大屋地爵士のJAZZYな生活

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思いがけなく栗拾い

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 里山の麓の道路を車で走る。道路に大きな栗の実がたくさん落ちている。テニス・ボールほどもある「能勢栗」。道の傍らの栗の木から落ちたもので、拾う人もいないようだ。しからばと拾い集めたら、1kgほど採れた。思いもかけない栗拾い。渋皮煮と栗ご飯にすると妻は言う。

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 あたりを見渡せば、黄金色の稲穂、白い蕎麦の花、赤く熟れだした柿の実。里の秋、収穫の秋、味覚の秋 ・・・。

 今宵は、「長谷川きよし」。彼の歌には、「うつろな秋に」、「光る河」、「沈む里」、「透明なひとときを」など秋を感じさせる曲が多い。40年以上も昔でしょうか、彼のレコードも随分と聴き、彼のように弾き語りが出来るようになりたいと練習もしたものですが ・・・。

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ゴールデン☆ベスト
長谷川きよし
テイチクエンタテインメント




「長谷川きよし ー 秋だから」


          

「長谷川きよし ー 透明なひとときを」

          

  


  
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by knakano0311 | 2017-09-30 09:32 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(2)

二足も三足も早すぎる

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 道端に青々しい「イガ」を持つ「クリ(栗)」がいくつも落ちている。昨夜の雨風で落ちたものであるが、梅雨の前に花をつけたと思ったら、もう実も相当大きくなっている。この地域の名産、「能勢栗」である。ご近所には、庭に植えている家もけっこう多い。9月から10月にかけてが旬。秋の兆しと呼ぶには、まだ一足どころか、二足も三足も早すぎる。

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 こちらは妻が育てている「イチジク(無花果)」。やはり地域の特産物で、イチジク農家が市内のあちこちにあり、お盆の頃に市場に出回る。ワインやスィーツなどの加工品も名産にしようと市も力を入れている。妻は、「ジャムにする」と言っているが、さてそれほどの量が採れるのか ・・・。

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 今宵は、お久しぶり歌姫、「キアラ・シヴェロ/Chiara Civello」。ブログ友の記事に触発され、引っ張り出してきた。イタリア出身の美人シンガー・ソングライターである。「キアラ」という名前、響きがいい。イタリア語で「クリスタル」だそうだ。アコースティック・ギター、ピアノを弾きながら、アンニュイなヴォーカルを聴かせる。

 1975年、ローマ生まれ。幼少の頃、祖母からピアノを弾くように勧められる。その後、アコースティック・ギターも手にするが、いつしか歌うことに没頭するようになる。16歳で本格的に歌を始め、ローマにある音楽学校で音楽を学び、その後18歳で渡米し、ボストンの「バークリー音楽院」で奨学金を得、本格的にジャズを学んだ。

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 バークリーを卒業後は、ニューヨークへ移住。そこでラテンとブラジル音楽に没頭し、作曲、演奏活動に明け暮れていた。その頃、シヴェロのバンド仲間が、「ポール・サイモン/Paul Simon」と仕事をするようになり、そんな関係で、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」などもプロデュースした「ラス・タイトルマン/Russ Titelman」と出逢い、2005年「ラスト・クォーター・ムーン/Last quarter moon」でアルバム・デビューにすることになる。

 「ブラジル音楽に強く魅かれる」という彼女自身のピアノの弾き語りが心地よい。ソングライターとしての才能も窺え、アルバム中10作が自作であるが、ボサノヴァ・テイストのカバー曲も散りばめた洒落たアルバム。美人で歌がうまく当時は期待したが、カテゴリーが違う感じで、以来あまり聴くことはなかったが、あらためて聴いてみると、フレンチ・ボッサやジャズ・ボッサとも違う初々しさが感じられた。

ラスト・クォーター・ムーン

キアラ・シヴェロユニバーサルクラシック



 そのアルバムから、ボッサ・テイストの歌唱をいくつか。まず、「スザンヌ・ヴェガ/Suzanne Vega」のカバーから、「キャラメル/Caramel」。

「Caramel - Chiara Civello」

          

 「オウトーノ/Outono(秋)」は、ボサノヴァ・シンガー「ホーザ・パッソス/Rosa Passos」の作品。

「Outono ー Chiara Civello」

          

 日本版、ボーナス・トラックの「Beijo Partido(こわれたキス)」は、彼女お気に入りのブラジル人ギタリスト、「トニーニョ・オルタ/Tiniho Horta」の作品だそうだ。

「Chiara Civello - Beijo Partido」

           
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by knakano0311 | 2017-07-27 15:28 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

秋のかたち、秋のうた(3) ~ セレナーデとノクターン ~

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北摂地域は栗が特産品である。古来から北摂地域の名産品を「三白三黒」と呼んだ。「三白」とは、「米・寒天・高野(凍み)豆腐」、そして「三黒」とは、「栗・黒牛・(池田)炭」のことである。「能勢栗」は「銀寄せ」(お金を集めるの意味)とよばれ、大玉で今でも「丹波栗」と並んで人気が高い。団地の庭先にこの「能勢栗」を植えてある家も多い。

遊びの山でも、自生する「シバグリ(柴栗)(ヤマグリ/山栗とも)」も実をいっぱい付け、里の栗も山の栗も今年も豊作のようである。

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さて、秋の歌。ロマンチックに「セレナーデとノクターン」と参りましょう。まずは、「セレナーデ」。「オータム・セレナーデ/Autumn Serenade」は、作曲「ピーター・デ・ロウズ/Peter de Rose 」、作詞「サミー・ギャロップ/Sammy Gallop」になる曲で、比較的ジャズメンが多く採り上げられているスタンダード。「メル・トーメ/Mel Torme」や「ジューン・クリスティ/June Christy」の歌唱が知られているが、やはり最も知られているのは、歌心溢れるテナー・サックスの「ジョーン・コルトレーン/John Coltrane」と情緒豊かな「ビロードの声」と呼ばれたバリトン・ヴォイスを持つボーカルの「ジョニー・ハートマン/Johnny Hartman」の共演した傑作アルバム、「John Coltrane & Johnny Hartman」でしょう。

【 Autumn Serenade 】
               作詞: サミー・ギャロップ Sammy Gallop
               作曲:ピーター・デ・ロウズ Peter DeRose (1945)

「♪ Through the trees comes autumn with her serenade.
              木々の間を通り抜け、秋が彼女のセレナーデに乗ってやってきた。
   Melodies the sweetest music ever played.
              そのメロディが甘さは初めて聴くほど
   Autumn kisses we knew are beautiful souvenirs.
              僕達が知っている秋のくちづけは、季節の美しい記念品。
    As I pause to recall the leaves seem to fall like tears.
              歩みを止めて思い出すのは、涙のようにとめどもなく散ってゆく枯葉

   Silver stars were clining to an autumn sky.  
                    秋の夜空には星々が銀色に輝いていた
   Love was ours until October wandered by.   
                    でも、二人の愛は十月がやってくるまでだった
   Let the years come and go,               
                     新しい年がやってきて、やがて去っても
   I'll still feel the glow that time can not fade   
                     時はいまでも僕からは消し去ることができないでいる
   When I hear that lovely autumn serenade   
              あの可愛らしい秋のセレナーデを初めて聴いた時の熱い想いを ♪」


John Coltrane & Johnny Hartman

John Coltrane / Impulse



「John Coltrane and Johnny Hartman - Autumn Serenade」

          


  
そして、「オータム・ノクターン/Autumn Nocturne」。このスタンダードもスウィング時代にヒットした失恋の歌。作詞は、「キム・ギャノン/Gannon」、作曲は「ジョゼフ・マイロー/Josef Myrow」。

【 Autumn Nocturne 】

「 ♪ When autumn sings her lullaby   秋が子守歌を歌い
    And green leaves turn to gold   緑の葉が黄金色に変わるとき
    Then I remember last September  去年の九月を思い出す
    You and I said goodbye       互いに別れたあの九月を
    Whispering that we would be returning また九月が来たら
    When autumn comes again       逢おうと囁いたあの九月を

    Now autumn roams the hills once more いま、秋がまた山々にやってきたのに
    But you forgot your vow    君はあの約束を忘れてしまったの
    Now here am I with, alone with only memories  僕は今ここにたったひとりぼっち
    Only lonely memories, autumn memories of you  あの秋の思い出を抱いて

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・               ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


最近ではニッキ・パロットNicki Parrott も録音しているが、今宵は、私がご贔屓とする大姉御、「カッサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」の独特の世界を聴いてみましょう。全曲スタンダードのアルバム、「ブルー・スカイ/Blue Skies」(1988)から。

Blue Skies

Cassandra Wilson / Polygram Records




「Autumn Nocturne - Cassandra Wilson」


          

この美しいバラード、演奏で聴くのも味があります。「ルー・ドナルドソン/Lou Donaldson」の演奏が知られていますが、今宵泣かせのテナー、「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」の演奏で ・・・。アルバムは、「ノクターン・アンド・セレナーデ/Nocturnes And Serenades」。

Nocturnes & Serenades

Scott Hamilton / Concord Records



「Autumn Nocturne - Scott Hamilton」

          

  


  
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by knakano0311 | 2016-09-20 15:27 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

夏の終わりの定番曲は ・・・

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「立秋」、「処暑」もすぎたのにこの暑さ、なかなか「秋近し」の実感はわきません。しかし秋空を思わすような澄み切った青空。久しぶりに能勢、亀岡と、近隣をドライブしてみました。

稲穂が黄金色に色づき始め、少し垂れている。この地方名産の「能勢栗」は、その実をかなり大きく膨らませている。そんな光景にわずかに秋の訪れを感じることができる、

ドライブの上がりは、ご贔屓の「soto cafe(ソト・カフェ)」。ここまで上がってくると、気温は25度くらい。たっぷりの暖かいカフェ・オレを飲む。ぼけっと外を見ていると、風も空気もかなり濃厚な秋の気配を実感できる。さあ、夏も終わりに近づいてきましたね。

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「夏の終わりの定番曲」といえば、私の場合は、「クリス・レア/Chris Rea」の「オン・ザ・ビーチ/On The Beach」でしょうか。私の好きなあのダミ声が哀愁を誘う。そして、今年も例年のように聴いてみました。 

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「クリス・レア」。イギリス・イングランド北東部の工業都市ミドルズブラ出身のシンガーソングライター 。 ハスキーボイスとスライドギターで知られる。日本では、車のCMとして使用され、一躍人気に火が付いた「オン・ザ・ビーチ/On The Beach」が、もっとも有名でしょうか。「オン・ザ・ビーチ」は、1986年にリリースされた「クリス・レア」の8枚目のオリジナル・アルバム。青空、白い雲、そしてビーチパラソル。そんなジャケットを見るだけで、一気に夏気分にさせてくれる。

オン・ザ・ビーチ

クリス・レア / ワーナーミュージック・ジャパン




「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  Underneath that moon lit sky         あの月明かりの空の下
   Takes me back to the place          もう一度、ぼくのよく知っている 
   That I know.                     あの場所へ連れて行ってくれよ
   Down on the beach.                あのビーチへ ・・・
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

今回はライブ映像で ・・・・。ブルースギターの手練れであることもよくわかる。Live at Montreux Jazz Festival, Switzerland。

「Chris Rea "On The Beach" Montreux 97」

 
          
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by knakano0311 | 2013-08-29 17:42 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

Fields Of Gold

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能勢・長谷(ながたに)の棚田。 陽気に誘われ、稲刈りが始まった長谷の棚田を訪れてみた。

前回訪れた田植えのころとはまた違って、田毎の黄金色の稲穂が風になびく景色はやはり美しい。刈った稲を天日に干す「稲木干し」も久しぶりに見た。子供のころ、農家ではなかったが、我が家の近くでは、稲木干しは秋になるといつも見る光景であった。小学生の頃、稲刈りした後の田んぼに全校の児童が総出して、「蝗(いなご)」を捕ったものである。捕ったイナゴは佃煮業者に売って、オルガンや運動用具を買ったのであった。そんな貧しい時代の記憶も懐かしい。

猪除けの電柵に気をつけながら、前回と同じように、畦道に腰を掛け、おにぎりをほうばる。棚田、稲の香り、稲木、コンバイン、藁葺き屋根、栗林、ゆっくりと空を舞う鷲 ・・・ 。この開放感、五感に響いてくるすべてが心地よい。

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聞こえるのは風の音。その音に混じって遠くからはコンバインや秋の虫の音も。

ゆっくりと歩く山道の傍らには、よくお金を稼いでくれるところから、昔から、銀寄(ぎんよせ)ともいわれるこの地の名産、大粒の「能勢栗」が、もう野球のボールくらいの大きさに実っている。今年は栗も豊作の様である。  

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栽培をしているわけはないと思うが、可憐な花をつけている「葛(くず)」の生い茂る斜面を抜け、杉木立の中に涼を感じながらゆっくりと20分ほど登ると、もうそこは「才の神(サイノカミ)峠」である。峠を越すと猪名川町であるが、この峠には「右ふたすじは山道長谷村 たには銀山ありま ・・・・ 」という寛文11年(1671年)八月の銘の刻まれた道標が置かれている。

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長谷の里の背後のある「三草山」の古名は、「美奴売山(みぬめやま)」といい、神功(じんぐう)皇后の三韓遠征に使った船の船材をこのあたりから調達したという伝説も残っているらしい。「才の神峠」は「三草山」の西麓にある峠で古来から交通の要衝であり、「源平一の谷合戦」などの所縁の峠でもあった。道標の傍らには、旅人の無事を祈願したであろう、安政二年(1855年)の銘が刻まれた法華石塔が、ひっそりと置かれている。 
 
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この「才の神峠」の道標まで歩き、杉木立、クヌギ林の里山をくだり、長谷の里まで引き返した。日の影が長くなり、陰影のコントラストがくっきりとして、里山には秋の気配が色濃く漂う。途中の棚田では、老夫婦がコンバインを操作して、稲刈りをしていた。我々はハイキング気分で棚田歩きを楽しんでいるが、この棚田で農業を続けていくには相当な苦労もあることも容易に察せられる。数日前に見た韓国映画「牛の鈴音」に思いがかぶってしまった。

里への下り道には、気がつくとあの赤い色が際立つ、彼岸花がもう咲き始めていた。
はじまった里の秋 ・・・・ 。


「牛の鈴音」。年老いた農夫と牛の暮らしを温かな眼差しで見詰めた感動のドキュメンタリー。40年も生きる老いぼれ牛と共に働いていた農夫・チェ爺さん。誰もが耕作機械を使うのに、頑固なお爺さんは牛と働き、牛が食べる草の為に農薬もまくこともしない。ところがチェ爺さんは獣医から「牛は今年の冬を越すことができない」と告げられる … 。オリジナルのタイトルの意味は「OLD PARTNER」だという、2009年公開の韓国映画。

牛の鈴音(うしのすずおと) [DVD]

バップ


 

そして、曲はもうこれでしょう。「Fields Of Gold」。オリジナルは「スティング/Sting」の曲であるが、私は、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌を聴いて、この曲を知り、好きになった。「Sting」の原曲とは、歌い方も違うし、微妙に異なる歌詞になっているが、彼女のヴァージョンの方が雰囲気や思いはよく出ていると思う。

【 Fields Of Gold 】  作詞作曲;Sting

「♪ You'll remember me when the west wind moves 
   among the fields of barley
   You can tell the sun in his jealous sky 
   when we walked in fields of gold
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   大麦畑を西風が吹いたら
   私のことを思い出してください
   嫉妬深い空に輝く太陽に語りかけてください
   黄金色に輝く草原を私と歩いた時のことを
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ♪」

いまや伝説的ともなった「Blues Alley」でのライブアルバムから ・・・ 。

Live at Blues Alley

Eva CassidyEva Music



アルバムのなかでも彼女の「Fields Of Gold」はひときわ輝いている。

          

 
 
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by knakano0311 | 2010-09-20 09:29 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)