館と立て続けに開催されます。とくにプラドは今年のスペイン旅行でも行かなかったため、必見と思っています。それにしても、ヨーロッパを訪問すると、どこのどんな小さな町にでも、その町の歴史が学べる博物館、歴史館或いは美術館があるのには感心します。私は技術者だったのでミュンヘンの科学技術博物館「ドイツ・ミュージアム」は何回足を運んだだろうか?ドイツらしく、あらゆる科学技術、工学の歴史が本物の展示物、たとえばベンツ、BMWの車、メッサーシュミットの飛行機、リレー電子計算機で説明展示されている。そこへ学生、子供がたくさん勉強に来ています。「技術立国日本」などと称しているが、このような裾野をひろげる、科学技術に対する子供の興味をかきたてる努力をしているだろうか?お寒い限りである。

ハンク・ジョーンズの思い出~初めてのニューヨーク _b0102572_2336634.jpg

昨日は、メイナード・ファーガソンの訃報にも驚いた。ケイコ・リーの時にお約束した御年88歳の「ハンク・ジョーンズ」のエピーソドを書いておかないと、そのうち弔辞になってしまいそうなので、書こうと思う。
あれは、たしか1990年11月初めてニューヨークを訪れたときのこと。当時のニューヨークは大変治安が悪く、そのときも「ウエストサイドは行ったら危険、ブロードウェイから西へは行くな」、「セントラルパークも昼間だけ」、「夜はストリートは絶対歩くな、どんなに近くてもTAXIを使え」「必要以上の現金は持って出るな、万が一のホールドアップに備えて命金を50ドル靴下にはさんどけ」 などと散々脅かされましたが、そこはホテルに「じい~っとしている」なんてことはありえなく、Jazzクラブ「Fat Tuesday」(もうありませんが)で「ハンク・ジョーンズ」がでている事を聞いて、早速でかけました。まあ、はじめてのニューヨーク、しかもJAZZクラブ、ハンク・ジョーンズ、夢のような気分。そのうちテンションも落ち着いてきてリラックスしてJAZZを楽しんでいると、若い目の不自由な女性が一人で盲導犬と一緒に入ってきたのです。まったくごく普通に、自然に、店の雰囲気に溶け込み、周囲のお客さんたちも特に変わった反応をするではなく、ワンステージのライブを楽しむと立ち去っていきました。我々はさんざん脅かされたあのNYで、盲導犬と一緒の若い女性が・・・・。ビックリするとともにある種の感動を覚えたものでした。また、お客さんの中に、最前列のテーブルでSAXを抱えて座っていた、JAZZを勉強しているとおぼしき、多分バークリーあたりの学生がいましたが、ハンクは「ステージへあがっておいで。さあ、一緒にやろう。」といってステージに招き、セッションが始まりました。そのときの彼の学生を見るまなざしと演奏に本当に暖かいものが感じられました。こうして私のうまれてはじめてのNYの夜は過ぎていったのでした。

「ハンク・ジョーンズ The Great Jazz Trio」。結成30年を超える超ベテランJAZZトリオ。ニューヨークのにおいぷんぷんのアルバムを2枚。
メンバーは結構入れ替わっているが、ドラムスにジミー・コブ、ヴァイオリンにルイス・エリーを加えたGJTの異色作、「ザ・クラブ・ニューヨーカー」。ガーシュインの曲を中心に、心のこもったプレイを聴かせてくれる。

名盤JAZZ25選~紙ジャケ2300 ザ・クラブ・ニューヨーカー(紙ジャケット仕様)
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ ルイス・エリー / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B000BU6OQI
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シンプルなピアノトリオによるスタンダード。これからの秋の夜長にぴったりのアルバム。

ス・ワンダフル
ザ・グレイト・ジャズ・トリオ / Village Records
ISBN : B000666WT6
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「Hank Jones / The Very Thought of You」

          
by knakano0311 | 2006-08-26 00:54 | JAZZY紀行 | Trackback(2) | Comments(0)

お詫びと訂正

お詫びと訂正  _b0102572_23533624.jpg
(写真はNETより拝借)

前章「CFに魅せられて」で「ケイコ・リー」について、「なんとなくとらえどころのない印象」という評価をしていたが、本日発売されたアルバムを聴いて、正直驚いた。今までとは別人のような印象である。アルバムは「Keiko Lee Live at "BASIE" with Hank Jones」。そう、あの岩手県一関市にある有名なJAZZ喫茶「BASIE」で、ベースに坂井紅介を交えてのドラムレス・ライブである。いままでのケイコ・リーのイメージは、弾き語り、太くて低い声、豊かな声量・・・かな。しかし、違和感をずっと感じていた。本アルバムでは、一変、KEYも高く、ナチュラルな声質になっているように思える。自由にリラックスして、自在にスイングする彼女のスタンダードにすっかり魅せられてしまった。また生ける屍、失礼!歩くジャズの歴史みたいな御年八十八歳(ひえ~~~~っ)のハンク・ジョーンズとのからみもまさにJAZZの空間と時間を観客と一体になって紡ぎだしている様に思える。過去の彼女のアルバムと聞き比べると、私が過去に感じていた違和感はいっそうはっきりした。弾き語りのアルバム、「ローマからの手紙」。スタンダードをナチュラルに歌う、彼女の太くて低い声と曲調とはまったくマッチしていない。ピアノはさらに違和感がある。なぜタイトルが「ローマからの手紙」なのか?さっぱり分からない。むしろ、シンガーに徹した「If It’s Love」のような、ソウル、ブルースっぽい曲のほうがまだ、マッチする。邪推かもしれないが、日本版ダイアナ・クラール狙いのレコード会社のマーケティングに乗せられていただけのような気がする。はっきり言えば彼女の魅力を引き出せなかった「プロデューサーが才能がない」の一言に尽きる。弾き語りなどせずに、自由な唄歌いに徹したほうがはるかにいい。

このアルバムで私の評価はがらっと変わった。前章での評価をお詫びして訂正いたします。

御大ハンク・ジョーンズについては、ニューヨークのJAZZくらぶ「Fat Tuesday」でみた、暖かいエピソードがあるが、別に機会に紹介します。


ライヴ・アット・ベイシー~ウィズ・ハンク・ジョーンズ~
ケイコ・リー ハンク・ジョーンズ / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B000GLKNJ6
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「But Beautiful... - Keiko Lee Live at "Basie" with Hank Jones」

          
by knakano0311 | 2006-08-23 23:45 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)