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大屋地爵士のJAZZYな生活

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続々・音楽の「チカラ」  ~戦争と音楽・シネマ編~  

戦争という異常な状況の中では、「音楽」は不思議な「チカラ」を発揮するものらしい。実話に基づき、音楽の「チカラ」が起こした奇跡がテーマになったいくつかの映画がある。

つい昨日見た映画は、クリスチャン・カリオン監督、仏英独合作映画「戦場のアリア」。時は1914年、第1次世界大戦、場所は、クリスマスを目前にした、フランス北部の国境付近のまさに戦場。フランス軍、スコットランド軍対ドイツ軍の血みどろな戦い。デンマーク出身のソプラノ歌手アナ・ソレンセンは、徴兵され独軍最前線で戦っている、夫のテノール歌手ニコラス・シュプリンクに会いたい一心で、ウィルヘルム皇太子に前線司令部でコンサートを開きたいと申し出、驚いたことに許可され、夫ニコラスと一緒に御前演奏を命ぜられる。ニコラスは妻を連れ前線の兵士の慰問をしようと試みる。独軍には故郷に帰れない兵士のためにおびただしい数のクリスマスツリーが届いていた。キャンドルに火をともし、ニコラスが「きよしこの夜」を歌いだすと、それに呼応して、兵士たちの合唱が始まり、スコットランド兵のバグパイプの伴奏が始まる。兵士たちは互いに塹壕を出て、シャンパンを酌み交わし、一夜限りの休戦が合意される。こうして奇跡のクリスマス・イブが始まり、ミサが行われ、アナの歌う「アヴェ・マリア」が荒涼とした大地に響く・・・・・・。まさに奇跡は音楽の「チカラ」によって起こったのだ。

戦場のアリア スペシャル・エディション
/ 角川エンタテインメント
ISBN : B000H4W1I8
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次ぎも第一次世界大戦にまつわる実話を基にした、出目昌伸監督、 松平健、 ブルーノ・ガンツ主演の「バルトの楽園」。
この作品は第一次世界大戦中の徳島県鳴門市の板東俘虜収容所を舞台に、軍人でありながら、生きる自由と平等の信念を貫き通した松江所長の指導によって、ドイツ人捕虜達が収容所員や地元民と文化的・技術的な交流を深めていくと言う話。 そして、ドイツ人捕虜達が、ドイツの敗戦を知らされた後、捕虜たちは感謝を込めて、ベートーベンの『交響曲第九番 歓喜の歌』を日本で初めて演奏したという奇跡的な実話。 以後、「第九」が日本人に最もポピュラーな交響曲となった。これも、ヨーロッパからはるか離れたアジアの島国に起こった奇跡。


バルトの楽園
/ 東映
ISBN : B000H9HR82
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2002年のカンヌ映画祭において、パルムドール賞に輝いたロマン・ポランスキー監督『戦場のピアニスト』。
ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)の自伝を映画化である。ナチスのワルシャワ侵攻を目の当たりにし、死の収容所送りを奇跡的に逃れたシュピルマンは、ゲットーの廃墟に身を隠すことで第二次世界大戦を生き延びる。ドイツ敗戦が間近くなった時期に、ゲットーを訪れた音楽好きなドイツ軍将校の出会いにより、彼は奇跡的に生き延びることが出来た。

戦場のピアニスト
/ アミューズソフトエンタテインメント
ISBN : B0000896HN
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シュピルマン本人の愛用した時計が息子さんによって、TV「開運なんでも鑑定団」に出されてびっくりしたことがある。これも奇跡か?

今回は、JAZZを離れ、「音楽とシネマな生活」編でした。
by knakano0311 | 2006-11-17 23:10 | 音楽のチカラ | Trackback(19) | Comments(0)