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大屋地爵士のJAZZYな生活

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奇跡のシンガー・ソングライター

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(写真はMelody Gardot HPより)

何ヶ月か前のことであるが、CDショップでたまたま目についた「静寂に情熱を奏でる、奇跡のシンガー・ソングライター」というコピーに惹かれてCDを試聴してみて驚いた。JAZZYでブルージー、アコースティックでノスタルジック。あの「ノラ・ジョーンズ」や「マデリン・ペルー」を初めて聞いたときの印象に極めて近いものを感じたのだ。新人歌手の名は「Melody Gardot/メロディ・ガルドー」。アルバムは「Worrisome Heart/夜と朝の間で」。

フィラデルフィア出身、現在23歳のシンガー・ソングライター。16歳の頃、ピアノ・バーでアルバイトとして歌い始める。19歳の時、自転車で帰宅途中ジープに跳ねられ、背骨を含む数箇所の複雑骨折、神経、頭も怪我をするなどの瀕死の重傷を負い、一年間寝たきりの生活を余儀なくされる。リハビリとして医者に音楽セラピーを勧められ、曲を書き始める。病室でみずから録音した6曲入りのEP『SOME LESSONS:The Bedroom Sessions』を2005年に発表。これが話題を呼び、2006年にアルバムをインディーズからリリースしたが、その後ユニバーサルと契約し、「Worrisome Heart」が世界デビュー・アルバムとして2008年8月にリリースされた。

「Worrisome Heart(くよくよする心)/(邦題)夜と朝の間で」。スタンダート・ナンバーのカバーではなく、全編彼女のオリジナル曲で、全10曲、35分程度でちょっと短めだけど、 輸入盤¥1,140 は安い!歌詞を楽しみたい方は国内盤(1600円)がお薦め。
冒頭のブルース、タイトル曲「Worrisome Heart」から惹き込まれてしまう。ゆったりとした、ややけだるい空気の中に感じられる熱いハートと説得力。ハスキーだけどしっとりしたセクシーな歌声。20代の前半の若さながら、欝っぽい暗さだけど色っぽい成熟した女を感じる。「Quiet Fire」。このアルバム全編の印象を表すようなタイトルの曲。そして「Love Me Like A River Does」の切ない歌唱に聴き入ってしまった。

ビジネス・ウィーク誌は評していわく、
「トム・ウェイツの詩に出会ったビリー・ホリディ・・・、或いはニーナ・シモン、初期のリッキー・リー・ジョーンズ、コール・ポーターの洗練さすら思い起こさせる・・・。」

Worrisome Heart

Melody Gardot / Verve



「Melody Gardot - Love Me Like a River Does」

          

第2作目アルバムの「My One and Only Thrill」(輸入盤)は、すでに発売されているが、『マイ・オンリー・スリル』(国内盤)は4月8日にリリースされる予定。その最新作では,ストリングス・オーケストラをバックにガルドーのソングライターとしての音楽性が浮き彫りになっている。プロデューサーにラリー・クライン,アレンジャーにビンス・メンドーサを迎え,一作目と相通ずる繊細さと深みを持つガルドーの音楽の魅力が、ここでも一層鮮やかな輝きを放つ。デビュー作よりやや明るくリズミカルなアルバムとなっているが、ここでも全編オリジナルの中にあって、ただ一曲ラストのスタンダード「虹の彼方へ」は、明るい希望を感じさせる佳唱。

My One and Only Thrill

Melody Gardot / UCJ



「Melody Gardot - My One and Only Thrill」

          

交通事故の後遺症として残った視覚過敏症により、生涯サングラスを手放せなくなったという。アルバム・ジャケットの写真からも、サングラスの奥に、23才の若さながら、背負ってしまったもの重さや人生や人間に対する優しい視線を感じる。
ハスキーで独特のビブラートで優しく包み込むような歌声が魅力で、聴く人の心に深く迫ってくる奇跡のシンガー・ソングライター「メロディ・ガルドー」は、今年最初の収穫・・・。
by knakano0311 | 2009-03-31 13:46 | 音楽のチカラ | Trackback | Comments(0)

わが愛しのロリータ・ボイス ~さようなら、ブロッサム・ディアリー~

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キュートなウィスパリング・ヴォイスで人気のシンガー、ピアニスト、「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」が2月7日にマンハッタンの自宅にて亡くなりました。享年82歳。

かって我が愛しのミューズの一人だった「ブロッサム・ディアリー」。「ジャネット・サイデル」、「ステイシー・ケント」、「ダイアナ・クラール」に続いてのミューズでした。ちなみに5人目は日本人枠と言うことで、暫定的に「伊藤君子」がなっています。しかし、ブロッサムは、お年のためコンテンポラリーな歌手活動をしていないこともあって、「カサンドラ・ウィルソン」に代わってもらった経緯があります。

1926年4月28日ニューヨーク州イースト・ダーハム生まれ。一時フランスに渡り活動、その後の活動は、米国とヨーロッパで行なっており、N.Y.で自らダフォディル・レーベルを設立するなどの意欲的な活動をしたという。

ピアノ弾き語りの女性ボーカルというスタイルの先駆者。そして「風邪をひいたような声」と称された、いまではウィスパリング・ボイス、或いはロリータ・ボイスとよばれる「鼻にかかったような甘い声」の歌唱スタイルの先駆者でもある。こんな声で歌う女の子が近くにいれば、私はたちまち胸キュンになってしまっただろう。ちなみに、「ブロッサム」と言う名前、本名で彼女が生まれたとき、お兄さんが父親のもとへ満開の桃の花を持ってきたことにちなんでなづけられたとか。ちょっといいエピソードですね。

頬杖をつく愛らしい姿が似合う彼女らしいジャケットも小粋な、1958年録音のアルバム。彼女のささやくような胸キュンボイスでうたう歌が粋なジャズを作り上げる。

ワンス・アポン・ア・サマータイム

ブロッサム・ディアリー / ユニバーサル ミュージック クラシック



メガネを掛けたディアリーは小学校の先生のようだが、声は、一聴してすぐ彼女と分かるロリータ・ボイス。ジャズの名門レーベル・ヴァーヴに残した名盤である。

ブロッサム・ディアリー+3

ブロッサム・ディアリー / ユニバーサル ミュージック クラシック



これから、「ブロッサム」を聞いてみようという方には、29曲収録された次のベスト盤がおすすめ。スタンダードのほか、ボサノバなども収録されています。「Yesterday When I Was Young」、「Tea For Two」など胸キュン・ボイスの本領発揮のアルバム。

ブロッサム・ディアリー・フォー・カフェ・アプレミディ

ブロッサム・ディアリー / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Yesterday when i was young - Blossom Dearie」

          

そしてブロッサム同様、ピアノを弾き語り歌う、我がミューズ「ジャネット・サイデル」がブロッサムに捧げたアルバムを献じ、わが永遠の名誉ミューズとしようではないか。
さようなら、ブロッサム・ディアリー・・・・。

ディア・ブロッサム

ジャネット・サイデル / インディペンデントレーベル


by knakano0311 | 2009-02-22 17:55 | 訃報を聞いて | Trackback(1) | Comments(0)

いとしのエリー ~再会の金子晴美~

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かなり前のブログにこんなことを書いた。

20年ほど前、大ファンであった「金子晴美」。最近は名前もアルバムも見ないがどうしたんだろう?それまでの日本のJazzシンガーといえば、巻き舌風で、わざとらしいしゃがれ声でうたうお姉さんたちが多かったが、きちっとボイストレーニングと英語の発音訓練をうけている彼女のデビューには当時ビックリもした。・・・・・・・・  まだまだアルバムがあるのに、タイトルも変わって、2枚しか再発売されていないし、amazonにデーターもない。まだ十分活躍できるし、熟年になってからの成長も見てみたかった。ほんとうに彼女どうしたんだろう?誰か知りませんか?


ところがですよ、私の町で開かれるコンサート「West River Jazz Concert Vol.21」に金子晴美が出演するという。いやびっくりしたのなんのって。いままでの日本人女性ボーカルにはない魅力をもったシンガーとして、その昔ずっとファンであった。 その後、消息を聞かなくなったしまったので前述のようなブログを書いてしまったのだが・・・・・。少し調べてみたら、公式のWEBサイトあるし、ブログもあり、そしてアルバムも発売されていた。

行ってきましたよ、小躍りして。再会の彼女は、20数年前と同じ暖かいクリアな声で、ステージにいた。そして、「いとしのエリー」を歌ってくれた。多分、サザンの曲の優れてJAZZ的な要素を見つけて、JAZZアルバムにした一番最初の歌手だと思う。もちろん、「いとしのエリー」をJAZZアレンジしたことについても・・・。

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「金子晴美」。東京都出身。独協大学ドイツ語科在学中に、ジャズ・ヴォーカルを始める。豊かな英語力と歌唱の美しさをかわれ、1980年4月、ボブ・ドローのプロデュースにより、ファースト・アルバム『アイ・ラヴ・ニューヨーク』を発表、一躍注目を集める。ロン・カーターをはじめニューヨークの一流ジャズメンをバックに抜群のスィングを聴かせ、センセイショナルな成功を納めた・・・・、とプロフィルにはある。


おすすめアルバムの1枚目は、当時は「スペシャル・メニュー」のタイトルでリリースされた、全編「サザン・オールスターズ」のJazzカバーアルバム。これほど桑田の曲がJazzにアレンジするとすばらしいとはと驚いた。あの「いとしのエリー」がJazzアレンジでカバーされた、おそらく最初のアルバム。「レイ・チャールス」がとりあげ、ヒットするのはずっと後のことである。
「ミュージックマン(我らパープー仲間)」、「メモリーズ・オブ・ラブ(YaYaあの時代を忘れない) 」、「ストーリーズ・エンド(別れ話は最後に)」、「ホエン・ユーア・オーヴァー32(恋する女のストーリー)」、「Just A Little Bit」など今聞いてもそのJazzyなセンスと新鮮さには感激する。ジャンルを越えて楽しめる一枚。編曲は日本を代表する故・八木正生。「いとしのエリー」を含む4曲の英語詩は、無類のJAZZファンでイラストレータの和田誠氏によるもの。「SPECIAL MENU~いとしのエリー」は、1983年のリリース。

いとしのエリー
金子晴美 / ユニバーサルクラシック
ISBN : B00005FEJT
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ボサ・ノヴァ、サンバの名曲を集めたCDで、ギター&共同プロデュースにブラジルの名プロデューサーでACジョビンらとともに、ボサノバの創始者でもあるロベルト・メネスカルが参加しているので話題になったアルバムは「TRISTEZA」。
このなかにも、桑田の名曲で、「中村雅俊」が歌い、映画「蒲田行進曲」で、松坂慶子が一人身重な体で雪降るなかを産院に向かう印象的なシーンに流れていた、「恋人も濡れる街角」のボサノバ・バージョンが聴ける。

金子晴美/TRISTEZA
金子晴美 / ユニバーサルミュージック
ISBN : B00005MWBD
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「Memories of You (恋人も濡れる街角) - 金子晴美」

          

上記以外の、彼女の初期のCDは殆どが残念なことに廃盤になっている(勿論私は持っていますが)。それはさておき、再会の「金子晴美」は、20数年前とおなじように、明るく、にこやかで、暖かく、そして素敵であった・・・。

コンサートは2部仕立てで、彼女は第2部に登場。メンバーと彼女が歌った演目をあげておきます。

11月3日 アステ川西 アステホール 15時開演
金子晴美;ボーカル、稲垣次郎(特別ゲスト);SAX、fl、竹下清志;ピアノ、時安吉宏;ベース、佐藤英宣;ドラム、ふさはらただひろ;トランペット

マック・ザ・ナイフ/ベイズン・ストリート・ブルース/この素晴らしき世界/いとしのエリー/月光価千金/ハウ・ハイ・ザ・ムーン/モーニン(アンコール)
by knakano0311 | 2008-11-03 20:12 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

最後のため息   ~ ヘレン・メリル ラスト・コンサート ~

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「ヘレン・メリル」のラスト・コンサートを聴いてきました。(西宮;兵庫県立芸術文化センター、中ホール)


「ヘレン・メリル」、数多い女性ジャズ歌手の中で、とりわけ我が国のファンに愛されている一人。そのハスキー・ヴォイスに特徴があり、「ニューヨークのため息」といわれる、あのけだるい声は、まさにジャズのムード、女性JAZZボーカルの象徴そのものと言ってもいい。いまなお、ジャズボーカルをめざす女性のスタンダードとなっている、「♪You'd be so nice to come home to ・・・・・♪」の歌いだしはJAZZファンならずとも知っている超有名曲である。

1929年にクロアチア(旧ユーゴスラビア)からの移民の子として生まれたヘレン。御歳79歳。私の母親と大して変わらない年だ、ヒイエエ~~~~~エ!!。
ヘレンは1960年に初来日して日本ではおなじみとなり、1966年には一時期日本に居をかまえたこともあるほどの親日家で、ちょっと日本語も話せるらしい。

そんな彼女の、多分本音で「ラスト」であろうコンサートを聴いてきました。興行主もよく彼女をその気にさせて日本まで引っ張ってきたものだと感心するが、案の定、79歳、2時間近くのコンサートは体力的に続くはずもなく、コンサートは2部構成で、第一部は、テッド・ローゼンタール・ピアノ・トリオ+スコット・ハミルトン(ts)+ウォーレン・バシェ(tp)のクインテット仕立て。あの「泣かせのブロー」、サックスのスコットにやや元気がなかったのとは対照的に、足が不自由なウォーレンのトランペットの冴え渡ること。いや大正解でした。そして第2部がお目当ての「ヘレン・メリル」でした。

1曲、トリオの演奏が終わって次の曲「Born To Be Blues」で割れんばかりの拍手で登場。最初は、声量も小さく、かすれ気味、足取りも少しふらつくような感じで「大丈夫かな?」なんて思ったりもしたが、そこは、さすが年季のはいったプロ歌手。3曲目あたりからからだんだん乗ってきて、声量も出、往年のハスキーに近いものを感じさせ、ファルセットも息切れせずによく伸びていた。そしてびっくりし、感動したのは、短いワンコーラスの「Love Me Tender」。ピアノと弓で奏でるベースだけをバックにしっとりと、語りかけるように歌うこの歌は、涙が出そうになるくらいの名唱であった。この一曲が聴けただけでもこのコンサートの来た甲斐があったとおもう。

そしてラストは、スコットもウォーレンも加わって、会場一杯の別れを惜しむお客さんの手拍子で、ノリノリの定番「You’d Be So Nice・・・・・」。アンコール曲の「ス・ワンダフル」まで含めて10曲を見事歌いきりました。

メリル79歳、スコット54歳、テッド49歳、軽快にスイングするドラムのベテラン「テリー・クラーク」は1968年生まれで、よく歌うベースの「スティーブ・ラスピーナ」ともどもまだ若い。ゲストのバシェは足が不自由でツエを使っていたが50代後半か・・・・。客席はとみると、2階席からみれば男性の頭は、照り返しか、白髪頭(かくいう私もですが・・・)ばかり。まるで「敬老の日記念コンサート」の様相でしたが、「Love Me・・・」以外は、ステージ上で座ることなく、立ち続けて歌うヘレン。「パワーをもらったね」と語り合いながら、帰りの途についた初老の我ら夫婦でした。帰りがけ、丁度楽屋口から車に乗り込むヘレンを見かけたが、囲むファンに投げキッスをした姿が印象的。

「さようならヘレン。ありがとうヘレン。」



なんといっても、一世を風靡した、その「You'd Be So Nice To Come Home To (あなたがいてくれてうれしい)」をはずすことは出来ません。クインシー・ジョーンズが編曲し、クリフォード・ブラウンらが伴奏に加わった「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」は、何年経っても彼女のベスト・アルバムである。1954年に吹き込まれたこのアルバムが、運がいいのか悪いのか、早々と彼女の代表作になってしまい、悪く言えば「一発屋的」印象ともいえるが、50年を超える長い間、この歌が、誰でも知っている代表作であり続け、しかもJAZZボーカルとして高いレベルを保ってこの歌を歌い続けているヘレンには、ただ敬服するのみである。


ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
ヘレン・メリル / / ユニバーサル ミュージック クラシック
ISBN : B000VZE0EG
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「Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To」

          

「スコット・ハミルトン」。今回は「泣かせのブロー」にやや精彩を欠いたものの、エディ・ヒギンス、ハリー・アレン、ローズマリー・クルーニなどとの共演盤をこのブログで何回も取り上げたお気に入りのサックス・プレイヤー。

マイ・フーリッシュ・ハート(紙ジャケット仕様)
エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / / ヴィーナス・レコード
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ステージでヘレンにものすごく優しく気を使っていたのが客席まで伝わってくるほど印象的であった「テッド・ローゼンタール」。ヘレン・メリルの専属ピアニストでもあるテッド・ローゼンタールが、ヘレンの十八番をピアノ・トリオで演奏した想い溢れるトリビュート・アルバムは、そのタイトルもズバリ「マイ・ファニー・バレンタイン~トリビュート・トゥ・ヘレン・メリル~」。

マイ・ファニー・バレンタイン~トリビュート・トゥ・ヘレン・メリル
テッド・ローゼンタール・トリオ / / ヴィーナス・レコード
ISBN : B000XYQGS8
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「ウォーレン・バシェ」。スコットやテッドをサポートしたアルバムをいくつも出しているが、スコットとともにローズマリー・クルーニをサポートした「ローズマリー・クルーニー/Sings Ballads」が私のお気に入り。


シングス・バラッズ(XRCD)
ローズマリー・クルーニー ウォーレン・バシェ スコット・ハミルトン エド・ピッカート ジョン・オッド チャック・イスラエル ジェイク・ハナ / ビクターエンタテインメント
ISBN : B0001ZX2D6
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さいごに演目一覧をあげておきます。(太字がヘレンが歌った曲)

【第1部】
Tea For Two
It's All Right
Sky Lark
Cherokee
My Funny Valentine
Let's Call The Whole Thing Off
Sweet Georgia Brown

【第2部】
People Will Say We're In Love
Born To Be Blues
Summertime
Gee Baby, Ain't I Good To You
Autumn Leaves
Antonio's Song
Love Me Tender
My Favorite Things
Wild Is The Wind
You'd Be So Nice To Come Home To


【アンコール】
S'Wonderful
by knakano0311 | 2008-09-18 21:12 | ミューズたちの歌声 | Trackback(1) | Comments(0)

Songs Of Our Time  ~特集:60歳過ぎたら聴きたい歌たち~

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最近熟年歌手による、例えば森山良子、加藤登紀子、徳永英明など、フォーク、GS、J-POPS、ポスト歌謡曲の時代のヒット曲のカバー・アルバムのリリースが盛んであり、それは熟年歌手の人生や年輪というフィルターを通して、ヒット曲をスタンダード曲へと濾過する作業かもしれない・・・・。そんなことを少し前に書いたが、洋楽でもそんな動きが出てきた。「シェリル・ベンティーン/Songs Of Our Time」。

私が「準・我が心のミューズ」にリストアップしている「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。(「Jazzyな「艶女~アデージョ」 その2」参照) かのJAZZコーラス・グループ、マンハッタン・トランスファーのメンバーでありながら、ソロ活動にも挑戦し、見事なできばえのジャズ・ボーカル・アルバムを8枚ほどすでにリリースしている。そして新作は、「Songs Of Our Time」。カーペンターズ、ノラ・ジョーンズ、ジョニ・ミッチェル、バート・バカラック、キャロル・キングなどのなつかしのヒット・ポップスばかり12曲を集めてリリースした。
ただ網羅しただけのヒット曲集ではない。とはいえ、ジャズ歌手だからといって妙にひねくったアレンジをするわけではなく、実に素直に、活き活きと歌っているし心地よいJAZZアルバムになっている。1曲目のレオン・ラッセルの曲で、カーペンターズによってヒットした、「マスカレード」から曳き込まれてしまい、「ドント・ノウ・ホワイ」、「青春の光と影」などと続き、なんと最後は、あのサザンの「いとしのエリー」でおわる一気呵成に聴いたノンストップ・アルバム。
これらの歌と同時代を生きてきた私たちの新しき時代のスタンダード!

そして私はといえば、このブログで連載している「60歳過ぎたら聴きたい歌」シリーズが「Songs Of My Time」。

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ソングズ・オブ・アワ・タイム
シェリル・ベンティーン / / キングレコード
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別のアルバムからですが、これも「Songs Of Our Time」と言っていい歌。「やさしく歌って」。

「Cheryl Bentyne - Killing Me Softly with His Song」

          
by knakano0311 | 2008-06-25 22:26 | 60歳過ぎたら聴きたい歌 | Trackback(1) | Comments(2)

JAZZ的トリビア(4) ~再・JAZZと美脚との素敵な関係~

前回の「JAZZと美脚との素敵な関係」が好評らしい?ので、性懲りもなく美脚薀蓄・足ジャケ第2弾をお届けします。

我が心のミューズの中にも「美脚」の持ち主がいます。天が二物を与えた「ダイアナ・クラール」。彼女のミューズぶりについては「わがこころのミューズたち (3) ダイアナ・クラール 」などを参照してください。エルヴィス・コステロと結婚して、出産のために活動を中止していましたが、無事双子を出産し、音楽活動に復帰するようですが、あの美脚が決して損なわれていないことを願うばかりです・・・。

まず、世界中で300万枚という大ヒットをしてスターダムへの道を駆け上っていったCD、「ザ・ルック・オブ・ラヴ」。最初の出会いは、このCDであったが、ジャケットのルックスと違って、以外と、低くて、野太い、ハスキーな声でビックリしたことを覚えている。ゴージャスなオーケストレーションをバックに、タイトル曲のほか、「ス・ワンダフル」、「ラヴ・レター」、「アイ・リメンバー・ユー」、「クライ・ミー・ア・リヴァー」、「ベサメ・ムーチョ 」など、お馴染みのラブ・ソング、スタンダードを魅力的に歌う。おなじ場所での別アングルの写真と思われるが、日本盤、輸入盤どちらが好みかはお任せします。


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ザ・ルック・オブ・ラヴ
Diana Krall / Universal Music =music=
ISBN : B00005MMIV
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Look of Love
Diana Krall / / Umvd Import
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「ザ・ルック・オブ・ラヴ」では、いずれも美脚をさりげなく手を添えて覆っているので少し欲求不満? 次は彼女の美脚やルックスも売り物にしたいと思ったであろう、プロデューサーの力が勝っていた?初期のアルバムなので違いますよ。
発売前から話題を呼び、発売後多くのJAZZファンから支持を得た一枚、「オール・フォー・ユー~ナット・キング・コール・トリオに捧ぐ」。ピアノを弾きながらのヴォーカルで、ナット・キング・コールへのトリビュート・アルバム。トロンボーンを加えているが、ナットと同じドラムレス・ピアノ・トリオによる弾き語りの決定版ともいえるアルバム。JAZZアルバムとしても足ジャケとしてもこの一枚が、私は一番好きですね。小首をかしげながら射るようなまなざしも、「美脚やルックスだけではないわよ」という、彼女の内なるメッセージが表われているかのよう・・・。

オール・フォー・ユー~ナット・キング・コール・トリオに捧ぐ
ダイアナ・クラール / / MCAビクター
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そしておまけの一枚は、「クリスマス・ソングス」

クリスマス・ソングス
ダイアナ・クラール・フィーチャリング・ザ・クレイトン/ハミルトン・ジャズ・オーケストラ / / ユニバーサル ミュージック クラシック
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このブログでも何回かとりあげた、あちらの世界から時々こちらへ訪れてくれる、恋多き女「カーリー・サイモン」。(「異世界から舞い降りたミューズ (3) The Girl Next Door」、「昔はみんな「ラジオ少年」だった! 」参照)

彼女も50歳後半になり、年輪を重ね、おだやかな母親への変身を感じさせる、童謡、子守唄などを主体とした新作アルバム、「Into White」を近年リリースしたが、過激で、恋多き女時代には結構いけてる過激ジャケ・アルバムを出している。その中から何枚かを・・・・。

なんといっても、まずはこれ。Playboy誌の女性ボーカル特集のエロジャケに選定されていたほどの傑作ジャケ。結婚、出産をへて、もともとセクシーな彼女が、肉感的な色香を全開したジャケット。こうなるともう中身などはどうでもよく、速攻「ジャケ買い」の一枚か。

Playing Possum
Carly Simon / / Elektra
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生足にストッキング(パンストなどという無粋なものではありませんぞ!)を履こうとしている姿に、ドキッとするが、これも速攻の足ジャケ。

Boys in the Trees
Carly Simon / / Elektra
ISBN : B000002GW9
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最後は、爽やかお色気足ジャケで締めましょうか。かっては、「4フレッシュメン/フォー・フレッシュメン&ファイヴ・トロンボーンズ 」、「カーティス・フラー/ブルースエット」などの名盤があるが、どちらかといえば、JAZZでは地味な存在に甘んじているトロンボーンをあえて主役にし、しかも4本のトロンボーンをフィーチャーすることによって、ソロとアンサンブルに厚みと変化を持たせた「スーパー・トロンボーン・シリーズ」。
このシリーズが結構楽しい。中身的には、GYMでのトレーニングのお供になっている、第3作「テイクファイブ」がファンキームード一杯でお気に入りであるが、ジャケ的にはこの一枚か。

テイク・ジ・エー・トレイン~A列車で行こう
スーパー・トロンボーン / / インディーズ・メーカー
ISBN : B000V2RXQ6
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再度お断りしておきますが、私は「足フェチ」ではありませんから・・・・・。
by knakano0311 | 2008-06-21 01:17 | JAZZ的トリビア | Trackback(2) | Comments(0)

あちらの世界からようこそ・・・・

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あちらの世界からこちら、JAZZYな世界に、気が向けば遊びに来てくれるミューズたちがいる。例えば、原田知世、川原亜矢子、吉田日出子など(異世界から舞い降りたミューズ(2)参照)。そうそう、驚くかもしれないが「美空ひばり」などもそうであった。

また、あちらの世界からこちらの世界に遊びに来て欲しいミューズたちもいる。例えば、「ちあきなおみ」、「高橋真梨子」など。その歌唱力とJAZZの素養に、遊び心を発揮して、こちらの世界にあそびに来て欲しいと願うのは私だけではあるまい。もちろん、「リアル・ジャズ・ファン」といわれる人からすれば、異端、軟弱、論外と言われるかもしれないが、JAZZを人生の「BGM」として聴き、齢60を超えると、耳に優しい軟弱な音楽もまたいとおしくなるものなのです。

そんなミューズの一人でもある、「今井美樹」が新作アルバムをリリースした。「I Love A Piano」。今井美樹と、小曽根真、武部聡志、大野雄二、塩谷哲など、日本を代表するジャズ・ピアニスト7名とのコラボレーション・アルバム。曲はスタンダードではなく、「PRIDE」など彼女のヒット曲のセルフ・カバーである。従って、厳密には「こちらの世界」とは言いがたいが、彼女の透明な声、雰囲気が、ピアノとよくマッチしたオシャレで素敵なアルバムに仕上がっていると思う。

「バレンタイン・ディのお返しに何か」と考えている方にはおすすめの一枚かなとおもう。

I Love A Piano

今井美樹 / EMIミュージック・ジャパン




こちらの世界から彼女の歌をカバーしたアルバムもあります。「今井美樹ソング集」。彼女の曲を海外のシンガーが英語でカヴァーする「逆カヴァー」。参加しているのは、「ジェーン・モンハイト」、 「ジョイス」、「 パティ・オースティン」、「ケヴィン・レトー」など実力派揃い。ボサ・ノヴァ風のJAZZYな雰囲気でドライブのお供などに最高のBGM。


テイク・ミー・トゥ・ザ・サンシャイン~今井美樹ソング集
オムニバス / / ビクターエンタテインメント
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「pride - jane monheit (今井美樹のカバー)」

          
by knakano0311 | 2008-03-06 23:40 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

持病がまた出た・・・・・

大分前のブログでも書いたように、私には音楽的持病があります。それは、「女性ボーカル特定曲衝動買い症候群」です。「Close Your Eyes」、「I’ll Wait For You」、「I’m A Fool To Want You」、「Windmills Of Your Mind」・・・などが、私がその症候群に冒されている代表的なウィルス感染曲のいくつかですが、その中に「Comes Love」という強い感染力を持った曲があります。この曲が収録されていれば、歌手が誰であろうとお構い無しに、すかさずCDを買ってしまうという症状が表われます。(レコード会社には内緒ですよ・・・・)
「Stacey Kent」でこの曲に感染して以来、「ティアニー・サットン」、「ジャネット・サイデル」、「コニー・エヴィングソン」と「発症」を繰り返し、いまだに一向に治る気配がありません。

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先日、その症候群が再発しました。CDショップをぶらついていたとき、偶然眼に入ってしまったのです。たちまち、発症してしまったのです。イタリアの女性ボーカルで、ズバリ、「Alice Ricciardi/Comes Love」というアルバム。のっけの1曲目から「Comes Love」が入っているではありませんか。あっという間に感染して衝動買い、早速家へ帰って聴きました。

この「Comes Love」、5/4拍子という、かって「デイヴ・ブルーベック/Take Five」で一躍有名になった変拍子で歌われる。この拍子でベースとのデュオで始まるアレンジが、極めて新鮮でいい。声は、聞いた瞬間「ああ、ジャズ声!」とわかる、わずかにかすれるパンチの効いた声で、たまらない。
スウィンギーな曲中心のアルバムではあるが、M5「I’m Gonna Laugh You Right Out Of My Life」のようなバラードでも、しっとりと安定した歌唱力をみせる。

彼女を、サポートする若手のイタリア・ジャズマンたちも小粋で、スインギーで、熱気あふれる好プレイを展開しているのも心地よい。さらに、このブログでもとりあげたイケメン・トランペッター、ファブリッツィオ・ボッソ(「いにしえのトランペッター ~夏が来れば思い出す・・ ~」参照)がスペシャル・ゲストとして2曲参加(M5,M12)している事も注目です。

HMVデータのデータによれば、「Alice Ricciardi」は1975年イタリア・ミラノ出身のシンガー。プッチーニなどを輩出したジュゼッペ・ヴェルディ音楽院に入り、バイオリンとピアノを学び、1995~1999年の間ミラノ国際音楽アカデミーにて、一足先にJAZZシンガー・デビューを果たしている「Roberta Gambarini」(拙稿「Cool Biz ~定年考 続き」参照)、などと共にヴォーカルの勉強もスタートさせたという。2002年にはフランスにて、ヨーロッパでは名の知れた学位F.N.E.I.J.(ジャズとモダン・ミュージックの指導者としてヨーロッパ中で教えることができる免許)を取得。2005年にはインターナショナル・モントルー・ジャズ・フェスティバル・ヴォーカル・コンペにて2位に入賞。そして2006年ニューヨークで行われたIAJE(国際ジャズ教育者協会)に招待されリンカーン・センター DIZZY'S CLUBにてパフォーマンス。その後N.Yで様々なアーティストと共演するチャンスを得ることでたくさんの経験を積み、満を持してのCDデビューとなったらしい。

本作はItalyのEMIブルーノートよりリリースされた彼女のデビュー作品。発症して大満足の1枚。先述の「Roberta Gambarini」とならんで、これから活躍が期待されるイタリアン・JAZZ・バンビーノだろう。

カムズ・ラヴ

アリーチェ・リチャルディ / EMIミュージック・ジャパン



「Alice Ricciardi - Comes Love」

          
by knakano0311 | 2008-02-23 11:30 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

欧州JAZZY紀行(12) ~  つぐみ横丁の機械仕掛けの小鳥 ~

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1979年、3週間、2度目のドイツ出張の時は、前年の出張で核心に触れる技術は、すでに会得していたので、いわばフォローの出張というか、かなり心に余裕のある出張であった。丁度、高校時代の友人のM君がフランクフルトの某証券支店に単身赴任をしていたので、彼はアウトバーンを届いたばかりの愛車「アウディ」を駆って、フランクフルトから一息の出張先のハイデルベルグまで毎日のように迎えに来てくれたのだ。会社の終業は午後4時、夏時間の影響もあって日没は午後九時頃。ざっと日没まで、4~5時間は楽しめるのだ。そんなわけで彼の車で時速無制限のアウトバーンを飛ばし、いろいろのところへ出かけた。そんなある日、ライン河の眺めを楽しみながら、夕飯を食べようということになり、「リュウデスハイム」へ出かけた。幅3m、長さ150m程の小さな通りに、ワインレストランや土産物屋が軒を連ねていることで有名な、「Drosselgasse/ドロッセルガッセ (つぐみ横丁)」で食事や散策しているとその奥まった一角に「Deuche Alte Musik Museum」、現在の「ブレムザー館 自動演奏楽器博物館」があるのに気がついた。18~20世紀初めの自動演奏ピアノ、自動オルゴール、エジソン式蓄音機などが展示されている城を利用した博物館である。

当時は、ひっそりとあまり目立たなかったが、その名前に惹かれて入ってみようとしたが、あいにくその日は休館日で、蒐集愛好家のためのオークションが開かれていたが、日本からの遠来のお客ということで特別に中に入れてもらうことができた。いまでこそ、日本のあちこちに自動ピアノやオルゴールをコレクションした博物館があるが、私は初めてその類の楽器の膨大なコレクションを見て、感激したのであった。自動楽器、音楽再生機の実現に対する人間の情熱は、今も昔も変わらずに続いている。そして、ディジタル時代になっても、なお一層の進歩を遂げていると思えるのだ。

そして、そのオークションで出品された、「機械仕掛けの小鳥」には本当にびっくりした。5cm角くらいの箱に入っていて、蓋を開けると、羽を震わし、辺りを見回して、えさをついばむという本物の小鳥そっくりのしぐさをする、その機械人形にすっかり心を奪われてしまった。たしか当時の日本円に換算して10万円ほどであったろうか、ぜひ欲しいと思ったが、30年前は今と違って、外貨持ち出し制限があり、勿論クレジットカードなどはなく、つど銀行でトラベラーズ・チェックで現金に換えるという状況下では、泣く泣くあきらめざるを得なかったのである。

いまでも、TV番組「開運なんでも鑑定団」をみると、「あの時買っておけばよかった」などというさもしい考えが時々よぎるのである。

さて、Esther Ofarim(イスラエル)、Jacintha(シンガポール)、Patricia Barber(アメリカ/シカゴ)、Ayako Hosokawa(日本)、 Mari Nakamoto(日本) の5人の癒し系「Songbirds」のコンピレーション・アルバム「Five Songbirds」がおすすめ。録音音質の高さも特筆されるし、なんといってもそのナチュラルな歌声には本当に癒される。


Five Songbirds: A Reference Collection of Female Voices
Various Artists / / First Impression Music
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by knakano0311 | 2008-02-07 23:30 | JAZZY紀行 | Trackback | Comments(0)

師走に見つけたBeauty On Bass  ~ Nicki Parrott ~

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『ブロンドの長い髪をなびかせながら、ウッド・ベースを弾き、マイク・スタンドでジャズを歌う美女-それが、ニッキ・パロット。』

こんな、帯のコピーが目につき、思わず衝動買い。わたしもかって学生バンドでベースを弾いていたので、すぐに反応してしまったのかもしれない。ジャケットは、確かにブロンドの美女が横抱きにベースを抱えているが、「マイク・スタンドでJAZZを歌う」というのがなかなかイメージできない。早速、「Nicki Parrott」とうちこんで、検索したらいくつかのサイトが出てきました。納得。中には、You Tube や My Space で演奏シーンの動画を見ることが出来るサイトもありました。

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こんな感じですね。いや~、実にいい感じですね。
女性ジャズ・ベーシストの存在は、結構珍しいが、それでもさほど珍しくはなくなった。女性だけのピアノトリオ「The Three Angels」のベースやDVDで見かけた「クリス・ボッティ」のバックのベーシストなどが思い浮かべられる。しかし、ウッド・ベースを弾きながら、マイク・スタンドでジャズを歌う女性アーティストの存在はこれまで記憶がない。彼女はオーストラリア出身でニューヨーク在住らしいが、CDを聴いてみて、すっかり気に入ってしまった。セクシーで、甘く切ないシルキー・ボイス。ベースの腕前も決して侮れない。名手ルーファス・リードから学んだというバリバリの正統派。収録曲も、「ムーン・リバー」「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」「クライ・ミー・ア・リバー」「ベサメ・ムーチョ」などから、ベース・ソロも聴ける「緑は異なもの」、「捧げるは愛のみ」などツボを心得たスタンダードの選曲ですね。

ほんとにヴィーナス・レコードさんは、マーケティングがうまい。感心しますね。
スムース・ジャズに流れるわけでなく、といってギンギンのリアル・ジャズを押し付けるわけでなく、「ベースを弾いてスタンダードを歌うブロンド美女」という新しい「JAZZ アイドル?」を誕生させ、甘く切ない団塊オヤジの「JAZZ心」をギリギリのところで、ビジュアルにもくすぐるという術をよく心得ていると思う。

その「Venus Records」にすっかり乗せられて衝動買いをしてしまったCDは、「Nicki Parrott/Moon River」。ベースと美女が絡むジャケットは久々の「秘密の花園」入りで~す。

多分発売直前に日本版タイトルが変わったのであろう、HMV、Amazonもアルバム・タイトルのデータは、「クライ・ミー・ア・リバー」になっている。

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クライ・ミー・ア・リバー
ニッキ・パロット / / ヴィーナス・レコード
ISBN : B000WOYLJ0
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「Moon River - Nicki Parrott」

          

やはりライブ映像が見たいですねえ。では、「BESAME MUCHO - NICKI PARROTT」。素人が撮ったのでしょうか、アングルがめちゃくちゃ。

          
by knakano0311 | 2007-12-20 17:21 | 秘密の花園 | Trackback | Comments(0)