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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:フェイク・ボッサ ( 6 ) タグの人気記事

路傍の花、樹々の鳥(99) ~ 花水木はルビー色の実をつける ~

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花水木通りのウォーキング。道筋にはルビー色の宝石のような実がいっぱい。秋本番 ・・・。

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こちらは遊びの山のルビー。これは、「サンシュユ/山茱萸」の実 ・・・。

さて、今宵はリラックスしてお遊びに ・・・。全編ウィスパー系のセクシーな女性ボーカルでいっぱいのアルバム、「Bossa n´ Stones」を引っ張り出してきました。目的は、そう、「ルビー・チューズディ/Ruby Tuesday」。フェイク・ボッサの最たるアルバム。講釈は一切必要ありませんね。

Bossa n' Stones: The Electro-Bossa Songbook of the Rolling Stones

Various Artists / Warner




「Bossa n´ Stones - Ruby Tuesday」


          

日本で知られるようになる前の「カレン・ソウザ/Karen Souza」も歌っています。

「WILD HORSES - KAREN SOUZA」

          

そうそう、ルビーに因むこんな曲も上げておきましょう。「寺尾聰」の「ルビーの指環」。アルバムは、「Re-Cool Reflections」(2006)から。このアルバムは、1981年に発表したアルバム、「Reflections」を曲も曲順も全く同じで、当時のメンバーやLAミュージシャンらと再録音して発表したもの。JAZZYなアレンジが聴きものになっている。

Re-Cool Reflections

寺尾聰 / A&A



「寺尾聰 - Re-Cool ルビーの指環」

          
by knakano0311 | 2015-11-07 09:38 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

続・BGMは夏バージョンで ・・・  ~懐かしのボサノバ・アルバム(2)~

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さて、前回に続いての「懐かしのボサノバ・アルバム」。今回は、フェイク・ボッサの世界からです。なんといっても、あの「ビートルズ/The Beatles」全盛時代の1965年にいち早く、彼らの曲にオーケストレーションを交えたボッサ・アレンジを施し、フェイク・ボッサの原世界を作った「ゲイリー・マクファーランド/Gary McFarland」の「ソフト・サンバ」。彼の慧眼に感心するものです。

ソフト・サンバ

ゲイリー・マクファーランド / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Gary McFarland - I want to hold your hand」

        

そして、同じく「ビートルズ」のナンバーをとりあげたのが、「リタ・リー/Rita Lee」。「オス・ムタンチス/Os Mutantes」という、ロックバンドのリーダーだったらしく、「ブラジル・ロック界の女王」と呼ばれていたという。このアルバム以降、「Bossa’n xxxxx」というタイトルのロック系のフェイク・アルバムが続々とリリースされたような気がします。

ボッサン・ビートルズ

リタ・リー/ワードレコーズ



「Rita Lee - A Hard Day's Night」
 
          

そして、数ある中で私が屈指とするのが、フェイク・ボッサ・ユニット、「ベレーザ/Beleza」。ジョビンの曲を中心に、フェイクボッサを加え、ジョビン逝去に際し録音された「ジョビンに捧ぐ/Tribute To Antonio Carlos Jobim」。

ジョビンに捧ぐ

ベレーザ / アルファレコード


 
「Beleza - TIME AFTER TIME」 
 
          

その「Beleza」のリード・ボーカルでだったのが、アルゼンチン出身の歌姫、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」。その抜群の容姿と美貌は、即、「秘密の花園」入りにしたほど ・・・。

Wanting

Gabriela AndersWarner Bros.



「Gabriela Anders- Brasileira」
 
          

Bossa Beleza

Gabriela Anders / Koch Records



「(I Can't Get No) Satisfaction-Gabriela Anders」
 
          

さて、和製ボッサ、和製サンバも取り上げて置かねばならないでしょうね。何と言っても、その先駆者は、1969年、「別れのサンバ」で衝撃的なデビューをした「長谷川きよし」でしょう。
 
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一人ぼっちの詩
長谷川きよし/マーキュリー・ミュージックエンタテインメント






「別れのサンバ」をライブバージョンで ・・・。44年経っても、歌唱の素晴らしさもギターテクも全く衰えを見せない。

「長谷川きよし - 別れのサンバ(2012)」
 
          

和製ボッサ。傾向として歌詞は少し意味不明、気合と雰囲気でどうだ!!みたいなところがありますが、これはこれで好きなんです。ボッサ・アルバムからではないのだが、「湯川れい子」作詞、作詞者が書いた英語詞をボッサ・バージョンにのせて歌った秀逸な曲がある。「五十嵐はるみ」の歌う、トレンディ・ドラマの主題歌のカバー、「ロング・バージョン」。これが好きなんです、私は ・・・。

ア・ソング・フォー・ユー

五十嵐はるみBMG JAPAN



「♪ ・・・ いつか気づけばロングバージョン/似たものどうしのボサノヴァ ・・・ ♪」 アルバム版のアップがありませんでしたので、音質が悪いですが、ライブ盤で ・・・。

「ロングバージョン - 五十嵐はるみ」
 
          

そして、もう一曲。同じような趣向ですが、「研ナオコ」の「ボサノバ」。もうここまでくると、日本人のボサノバ好き、いや私のボサノバ好きに、自分でもあきれますね。

恋愛論
研ナオコ / ポニーキャニオン
ISBN : B00005FQ0R


「♪ 男の心 Bosa Nova 女はいつでもSwinging Jazz ・・・ ♪」 これまた意味不明ですが ・・・。しかし「恋愛論」は名盤ですよ。

「ボサノバ - 研ナオコ」

          

そして、これは奥さんのリクエストで「小野リサ」。日本歌曲のボッサ・カバー集をあげておきましょう。

ジャポン

小野リサ / Dreamusic



Japao 2

小野リサ / Dreamusic



「小野リサ ― 今は、このまま」

          

長いこと、だらだらと続けてきましたが、最後に車を降りて、少しだけ気温が下がった夜更け。静かに、プリミティヴなサウダージに浸る。それなら、ひそやかなボサノバ唄い、「吉田慶子」でしょう。そして、もうこれは私だけの世界 ・・・。

コモ・ア・プランタ~ひそやかなボサノヴァ

吉田慶子 / オーマガトキ



「Keico Yoshida - Nunca (決して)」 残念なことに歌が途中で終わってしまいますが ・・・。

          

もう一曲、収録アルバムも曲の名前もは判りませんが ・・・。知っている方がいらしたら教えてください。

「Keico Yoshida ― ??」
 
          

まだまだ紹介したいアルバムは山ほどあるのですが、きりがありません。ひとまずここで ・・・・。お疲れ様でした。
by knakano0311 | 2013-08-14 11:02 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

ちょっと暑苦しいかも知れませんが ・・・

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空梅雨、豪雨、強風、一転して猛暑 ・・・。めまぐるしく天候が変わる。そして、なにか梅雨の実感がないまま、週末には「梅雨明け宣言」も出るかもしれないという。

さて、前回は「男節」、爽やかに梅雨を過ごせる「女節」のニュー・カマーはないかと探していたが、「爽やかに」というその思いとは全くうらはらですが、あるブログで紹介されて、ジャケ買いしたのが、「カレン・ソウザ/Karen Souza」。のっけからインパクトのある写真(いずれもNETから拝借)で恐縮ですが、この妖艶さというか、コケティッシュなお色気は、もう枯れ始めている爺さんを引き戻すほどの「チカラ」がありますね。そして、まさしく「女節」といえるハスキーで魅力的な声の持ち主。

彼女、アルゼンチンの出身だそうです。セカンド・アルバムが、彼女の名をつけた「ホテル・ソウザ/Hotel Souza」。売れているそうです。冒頭のボッサ・テイストの「Paris」が流れてくると、もうホテルでもてなされ、くつろいでいるような、そんなリラックスした気分になってくるアルバム。

Hotel Souza

Karen Souza / Music Brok



フル・アルバムが、YOUTUBEにアップされていましたので、「ゆっくりくつろいで聴いてください」と言いたいところですが、エアコンをかけておかないと、曲が進むにつれ、すこしムンムンした気分になるかもしれませんよ。

「Karen Souza - Hotel Souza [Full CD]」

          


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私は知らなかったが、「寺島靖国」氏のコンピ・アルバム、「FOR JAZZ AUDIO FANS ONLY VOL.5」にも収録された話題になったという、前作「Essentials」も、やはりアンニュイで悩ましく、なかなかのもの。この手のアルバムは絶対、こうでなくっちゃいけません。

Essentials

Karen Souza / Music Brokers Arg



そうなると、ライブの映像が見たくなりますね。上のアルバムから「Every Breath You Take」。邦題「見つめていたい」、イギリスのロックバンド、「ポリス/The Police」の楽曲です。

「Karen Souza - Every Breath You Take」

          

「Essentials」では、ジョビンやビートルズ、マイケル・ジャクソン、ポリスなどをカバーしているが、彼女の歌いぶりに慣れてきたころ、なんとなく「Karen Souza」の名前に、かすかに聴き覚えがあるのに気が付いた。「お色気たっぷり」、「ロック系シンガーのフェイク・ボッサ・カバー」、「アルゼンチンの女性シンガー」がキーワードでした。かって、2005年ころだったでしょうか、フェイク・ボッサ・ブームのころ、「Bossa n’ XXXX」というタイトルでリリースされた、一連のお色気ジャケのフェイク・ボッサ・アルバムの「ローリング・ストーンズ/ Rolling Stones」編、「Bossa n’ Stones」で、音量を上げるのをはばかるほどのお色気たっぷりボイスで「Satisfaction」を歌っていたシンガーではないかと気が付いたのである。

そう気が付いて、3つのアルバムを通して聴いてみると、なんと変われば変わるもの、最初の露骨なまでの「うっふん ・・・」唱法を抑えて、JAZZシンガーとしてすっかり歌が上手くなり、そして売り(?)のお色気も、上品さを加え、成熟した大人の女性のさらに洗練されたものになっているようです。久しぶりの「秘密の花園」入り決定 ・・・。

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Bossa n’ Stones

オムニバス / GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M)



音量を上げるのをはばかるほどの「Satisfaction」は、下記アンダーライン部をクリックして、自己責任でお聴きください。


「karen souza - satisfaction」

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by knakano0311 | 2013-07-06 10:16 | 秘密の花園 | Trackback | Comments(0)

いもたこなんきん、フェイク・ボッサ

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北京で一番人気の日本人歌手は誰でしょう?色々な見方があるでしょうが、わたしの感じでは「浜崎あゆみ」か「小野リサ」でしょう。理由は、北京のいくつかのCDショップの店頭に並んでいるCDの種類は、この二人が群を抜いて多かったからです。もっとも、ここ3年ぐらいは行っていませんので、古いデーターとなっているかも知れませんが・・・。写真は北京で買い求めた彼女のCDのいくつか。一枚20元~30元(約300~450円)だったでしょうか。

その「小野リサ」、じつは我が奥さんが大のファン。この一ヶ月は彼女の最新アルバム「ASIA」をよく聴いています。ブラジル音楽としてのボサノバの世界から飛び出し、ラテン、JAZZ、ソウル・R&B、カントリーなどすべての音楽をボサノバで旅することに挑戦しているかのような彼女。今度は、アジア9カ国の音楽の旅。アルバムタイトルも「ASIA」。中国、韓国、インドネシア、フィリッピンなどの歌が彼女独特の声と雰囲気で流れ、何か懐かしい古き良き時代に戻っているようなまったり感、安心感が全身を包む。敬意を込めて「フェイク・ボッサのディーバ」といってもいいでしょう ・・・。

ASIA

小野リサ / エイベックスイオ


 
 
聴いてみますか?タイの歌を。 「Saichon」。


by knakano0311 | 2010-04-28 09:55 | いもたこなんきん | Trackback | Comments(0)

ボサノバはお好き?(6) ~ 続・フェイク・ボッサこそワールド・ボッサ ~

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(続き)

さて、セルメン以後、長い間、フェイク・ボッサを聴いていなかったオジサンの私の耳を奪ったのが、「ベレーザ/Beleza」であった。ささやくような、くすぐるようなロリータ・ボイス、その容姿とあいまって、オジサンの心をつかんだのは、「Beleza」の歌姫、「ガブリエル・アンダース」。ボサノヴァ、ジャズ、ポップス、サルサ、レゲエ、ファンクなど多くのジャンルをミックス・ブレンドし、彼女独自のボサノヴァ・カラーに染め上げてしまうのが特長である。「フェイク・ボサノヴァ」の正統ともいえる系譜?に属するユニット「ベレーザ」。1997年にインディー・レーベルからリリースされ、大ヒット・アルバムとなったが、長らく廃盤だった「ジョビン・トリビュート・アルバム」は、ジョビン誕生80周年の去年、待望の再リリースがされた。タイトルはジョビンへのトリビュートだが、ジョビン以外の作品、「シンディー・ローパー」の「Time After Time」や、「This Masquerade」、「Besame Mucho」など有名曲を収録、これぞフェイク・ボッサのヒット・アルバム。

ジョビンに捧ぐ

ベレーザ / アルファレコード



ファンタジア

ベレーザ / アルファレコード



ボッサ・ユニット「Beleza」の歌姫、アルゼンチン出身の美しきシンガー、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」。「ベレーザ」で耳を奪われた私は、今度は眼を奪われてしまった。最初の彼女のソロ・アルバム「Waiting」は、楚々とした全身の遠景のショットが気に入り、思わずジャケ買い、秘密の花園入り。2枚目は美形の顔のアップ、猫科の動物を思わせるような目に魅かれて、これもジャケ買い、またも秘密の花園入り。そして3枚目も成熟した女性の色気に魅かれて、またもやジャケ買い。3枚もジャケ買いしたのは彼女くらいである。

ウォンティング

ガブリエラ・アンダース / ダブリューイーエー・ジャパン



Last Tango in Rio

Gabriela AndersNarada



ボッサ・ベレーザ

ガブリエラ・アンダース / ビクターエンタテインメント




ともあれ、短いですが「ガブリエラ・アンダース」の美形振りとロリータ・ボイスをご賞味ください。
 



ガブリエラと同時期、病み付きになりそうな独特のロリータ・ボイスと楚々とした美形に、またもや魅かれてしまったのが、北欧・ストックホルムの妖精「リサ・エクダール/Lisa Ekdahl」。JAZZボーカルといっていいのかどうかよく分からないが、アルバムの中で、ボサノバ・アレンジのスタンダードをいくつか歌っている。

Back to Earth
Lisa Ekdahl Peter Nordahl Trio / RCA
ISBN : B00000IFUZ
スコア選択:

アルバム・タイトルの原題は「Sings Salvadore Poe」。旦那でもある「サルヴァドール・ポー」の詩を彼のギターで歌う、ボサノヴァ・テイストの心地よい一枚。

デイブレイク

リサ・エクダール / BMGインターナショナル



上のアルバムから、 「Lisa Ekdahl 」の歌う、まったりボッサ「Only You」。 なお、画面の女性はリサではありませんので ・・・。




さて、オーストラリア出身の女性ヴォーカリスト、「ポーラ・テリー」をリード・ボーカルに迎え、多国籍メンバーで結成された、アメリカ西海岸発のボサノバ・ユニット「SONIA」は、奥さんのお気に入りです。ボサノバはやっぱり心地よいリズムだそうで、「SONIA/ウィスパーズ・ザ・ファイネスト・ソングス・オン・ボサノヴァ(ザ・ベスト・オブ・ソニア)」、「ソニア・シングス・スタンダーズ」などをよく聴いてますね。


ウィスパーズ・ザ・ファイネスト・ソングス・オン・ボサノヴァ(ザ・ベスト・オブ・ソニア)
ソニア / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B0006B9YQE
スコア選択:

ソニア・シングス・スタンダーズ

ソニア / コロムビアミュージックエンタテインメント




コンピレーション・アルバムですが、奥さんお気に入りのアルバムをもう一つ。「ミルク・ボッサ」。「ドント・ノー・ホワイ」、「バードランドの子守歌」、「素顔のままで」、「君の友だち」とくれば、これはもう極めつけのフェイク・ボッサ・コンピ・アルバムである。そして、このアルバムは、ボサノバの創始者の一人でもある「ロベルト・メスカネル」と娘のマルセラ、そして彼のレコード・レーベルのミュージシャンたちによって作られた。「ベレーザ」や「ソニア」などのような、西海岸発の洗練されたお洒落なボッサとちがって、ブラジル録音の、かってのボサノバらしい本物のボサノバの雰囲気を感じさせるフェイク・ボッサ・アルバムです。分かってます、ちょっと変な表現ですね・・・。

ミルク・ボッサ
オムニバス / フレイヴァー・オブ・サウンド
ISBN : B000GLL2MI
スコア選択:

少しマニアックですが、一時期話題になり、最近はその名を聴かなくなった「木村恵子」と「窪田晴男」のユニット「ケルカン」をフェイク・ボッサ・ユニットの日本代表としてあげておきましょうか。もちろん「小野リサ」は十分フェイク・ボッサ・アーティストです。

チ・ケーロ!チ・ケーロ!

ケルカン / コロムビアミュージックエンタテインメント



「ケルカン」の歌うせつないボッサは、映画音楽「シェルブールの雨傘」「ひまわり」を ・・・。 (埋め込みに対応してませんのでクリックしてごらんください。)


お隣の韓国からは、「WINTERPLAY/Songs Of Colored Love」。「クール・ビューティ、ヘウォンの透き通る歌声が、心地よい風を運んでくる・・・。この「WINTERPLAY/ウインタープレイ」、実は韓国JAZZチャート第一位にランキングされた韓国発の人気ジャージー・ポップ・ユニットで、これは日本デビュー・アルバムである。透明感に溢れる美声を持つ歌姫、「ヘウォン」とプロデュース/ソング・ライティングも手掛けるトランぺッター、「ジュハン・リー」による韓国人デュオ・グループ。ミディアム・テンポのボサノバのリズムにのって流れてくる「ソングス・オブ・カラード・ラヴ」は、日本のJAZZデュオ、「Ego-Wrappin' (エゴ・ラッピン)」の「色彩のブルース」のカバー。

ソングス・オブ・カラード・ラヴ

WINTERPLAY / ユニバーサル ミュージック クラシック



「WINTERPLAY」の歌姫「ヘウォン」の歌う「ソングス・オブ・カラード・ラヴ ~色彩のブルース~」。 (埋め込みに対応してませんのでクリックしてごらんください。)


最後に、南米へ戻り、最近お気に入りのアルゼンチン女性歌手のフェイク・ボッサ・アルバムをあげておきましょう。アルゼンチンの大草原パンパを吹きわたってきた爽やかな風のような、「リヒア・ピロ/Ligia Piro」。1971年生まれで、もうデビュー後10年の中堅といってもいいブエノス・アイレス出身の美形女性ジャズ&ボサノヴァ・シンガーである。アルバムは「ソー・イン・ラブ~ジャズ・アンド・スタンダーズ」で、原タイトルは「Trece Canciones De Amor(13曲のラブソング)」。タイトルどおり、「コール・ポーター」、「アーヴィング・バーリン」、「ビル・エバンス」などのスタンダードから、「ビートルズ」、「レオン・ラッセル」、「エリック・クラプトン」のナンバーまで幅広いジャンルのラブ・ソングをシンプルなギターとのデュオによる甘くさわやかに歌う。

ソー・イン・ラブ~ジャズ・アンド・スタンダーズ

リヒア・ピロ / インディーズ・メーカー



「Ligia Piro」が「Ricardo Lew」のギターでうたう「So in love / Mais que nada」のメドレーをどうぞ。




さあ、ボサノバの魅力と懐の広さと、「フェイク・ボッサこそが、ワールド・ボッサである」ということが、実感していただけたでしょうか?

寄せ集めの知識と私の数少ないCDコレクションや音楽体験から、駆け足で辿ってきたボサノバ・ワールドの俯瞰ですが、まだ私が知らないアーティストやアルバムが山のようにあると思います。読者の皆さんで、紹介したいアーティストなどあれば、ぜひ教えてください。

さて、このシリーズを続けている間に、季節は一気に春へ ・・・・ 。ボサノバが似合う季節の始まりへ。

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                  万博公園・梅林の見事な枝垂れ梅
by knakano0311 | 2010-03-06 10:18 | サウダージ | Trackback | Comments(0)

ボサノバはお好き?(5) ~ フェイク・ボッサこそワールド・ボッサ ~

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この地上で樹が切り倒されるごとに、その樹はきっと別の場所で、
どこか他の世界で再び成長するのだと、私は信じている。
だから、死んだら、
私はそこへ行きたい。
森たちが平和に暮せるその場所へ。
     アントニオ・カルロス・ジョビン
(青土社刊;アントニオ・カルロス・ジョビン~ボサノヴァを創った男 より)



わたしが勝手に分類したボサノバの4つのカテゴリー、最後は、「フェイク・ボッサ/Fake Bossa」です。聴きなれない言葉かもしれませんが、「fake」とは、「偽の、偽造の、でたらめな、いんちきの」というような意味です。ちゃんとした定義は分かりませんが、ブラジルで生まれた正統派のボサノバ、クラシック・ボッサ以外の音楽、スタンダードJAZZ、シャンソン、POPS、歌謡曲・・・などをボサノバ・アレンジで演奏された音楽の総称を言うようです。従って、大変範囲も広く、懐も深く、カフェ・ブーム以降、ボサノバ人気が続いているといわれますが、巷に流れるボサノバやヒットしたアルバムの殆どが、そしてJAZZボッサもフレンチ・ボッサまでもが、この範疇に入ってしまいますが、JAZZプレーヤーやフランス人アーティストの演奏するボサノバは、どうも特別に分けているようです。

この「フェイク・ボッサ」、その歴史は古く、ボサノバが世界に広まった60年代に起源があると私は考えていて、そしてその元祖は、当時一世を風靡した「セルジオ・メンデスとブラジル’66」だろうと思っています。
「セルジオ・メンデスとブラジル’66/SERGIO MENDES & BRASL'66」。1966年に発表したデビュー・アルバム「マシュ・ケ・ナダ~セルジオ・メンデスとブラジル’66/HERB ALPERT PRESENTS SERGIO MENDES & BRASIL'66」は全世界に衝撃を与えた。

「セルジオ・メンデス/Sérgio Santos Mendes(1941年2月11日 - )」はもともとジャズピアニストであり、「ブラジル’66」結成以前は、「ワンダ・ジ・サー」をリード・ボーカルにした「ブラジル’65」というグループを率いて、従来からの素朴なボサノバを演奏していた。こんな経歴の持ち主であるセルジオが1966年、「ブラジル’66」と言うグループを結成、大変身をし、デビュー・アルバムに収められた「マシュ・ケ・ナダ/Mas Que Nada」が世界的に大ヒットした。まさに天才的ヒラメキのアレンジで世界中にその名を知らしめたのである。このアルバムに収められた10曲のうち、「ビートルズ」の「デイ・トリッパー/DAYTRIPPER」など4曲が ボサノバ・テイストのポップスであり、原曲よりビートを利かせ歯切れよく、二人の女性ボーカルがクールに歌うという「セルジオ・メンデス」独特のフェイク・ボッサ・スタイルがここから始まったのだ。

マシュ・ケ・ナーダ

セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / ユニバーサル ミュージック クラシック

 

その後も第2集、「分岐点/EQUINOX」(1967)では、JAZZスタンダードの「ナイト・アンド・デイ/NIGHT AND DAY」を、初めてオーケストラの入った第3集、「ルック・アラウンド/LOOK AROUND」(1968)では、バカラックの「恋のおもかげ/THE LOOK OF LOVE」など3曲、1969年の第4集、「フール・オン・ザ・ヒル/Fool On The Hill」では、タイトル曲に加え、「スカボロー・フェア/SCARBOROUGH FAIR」など3曲が収録されている。 ビートルズの「フール・オン・ザ・ヒル」や「デイ・トリッパー」といった曲をボサノヴァ風にアレンジしたカバーなど、欧米の音楽市場にとって親しみやすいボサノヴァをつくり、世界中での支持につながった。このことからも「セルジオ・メンデス」が、「フェイク・ボッサ」の元祖と考えていいと思う。ブラジル生まれというところが面白いが、故国の音楽ボサノバを知り尽くしていたからこそかもしれない。

その後、40年以上に長きにわたり、ブラジル音楽のトップに君臨する「セルジオ・メンデス」ですが、69歳の現在も活動は衰えない様で、2008年のボサ・ノヴァ誕生50周年には、ニュー・アルバム「モーニング・イン・リオ」をリリースしている。リード・トラックは、かって「マシュ・ケ・ナーダ」と並んで大ヒットした「ルック・オブ・ラヴ」。世界中から色々なミュージシャンが参加しているが、日本からは「DREAMS COME TRUE」が参加。彼らが参加した「ルガール・コムン」は、ポルトガル語コーラスとのかけあいで、「吉田美和」の日本語ヴォーカルがとても印象的。

モーニング・イン・リオ(期間限定特別価格)

セルジオ・メンデス / UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)



それでは、なんといっても一世を風靡した「マシュ・ケ・ナダ」の演奏を ・・・。




「セルジオ・メンデスとブラジル’66」がPOPS的にアプローチしたのに対し、同時期JAZZ的にアプローチしたのは、「ゲイリー・マクファーランド/Gary Mcfarland」であった。私は彼も「フェイク・ボッサ」の元祖の一人だと考えている。「ゲイリー・マクファーランド」といえば、かって「渡辺貞夫」がバークリー音楽院を卒業後、所属していたのが、彼のバンドであり、ここでナベサダはボサノバと出会ったのだ。ジャズ・ヴィブラフォン/マリンバ奏者で、作編曲家でもあるゲイリーは、ブラジル’66デビューのすでに一年前、1965年3月に「ソフト・サンバ/Soft Samba」というアルバムをリリースしている。後の「スムース・ジャズ」を暗示させるような秀逸のタイトルもさることながら、収録されている曲とアレンジが極めて斬新であった。「シー・ラヴズ・ユー」、「ハード・デイズ・ナイト」、「アンド・アイ・ラヴ・ハー」、「抱きしめたい」と、当時絶頂期の「ビートルズ」の曲が4曲、映画音楽「ロシアより愛をこめて(007危機一発)」 、「モア(世界残酷物語)」、スタンダード 曲「グッド・ライフ」、シャンソン「ラ・ヴィ・アン・ローズ(バラ色の人生)」といった選曲とJAZZ風の洒落たボサノバ・アレンジ。なんと、45年も前のことなのである。

ソフト・サンバ

ゲイリー・マクファーランド / ユニバーサル ミュージック クラシック



そのアルバムから「A Hard Days Night」を ・・・・。




多くの大ヒット曲を持つ世界的なアイドルだったためだけでなく、その音楽性が極めて優れていたため、フェイク・ボッサの初期からビートルズの曲の採用が多いようです。その傾向は今でも変わらず、多くのビートルズ・フェイク・ボッサ・アルバムが作られています。そのなかの私のお気に入りの一つを紹介しましょう。ムタンチスのリード・ヴォーカルであり、ブラジル・ロック界のカリスマ、「リタ・リー/Rita Lee」の「ボッサン・ビートルズ/Bossa'n Beatles」。「A Hard Day's Night」、「Michelle」、「I Want To Hold Your Hand」などおなじみのビートルズ曲が軽快なBOSSAのノリで歌われる。何故か数曲がポルトガル語なのもご愛嬌。

ボッサン・ビートルズ
リタ・リー / ワードレコーズ
ISBN : B0007WADLW


「リタ・リー/Rita Lee」が歌う「ミシェル/Michelle」。




「ビートルズ」だけではなく、色々のミュージシャンのヒット曲もボサノバ化されています。あの「ローリング・ストーンズ」、「ボブ・マーレー」、「マイケル・ジャクソン」なども・・・。手当たり次第といっては失礼かな。まあ、ストーンズも「毒気」はすっかり抜けて、甘くかったるくなってしまっていますが。なに、本当は「ジャケ買い」だろうって?

Bossa n' Stones, Vol. 2
Various Artists / / Music Brokers
スコア選択:




(次回に続く)
by knakano0311 | 2010-03-05 09:16 | サウダージ | Trackback | Comments(0)