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大屋地爵士のJAZZYな生活

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日光写真   ~ It’s a Magic! ~ 

地域の子供たちに学校では教えない、いろいろな「遊び」を教えることを通じて、地域のお年寄りから、子供たちまでの三世代の交流を図ろうという、地域の「コミュニティ活動」に妻が参画しているので、そのお手伝いをしています。先日の遊びは「日光写真」。原理は簡単で、子供たちが、トレーシング・ペーパーに自由に書いた「原画」と、いわゆる「青焼き」用のコピー用紙を重ねて、額縁の中にいれ、20~30秒間太陽にかざし、取り出したトレーシング・ペーパーにアイロンをかければ、原画が映し出されて、浮かび上がってくるという仕掛け。
50人ほどの小学校低学年の子供たちが集まりましたが、自分の描いた絵が、アイロンをかけると浮かび上がってくると、口々に「マジックみたい」とびっくりしていました。もちろん、子供たちは、コピー機も、カラー・コピー機も知っているのです。そのような、たいそうなマシンではなくて、額縁に入れて、太陽にあて、アイロンで熱を加えるという、身近な道具と自分たちの単純な作業で、「日光写真」、すなわち「青焼きコピー」が出来たことに、素直にびっくりしているのです。

振り返って観れば、我々の世代は、ホビーなんて言葉とは縁がなく、「昔はみんなラジオ少年だった!」で述べたように、自分たちで遊びを考案し、遊びの道具を自分で作ったものでした。「鉱石ラジオ」、「水鉄砲」、「竹馬」、「輪回し」、「チャンバラの刀」・・・・・・。
「科学の心は、好奇心から芽生える」といいます。「マジックみたい」という、日光写真で感じた子供たちの、素朴な疑問や好奇心、驚きが、科学や技術に興味を持ち、やがては何人かが、日本を支える技術者に育ってくれたらと言うことを、元・技術者の端くれとして願わざるを得ません。

ドイツのミュンヘンに、仕事でよく行く機会がありましたが、少しでも空いている時間があると、「ドイチェ・ミュージアム/ドイツ博物館」へ通ったものでした。ここは芸術、民俗学、歴史にまつわる博物館ではなく、ドイツが誇る「科学・技術工学博物館」なのです。しかも実物が、本物が、触れるように展示されています。自動車好きならドイツの誇る名車やオートバイがずらり。船好きなら有名な戦艦や帆船の模型やUボートが。飛行機好きなら複葉機からジェット戦闘機までの実物が展示されています。そのほかにも、コンピュータ、建築、天文、ビール作り、楽器、やら製塩技術など、ありとあらゆるといっていいほど、技術工学に関する展示がなされています。とても1日では廻りきれるわけもなく、その規模は大英博物館に匹敵するといっていいでしょう。ここに平日ならば、幼稚園からギムナジウムの生徒までが、沢山見学に来ますし、休日ならば、お父さんが子供たちをつれてきます。このドイツ博物館の存在は、大学生のとき、俳優で映画監督の、故・伊丹一三(当時は十三でなく一三といった)のエッセイで知って、「いつか行ってみたい」とずっと思っていた博物館でした。本当に何回行っても、飽きることがありません。未だ行く機会は得ていませんが、ワシントンの「スミソニアン博物館」も同様な趣旨で、同規模のものだときいています。


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自分を振り返っても、子供のときに感じた「驚き」、「好奇心」、「憧れ」が、その子供の将来に影響をあたえる、大きな要因になると思っています。昨今「教育再生」が声高に叫ばれていますが、日本が今後も、「技術立国」を継続していくならば、こんな視点での基盤整備をすべきではないのでしょうか?五箇所目の国立美術館が東京にオープン。舶来の絵画芸術に力を入れるのは反対も否定もしませんが、自国の技術の歴史についての国立博物館がひとつもないというのは、バランスを欠いていると感じるのは、元技術屋の僻みでしょうか?
硬い話になりましてゴメンナサイ。

そういえば、ドイツ出身のJAZZシンガーなんてあまり聞いたことがありませんね。ドイツへ出張したときも、ほとんどの知人のドイツ人の音楽の趣味はクラシック音楽。また、ライブハウスといっても、ドイツの民謡酒場みたいなところで、みんなで腕を組んで、「ローレライ」やら「野ばら」などを歌わされる始末。JAZZクラブなどは、見かけなかったような気がします。しかし、「キース・ジャレット」の「ケルン・コンサート」は、名盤の誉れ高きソロ・コンサート・アルバム。また、「マイルス・デイビス」、「エラ・フィッツジェラルド」などもベルリンでコンサートをしている。したがって、ドイツにJAZZファンがいないとも思えないが・・・・。唯一、CDショップで見つけたアルバムが、「エレン&ベルンド マルクアルト夫妻」のJAZZカルテットによる次のアルバムであった。それに比べ、パリはカルチェ・ラタン界隈のJAZZクラブの多いこと、また、北欧を中心とするヨーロッパJAZZ、非アメリカ・JAZZが大変な勢いの最近のトレンドにあって、この国だけは例外なのか?と思う。

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by knakano0311 | 2007-02-12 09:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)