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大屋地爵士のJAZZYな生活

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小雨のヨットハーバーで盛り上がる

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朝からどんよりと暗い空、そして小雨が振り出したが、いそいそと出かける。前の会社では、と言っても相当昔、若いころの話であるが、ヨット部に所属し、毎年初夏から秋にかけては、休みはいつもヨットの練習に明け暮れていた。そんなことを、何回かこのブログでも書いたことがある。(参照拙ブログ「仲間、再会、別れ ・・・」「風良し、波良し、天気良し」「夏の気配  ~潮風の記憶~」など) そんなヨット部が今年で創部50周年を迎え、それを記念して現役ヨットマン、OBヨットマン/現役社員、OBヨットマン/OB社員で交流会をしようということで、現在の艇庫がある「新西宮ヨットハーバー」に集合した。創部は昭和38年(1963年)、何人かのヨット経験者によって創部された。もちろんその先輩たちはまだお元気である。私が当時の同僚に誘われて入部したのが、1970年か71年であったと思う。ほかに楽しみもなく、近くではあるが、今とは違った場所にあった西宮浜に毎週通ったものである。その時の仲間たちとの交流が今でも続いているのである。

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天気が良ければ、クルーザーで海に出るはずであったが、あいにくの雨に加えて、寒冷前線の通過に伴う相当の風。陸に上がってもうすっかり足元もおぼつかなくなっている爺さん達を乗せては危険という当然の判断で、停泊中の見学と記念写真のみとなり、早々のBBQパーティとなった。時間を忘れるほどの大盛り上がり、初めて会った後輩もヨット仲間なら百年の知己のように話も弾む。そして聞けば、やはりこのご時世、ご多分に漏れず、クルーザーの繋留料、艇庫の賃料など経費の負担が企業内スポーツの継続には重くのしかかってきているが、どうにか会社の理解もあって、かろうじて継続できているという。ここまで50年続けてきたのだ。何とか継続をとエールを送りつつ、夕暮れ近づくハーバーを後にした。

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さあ、古き良き仲間たちに会えたので、今宵はあの若かりし頃を思い出しながら、ブルーノートの復刻盤から聴いてみましょうか。「グラント・グリーン/Grant Green」。1960年代を代表するギタリストといえば、一人は言わずと知れた「ウェス・モンゴメリー/Wes Montgomery」、そしてもう一歩の旗頭が、「グラント・グリーン」であった。当時のジャズ喫茶でも、ウェス派とグラント派がはっきり分かれ人気を二分していたように思う。奏法でも「ウェス・モンゴメリー」が、コード・ソロ、オクターヴ奏法を多用したのと対照的に、シングル・ノート(単音)のメロディを主体にプレイした。

「グラント・グリーン」。1935年、ミズーリ州セントルイス生まれ。デビューのきっかけは、「ジミー・スミス/Jimmy Smith」とのセッションだったという。オーソドックスなビ・バップから、モード・ジャズ、そしてジャズ・ファンクに至るまで、さまざまなジャンルで活躍したため、グリーンはモダン・ジャズ・ファンだけにとどまらず幅広い支持を獲得した。しかし、残念ながら1979年に47才という若さで亡くなっている。

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私が学生時代はモダン・ジャズの全盛期、よくジャズ喫茶に通っていた。そこでよく流れていたグリーンのアルバムが、「アイドル・モーメンツ/Idle Moments」(Blue Note, 1963)。なんといっても、このタイトル曲に、皆痺れていたものである。「デューク・ピアソン/Duke Pearson」のピアノに始まり、「グラント・グリーン」のギターと「Bobby Hutcherson/ボビー・ハッチャーソン」のヴィブラフォンがテーマを奏でる。このメロディラインが実にうっとりするほど魅惑的なのだ。そしてアドリブが、ギター、ピアノに続いて、柔らかく優しい「ジョー・ヘンダーソン/Joe Henderson」のテナー。さらにクールで緊張感を高める「ボビー・ハッチャーソン」のヴァイヴへと続く。この1曲だけで十分堪能といえるアルバムである。

Idle Moments

Grant Green / Blue Note Records



パーソネルは、「グラント・グリーン/Grant Green (g)」、「ジョー・ヘンダーソン/Joe Henderson (ts)」、「ボビー・ハッチャーソン/Bobby Hutcherson (vib)」、「デューク・ピアソン/Duke Pearson (p)」、「ボブ・クランショウ/Bob Cranshaw (b)」、「アル・ヘアウッド/Al Harewood (ds)」。

フル・アルバムがYOUTUBEにアップされているが、「Idle Moments」1曲で十分堪能 ・・・。

「Idle Moments - Grant Green」
 
          
 



 
 
by knakano0311 | 2013-11-12 23:15 | 我が青春のジャズ・グラフィティ | Trackback | Comments(0)

人はそれぞれに ・・・

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昨夜は年に一度、定年まで勤めた会社のあるOB忘年会。その他のOB会のお誘いは全部お断りしているが、これだけは息子の結婚式と重なったとき以外は、毎年出席している。OB会と言っても、仕事繋がりではなく、その会社の実業団のヨット部のOB会である。そんな訳でこの会は、体育会系のノリ、滅法明るく、前向きで面白いから、いつも出席すると決めている。

場所は「キタ」、梅田である。夜の梅田は1年ぶり。雨だったので、地下街から行こうと地下へと潜る。かっては昼間は全く駄目であったが、この界隈の地上も地下も含め、夜の地理には滅法明るく、手に取るようにわかっていたはず。そのつもりで人ごみの中にまぎれたものの、もう全くお手上げ。クリスマス前の金曜日である。人の流れに圧倒され、人ごみの中で老眼の目を瞠り、案内表示板を頼りに目的地へと向かったが、まるですっかり変わってしまっていて、迷路のように感じる。普通ならば、阪急梅田駅から10分程度でつくはずだが、20分以上かけて、宴会の店にどうにかたどり着いた。他のみんなも同じようなものだったらしく、ひとしきりそれが話題に。

新装なって、リニューアル・オープンした阪急百貨店。恒例のショー・ウインドウのクリスマス・デコレーションはいつものようにアイデア一杯で目を楽しませてくれた。   

さてOB会。出席者10数名。それぞれに今年のトピックスを語るのだが、なんと半数は病の話であった。海外旅行先でろっ骨を折り、肺に突き刺さって手術を受け、1週間の旅行予定が1ケ月半にもなった奴。癌の告知を受けたが、早期発見で事なきを得た奴 ・・・、様々である。残りの半数は、第2の人生を楽しんでいる話である。奥さんに先立たれたが、奥さん愛用のピアノを弾こうと思って、ピアノを習い出した奴。これはいい話ではないか。つい最近まで中国で日系の会社で中国人の技術指導にあたっていた男の語る最近の中国事情。NPOで竹林の手入に精を出す奴。なぜか日本ミツバチに憑りつかれ、養蜂をはじめた奴。奮起一発、クルーザーを購入し、沖縄などへの遠洋クルージングに明け暮れる奴。かっての仲間の定年後、いや様々である。楽しい時間は瞬く間に過ぎて、9時にはお開き、来年も赤いマフラー着用での再会を約束して別れる。

クリスマス・イヴを迎えたノルウェーの小さな町で起こるさまざまな人間模様を温かい視点で見つめ、温かくてちょっぴり切ないが、人それぞれのクリスマスを描いたノルウェイの映画は、「クリスマスのその夜に」。 

クリスマスのその夜に [DVD]

角川書店



スエーデン美女シンガーシリーズで、「シャネット・リンドストレム/Jeanette Lindstrom」、「リヴ・マリア・ローガン/Live Maria Roggen」、「ラドカ・トネフ/Radka Toneff」と辿って行ったら、出会ったピアニストは「スティーブ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」。彼のHPから見つけた女性ボーカルとのデュエット・アルバムからクリスマスらしい曲をひとつ ・・・。シューベルトの「アヴェ・マリア/ave maria」。私は、このHPでしか聴いたことがありませんが、この「アンナ・クリストファーソン/Anna Christoffersson」との共演盤「Covers」も評価が高いという。

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Covers
Steve Dobrogosz & Anna Christoffersson




「Ave Maria - Anna Christoffersson & Steve Dobrogosz 」

          
 
 
by knakano0311 | 2012-12-23 12:40 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

おやじのモノ語り(10) ~紅いマフラー~

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さて、12月も近くなり、会社のOB会の忘年会やら新年会の案内が届くようになった。何人かの気のあった会社の仲間との交流を除くと、私はこのOB会というのが苦手で、未だに一度も出席をしていないのである。思い過ごしかもしれないが、お互いに現役時代のときの肩書きや関係が透けて見える会であるような気がしてならないのである。過去の肩書きで、気を使うのも、まして使われるのも真っ平ごめんなのである。定年でリセットした時点で、私の会社での資産(正も負も)は、すべて後輩に引き継いできたとおもっている。今は地域活動など新しい世界で、新しい仲間や人の輪を作っていきたいと思っている。その意味でも、もう過去のしがらみや人間関係からはフリーでありたいし、解き放なたれていたいと思うのは、少し子供じみた考えなのだろうか?

ただ一つ、毎年出席を楽しみにしているのは、12月に行われるヨット部のOB会である。ヨットは会社へ入ってから始めたスポーツで、30歳半ばくらいまでは海に出ていたであろうか。企業内のスポーツ部なので、勝つことが至上命令の大学の体育部ほどの厳しさは無かったが、それでも実業団のヨット選手権を目指してずいぶん練習に明け暮れた。この仲間たちが毎年定年を迎えてはOB会へ入ってくるが、還暦の祝いも込めて紅いマフラーを贈ることが慣わしとなっている。沈(ちん)もあった、瀬戸内海クルージングもあった、台風が近づく中を必死で帰港したこともあった、燃料切れで漂流をしかけたことも ・・・・。船を降りてもみんな変わらぬ仲間たち。その仲間がまたひとり、人生の一つの航海を終え、港へと帰ってくる。私は、紅いマフラーをして、いそいそと迎えに出かけるのである。「ようこそホーム・ポートへ」と・・・。


人生を航海になぞらえたような選曲で構成された名盤。「ハービー・ハンコック/処女航海」。

処女航海
ハービー・ハンコック / / 東芝EMI
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「Herbie Hancock - Maiden Voyage」

         

ヴィブラフォン奏者「ジョー・ロック」がリーダーとなり、「素顔のままで」や「やさしく歌って」などのヒット曲を小気味にスイングして聴かせる。タイトル曲「セイリング」にはじまり、「港の灯」で終わる小粋なアルバム。

セイリング
ジョー・ロック&ザ・ニューヨーク・カルテット / / エムアンドアイカンパニー
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by knakano0311 | 2009-11-26 07:52 | 爵士定規 | Trackback | Comments(0)