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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:ロバータ・フラック ( 2 ) タグの人気記事

路傍の花、樹々の鳥(202) ~ 二番桜は彼岸桜 ~

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 ご近所の一番桜は、ウォーキングの道筋の庭先の桜。(参照拙ブログ 「路傍の花、樹々の鳥(199)~ ひとりぼっちで咲く ~」) しかし、私が待ち望んでいたのは、住宅地と量販店が並ぶ国道のすぐ近くにありながら、開発を免れ、そこだけが忘れられたような長閑な里山と畑の脇にひっそりと咲く「ヒガンザクラ(彼岸桜)」。二番桜。この住宅地に暮らしてから20数年になるが、数年前まではその存在に気がつかなかった。樹齢は分からないが、結構大きな木で地主の方に聞いたところ、「彼岸桜」と伝え聞いているという話だった。犬も歩けばなんとやら、うれしい発見もあるもの。

 今宵の曲、「You Make Me Feel Brand New」。「スタイリスティックス/The Stylistics」 の1974年のヒット曲。「誓い」とかいう邦題がついていた。「新しい日々をくれたあなた」とでも訳しておきましょうか。

【 You Make Me Feel Brand New 】  
             by Linda Diane Creed / Thomas Randolph Bell
 
「♪ My love               大好きな貴方
  I'll never find the words, my love   言葉が見つからないわ
  To tell you how I feel, my love    どうやってこの想いを伝えたらいいの
  Mere words could not explain     言葉だけじゃ伝えることができないわ

  Precious love              大切なあなた
  You held my life within your hands   ずっとわたしをその手で包んでくれた
  Created everything I am        わたしが今あるのは
  You taught me how to live again    どう立ち直ったらいいか教えてくれたから

  Only you                あなただけよ
  Cared when I needed a friend      友達が必要な時に支えてくれたのは
  Believed in me through thick and thin  いつも変わらず私を信じてくれたのは
  This song is for you,            この歌をあなたに贈るわ
       filled with gratitude and love   感謝と愛を込めて

  God bless you              どうか神様のご加護がありますように
  You make me feel brand new       新しい人生をくれたあなたに
  For God blessed me with you      私とあなたに神様のご加護がありますように
  And you make me feel brand new     そしてあなたが新しい人生をくれたから
  I sing this song               この歌を歌うわ
    'cause you make me feel brand new  新しい人生をくれたあなたのために

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 今宵は、「ロバータ・フラック/Roberta Flack」で。

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 「ロバータ・フラック」。1937年ノース・カロライナ州出身のシンガーソングライター。もう81歳になるんですね。父はピアニスト、母はオルガニストという音楽一家に育った。15歳のときに黒人学生のピアノ・コンクールで優秀な成績を収め大学に進学、クラシック、声楽を学ぶ。大学を出た後は音楽教師やナイト・クラブでのピアノ演奏をしながらキャリアを積み、1969年にアトランティック・レコードからデビューした。

 1972年に「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」が初監督・主演したサスペンス映画「恐怖のメロディ/原題:Play Misty for Me」に使われた「The First Time Ever I Saw Your Face(愛は面影の中に)」が全米1位の大ヒットを記録し、グラミー賞の最優秀レコード賞を受賞。続く1973年には「Killing Me Softly with His Song(やさしく歌って)」も全米1位の大ヒットを記録。これにより、グラミー賞の最優秀レコード賞、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの三部門で受賞した。1974年、「Feel Like Makin' Love(愛のためいき)」も全米1位を記録。

 アルバムは、「Set the Night to Music 」(1991)から。微かにハスキーさの残る独特の艶と透明感のある繊細な女性ボーカルが堪能できるアルバム。

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ナイト・トゥ・ミュージック/Set the Night to Music
ロバータ・フラック/Roberta Flack
イーストウエスト・ジャパン



「Roberta Flack - YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」

          
by knakano0311 | 2018-03-24 17:49 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

60歳過ぎたら聴きたい歌(53) ~Killing Me Softly With His Song/やさしく歌って~

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『今日来ていた女連れの客もリクエストはまた「Killing Me Softly With His Song」。この歌ばっかりで、もうやんなっちゃう・・・。』なんて台詞を酒場のシンガーがグチる映画があったが、そのくらいアメリカでは、「口説き歌」として男性客の多くがリクエストするくらいポピュラーな、或いは陳腐な、野暮なといってもいいくらいにヒットしてしまった歌がある。その歌は「ロバータ・フラック/Roberta Flack」うたう「やさしく歌って/Killing Me Softly With His Song」である。「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」作詞、「チャールズ・フォックス/Charles Fox」作曲の1973年大ヒットしたポピュラーソング。そういえば、ニューオリンズの酒場でもリクエストがはいっていましたねえ・・・。

もともとは、「ロリ・リーバーマン/Lori Lieberman」という女性シンガーが、当時まだ無名だった「ドン・マクリーン」が歌う「Empty Chairs」という曲を、L.A.のクラブで聴いて気に入り、「Killing Me Softly With His Blues」という詩を書いた。これを元に、作詞家のノーマンと作曲家のチャールズが曲に仕上げたのが「Killing Me ・・・」だという。1972年にリリースされたロリのオリジナルはヒットしなかった。しかし、飛行機の機内BGMとして採用されていたこの曲を、「ロバータ・フラック」が偶然聴いて気に入って歌い、皮肉なことに、彼女のバージョンが大ヒットとなった。リリース後4週間で全米1位、1973年2月24日から5週連続でビルボード誌第1位を達成した。ビルボード誌の1973年年間ランキングでは第8位。これにより、ロバータはグラミー賞で最優秀レコード、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの3部門を受賞した。

ひょっとしたら、この曲、皆さんは「ネスカフェ」のCMソングだと思っているのかもしれない。あの爽やかな感じのCMソングとはかなりちがって、元歌は、内容もかなり哲学的で、すこし官能的な匂いを感じる歌である。この歌を聴いた20代の私は、そのインパクトのあるタイトルに、簡単に参ってしまった。ちょうど私もお年頃、恋や官能への憧れがあった。1973年リリースのこのアルバムは、アフリカ系アメリカ人を感じさせる、こてこてのソウルではなく、ロバータが、情感豊かに歌う軽やかなソウル・アルバム。

やさしく歌って

ロバータ・フラック / Warner Music Japan =music=



「ロバータ・フラック - Killing Me Softly/ やさしく歌って」

          

1970年代、「阿川泰子(1951-)」という美人JAZZ歌手が人気を博していたが、もう一方の対極には、歌い方も阿川とはまったく対照的で、容姿もスレンダーで雰囲気のある、いわゆる「いい女」のJAZZ歌手「笠井紀美子(1945-)」がいた。セミヌードのジャケットなども話題となったが、1979年アメリカへ渡り、日本の女性ボーカルとしては、先駆者的な活躍をした。しかし、その後の消息はいつのまにか途絶えた。その「笠井紀美子」が歌うパワフルで、歯切れの良い「Killing Me ・・・」は、1984年リリース「Love Talk」に収録、その後ベスト・アルバムとして1993年にリリースされたアルバム「AS~SBM ベスト・セレクション」に収録されている。

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アズ‾SBM ベスト・セレクション

笠井紀美子 / ソニーレコード



「笠井紀美子 - やさしく歌って」



【 Killing Me Softly With His Song 】  作詞;Norman Gimbel 作曲;Charles Fox

「♪ Strumming my pain with his fingers    彼の指で私の傷みを奏でて
   Singing my life with his words        彼の言葉で私の人生を歌って
   Killing me softly with his song        彼の歌で私をやさしく殺してほしい
   Killing me softly with his song        彼の歌で私の息の根を止めてほしい
   Telling my whole life with his words   彼の言葉で私の人生のすべてを語って
   Killing me softly with his song        彼の歌で私をやさしく殺して

   I heard he sang a good song,        彼は素敵な歌を歌うって聞いたの
   I heard he had a style             彼には独自のスタイルがあるって
   And so I came to see him,           だから私はやってきたの
   to listen for a while                彼の歌に聴き入るために
   And there he was, this young boy,     私の目に映った少年のような彼は
   a stranger to my eyes              まるでストレンジャーのような人だった

  *Strumming my pain with his fingers     彼の指で私の傷みを奏でて
   Singing my life with his words         彼の言葉で私の人生を歌って
   Killing me softly with his song         彼の歌で私をやさしく殺してほしい
   Killing me softly with his song         彼の歌で私の息の根を止めてほしい
   Telling my whole life with his words    彼の言葉で私の人生のすべてを語って
   Killing me softly with his song         彼の歌で私をやさしく殺して

   I felt all flushed with fever,           私は全身がまっ赤くなるのを感じた     
   embarassed by the crowd           周りの人にずかしいほど
   I felt he'd found my letters           私からの手紙を彼が見つけて
   and read each one out loud          それを大声で読んでいる様に思えたから
   I prayed that he would finish,         「はやく読み終えて」と祈ったけれど
   but he just kept right on             彼は読み続けたの

* くりかえし

   He sang as if he knew me           彼は、歌った、暗い絶望に沈んでいた
   in all my dark despair              私のことを知っているかのように
   And then he looked right through me  そして私のほうをまっすぐ見つめた
   as if I wasn't there                まるで私がそこに存在しないかのように
   But he was there, this stranger,      しかし彼は歌い続けていた 
   singing clear and loud              力強く澄みきった声で

* くりかえし                                      ♪ 」



確か、ニューオリンズのバーボン・ストリートにあった、少し過激な女性のランジェリー専門店、看板には店名が、「Killing Me Softly With Your xxxx」と書いてあった。(注;xxxxのところは各自ご想像ください。) それを見た私は、おもわず大笑いをしてしまったのだ。
それ以来、そのことが頭に残り、私はいまだに、この歌を「口説き歌」として、リクエストする機会を持ちえていません・・・。
by knakano0311 | 2010-01-25 09:24 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback | Comments(0)