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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:マイルス・デイヴィス/枯葉 ( 2 ) タグの人気記事

秋刀魚が出ると按摩が引っこむ

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「秋刀魚(さんま)が出ると按摩(あんま)が引っ込む」 
 
我が家の食卓にもよくあがる「秋刀魚」。 秋刀魚にまつわる諺(ことわざ)、格言である。秋刀魚は旬である秋に、脂がのっておいしくなり、しかも安く手に入るので、昔から庶民の間でよく食べられた。そして、秋刀魚には栄養が豊富に含まれているので、食べた人々は元気になり、按摩(あんま)に行かなくなるほどだったという。 そんな意味のダジャレ諺。近年、秋刀魚が不漁とかで、値段の高騰などがNEWSになるが、家族の健康を願って今宵の食卓に秋刀魚があがる。

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さて、春夏秋冬、それぞれをテーマにに四季のアルバムをリリースしている女性シンガーといえば、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」。ウッド・ベースを抱えながら、ブロンドの長い髪をなびかせて、スタンド・マイクでジャズを歌う、オーストラリア出身の美人女性ジャズ・ベーシストである。そんな彼女の秋アルバムが、「枯葉」。誰でも知っている「秋」にちなんだスタンダードを、ロマンティックに、そしてセンチメンタルを込めて歌う。

枯葉

ニッキ・パロット / ヴィーナスレコード



幼少より音楽に親しんだニッキは、15歳の時にはもうベースを手にし、やがてシドニーの音楽院でジャズを学んだ後CDデビュー。1994年に渡米し、N.Y.の有名なジャズ・クラブ、「イリディウム/the Iridium Jazz Club」で、「レス・ポール・トリオ/Les Paul Trio」のベーシストを務めるなど、ウッド・ベースを弾きながら艶やかにシルキー・ヴォイスで歌うスタイルで、注目されたという。

「イリディウム」でのアメリカでの活躍のきっかけとなった古巣、「レス・ポール・トリオ」とのライブから「枯葉」。

「Les Paul's Trio featuring Nicki Parrott - Autumn Leaves」

          

もともと「枯葉」は、1945年に「ジョゼフ・コズマ/Joseph Kosma」が作曲し、後に「ジャック・プレヴェール/Jacques Prévert」が詞を付けたシャンソンの名曲。それを、シャンソン界のスタンダード曲にしたのは、「ジュリエット・グレコ/Juliette Gréco」。さらに、それをジャズのスタンダードにしたのは、1949年、当時パリに滞在していて、グレコとつかの間の激しい恋に落ちた、かの「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」である。その辺の事情は、拙ブログ、「私の秋も深まっていく」「もしもピアノが弾けたなら(18) ~パリ・もう一つのJAZZ史の街~」を参照していただきたい。もう一つのJAZZ史 ・・・。

マイルスは、アルバム「Somethin' Else」(1958年)で、あのジャズでもスタンダードとなる名演奏「Autumn Leaves」を吹き込む。

Somethin' Else

Cannonball Adderley / Blue Note



「Cannonball Adderley - Autumn Leaves」

          
by knakano0311 | 2015-10-02 09:44 | 我が家の歳時記 | Trackback | Comments(0)

私の秋も深まっていく

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台風一過。朝晩の気温が急激に下がってきた。我が家でもあわてて、つい1週間前は使っていた扇風機を仕舞い、入れ替わってガス・ストーブを引きずり出す始末。こんなに急に冷暖房器具を入れ替えたことは記憶にない。

そして、遊びの山でも急激に秋が深まっている。櫻などは、自衛のためだろうか、紅葉する間もなく散ってしまうのではないだろうか。そんな気配の中、「コブシ(辛夷)」の実が、あざやかな紅色に染まってきた。早春に他の木々に先駆けて、白い花を梢いっぱいに咲かせた「コブシ」である。別名「田打ち桜」。

その果実は「さや」に入った集合果であり、そのデコボコの形状が、子どもの拳に似ているところから、「コブシ」の名前がついたといわれている。それならば、本来は「拳」の漢字を当てるべきであるが、なぜか「モクレン(木蓮)」の中国名である「辛夷」の漢字で表記されている。

さや状の実の一つ一つのこぶの中に一つずつ種が入って、やがて果皮が割れると、オレンジ色の種が出てくる。これも鮮やかな変身というか、色の変化である。

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10月に入ってから、遊びの山では、小学校の3,4年生を対象とした秋の「自然体験学習」が始まっている。その度にサポートの駆り出されるのであるが、そのウォーク・ラリーの問題に、「この樹を探して名前を書きなさい」などという問題を出している手前もあって、「コブシ」は秋になるといつも注目している木でもある。「木工細工教室」、幼稚園児との「どんぐり笛づくり」、「里山祭り」への参加 ・・・など、秋の行事が目白押し。そんな子供たちのお世話もしながら、今年も私の秋が深まっていく。 

秋のジャズの定番といえば、「枯葉/Autumn Leaves(フランス語原題:Les Feuilles mortes:直訳;死んだ葉っぱ)」でしょうか。1945年に「ジョゼフ・コズマ/Joseph Kosma」が作曲し、後に「ジャック・プレヴェール/Jacques Prévert」が詞を付けた、シャンソンのナンバーである。

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1946年に製作された「天井桟敷の人々」(1944)で知られる「マルセル・カルネ/Marcel Carné」監督の映画、「夜の門/Les Portes de la Nuit」で挿入歌として、「イヴ・モンタン/Yves Montandによって劇中で歌われたのが最初であったが、ヒットしなかった。しかし、これに続いて当時人気があった知性派の女性シャンソン歌手「ジュリエット・グレコ/Juliette Gréco」が歌ったことで「枯葉」は世に認知されるようになり、1940年代末から1950年代にかけ広まって、シャンソン界のスタンダード曲となったという。

この「ジュリエット・グレコ」と恋に落ちたのが、1949年当時、パリに滞在していたジャズの帝王、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」であった。そしてのちに、マイルスは、アルバム「Somethin' Else」で、あのジャズでもスタンダードとなる名演奏「Autumn Leaves」を吹き込む。その辺のいきさつについては拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(18)~パリ・もう一つのJAZZ史の街~」を参照ください

Somethin' Else

Cannonball Adderley / Blue Note



「ジャズ名盤 ×××」などの本には必ず登場する名盤から、その名演奏、「枯葉」を ・・・。パーソネルは、「キャノンボール・アダレイ/Cannonball Adderley(Alto Saxophone)」、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis(Trumpet)、「アート・ブレイキー/Art Blakey(Drums)」、「サム・ジョーンズ/Sam Jones(Double Bass)」、「ハンク・ジョーンズHank Jones(Piano)」。

「Cannonball Adderley feat. Miles Davis - Autumn Leaves (1958)」
 
          

「枯葉」の英語詞を作詞したのは、「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」とのコンビで「ムーン・リバー」、「酒とバラの日々」の作詞も手がけた、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」である。そして、最初にこの英語詞を歌ったのは、1950年の「ビング・クロスビー/Bing Crosby」であったという。それ以後、この曲はアメリカのポピュラー音楽界におけるスタンダード・ナンバーとして広く歌われるようになり、不動の地位を築いたと言えよう。
 
私の「枯葉定番女性ボーカル」は、二人。もうこのブログでも何回か取り上げていますが ・・・。いずれも深く心に刻まれた歌唱である。

まず、早逝のソング・バード、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。1996年1月にワシントンDCのジャズクラブ、「ブルーズ・アレイ/Blues Alley」で行われた唯一のライブ・アルバムから。このライブのあった年の暮れに、エヴァは癌で帰らぬ人となった。

Live at Blues Alley

Eva Cassidy Eva Music



「Eva Cassidy - Autumn Leaves」
 
          

そして、アジアの癒し姫の一人、「ジャシンサ/Jacintha」。「ジョニー・マーサー」へのオマージュ・アルバムから。「Somethin' Else」を意識したようなアレンジも興味深い。

Autumn Leaves: The Songs of Johnny Mercer

Jacintha Groove Note



「Jacintha - Autumn Leaves」
 
          
 



 
by knakano0311 | 2013-10-22 00:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)