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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:浜田真理子 ( 5 ) タグの人気記事

路傍の花、樹々の鳥(87) ~ 夏の提灯 ~

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「ほおづき(鬼灯)」とならぶ、夏の提灯、「フウセンカズラ(風船葛)」。種をもらって播いたのが6月の下旬ころだったであろうか。播いたのが遅かったので、やっと花が咲きだし、実をつけだした。ご近所のそれは、もうみごとな風船となってぶら下がっている。日本の夏の風物詩 ・・・。

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さて、今宵サウダージを感じさせる日本の歌手。さらなるサウダージ歌手は、「浜田真理子」。この人を知ったのは、ブレイク直前、2004年7月放映のMBS・TBS系ドキュメンタリー番組「情熱大陸」であった。松江でOLし、子育てもしながら、年数回のコンサートを開く。ピアノを弾き語りながら、彼女の一瞬かすれる高音の「のび」と「間」が作り出す、あの独特な世界に魅せられて、アルバムも求め、コンサートへも何回か足を運んだ。

「浜田真理子」。1964年生まれ。島根県松江市出身のミュージシャン。県立松江南高等学校卒業、松江市でOLをしながら、東京などで年数回のコンサートを開いている。学生時代よりバー、クラブ、ホテルのラウンジでピアノ弾語りの仕事をするが、1998年暮れ、1stアルバム「mariko」を、僅か500枚の自費リリース。一部のマスコミに取り上げられ完売、2002年に再プレスされ、東京のCDショップでロング・ヒットしたという。そんな彼女が2004年7月、TBSのドキュメンタリ「情熱大陸」で紹介されるや否や、大ブレイクしたのである。以後も松江で暮らしながら、音楽活動をしているが、その孤高の世界に対し、高い支持を与える多くのファンがいる。(参照拙ブログ「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」「うどん屋の二階で「浜田真理子」を聴く」 などなど)

彼女の歌には、昭和の良き時代へのノスタルジア、サウダージが凝縮されている気がする。そんな彼女のアルバムからいくつかを再録 ・・・。

Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON

浜田真理子インディペンデントレーベル



「のこされし者のうた - 浜田真理子」

          

彼女の歌のタイトル、歌詞をみれば、昭和の良き時代へのノスタルジア、情念、怨念に彩られてることがよくわかる。例えば、「But Beautiful」収録の「ミシン」。

「♪  夜が更けて 町が少し静かになっても
    あなたは今夜もまた 帰らない
   ・・・・・・・・・・・・・
   あなたが買ってくれた古いミシンで
   今夜もひとり縫う 赤いドレス

   タカタカタ ・・・
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   この赤い赤い赤いドレスを身につけて
   闇の中でくるくる踊りたい

   さあ もうすこしスピードを上げて
   古いミシン
   今夜もひとり縫う 赤いドレス

   タカタカタ ・・・           ♪」

But Beautiful

浜田真理子 / 美音堂



「ミシン-浜田真理子」

          

「ためいき小唄-浜田真理子」

          

そして極めつけのノスタルジー、サウダージは彼女の歌う「赤色エレジー」であろうか。私が1960年代後半、学生の頃から夢中になって読んでいた雑誌の一つが、青林堂の「月刊漫画ガロ」。1970年代初頭、そこに連載された作品に「林静一」の代表作「赤色エレジー」があった。私は観てませんが、その漫画を、原作者「林静一」が、自ら監督・作画を手掛けて、2007年に「画ニメ」化(映画化)された。挿入歌は「あがた森魚(あがた もりお)」オリジナルの「赤色エレジー」。

赤色エレジー [DVD]

ビデオメーカー



「赤色エレジー  - 浜田真理子」
 
          




 
by knakano0311 | 2015-08-06 00:15 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

ひそやかに唄う ・・・ ~浜田真理子~

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肌寒くなり、月が煌々と冴えわたる季節になると決まって聴きたくなる歌手がいる。題して「ひそやかに唄う ・・・」。あまり目立ちはしないが、心がほあ~~んと暖かくなる、そんな歌手たちのアルバムに手を伸ばしたくなる季節である。

初回は、このブログでも何回か紹介した「浜田真理子」。(拙ブログ「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」「化学反応」「月観れば ・・・」など参照) TVドキュメンタリー番組「情熱大陸」で紹介されてからブレーク、一躍注目されるようになった。わたしも、何回かコンサートも聴きにいっているが、「愛、恋、純粋、純愛、永遠、死・・・・」など、少し照れくさくなるような言葉を紡いで醸し出す、深い静けさ、情念に満ちたあの独特の雰囲気は、多分コンサートでしか味わえないのではないだろうか。

ひそやかな心をひそやかに唄うシンガー・ソングライター、「浜田真理子」。

あなたへ

浜田真理子 / インディーズ・メーカー



変わったタイトルだなと一瞬違和感を感じるが、聴きだせばじわっと沁みてくる「あしくび」。

「♪ 私のあしくびを つかんだまま
   あなたはどこへ 行こうというのか
    返せ 私のこころを 置いてゆけ
     あなたに あげるつもりの
      こころでは なかったのだ
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「浜田真理子 あしくび (Live) 」

          


オリジナルが主体であるが、時にはカバーにもその異彩を発揮する。オリジナルと全く違った世界が広がるいい例が、「阿久悠」作詞、作曲「浜圭介」の「街の灯り」。「人間万葉歌」の5枚のCDでは収まり切らなかったヒット曲&名曲の数々を収めた続編から。

続・人間万葉歌~阿久悠 作詞集

オムニバス / Vicctor Entertainment =music=



「街の灯り~Mr.Lonely 浜田真理子」

          


そして、最新のアルバムは、初のカバーアルバム、「あなたの心に」(2012年3月リリース)。

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あなたの心に/浜田真理子/美音堂


by knakano0311 | 2012-10-31 09:28 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)

月観れば ・・・

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夕日が西に落ちて、あたりが急に暗くなる。そっと静かに月が昇ってくる。立冬をすぎて、外は相当寒くなってきたが、空気の透明度が上がってきた。そのせいで月がくっきりと見える。月齢13、14日くらいか ・・・。寒さをこらえて、玩具の天体望遠鏡を取り出してきて、月をずっと見ていた。玩具と言っても、20倍から最大140倍の屈折式天体望遠鏡である。クレーターがはっきり見える。何回観ても、見るたびに月の美しさに、この年になっても若干の興奮、感動を抑えきれないのである。その妖しい美しさが、人間の理性を狂わし、魔物に変身させるとい古来からの言い伝えが世界中にある。

「浜田真理子」が無性に聴きたくなった。

「浜田真理子」。このブログでも何回か取り上げたことがある。(「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」「化学反応」など) 松江でOLし、子育てもしながら、年数回のコンサートを開く。そんな彼女がTBSのドキュメンタリ「情熱大陸」で紹介されるや否や、大ブレイクしたのである。ピアノを弾き語りながら、彼女の一瞬かすれる高音の「のび」と「間」が作り出す、あの独特な静謐なコンサートの空気、気配。月なんかを見てしまうと、あの空気を時々思い出して、無性に聴きたくなるのである。

陸奥の冬の海岸を静かに照らす月。そんな光景が目に浮かぶ歌は「月の記憶」。

あなたへ

浜田真理子 / インディーズ・メーカー



Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON

浜田真理子インディペンデントレーベル



「浜田真理子-月の記憶」
 
        

 
今聴けば、鎮魂の歌として、そのせつなさが胸に迫る「のこされし者のうた」。  

MARIKO

浜田真理子インディペンデントレーベル


 
「浜田真理子-のこされし者のうた」
 
        
 
 
 
 
 
by knakano0311 | 2011-11-10 22:45 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

One and Only  ~秋の夜長に聴きたい孤高の世界~

もう九月。あの暑さも一段落して、近づく秋の気配。そんな秋の夜長に、はまってみたいと思うJAZZYな音世界がある。アーティストは、だれでも自分独自の音世界を作ろうと思って創作活動をしているが、その中でも特に際立った女性アーティストたちがいる。TVなどのマスメディアの歌番などには、まず露出しないし、オリコンのヒットチャートにも載ることはない。しかし、ライブチケットはいつもソールドアウト、きっと深いファンがいるのであろう。キーボードの弾き語りのアーティストが多いのは偶然だろうか? 弾き語りライブでしか、その独特な世界が体験できないのかも知れない。

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まず、このブログでも紹介した「浜田真理子」、「沢知恵」。浜田真理子の場合はTVドキュメンタリー番組「情熱大陸」で観てから注目するようになり、何回かコンサートも聴きにいってます。
松江というごく普通の地方に住んでいるおばさん。OLし、子育てもしながら、年数回のコンサートを開く。そんな彼女がTV番組をきっかけにしてブレーク。「愛、恋、純粋、純愛、永遠、死・・・・」、少し照れくさくなるような言葉を紡いで、今までに日本の歌手では聞いたことのない深い静けさ、情念に満ちた独自の世界を作りだす。コンサートでは、CDではほとんど伝わってこない、恐らくライブでしか味わうことの出来ない、独特の雰囲気に満ちた静謐な空間が作り出される。(拙稿「松江・宍道湖のほとりから~浜田真理子の世界」、「化学反応」参照)。ひとつだけアルバムをあげるとしたら、やはり「月の記憶」か。

Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B00008PT9X
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「浜田真理子 あしくび (Live) 」

          


「沢知恵(さわ・ともえ)」。彼女を知ったのは、Amazonのマニアリストからのおすすめであったと思う。最初に聞いたCDは、「いいうたいろいろ5  英語のいいうた」。 しかし、そのときは印象に残ることはなかった。あるとき何気なく聴いたとき、大げさだが、その彼女の世界に衝撃を受けた。 その歌はアルバムラストの「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモーロウ」。タイトルどおり、いろいろなジャンルの歌のシリーズCDを出しているが、演歌、童謡、フォーク、POPS、賛美歌、校歌などのほか、オリジナルを交えて彼女の弾き語りの世界に引きずり込まれる快感は一度経験したら忘れられない。一度ライブを聴いてみたいアーティストの一人。(拙稿「雨の日に聴くオーガニック・ヴォイス」参照)

いいうたいろいろ5 英語のいいうた
沢知恵 / / コスモスレコーズ
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「高田みち子」。 出自などよく知らなかったが、彼女もAmazonのマニアリストからのおすすめで知ったと思う。ライナーノーツなどによると、70~80年代のポップスとジャズのテイストをミクスチャーした噂の新宿系シンガーソングライターで、女性からの支持が多いらしい。ヒットした前作『Night buzz』につづくセカンド作品が「TALEA DREAM」。
「CDジャーナル・レビュー」にいわく、「いい声。そして、いい曲を書く人。だが彼女はいわゆるジャズ・シンガーではない。ただし、彼女には音楽を感受する鋭い感覚、高レベルの演奏者と同じ土俵に立って自身の表現を完遂する音楽性、そして何より音楽家としての器の大きさが備わっている。」 
あるカスタマーレビューの言。「彼女の歌う「TALEA DREAM」の穏やかで伸びやかな歌唱が私の車の中に安らぎを充満させ、40男の心の中の欠けたピースを1つずつ埋めていった。・・・」

TALEA DREAM
高田みち子 / / ソニーミュージックエンタテインメント
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「中山うり」。まず名前からして只者ではない。アコーディオンの弾き語りという特異なスタイルと、独特の歌詞世界で、ジャズ、シャンソン、ボサノバ、ジプシー音楽などを思い起こさせる音世界を築いてみせる。CDデビュー前に、音楽配信ストアで異例の売り上げをあげ、さらに、2006年のフジロック(アヴァロン)にも出演したという、従来にない新しいプロセスで音楽シーンに登場してきたアーティストである。アコーディオンと、時折ポケットトランペットを演奏しながら歌うというスタイルで、既にワンマンライブも10回以上をソールドアウトさせているという。
ノスタルジックでありながら、どこか陽気。また、メランコリーで異国の香りにも満ちたその魅力ある歌声は、一聴しただけで心をぎゅっとつかまれてしまう魅力に溢れている。
遂にメジャーデビューしたCDが、「DoReMiFa(ドレミファ)」。

DoReMiFa

中山うり / ソニーミュージックエンタテインメント




現代の「イタコ」、「巫女」、「琵琶法師」ともいえる彼女たちの醸し出す、その「One and Only」の世界の魅力に、幻惑されながら浸ってみる秋の夜長はいかがでしょうか。
by knakano0311 | 2007-09-01 00:48 | ミューズたちの歌声 | Trackback(4) | Comments(0)

化学反応

妻のためにと買ったCD。 浜田真理子 「夜も昼も」。プロデューサーに大友良英、レコーディング・エンジニアにZAKを迎えての新作スタジオ盤。「MARIKO」、「あなたへ」につづく4年ぶりのスタジオ・レコーディング盤。
浜田真理子といえば、ピアノの弾き語り。浜田真理子本人も、ほとんどのファンも「弾き語りが最も浜田真理子らしいのだ。表現方法として、それ以外のスタイルはない。」そういう認識を持っていたはずだ。本作は、これまでのピアノ一本の弾き語りに、最小限のアコースティックな楽器、たとえばチェロ、バンドネオン、トランペット、ギターなど、を加え、新しい「浜田真理子の音世界」を予感させる極上のアルバムに仕上がっている。このアルバムに、一番びっくりしたのは、浜田真理子ご本人ではないだろうか。
活動報告と称するライブ・レコーディング・アルバムを加えた、いままでの彼女の一連のアルバムで気になっていたことがある。ひとつはライブ会場で聴いた音空間とCDの音空間の落差、ライブ会場で感じる、あの凛とした空気がCDでは感じられないこと。それに、音の「きれ」がいまいちかなあと思っていた。
多分、レコーディング技術の問題ではないかと感じていたが、今回ZAKをレコーディング・エンジニアに迎えたことにより、そのことがいっそうはっきりした。このアルバムでは、彼女の指の動き、息遣いまでが現場にいるがごとく、感じられるような、すばらしい仕上がりになっている。
まさに、プロデューサー+レコーディング・エンジニア+アーティストの「化学反応」をみる思い。60の爺さんが聴くには少し気恥ずかしい歌詞の曲が並んでいるが、年を忘れて、おもわず惹きこまれてしまった。
松江でOLしながら音楽活動をしている浜田真理子。プロとして、アーティストとして大きく成長するエポックメイキングなアルバムになるかもしれない。

ジャケット・イラストは林静一。

夜も昼も
浜田真理子 / インディペンデントレーベル
ISBN : B000J3FE0E
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by knakano0311 | 2006-11-15 23:48 | ミューズたちの歌声 | Trackback(3) | Comments(0)