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大屋地爵士のJAZZYな生活

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駅 トワイライト・タイム ・・・・・

10月19日に京阪電鉄の中之島線が開通した。首都圏での新線の開通はさほど珍しいことではないが、地盤沈下にあえぐ大阪にとって、この新線の開通は本当に久し振りで、活性化への起爆剤として期待されている。大阪に土地勘のない人には、分かりにくいでしょうが、この新線は、京阪本線の天満橋駅から分岐し、なにわ橋駅、大江橋駅、渡辺橋駅、終点中之島駅までの中之島の地下をはしる路線です。

中之島(なかのしま)は、大阪のど真ん中、大阪市北区、堂島川と土佐堀川に挟まれた、東西約3km、面積約50haの細長い中洲で、内山田洋とクール・ファイブの「中の島ブルース」などで歌われているところ。

その昔、大坂が天下の台所と言われた江戸時代は、旧淀川の堂島川や土佐堀川の水運を利用する為に、各藩の蔵屋敷が立ち並び、ここに全国各地の物資が集まる様になった。明治時代になると、これらの蔵屋敷は払い下げられ、大坂の商業やビジネスの中心としての役割だけでなく、図書館や公会堂等の文化施設や大阪帝国大学(現・大阪大学)を始めとする学校や病院も建設され、近代大阪においては情報と文化の発信地でもあった。そこにある中之島公園は、都心部の貴重な公園となっており、バラ園が有名。またイベントも数多く行われており、中之島祭りや光のルネサンスは毎年開催されている。

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[左の写真はブログ「ゆるっと。しゃきっと。」より]

また、天満橋から中之島線に入ってからの最初の駅となる「なにわ橋駅」の出入り口のデザインは大阪の活性化に奔走する有名な建築家・安藤忠雄氏の設計である。これを観たかったので早速帰宅途中、ちょっと回り道をしていってきました。このなにわ橋駅近辺には、中央公会堂、中之島図書館、日本銀行大阪支店などの歴史的建造物や東洋陶磁器美術館などが立ち並ぶところ。中央公会堂は、北浜の風雲児と呼ばれた相場師・岩本栄之助が私財を寄付し、建てた建物で国の重要文化財にもなっている。建築設計コンペにより採用された岡田信一郎原案に基づいて、かの辰野金吾・片岡安が実施設計を行い、1918年(大正7年)に完成した赤レンガの美しい建物。

安藤氏設計の出入り口は円弧状に湾曲した天井・壁の内側に青く発光するLEDを埋め込んだクリスタル硝子のブロックを張り詰めたもので、コバルト・ブルーの空間をゆっくりとエスカレータが上がって行くと、両サイドを流れている堂島川や土佐堀川の水中から地上へ浮揚していくような感覚に捉われます。そして半アーチ状の出入り口の先には、ライトアップされた中央公会堂の美しい姿が徐々に見えてきます。そうです、この出入り口は、薄暮時或いは夜の帳が訪れた頃が、最も美しくなるように設計されているのです。

駅 トワイライト・タイム ・・・・・_b0102572_1734110.jpg
薄暮時、ライトアップされた公会堂の屋外テラスでは、川面を吹き渡る秋風に身を委ね、食事を楽しむ多くのカップルの姿や、柵にもたれてじっと川面に映る夜景を見入る人の姿も・・・・。なにわ橋付近の街歩きを楽しむには、春か、この秋の時期の夕暮れが一番いいようですね。また街を楽しむための素材がひとつ増えました。



昔から、駅というものはそこに様々な人生模様が展開されるため、映画、歌、小説の背景として数多く登場してきた。「出会いと別れ」を描いた名画は数多くあるが、なかでも、青春時代に見た「男と女」、「ひまわり」、「恋に落ちて」はその音楽とともに「駅」を舞台にしたラストシーンが忘れられない。

戦争によって別れ別れになったが、やっと再会した夫をロシアへと見送る哀切極まりないミラノの駅。ビットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ主演の「ひまわり」のラストシーン。

ひまわり《デジタルリマスター版》
/ ビデオメーカー
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共に連れ合いに先立たれた男女が、互いの悲しい過去を引きずりながら恋に落ちていく様を描いた大人のラブ・ストーリー。どうしても過去を振り切ることができず、パリへ一人戻る女性を乗せた列車を、車を飛ばして追いかけ、男は駅で待ちうける。ピエール・バルーが歌う同名のボサノバが新鮮だったクロード・ルルーシュ監督、アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン主演 「男と女」のラストシーン。

男と女 特別版
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B001F4C5H6
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落ちてはいけない中年の男女の恋を描いたロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ主演の「恋におちて」は、ニューヨーク、グランド・セントラル・ステーションとロングアイランドを結ぶ通勤列車が舞台。「デイヴ・グルーシン」のテーマ曲「マウンテン・ダンス」が出色の出来ばえ。

恋におちて
/ パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
ISBN : B000GM4CCO
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そして音楽では、「竹内まりや」のバラードを豊かな表現力、歌唱力で歌える大人のシンガー「徳永英明」がカバーした「駅」。大ヒットしたシリーズの第一作「VOCALIST」に収録されている。

「♪見覚えのある レインコート/黄昏の駅で 胸が震えた/はやい足どり まぎれもなく/昔愛していた あの人なのね/懐かしさの一歩手前で/こみ上げる 苦い思い出に ・・・・・♪」(竹内まりや作詞)

VOCALIST (通常盤)
徳永英明 / / ユニバーサル・シグマ
ISBN : B000A89TAY
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「駅 - 徳永英明」

          


ブラジル人「アドニラン・バルボーザ」が作った哀愁溢れる「11時の夜汽車/Trem das Onze(トレン・ダス・オンゼ)」は「グレース・マーヤ」が歌う。今回のアルバムはボサノバ中心で、彼女の歌手の部分に力点を置いて作られているような気がする。選曲、編曲、SACDとCDのハイブリッド仕様などがそれを物語っている。

「♪僕の家はジャサナン(地名)/いま出るあの汽車を/11時の汽車を逃したら/あとは明日の朝しかない・・・・・・♪」(Masami Takaba訳)

最終列車の恋人達の別れ。JR東海のCFを思い起こさせるような「泣き節・サンバ」の名曲。

イパネマの娘
グレース・マーヤ / / Village Records(SME)(M)
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by knakano0311 | 2008-10-23 21:52 | おやじの遠足・街歩き | Trackback(3) | Comments(4)