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大屋地爵士のJAZZYな生活

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うお座の日 

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朝、出勤前に何気なくTVをみたら、「今日の運勢、うお座がラッキー、アイテムはCD」てなことを言っていた。普段は全く占いなどは気にしないが、帰りにCDショップへ寄り、運試しではないが、CDを買う気になってしまった。1枚は、最近はまっている「ケニー・バロン」の「Confirmation」。もう1枚は、ほぼ衝動買いというより、「占い」買いに近く、「Connie Evingson/Stockholm Sweetin’」。

「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」。その実力、歌唱力は、「ビートルズはお好き?」の章で絶賛したとおり。しばらく音沙汰ないなあと思っていたら、新アルバムが店頭に並んでいた。しかも、曲名リストをみると、私の持病の「特定の歌症候群/Comes Love」が入っているではないか。こうなると、「パブロフの犬」的に買わざるをえない。
「Stockholm Sweetin’」。これがよかった、大当たり。「占い」も時には当たるもんだと妙な感心。このアルバム、カテゴリー的には「ノラ・ジョーンズ」、「メデリン・ペルー」などに連なるノスタルジック・癒し系だとおもう。古いJAZZ・スタンダード、ラテン、シャンソンが、卓越した手だれのアコースティック・ギターのバックに乗って軽やかであるが、どこか懐かしい響きを醸し出しながら歌われる。ところが雰囲気は、デキシーでもないし、カントリーでもないし、ロックンロールでもないなあ、アメリカ音楽ルーツではなさそう。なんだろうか?と想いつつ、ライナー・ノーツをみると、バックバンドは「The Hot Club Of Sweden」で、ストックホルムで活躍しているジプシー・スウィングのバンドとのこと。ここで合点がいった。「The Hot Club Of Sweden」は手だれギター二人+ベースの編成。そう、あの「ジャンゴ。ラインハルト」の流れをひくという「ローゼンバーグ・トリオ(ギターの響き、心の響き 参照)」と同じ編成。まさしく「ジプシー・ギター、ローゼンバーグ・トリオ」をバックに歌っていると言う雰囲気が大正解。ジプシー・ギター特有の早弾き、哀愁を帯びた曲調にのせて歌われる。特に、持病の「Comes Love」は「ジャネット・サイデル」や「ステイシー・ケント」らのベースを基調としたものとは全く違う「アコ・ギタ」一本締め。また、「風のささやき」「あなたが知ってたなら/Si Tu Savais」「Throw It Away」、なんと「ベサメ・ムーチョ」なども、アコーディオンやSAXも加わって、まさにヨーロピアン・ノスタルジック・ワールドともいえる世界が醸し出されている。
「The Hot Club Of Sweden」。このバンドの名前も由来がある。ジプシーJAZZギターの祖、「ジャンゴ・ラインハルト」はバイオリンの「ステファン・グラッペリ」と組んで、あとリズムギター2本とベースをくわえたオール弦楽器からなる「フランス・ホットクラブ・五重奏団」を結成していたという。「われらはジャンゴ・ラインハルトを師とする組なり」という明確な主張もバンド名に感じられて好ましい。

買って正解!大ラッキー!であった魚座の日。

ストックホルム・スウィートニン
コニー・エヴィンソン / Minnehaha Music/ガッツプロダクション
ISBN : B000GL16XI
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さらに、私は、ずっと勝手に、彼女はイギリス人と思いこんでいたが、ミネソタ出身と言うことも分かった。私が聴いていた前2作のアルバム、ビートルズのカバー集「Let It Be Jazz」、JAZZ・スタンダードの「Some Cats Know」とはまったくコンセプト、方向の違う今回のアルバム。何があったんだろうと、Amazonで調べてみたら、私は知らなかったが、彼女は去年2005年に「ジプシー・イン・マイ・ソウル」というアルバムを出している。「ネイチャー・ボーイ」「Lover Come Back To Me」などスタンダード集であるが、アルバム・タイトル曲の「ジプシー・イン・マイ・ソウル」、「DJANGO'S PREMONITION (anouman) / ジャンゴの予感」なんて曲がはいっているではないか。多分これがきっかけとなって、インスパイアされて、今度は、スエーデンまで行って、ジプシー・ギター・バンドとコラボすることになっただろうことは容易に推測できる。
直ちに、Amazonにこのアルバムの発注をかけたことはいうまでもありません。配達を首を長くして待っているところです。    

ジプシー・イン・マイ・ソウル
コニー・エヴィンソン Connie Evingson / ガッツプロダクション
ISBN : B0007RC5S6
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それにしても、「ローゼンバーグ・トリオ(ギターの響き、心の響き 参照)」の章でも書いたが、ヨーロッパで、この「ジプシー・スウィング、ジプシー・JAZZ」が大人気らしい。
今、人気絶頂の海賊映画俳優「ジョニー・デップ」が出演した映画「ショコラ」をはじめとして「ギター弾きの恋」、などに、この「ジプシー・スウィング、ジプシー・JAZZ」が使われてかららしい。
そういえば、「ショコラ」に「デップ」がギターを爪弾くシーンがあったが、その曲こそが「ジプシー・イン・マイ・ソウル」であったのだ。
映画「ショコラ」。ある母娘がつくるほんの一口のチョコレートが頑迷な村の人々の心を優しくし、村そのものを変えていくというお話。この母親と「デップ」は恋に落ちるのだが・・・・。
これからの季節に、心が温かくなるオススメの映画であることも付け加えておきます。


ショコラ DTS特別版
/ 角川エンタテインメント
ISBN : B00005OO4O
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by knakano0311 | 2006-10-19 21:57 | ミューズたちの歌声 | Trackback | Comments(0)