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大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:A Flower Is A Lovesome Thing ( 3 ) タグの人気記事

路傍の花、樹々の鳥(223) ~ 秋を感じさせる空と雑草 ~  

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 山では秋を感じさせるシーンが多くなってきたが、里でもその気配が。いわし雲のような秋空ではないが、台風一過、月、雲、空の色に、なんとなく秋の気配を感じる。今年は、もう少し暗くなると赤く輝く火星が、月の脇にはっきり見える。十五夜も近くなってきた。

 道端や空き地では、この大雨を受けてか、個性的な名前が多い雑草が繁茂。葉や茎に悪臭があることから名付けられたという「ヘクソカズラ(屁糞葛)」もそのひとつ。蔓性の多年草なので、至る所に生え、刈っても刈っても次の年にはまた茂ってくる。実家に庭にも生えていので、今頃は、草茫茫で近所に迷惑をかけていないか気になるところ。しかし、花は意外と可愛らしい。

 「図書館戦争」や「阪急電車」でも知られている「有川浩」の恋愛小説で2年ほど前に映画化もされた、「植物図鑑 (幻冬舎文庫)」の第1章にこの花が出てくる。ひょんなことから、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクで、イケメンの「樹(イツキ)」と奇妙な同棲生活を始めた女の子の話。そこには、「花の姿の愛らしさは雑草の中でもかなり上位に入る」と弁護するように書かれている。

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

有川 浩 / 幻冬舎


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 そして、ブラシのように長い穂の形が独特な雑草、「エノコログサ(狗尾草)」。この花穂が、犬の尾に似ていることから、「犬っころ草(いぬっころくさ)」が転じて「エノコログサ」という呼称になったという。また、花穂を振ると、猫がじゃれつくことから、「ネコジャラシ(猫じゃらし)」とも呼ばれる。こちらの名前の方が、馴染みが深い。子供の頃、よく遊んだものだ。

 「ヘクソカズラ(屁糞葛)」とひどい名前をつけられたのでは、余りにも可愛そう。そこで今宵の歌、「花はどんな花でも愛らしい」という意味を込めて、「A Flower Is A Lovesome Thing」。「A列車で行こう/Take The ”A” Train」の作者として知られ、アメリカのジャズピアノ奏者、作曲家、アレンジャーであった、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn」の有名な曲。「lovesome;美しい、チャーミングな」、「luscious;薫りがいい」、そんな言葉でヨイショしておきましょう。

【 A Flower Is A Lovesome Thing 】  by Billy Strayhorn, Duke Ellington

「♪ A flower is a lovesome thing
   A luscious living lovesome thing
   A daffodil, a rose, no matter where it grows
   Is such a lovely lovesome thing ・・・  ♪」


 YOUTUBEにアップされていた、「デューク・エリントン楽団/The Duke Ellington Orchestra」との共演が多いことで知られている男性シンガー、「オジー・ベイリー/Ozzie Bailey」と「ビリー・ストレイホーン」のピアノのデュオで。コンピ・アルバムだと思われますが、1965年録音のものが、「Lush Life」に収録されているようです。

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Lush Life
Billy Strayhorn
Sony



「Ozzie Bailey & Billy Strayhorn - A Flower Is A Lovesome Thing」

          

 おなじくYOUTUBEから、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」と「デューク・エリントン/Duke Ellington」のコラボで。「Ella at Duke's Place」(録音1965年)から。

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Ella at Duke's Place
デューク・エリントン & エラ・フィッツジェラルド
Polygram Records



「A Flower is a Lovesome Thing -Ella Fitzgerald」

          
by knakano0311 | 2018-08-29 09:28 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(178) ~ 屁糞葛も花盛り ~

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 この時期、いたるところで見かけるのが、この「ヘクソカズラ(屁糞葛)」。わたしの住んでいる住宅地でも、手入れができず、ほったらかしになっている実家の庭でも。蔓性多年草で、刈っても刈っても、毎年生えてくる雑草。葉や茎に悪臭があることからその名があるが、ひとつだけでもえげつないのに二つもそれが重なるとは、なんたる不幸。名付けた人は相当な恨みでもあったのか ・・・。しかし、花は意外と可愛らしい。ところが花言葉は、その臭いが人を寄せつけないことから、「人嫌い」。花言葉までもがネガティヴで、ここまで来ると、いささかかわいそうな気さえする。

    「屁糞葛も花盛り」

 その臭いからあまり好かれない「ヘクソカズラ」でも、こんな愛らしい花を咲かせる。「不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力がある」という意味の諺(ことわざ)であるとか。

 また、万葉集(巻十六)に、

    「かわらふじに 延ひおほとれる屎葛 絶ゆることなく宮仕えせむ」 (高宮王)

 別名、「カワラフジ(河原藤)」、「ジャケツイバラ(蛇結茨)」の木にしがみつくように、まとわりつく「クソカズラ(屎葛)」。そんな葛のように、臭いと嫌われても、いつまでもしがみついて宮仕えをしたいものだ。そんな意味か。なにか、先の国会での答弁を行う官僚たちを見ているみたいで、もう哀れというか、けったくそ悪いというか ・・・。

 「図書館戦争」や「阪急電車」でも知られている「有川浩」の恋愛小説、「植物図鑑 (幻冬舎文庫)」の第1章にこの花が出てくる。ひょんなことから、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクで、イケメンの「樹(イツキ)」と奇妙な同棲生活を始めた女の子の話。そこには、「花の姿の愛らしさは雑草の中でもかなり上位に入る」と弁護するように書かれている。

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

有川 浩 / 幻冬舎



 さて、今宵、「花はどんな花でも愛らしい」という意味を込めて、「A Flower Is A Lovesome Thing」。「A列車で行こう/Take The ”A” Train」の作者として知られ、アメリカのジャズピアノ奏者、作曲家、アレンジャーであった、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn」の有名な曲。訳はいりませんね。(luscious;薫りがいい)

「♪ A flower is a lovesome thing
   A luscious living lovesome thing
   A daffodil, a rose, no matter where it grows
    Is such a lovely lovesome thing ・・・  ♪」

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 歌姫は「フェイ・クラーセン/Fay Claassen」。1969年生まれのオランダのジャズ・シンガー。最初はダンスとバレーを学んだが、1990年頃からアムステルダムの音楽学校でジャズ・ボーカルを学び始めた。天賦の才は隠せないらしく、在学中に2つの賞を獲得したという。やがてプロ歌手としての活動を始め、多くのジャズ・フェスなどで著名なミュージシャンたちとのコラボも重ね、もうベテランといってもいい30年近いキャリアが積み重ねられ現在に至っている。」。そのハスキーな声は、「アムステルダムのため息」などとも呼ばれているという。

Sing!

Fay Claassen / Challenge



「Fay Claassen / A Flower Is A Lovesome Thing」

          
by knakano0311 | 2017-08-19 13:21 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(104) ~ 暖冬の影響なんでしょうか? ~

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いつものウォーキングの道筋。ずっと早春の花だと認識していたが、「ロウバイ(蝋梅、臘梅、唐梅)」が咲いている。ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で、普通1月から2月にかけて、香りの強い黄色い花を付ける。唐の国から来たこともあり、「唐梅」とも呼ばれ、中国名も「蝋梅」であったことにちなむという。ちょっと早いようだが、暖冬の影響なんでしょうか?

    「蝋梅の香の一歩づつありそめし」 (稲畑汀子)

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こちらは、「ボケ(木瓜)」の花。これも中国が原産で、わが国へは平安時代に渡来したと言われている。ふつうは3月から4月に咲くはずなのだが、「ボケ」というだけに、これも暖冬の影響かなと思って調べてみると、「カンボケ(寒木瓜)」といって、「ボケ」の園芸品種で、11月から12月ごろに咲き出すものがあるという。

    「落日のふと寒木瓜の朱を点ず」  (加藤楸邨)


「A列車で行こう/Take The ”A” Train"の作者として知られ、アメリカのジャズピアノ奏者、作曲家、アレンジャーであった、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn(1915-1967)」の有名な曲に、「A flower is a lovesome thing」という曲がある。そんな曲を聴いてみましょうか。

「♪ A flower is a lovesome thing
   A luscious living lovesome thing
   A daffodil, a rose, no matter where it grows
    Is such a lovely lovesome thing ・・・  ♪」

とまあ、こんな歌詞ですが、多くのミュージシャンにカバーされている。私は、「エンリコ・ピエラヌンツイ・トリオ/Enrico Pieranunzi Trio」の「Ballads」(2006)というアルバムに収録されているバージョンが好きなんですが、残念なことにYOUTUBEにアップされていません。

Ballads

Enrico Pieranunzi / Carrion



かわりに、往年のアメリカのジャズ・ピアニスト、「ヴィンス・ガラルディ/Vince Guaraldi (1928-1976)」のドラムレスのトリオの演奏を ・・・。

Flower Is a Lovesome Thing

Vince Guaraldi / Ojc



「Vince Guaraldi Trio - A Flower Is a Lovesome Thing」

          

そして、「Ella At Duke’s Place」(1965年)から、大御所「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」の歌唱で ・・・。

Ella at Duke's Place

Ella Fitzgerald / Polygram Records




「Ella Fitzgerald - A Flower Is A Lovesome Thing」


          
by knakano0311 | 2015-12-24 14:14 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)