人気ブログランキング |

大屋地爵士のJAZZYな生活

タグ:B・J・トーマス/雨にぬれても ( 1 ) タグの人気記事

バート・バカラックの相棒逝く ~ハル・デヴィッドの訃報~

バート・バカラックの相棒逝く ~ハル・デヴィッドの訃報~_b0102572_2205759.jpg
アメリカの作詞家、「ハル・デヴィッド/Hal David」氏が、1日、米ロサンゼルスで死去したという報道。91歳だった。相棒の作曲家の「バート・バカラック/Burt Bacharach」氏と組んで、数多くの名曲を世に送り出し、その斬新なスタイルの曲は一世を風靡した。たしか、今年の5月には、二人の功績を讃えるコンサートを、オバマ大統領夫妻が主催したばかり、その矢先の訃報である。「バート・バカラック&ハル・デヴィッド」といえば、私たち世代がたちどころに思い出すのは、「ポール・ニューマン/Paul Newman」と「ロバート・レッドフォード/Robert Redford」のコンビが出演したアメリカン・ニューシネマの傑作の一つ、「ジョージ・ロイ・ヒル/George Roy Hill」監督の映画「明日に向って撃て!(原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)」(1969年)の中で歌われた「雨に濡れても/Raindrops Keep fallin' On My Head」であろう。「B・J・トーマス/BJ Thomas」が歌って大ヒットしたこの曲は、第42回米アカデミー賞でオスカー(歌曲賞)を得た。

バート・バカラックの相棒逝く ~ハル・デヴィッドの訃報~_b0102572_23135735.jpg

その他にも、「サン・ホセへの道/Do You Know the Way to San Jose」、「ディス・ガイ/This Guy`s in Love With You」、「遙かなる影/Close to You」、「アルフィー/Alfie」、「恋よ、さようなら/I`ll Never Fall in Love Again」、「恋の面影/The Look of Love」、「ウォーク・オン・バイ/Walk On By」、「小さな願い/I Say a Little Prayer For You」、「世界は愛を求めてる/What the World Needs Now is Love」 ・・・ など、ちょっと思い出せば、メロディや歌詞とともに、たちどころに出て来るようなヒット曲を出し続けた黄金コンビである。ビートルズに代表されるようなロックが大きく台頭してきた時代の中で、斬新な曲作りと話題性でPOPSの王道を歩んできたといえるだろう。

遥かなる影~バート・バカラック・ベスト・セレクション

バート・バカラック / USMジャパン



明日に向って撃て! ―特別編― [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント



私たち世代の洋楽ファンなら、きっと誰もが歌詞もメロディも覚えているに違いない「雨に濡れても」を、オリジナルの「B・J・トーマス」で。

「BJ Thomas - Raindrops Keep Falling On My Head」

          

そして、もちろんJAZZ畑でも数多くのカバー、名唱があるが、オランダの実力派歌手、「トレインチャ/Traincha」のアルバム、「バート・バカラック・ソング・ブック」が、記憶に新しい。55人編成のフル・オーケストラをバックに、情感豊かにドラマティックに「ハル・デヴィッド」のヒット曲を中心に歌う。このアルバムには同じジャケット・デザインのライブ盤もある。

Look of Love: Burt Bacharach Songbook

Traincha / Caroline



「トレインチャ」が歌うのは、これぞアメリカン・ポップス、「カーペンターズ」の永遠の名曲、「遥かなる影」。それをライブから。

「Traincha - Close To You」

          

しかし、やっぱり、「バカラック&デヴィッド+JAZZ」といえば、私は、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」が歌う「恋の面影/The Look Of Love」でしょうか。映画「007 カジノ・ロワイヤル/Casino Royale」(1965)の挿入歌で、オリジナルは、1967年、「ダスティ・スプリングフィールド/Dusty Springfield」が歌って大ヒット。数えきれないほどのカバーがあるのではないでしょうか。このダイアナのアルバムがリリースされたときも、衝撃的でしたね。とびきりの美人で、顔からは想像できない「オヤジ声」というか、びっくりするようなハスキー声、しかもその歌が上手くてムーディで、ピアノも結構上手いときたもんだ。そういえば、ダイアナの旦那の「エルビス・コステロ/Elvis Costello」のアルバムにバカラックとコラボした、「Painted from Memory」という名盤があります。(参照拙ブログ「読むJAZZ(12) ~村上春樹の音楽観~」) 「トレインチャ」のアルバムにも収録されていますが、バカラック作曲、コステロ作詞になる「This House Is Empty Now」が絶品。いや、これは話がそれました。

Look of Love

Diana Krall / Umvd Labels



パリ、オランピア劇場でのライブから。

【 The look of love 】  作曲;Burt Bacharach  作詞;Hal David

「♪ The look of love    恋してるっていう想い
   Is in your eyes    あなたの瞳を見たらわかるわ
   The look your heart can't disguise  心をごまかそうとしても無理ね
   The look of love    瞳に映し出されたその恋の想いは
   Is saying so much more  口にだす言葉より多くのことを
   Than just words could ever say  語っているわ
   And what my heart has heard   そうよ、それが私の心には聞こえたから
   Well it takes my breath away    私の息は止まってしまいそうなの
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

「Diana Krall - The Look Of Love」

          

わが青春のPOPS。これからも、ずっと記憶に残るであろう稀代のソングライター、「ハル・デヴィッド」が逝った。そして、この週末にはバカラックが来日し、東京JAZZ2012に出演する。 

黙祷 ・・・、合掌 ・・・ 。

 
by knakano0311 | 2012-09-07 10:06 | 訃報を聞いて | Trackback | Comments(0)