人気ブログランキング |

大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:梅に鶯 ( 2 ) タグの人気記事

路傍の花、樹々の鳥 (22) ~今年も梅に鶯~

b0102572_13374151.jpg

雨のため、ウォーキングをさぼっていたこの2,3日の間に、一気に春が進んだようだ。いつもの道筋に、ついこの間まではまだ蕾だった梅の花が咲き始め、池の周りの林からは今年初めての鶯の声も聴こえてきた。去年は、なかなか鳴かず、鳴いてもたどたどしい鳴き声だったが、今年は見事な「ホーホケキョ」である。恋の季節も始まったようである。東北地方では、梅も桃も桜も一緒に咲く地域があると聞いたが、今年は一緒でも、バラバラでもい、とにかく美しく咲いて被災地の皆さんの心を少しでも和らげて欲しいものである。

「ちょっと憂鬱だけど、なんだか浮き浮きしている」という微妙な女心を歌った歌は、「It Might As Well Be Spring/春の如く」。超有名なスタンダードのこの歌は、それこそ選ぶのに困るほど多くのミュージシャンたちに演奏されているが、今回はボーカルに絞って、美形の熟女シンガーを聴いてみましょうか。「Laura Fygi/ローラ・フィジー」。

1955年アムステルダム生まれ。父親はオランダ人、母親は元ベリー・ダンサーのエジプト人というから、あのエキゾチックな美形に合点がいく。その美形を活かして、一時期セクシーなイメージを売り物にしたグループで活躍していたらしいが、1991年、「瞳のささやき」でソロ・デビュー。その後、日本ではあまり馴染がないかもしれないが、JAZZ畑での活躍が続いている。この人も私の「女性ボーカル御用達3条件」に花丸合格の一人。

彼女がボサノバに入れ込んで選曲したアルバムが、「マイケル・フランクス/Michael Franks」の曲をタイトルにした「The Lady Wants to Know」。そのなかに彼女の歌う「春の如く」が収録されている。熟女らしくハスキーでセクシー・ヴォイスであるが、いつ聴いても飽きない瑞々しさも感じさせる。

The Lady Wants to Know

Laura Fygi Verve Forecast



【It Might As Well Be Spring/春の如く】
     作詞;オスカー・ハマースタイン2世/Oscar HammersteinⅡ
     作曲;リチャード・ロジャース/Richard Rodgers

「♪   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  I'm as busy as a spider spinning daydreams
         私は白昼夢という糸を紡いでいる蜘蛛のようにせわしい 
   I'm as giddy as a baby on a swing
         私はブランコの上の赤ん坊のように、目がくらみそう
   I haven't seen a crocus or a rosebud, or a robin on the wing
         クロッカスの花も、バラの蕾も、飛ぶコマドリも見たことがないの
   But I feel so gay in a melancholy way
         憂うつなんだけれど、とても浮き浮きしたな気分
   that it might as well be spring
         まるで春のようね
   It might as well be spring...
         そう、まるで春みたいだわ ・・・         ♪」


「Laura Fygi ― It Might As Well Be Spring」
                                                                                                                                                        
       
by knakano0311 | 2012-03-08 13:37 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥 (13) ~ 梅に鶯 ~

b0102572_14125916.jpg

ウォーキングの途中、鶯(うぐいす)の「初鳴き」を聞いた。春告鳥(ハルツゲドリ)の別名。メロディ・ライン(?)もしっかりしていて、幼さを感じさせないその鳴き声に、すっかり春の気配を感じる。そして、鶯との組み合わせの代表である一方の「梅」も、ここ数日来の暖かい陽気で、一斉に咲きほころんだ。ウォーキングの道筋にある庭に植えられているいくつもの梅からは、ほのかな香りが漂ってきて、ここにも濃厚な春の気配。しかし、鶯はその姿をなかなか見せない。それもそのはず、「梅に鶯」という常套句、実際には梅の蜜を吸いにくるのはメジロであり、藪の中で虫を食べる鶯はそのような姿で見かけられることはまずないという。花札などの絵柄にもあるように、ウグイスとメジロ、日本では昔からよく混同されているようだ。近くには「鶯の森」、「鶯台」などという地名もあり、隣町の宝塚の「市鳥」は鶯だという。この辺は鶯とは縁のある土地柄なのであろうか。   

b0102572_1442090.jpg

冬の間は水鳥とメジロ、ヒヨドリくらいしか見かけなかったウォーキング路、今日はジョービタキ、ツグミ、シジュウカラ、ムクドリなども顔を出してきたようだ。そして、「梅」とよく混同される「木瓜(ぼけ)」の花も咲き出していた。

春のスタンダードの名曲といえば、「三月の水/Water Of March」、 「It Might As Well Be Spring」、「Spring Is Here」、「April In Paris」、「I'll Remember April」などが頭に浮かんでくるが、やはり代表的なこの曲に落ち着く。「You Must Believe In Spring」。「カトリーヌ・ドヌーヴ/Catherine Deneuve」主演、「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督のフランス映画「ロシュフォールの恋人たち/Les Demoiselles de Rochefort」で使われた名曲。名コンビ「アラン&マリリン・バーグマン/Alan & Marilyn Bergman」作詞、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」作曲。 

この曲を聴くといつも、イギリスの詩人「シェリー/Percy B. Shelley」の「西風に寄せる歌/Ode to the West Wind」の一節が起源だといわれる「冬来たりなば 春遠からじ」という格言を思い浮かべてしまう。 

「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のアルバムなどがよく知られているが、先年惜しくも亡くなった「エディ・ヒギンス/Eddie Higgins」のロマンチックな演奏はどうでしょうか。私が最初に「エディ・ヒギンス」に魅せられたアルバム「魅惑のとりこ/Bewitched」から。

魅惑のとりこ

エディ・ヒギンズ・トリオ / ヴィーナス・レコード


 
Eddie Higgins Trio - You Mast Believe In Spring  

          
by knakano0311 | 2011-02-27 09:47 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)